482−2.日本の政治動向



日本の政治状況が、混沌としてきましたので、検討しましょう。
                      Fより

自民党の総裁候補として、小泉さん、野中さん、亀井さんの3人の
名前が出ている。これは、派閥政治ですから、森派、亀井派は連合
で堀派、橋本派に立ち向かわないと勝利はない。このため、亀井さ
んは候補として、名乗りを上げると、森首相は、亀井さんに頭が上
がらない。それはそうで、ボロボロの森内閣を最後まで擁護したの
は、亀井さんです。政調会長としても、それなりに日本の国策を、
リードしてきたと思う。胡散臭い所はありますが???

どうせ、市場と日銀からの不良債権最終整理を、自民党内閣はする
必要があるのですから、公共事業は財政破綻で削減せざるを得ない。
羽田空港の拡張など、採算性がある公共事業しかできないはずです。

財政投融資の貸し出し先の特殊法人の経理がめちゃくしゃだ。返す
当ての無い資金をどんどん使っている。犯罪的だ。このつけを、
国民の税金で払う必要になっているのです。このため、皆様の考え
は、甘いと思う。勿論、この事実を公表しない政府もおかしいので
すが。本来的には、橋本さんが一番適任なのです。

もう、すでに、日本は財政崩壊をしているのです。ここに至っても
まだ、甘えようとしても無理です。1度は、痛みを伴う外科手術を
する必要があるのです。それができるのは、橋本さんしかない。

自民党の地方もガタガタになってきている。福島県のような自民党
王国でもこうですから、農政も失敗ですね。農業の自由化も、する
必要があるのです。農業を魅力ある産業にすることが必要だと、思
うのですが???守りだけでは、農政も持たない。
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武者小路 実靖

桜もそろそろ咲きそうになってきたこの頃、いよいよ次期総裁の
ポスト争いが本格化してきました。いまの所、有力候補なのが、
小泉、野中、橋本、亀井といったところでしょうか。この方々を
評価する前に、まず現政権の反省点を洗い出してみましょうか。

現政権の反省点は、誰もが知っている森総理の失政であります。
経済的なことに関してはすべてが後手後手にすすんだようです。
経済政策面では小渕・野中の積極財政を継続する方針であり、事
実、積極財政論者の宮沢大蔵相を起用しています。では、株価が
40%も下落した原因はなにがいけなかったのか?ひとつには積
極的財政を目指していたのですが、国民の支持がえられなかった
こと、言い換えればマスコミのバッシングの標的にされたことで、
政策が中途半端になってしまったことが挙げられます。 

さてでは、なぜ積極財政が必要なのかですが、日本の経済を簡単
に説明しますと、 貯蓄過剰、生産過剰=需要不足 になっており
ます。これを端的にあらわしているのが輸出中心型の産業構造であ
り、近頃のデフレの話題とも関連してます。紙幣があまり流通せず
、物が売れないからデフレの原因になっているのが私の見方です。
そこで、財政の出番で、国民から吸い上げた税金で再び国民に還元
するのが基本的な考えではないでしょうか?
つまり公共工事を通じて雇用を創出し資金の流れを作ることです。
さらに公共工事は2時的な影響もあり、例えば道路を作るとまわり
にショッピングセンターができたり、住宅を作ることで新たな雇用
を創出します。ところでいまの公共事業は建物中心となっており、
二次的効果は出にくくなっているのは問題となっております。 

さて、最近言われているのが、流動性のわなに陥っているという
表現です。つまり実質金利をどれだけ下げようが市中に紙幣が回
ってこない状態であります。これは銀行の不良債権の問題や日本
人の貯蓄性向の問題であります。不良債権のことはおいておいて
日本人の貯蓄について述べましょう。この低金利でもなかなか銀
行に眠っているお金は動きません。なぜか?50歳以上の貯蓄率
がほかの欧米諸国と比べて非常に高く、この原因はもちろん老後
の不安が一番でしょう。もともと日本は、もしくはアジアは老後
のための貯蓄性向が非常に高いのではないでしょうか?つまり普
段から貯蓄に偏っており、政府が財政で需要を作らないことには、
新たな需要(雇用)を作り出せない。これが日本の財政の基本で
あると私は思います。 

では次の総理大臣は誰が適格者か? 
経済的なことに関しては野中さんを本命視しております。 
小渕政権からの積極財政論者であり、継続を期待できるからです。 
マスコミで本命にされてるのが小泉氏ですが、郵政事業の民営化
ということで、この方はどちらかといいますと小さな政府が一番
であるとの信念を持っておられるのではないでしょうか。 
橋本氏も財政構造改革を目指したことから小さな政府論者です。 
亀井氏は一番私はわからないのですが、量的緩和などの発言をして
いることから政策は継続になるのでしょうか。 

さてさてここからがもんだいです。 
日本のマスコミは経済政策論争が大の苦手であり、わるいことに
バッシング好きの傾向が最近見られます。特に積極財政論者には厳
しい見方で、小さな政府を好む傾向にあるようです。であることか
らして、私見ですがマスコミ対応が上手で、公明党にも太いパイプ
を持っていることから、継続的な経済政策が可能な積極財政論者で
ある野中氏が一番適格者であると思うのですがどうでしょうか?

