560.読者の声



「NASAの大嘘」K.Ishizuka 

昨日6/3こちら中国で大変なドキュメンタリーが放映されました。
NASAの宇宙飛行士の月面散歩は大嘘だったというものです。
ご存知の方も居るのでしょうが、私はびっくりしました。

その証拠として、月には空気がないのに月面に立てた星条旗がはた
めいたり(!)逆光のはずの写真がこちら側が陰にならず、光があ
たって写っていたり、撮影時のレンズの中心にある印が被写体に覆
われている(つまりあとから被写体を背景写真に合成したというこ
と)こと。
また、撮影時の宇宙服では日陰はマイナス200度、日向はプラス200
度には耐えられない。(英語の説明と中国語の字幕だったので、す
べては理解できなかったのですが)
月面に降りたときに宇宙線によって宇宙飛行士の皮膚に損傷がなか
ったなどです。
さらに月面の人や宇宙船の影の位置が、背景写真の影の方向と食い
違っている(これも合成写真を意味します)
また、月面の宇宙飛行士の様子に万一の事故を避けるような真剣さ
が感じられず、とんだりはねたり、車を乗り回したり、遊んでいる
ような印象をうけるなど。
いいかげんなイエロージャーナリズムによるものではなくて、全て
アメリカの宇宙学者や撮影の専門家によるまじめな番組でした。

このNASAの大嘘(本当に大嘘だったとしても)は、国際戦略とは
直接関係がないような感じはしますが、やはり旧ソ連とのミサイル
開発競争に決着をつけ、全世界にアメリカの科学と技術力を見せつ
けソ連に心理的な決定的なダメージを与えたことは事実でしょう。
ひょっとしたら、これだけ技術力に差があれば対米戦はには勝てな
いという圧倒的な印象までソ連に与えたかも知れません。

従って、月面散歩が本当にうそで、それが証明されてしまっても、
この月面散歩が、はっきりうそと認定されても、冷戦の戦略の一つ
として、おそらくアメリカ国民は政府を許すでしょう。
(世界は許さないかもしれませんが)私はあんまりびっくりしてい
ますが、まあ、あくまで一つのアメリカのドキュメント番組ですか
ら、もっと詳しい人がいたら、より真相を教えてください。
==============================
no.510小泉首相への期待へのコメント      kishizuka

今回の総裁選挙を通してやはり、日本のジャーナリズムのレベルの
低さを再確認させられました。
まず、なぜ森首相が辞任したかは、理由は単純で自民党は「森では
参議院戦は戦えない」でしょう。

小泉内閣の高支持率の原因ですが、例によって日本のマスコミの余
りの過熱報道に原因があります。たとえば総裁選以前では、「首相
にふさわしい人」のアンケートでは田中真紀子と石原慎太郎がトッ
プで、小泉氏は確かビートたけしより下位にある結果も有ったと思
います。
それが今回の総裁選報道以降、マスコミが支持率ばかり強調したも
のだから、小泉氏が首相にふさわしい人のトップになり、日本中が
国民性の「一億総XXX」の世界になってしまったものなのでしょ
う。

支持率の中身も「小泉首相を支持する」とするのが80から90%に対
して、「首相として小泉氏が実力を伴う」と考えるいうのが20%台
というのが、いかに小泉氏がマスコミによる人気先行型であるかを
物語っています。
私は再三首相の任期は4,5年以上10年以下にするべきであるとこの
コラムでも主張していますが、いくらなんでも、小泉氏が今まで政
治家として今まで何をしてきたか、を報道しないで中身のない支持
率だけの報道に終始し日本中を巻き込んでしまった、マスコミには
責任があります。

なんというか、今回の首相選挙を外国から見て、プロ野球の実力の
伴わないドラフト1位が日本のレベルの低いマスコミに、人気だけ
、あおられて、直ぐにオープン戦で馬脚をあらわすというパターン
と同じ次元であると感じています。こんな報道によってしか、首相
の人となり、今までの政治家としての実績を知れない国民こそいい
迷惑でしょう。
今後もこのようなレベルの低い日本のマスコミによる政治報道の傾
向は続くのでしょうが、首相にふさわしいかどうかは、今までの政
治家としての実績、つまり一議員として、どんな立法活動をしてき
たか、また、少なくとも大きい政府か小さい政府のどちらの考えを
もっているか、憲法改正する意思があるのかどうか、安全保障、外
交、教育、行財政改革、景気対策にどのような政策をもっているか
、それらの矛盾点や、現実としていつまでに、どの程度実行できる
であろうかを中心に報道すべきで、単に支持率中心報道ではバブル
を煽っているようなもので、中身がありません。やはり日本のジャ
ーナリズムは理詰めのアングロサクソンには遠く及ばないというこ
とでしょうか。

「脱派閥」という報道も、かなり笑わせます。
そもそも森派から小泉氏自身を含め4人、また森内閣から閣僚を7人
引継ぎ、「森派内閣」といってもいい組閣です。
田中真紀子に至っては旧経世会憎しから、小泉氏を支持しているだ
けでしょう。看板を塗り替えただけで、自民党の論理というか森内
閣と半分しか内閣が変っていないのですから、それでも、国民が90%
支持するというのですから・・・・

