575.外交政策(読者)



映画「パール・ハーバー」、ロードショー不観劇運動 
                         ふる@鶴川
>日本軍による真珠湾攻撃を舞台に描いた恋愛映画「パール・ハー
>バ」のプレミア試写会が21日、東京ドームで行われ、約3万人の
>映画ファンが観賞した。 
ディズニーの夏のロードショー映画として上映された「パール・ハ
ーバー」。 
米国では上映当初は、鳴り物入りの宣伝で爆発的なヒットになりま
したが、その後急速に失速、予想を下回る売り上げのため、日本で
のヒットを期待しているようです。 
しかし、私はあえて皆さんに訴えたいのです! 
ロードショーだけは、見に行くのを止めよう! レンタルビデオで
、日本軍の戦闘シーンだけみようじゃないか!! 

 この映画、「パール・ハーバー=だまし討ち」の図式となる潜在
的な問題が含まれていることから、日系人団体が映画の内容に抗議
しました。今では、ルーズベルト大統領が対日禁輸で日本を追い込
んだために、日本が対米戦に踏み切るようになった。との反省も生
まれてきていますが、宣戦布告が遅れたチョンボによる、「だまし
打ち」の感情は変わっていません。 
 それはしょうがないとして、どうも、日本の上映では、日本人が
不愉快に思う部分はカットしての上映のようです。これでは、あの
ヒットラーの「我が闘争」で黄色人種は劣等人種の記載をあえて訳
さなかった和訳本と同じではないですか。 
あちらで見た日本人の感想でも、「ムッ」と来るシーンや、人種差
別を感じるようなシーンがあったとのこと。 

 彼らが、彼らの価値観で映画を作成し見るのを批判しませんが、
ハリウッドの古典的手法、昔のインディアン映画で見られたような
、「白人の主人公達が強力・巨大な敵に虐げられるが、最後には完
全と立ち向かう完全懲悪映画。」を恋愛スペクタル映画だと騙され
て、ディズニー社を儲けさせるのも腹が立ちます。 
 そこで、ロードショーでは高い金払って見に行かないで、レンタ
ルビデオで見ようとの運動を提唱するので〜す! 
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Re:映画「パール・ハーバー」、ロードショー不観劇運動 うみ  
>しかし、私はあえて皆さんに訴えたいのです! 
>ロードショーだけは、見に行くのを止めよう! レンタルビデオ
>で、日本軍の戦闘シーンだけみようじゃないか!! 

私はあえて提案します。 
レンタルビデオで見るのも我慢してください。 
レンタルビデオで見たら結局負けです。 
(地上波で放送したら戦闘シーンだけ見るべきです。) 
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(Fのコメント)
うみさん、そこまで言うのであれば、ディズニーの全てに対して、
不買運動すれば、どうですか??ディズニーランドにも行かない。
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国際戦略コラム様
いつも楽しく拝読させていただいています。今回は質問があってメ
ールを送らせていただきました。実は私は今までずっと、民族問題
は一国のみならず地球規模の問題であると考えていました。という
のも民族問題放っておくと難民問題(越境難民問題や受け入れ問題
など)などが生じ、国際社会に衝撃をもたらすと考えていたからで
す。

 しかし、最近「民族問題が生じたからと言って日本には関係がな
い」という風にいわれ、さらに「民族問題は地球規模の問題ではな
いのではないか」という風に指摘されました。よく考えてみると、
現在、世界各地では多くの民族問題が起きています。しかし、それ
はわれわれには多大なる影響はないように思われます。(民族問題
が生じている近隣国はべつですが)そうするとやはり、民族問題は
地球規模の問題ではないのかなと思いはじめました。

 皆さんは、民族問題についてどう思われますか?ご意見を聞かせ
ていただければ幸いです。
                  まゆみ
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(Fのコメント)
民族問題と起こす基盤が明らかになってきています。文化の断層断
面のところには、起こる可能性がある。イスラム文化と他文化の断
面に起こっている。コソボ、フィリピン、コロンボなどがこの例で
す。

それと、アフリカ諸国の民族間紛争、ツチとフツ族の闘争が有名で
す。しかし、このような紛争に介入できるかどうかですね。
介入するとその泥沼化が進行する場合もある。その良い例はソマリ
アへの介入で、米国はこのために民族紛争介入に消極的になったの
です。特にアフリカの問題に対して。

日本はPKOの武器携帯、使用に制限を設けているため、このよう
な民族紛争介入の基礎的準備も無い状態です。日本には民族紛争解
決の手段がありません。よって、日本は世界に向けて、発言権さえ
ない状態です。戦後復興に対しては、ODAなどにより発言権はあ
るが。
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        戦争経験者の光と陰        杉作 
  70年代生れの私の立場からできるだけ客観的に(主にアメリカ
の)戦争経験者について述べたいと思います。 
 まず、その負の面です。いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)
などと言われますが、これには犯罪の被害者だけでなく戦争体験者
も含まれます。また、ベトナム戦争の退役軍人が罹る「在郷軍人病」
なるものも存在します。さらに、第二次大戦末期、広島に原爆を落
とす直前に広島上空の気象観測をしていた米軍の佐官が、戦後十数
年経ってオレゴン州で郵便局強盗を2回起こし、裁判で精神障害だと
認定されました。これらのことは戦争体験が残した一種の負の遺産
だと言えるでしょう。 

 次に、戦争体験が残した光つまり正の面です。医療の進歩も手伝
って本来戦争等で死んでいるような人々も沢山生きている現在です
が、逆に言えば、戦争で生き延びた人達はその判断力・決断力に優
れていると言えます。というのも戦争中その判断力・決断力は命に
かかわることであり、そもそも判断力・決断力に劣る人は戦争とい
う一種の「生存競争」で自然淘汰されてしまう可能性が強いからで
す。このようにして戦争を生き抜いた人達は戦後、その戦闘能力の
高さ(主に判断力・決断力)をアメリカの場合ベンチャービジネス
で、日本の場合高度経済成長で活かしてきました。しかし、戦争経
験者が年を取り、ビジネスの第一戦から身を引くにつれ、経済も
低調気味になってきました。日本の場合、第二次大戦経験者が引退
するのとバブル経済の崩壊、アメリカの場合ベトナム戦争経験者の
引退とアメリカのバブル崩壊とが奇しくも一致していると言われて
います。日本とアメリカに共通するのは、戦争未経験者は主として
「豊かな時代」しか知らないということです。でもこれが一番恐ろ
しいことなのではないでしょうか。 
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先日、小学館文庫の『「歴史・公民」全教科書を検証する』(編著
三浦朱門)を読んで驚いたのですが、扶桑社以外の教科書は学習指
導要領を無視しているようなのになぜ検定に合格しているのだろう?

「近隣諸国条項」に基づく特別措置なのだろうか?
なぜ、文部省は検定で修正させないのだろうか?
分からない。

それとも、文庫の編集でだまされているのだろうか?
扶桑社の教科書の部分は無理な編集をされてないのは分かるのだ
が・・・
他社も採択前に内容を一般に公表すべきであるとあらためて強く感
じました。

うみ


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