534.歴史教科書問題(最終)



歴史教科書問題は止めようとしたのですが、2人の方から、最後に
言わして欲しいことですので、この回で中止します。 Tより
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-- 歴史教科書問題の議論を止める前に、中国、韓国の教科書が、
日本のことをどのように記述し、教えているか教えてください。
それとも、こうした資料があれば、何処にあるか教えてください?
NZの隠居:正畑浩之
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(Fのコメント)
この教科書問題が出てきたのは、中国と韓国の自国教科書と違うた
めに、クレームが来たのです。殆どが、近現代史の部分は、日本が
いかに悪いかを列挙しているのです。

このため、韓国の戦後生まれの人は、日本人を悪い人間であると思
っていたと言います。しかし、現在、日本に来れるようになって、
日本に来ると、日本人が非常に親切でかつ旅館などが綺麗なため、
ビックリしたと言いますね。そして、大の日本ファンになるようで
す。中国はまだ、自由な旅行が許可されていないので、日本の素晴
らしさを多くの人が実感していないようですが。
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教科書要求の「偏向」ぶり               馬借   
韓国政府が出してきた再修正要求・・・。 
彼等の教科書要求の「偏向」ぶりを露呈しましたね。 

「日本は植民地にした朝鮮で鉄道・かんがいの施設を整えるなどの
開発を行い、土地調査を開始した。しかしこの土地調査によってそ
れまでの耕地から追われた農民も少なくなく、また、日本語教育な
ど同化政策が進められたので、朝鮮の人々は日本への反感を強めた」
の記述に対して、「開発がまるで朝鮮住民のためのように歪曲」と
・・・、単に事実を示した部分にこれじゃあ、つまりこれらの事実
を隠蔽せよと?  

「民族の独立を失うことへの激しい抵抗」に対しては「韓国内の抵
抗や反発を縮小」徴用・徴兵による「様々な犠牲や苦しみを強いた
」や、皇民化政策に対する「日本への反感を強めた」に対しては「
日本植民地政策を隠蔽」「朝鮮出兵」という題名が「侵略事実を隠
蔽」・・・・・等々 

止めが、他の「まとも」な教科書に対する同様の修正要求・・・・

結局、自分達に都合のいい歴史観に沿った「偏向」を要求している
に過ぎないって事実が露呈された訳です。そろそろ日本側も、本格
的に怒らないと、どんどん増長させる事になるんだが、毎日新聞み
たいに、「歴史的経緯」を考慮して、筋論で間違った要求を突っぱ
ねるな・・・なんて馬鹿を言ってる新聞もある。 

 そもそも、こういう不当な要求に対して、政府として「前向きに
検討する」なんて言ってるようじゃ、所詮は小泉さんも自民党政権。
「再修正はしない」なんて国内向けに言って、結局外国の言いなり
って前科は自民政権には多々あるし、「別の措置」なんて事になっ
たって、所詮は無茶なゴネで韓国が得したってことになる。 
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青い海です。Tさんが,もうやめにしようとおっしゃっていますが,
最後に一言。

> 歴史の勉強を、青い海さんがする必要があります。昭和18年、
> 欧米と戦っている時期に開いた大東亜会議の出席国はどこでした。
> それは、中国政府の汪兆銘、フィリピン第2共和国ホセ・ラウレル
> 、自由インドのチャンドラ・ボーズ、ビルマ国バー・モウ、インド
> ネシア共和国スカルノ、満州国の張景恵、タイ国ワンワイタヤコー
> ンですよ。このように日本が欧米から独立させた国家やアジアの国
> 家が、一同に会したのです。この地域は欧米の植民地でしたから、
> タイ以外は国家ではないのですよ。戦後にインドネシアやビルマは
> 独立したわけではない事実を知ってほしいですね。日本のアジア開
> 放政策により独立した国家群なのです。勿論、日本軍と地域政府の
> 関係が良かった国家もあるし、上手いかなかった国家もあります。

大東亜会議は,満州に代表される様に,大日本帝国の傀儡政権の
集まりであったものです。これらの国々の参加者は,本当に独立し
た後,追放されたりしているのが多いのが,そのことを雄弁に物語
っています。チャンドラ・ボーズはオブザーバー参加でした。