他にも歴史観の問題でも、靖国神社参拝への記者の質問でも、「参
拝する」か「参拝しないか」という単純な質問だけでなくて、一応
東京裁判で戦争の指導責任があるということになっているA級戦犯も
埋葬されているのですから、東京裁判が不当な裁判であるというな
らば、(私も再三このコラムで主張しましたが)では、日本はGHQ占
領が終わった時点で、植民地主義には免罪の要素があるにせよ、神
風特攻隊で4000人を犬死にさせた戦争指導者には、赤紙一枚で徴兵
された一般国民とは違う要素があるでしょう。それらを日本が自分
で裁判をやり直すべきだったのか、GHQによる戦争指導者(A級戦犯)
の断罪(死刑)が不当であるなら、小泉首相はA級戦犯に戦争指導責
任がなく、例えば天皇にあると考えているのか、それなら、占領が
終わった段階で天皇は退位すべきだったと考えているのか、私個人
は私なりの意見がありますが、歴史観はそれぞれ個人で違うのです
から、首相の考えを聞くきっかけになったと思うのですが。
記者クラブぼけのマスコミには無理な発想なのだったのでしょうね。

また、首相公選制も私は原則は賛成ですが、では国民投票によって
首相選ばれた首相を国民統合の象徴である天皇が任命するというの
は、おかしいのではないかとか、首相公選制と天皇制との矛盾はど
うするのか、とかもう少し考えて質問して欲しいですよね?
なんと言うか今回の総裁選挙の報道を海外で見ていて日本のマスコ
ミはもう少し進歩しろ!といいたくなりました。

今度の小泉内閣でほぼ自民党は参院選で圧勝することは確実でしょ
う。自民党の論理からとても、抜け出しているとは思えない今回の
組閣ですが、これで郵政事業民営化で失敗すれば、どういう手のひ
らを返したような報道をマスコミがするのか、正直言って楽しみ?
です。日本人の理詰めで考えない情緒的な国民性も原因の一つです
が、バブル並に中身のない報道をして、案の定馬脚をあらわすとこ
れまた「一億総xx」でみんなで袋叩きにするというパターンから
抜け出せそうにないようですね。
もう少し日本の特に政治ジャーナリズムもレベルを上げて欲しいで
すね。それが一番の政治改革になるのではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Fのコメント)
kishizukaさんには残念ながら、小泉首相の支持率は上昇している。
日本の政治の既得権益保持者が今の日本をダメにしている。
この既得権益を止める改革をするというので、支持が拡大している
ようです。特に都市の勤労者からの支持は大きいようですよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小泉首相支持率85%に上昇・日経調査
日本経済新聞社が8日から10日にかけて実施した全国世論調査で、小
泉純一郎内閣の支持率は過去最高だった4月の前回調査から5ポイン
ト上昇し、85%となった。不支持率は過去最低の7%だった。自民党
支持率は7ポイント増の48%となり「小泉人気」が政党支持率にも影
響を与えていることが浮き彫りになった。首相が提唱する諸政策を
巡っては、道路特定財源の見直しに71%が「賛成」と答えるなど、
支持する意見が多数を占めた。 
 小泉内閣を支持する人は自民支持層の94%、公明支持層の87%に
達し、民主、自由、社民の野党各党の支持層でも割合が拡大した。
支持する理由(複数回答)は「人柄が信頼できる」が7ポイント増の
55%。以下、「指導力がある」が10ポイント増の42%、「政策がよ
い」が7ポイント増の31%となった。首相の政治姿勢や政策が好意的
に評価されていることが分かる。逆に支持しない理由では「自民党
の内閣だから」が49%と前回同様トップだが、「安定感がない」と
いう意見も27%あった。自公保連立政権の評価も高まっている。 
==============================
ryouma@野村です。
先の5月15日を持って石原都知事解職請求署名集めが終了いたし
ました。
個人的には様々な感想を持っていますが、会としての総括を、過去
アナウンスさせて頂いたところにお送りさせて頂きます。

*************総括**************

3月15日から開始した石原慎太郎東京都知事の解職請求署名がさ
る5月15日をもって終了しました。その結果は石原慎太郎氏を解
職させるだけの法定得票数には達しませんでした。
多くの皆様のご努力とご声援を受けながら,運動の目的を達成でき
なかった点について、今回の運動を始めた私たち石原都知事リコー
ル会議の責任として心からお詫び申し上げます。
今回の運動の結果を充分に受け止めて、その原因を明らかにするこ
とが私たち石原都知事リコール会議がまずするべき事だと考えます。
私たち石原都知事リコール会議そのものの態勢や力量不足、道路交
通法規などの法制面を中心とした確認不足、自治体選挙などによっ
て東京都全域で同時に署名活動ができない日時を設定してしまった
運動の時期、さらには外国籍の住民が意思表示をできないことが分
かっていながら解職請求署名という方法を選択してしまった運動の
方法論などの原因を挙げて、このことについて会として率直に反省
いたします。
しかし,この結果をもって、ただちに石原慎太郎東京都知事の姿勢
が「信任」されたわけではないと私たちは考えます。
署名期間の最終日に受任者になりたいという希望者がいたことや、
署名期間終了後にも署名についての問い合わせがあったことなどか
ら、解職請求署名には協力いただけなくても、「三国人発言」に代
表される外国人敵視の姿勢や「ああいう人ってのは人格あるのかね
」という発言に典型的にみられる弱者切り捨ての政策に批判的な考
えをもっている人々は数多く存在しているという事を解職請求署名
を通じて実感することができました。
最後に解職請求署名活動に協力して署名を集めてくださった受任者
の皆様、署名やカンパをしてくださった皆様、解職請求署名には参
加していただけませんでしたが知り合いに私たちの活動を宣伝をし
てくださった皆様、本当にありがとうございました。

なお、誠に勝手ながらこの文書を持って石原都知事リコール会議解
散の挨拶とさせて頂きます。
2001年6月1日

石原都知事リコール会議
ryouma@野村
==============================
国際戦略コラム 様   山崎です。
小泉内閣メールマガジン  本日より
登録開始。(6/9)
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/index.html

2005年の備忘録に。
INPAKU タイムカプセル21
http://www.asahi-net.or.jp/~cs3m-ari/time/time.htm


コラム目次に戻る
トップページに戻る