反論お待ちしております 
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(Fのコメント)
野中さんは、北朝鮮拉致問題で大きな障害に過去なっていた。野中
さんが外交をすると、日本人より北朝鮮を優遇する可能性があり、
この面から、米国や北朝鮮に拉致されている家族の皆様やその支援
者が反対運動に出るでしょうね。このため、参議院選挙の自民党は
たいへなことになりますよ。本来、この人たちは、自民党支持者で
すから、北朝鮮のような共産主義を嫌っている人たちですので、こ
の人たちを自民党から逃がすのは、今でも敗北の可能性大であるの
に、確定してしまいますよ。それでも、野中さんというなら、ショ
ウガナイですね。
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県議会の自民が分裂

 県議会の最大会派である自民党所属議員三十七人のうち、ほぼ半
数の十八人が十六日、新会派「自民党改革クラブ」を結成し、同党
議員会が分裂した。党県連は十七日に所属県議による全員協議会で
県連役員の改選、議会の正副議長候補など議会構成を内定する予定
だったが、協議会の開催を含め今後の推移は予断を許さない状況と
なった。開会中の二月定例県議会は二十二日の会期末を前に、他会
派も巻き込んで波乱含みで展開することが必至。新会派の議員は
自民党を離党しない意向だが、県議会の最大会派の分裂で今夏の
参院選を含む県政界に大きな影響を及ぼすとみられる。
 自民党改革クラブを結成した県議グループは十五日夜、福島市内
で会合を開いた。会合では「党改革を進めるべき」「従来のしがら
みを断ち切るべき」などの意見が出た。最終的には同グループが県
連役員人事で幹事長候補に推していた県議会総務委員長の横山蔵人
氏(50)に今後の対応を一任した。
 横山氏は十六日、あらためてグループの議員と協議し同日午後五
時五十分、県議会事務局に新会派の結成届を提出した。代表には
元県議会副議長の望木昌彦氏(64)が就いた。
 届け出後、横山氏は新会派結成の理由について「党改革のためだ
。(県議の任期の)残り二年間を自分たちの仕事がしやすい環境を
つくることで県民の負託にこたえられる」とした。
 同クラブは当初、望木代表らが記者会見する予定だったが、全員
協議会後に延期した。
 一方、党県連幹事長の植田英一氏(75)、植田氏らが次期幹事長に
推していた県連政調会長の加藤貞夫氏(53)らが福島市内で緊急会合
を開き、今後の対応を協議した。
 自民党県連は十七日、福島市中町の党県連会館で全員協議会を開
き、党県連役員と、連動する議会人事の改選作業をする予定だった。
 自民党改革クラブは全員協議会に全員が出席し、県連役員や議会
ポストを求める方針。その後の対応は、横山氏に一任する。
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政府・与党、羽田再拡張を提案へ
 羽田、成田に次ぐ「首都圏第3空港」を建設する問題について政
府・与党は新しい空港を建設するのは困難と判断し、その代替案と
して羽田空港を滑走路の増設で再拡張する案を近く東京都など関係
者に正式に提示する方針を固めた。新空港建設は都心部からの交通
の便や採算性の面で問題が多いうえ、用地買収などを含めた完成ま
での時間がかかりすぎるとみているためだ。羽田の再拡張が実現す
れば航空発着枠の大幅な拡大につながり、同空港の本格的な国際化
にも道を開く。 
 日本の航空旅客輸送は国内線だけで1999年度実績が約9147万人と
、前年度に比べ4%も増加した。このまま増え続ければ羽田空港を中
心とする国内空港の処理能力は2010年ころに限界に達するとみられ
ている。国土交通省は昨年9月、地方自治体や航空大手3社の代表ら
で構成する首都圏第3空港調査検討会を立ち上げ、首都圏の新たな
拠点空港の検討を開始。同検討会は新空港の建設候補地を公募して
きた。千葉県・九十九里沖のほか東京都・西多摩地区、神奈川県・
横須賀金田湾など13カ所が候補地として名乗りを上げている。


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