> 歴史の勉強の2番目、売春婦はどこの軍隊にもいるのですよ。

だからといって,慰安婦が認められる訳ではありません。
旧日本軍の罪がこれっぽっちも軽くなるわけではありません。
悪いことをして,怒られると,
「みんなしてるもん」といって逃れようとする子どもに,親はなん
というのでしょうか。「みんなはみんな,あなたのことを言ってい
るのです」と,反省を促しますね。

米軍のことは米軍なのです。他で追求すればよいのです。
軍隊というのは,この様なことでも不自然な存在なので,軍隊をな
くすことが大切なのではないですか。

軍隊をなくす,軍備を持たないというのは,きちんとした外交をす
るという決意の表れです。ただ軍備を持たなければよいというので
はありません。頭を使った,自立した独立国として,自立したしっ
かりした外交をするという重大な決意が必要です。
残念ながら,武力が必要という人たちは,そのような決意,自信の
ない人たちではないでしょうか。

> 南京の事件は歴史的に決着していない。東京裁判で作られたことは
> 明確です。

日本軍の言論統制によって,隠されていたいただけです。
かわいそうな人よ。そんなことを信じているなんて。

あなたは,私の質問に答えていない。議論をすり替えないで,きち
んと考えてください。

もう一度伺います。
あなたは,南京へ行ったことがありますか。南京市内は平穏でした
,との証言があるのかも知れませんが,日本軍に乱暴された,殺さ
れかかったという証言の方が多数あります。

あの,たくさんの「幸存者」の方々は,いったい何なのでしょうか。
南京の虐殺紀念館のあの折り重なった遺骨は何なのですか。

子どものようなジコチュウはもうやめて,晴れた目で事実を見つめ
,二度と再びあのような過ちを繰り返さない様にしましょう。

愛する日本のために。国際的な日本人となるために。
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(Fのコメント)
南京事件の死亡者数は30万人ですよ。どう殺すかが問題です。
市内と租界が平穏となると、そのような巨大な数を処刑できません。
中国の宣伝でしかないように思います。もう少し、論理的に議論で
きませんか???一部、日本兵の乱暴はあった可能性は否定してい
ません。報告もあるようです。日本軍が組織的に住民を処刑した事
実は、ないということです。それと、中国軍が軽便兵になって、ゲ
リラ活動をした事実も、報告があります。このため、住民のかっこ
をした人が突然、銃で撃ってくるのですから、日本の兵隊も迂闊に、
気を許すことができない状況でした。この場合、不幸なことが起こ
す可能性はあります。しかし、30万人は無理です。相当な準備が
ないとできない。そこを問題にしているのですよ。

満州は日本の権益や生命線と言っていたため、日本人の支配が、
確立していたが、タイはもともと独立国ですから、日本の傀儡では
ないし、戦後も同一王朝ですよ。インドネシアのスカルノは、日本
軍の応援を受けて、戦後再独立し、そのままその政権のトップでし
た。汪兆銘は戦後処刑されています。フィリピンも、政府要員のほ
とんどが戦後も政権トップにいますよ。おおくの大東亜会議のメン
バーが政府要員として戦後のバンドン会議で日本政府の要員と再会
したと報告しています。ビルマの独立もスーチーさんのお父さんで
あるアウンサン将軍が日本軍と共にイギリスから独立させたのです。
この後、バモウが政権を作り、この政権の継続が今の軍事政権にな
っているのです。このように、歴史は正確に見て欲しい。満州や中
国と他国を一緒にして、議論するのはおかしい。

軍隊のない国家は現状ではないですよね。その理由が明確にあるか
ら、そのようなことになっているのです。国家間の紛争は起こる可
能性があります。特に、中国と台湾の紛争は、近いだけに日本は大
きな影響を受けます。特に、石油タンカーの航路は変更する必要が
あるでしょうね。もし、日本に海上自衛隊がなかったら、機雷で、
日本を封鎖されただけで、日本での生活はできないでしょうね。
食糧、燃料のほとんどが海外からの輸入ですから。

それを、知らない現実無視の軍拒否と見えます。現状の中国と米国
、台湾の間の紛争がある限り、夢物語でしょうね。ニュージーラン
ド、カナダのように、周りに仮想敵国がないなら一部可能でしょう
が。
それと、無責任に自立した外交と述べて、その理論が明確でない。
今の日本外交は自立自尊でないし、また外交べたです。その日本に
一番難しい理念外交を強制しているように見える。日本の外交では
無理ですよ。ないもの、ねだり。
もう少し、国際的な目を持った日本人になってほしいですね。
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■日本軍南京攻略「百人斬り」やはりねつ造 
米国人歴史学者が論文 「将校2人の処刑も不当」日中以外の学者
では初の発表 
【ワシントン11日=古森義久】1937年(昭和12年)の日本軍の南京攻
略の際、日本軍将校2人が日本刀で中国側100人をどちらが先に
殺すかの競争をしたという「百人斬(き)り」事件について米国人の
歴史学者がこのほど詳細な学術論文を発表し、この事件はねつ造で
あり、戦後にその2人を処刑した軍事裁判も不当だったという結論
を打ち出した。 
 同論文は「南京百人斬り競争論議=一九七一年から七五年のねつ
造されたまぼろしの戦争の罪意識」と題され、カナダ・トロントの
ヨーク大学の歴史学教授ボブ・ワカバヤシ氏(五〇)によって書かれ
た。三十三ページにわたる同論文は米国の日本研究学術雑誌でも最
有力の「日本研究ジャーナル」の最新号に掲載された。 

 ワカバヤシ教授はこの論文でまず「百人斬り」について日本国内
で歴史家の洞富雄、新聞記者の本多勝一、ノンフィクション作家の
鈴木明、評論家の山本七平の各氏らが七一年から七五年にかけて展
開した論争の内容を詳しく紹介し、点検している。 

 「百人斬り」というのは三七年十一月から十二月にかけ、南京を
攻略する日本軍の行動の一端として毎日新聞(当時の名称は東京日日
新聞)の浅海一男記者らが現地から三回にわたって送った記事で「
日本軍の少尉二人がどちらが先に日本刀で中国軍兵士百人を殺せる
かという競争をして、実際にそれぞれ百六人と百五人を殺した」と
いう趣旨の報道をしたことから、戦後の中国側の南京軍事裁判でこ
の記事をほぼ唯一の根拠として二人を死刑とした、という事件。 

 ワカバヤシ教授はこの事件をめぐり七〇年代の論争や、その対象
となった毎日新聞記事、日本国内の英字紙「ジャパン・アドバタイ
ザー」に掲載された同新聞記事の英訳、南京軍事裁判での各証拠書
類などを点検し、当時の南京での戦争の状態などをも調べた結果、
(1)日本側の当初の報道では二人の将校は南京近くの句容から紫禁
城までの何キロもの区間で「百人斬り」競争が実行されたとしてい
る(2)当初の報道では「百人斬り」の対象はあくまで中国側の将兵
だったが、後の本多勝一氏らの報道ではいつのまにか、一般住民に
まで広げられた(戦争で敵の将兵を殺すことは犯罪ではない)
(3)当初の記事の筆者の浅海記者らは二人の将校が実際に中国人を
殺すところなど、みたことはないと証言し、東京裁判では二将校を
拘留し、尋問しながらも解放した(4)当時の日本軍は日本刀で敵を
殺すことは一般的ではなく、また将校の日本刀はそれほど頑強では
なかった−などという点を強調している。 

 ワカバヤシ教授はこうした諸点を踏まえて、「提示された証拠は
二将校の有罪を十分には立証していない。私としてはこれら証拠を
総合して『百人斬り』事件というのはねつ造だという結論を得た」
と述べ、さらに「事件は虚構であり、二人の将校は不当に処刑され
た」と明言している。 

 「百人斬り」に関して日本や中国以外の第三国の学者がこうした
研究を発表したのは初めて。 
ワカバヤシ教授は米国オハイオ州生まれの日系米人で、カナダの大
学で歴史を教え、日本の近代史を専門としている。 


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