475−2.石原知事リコール反対



no.466-2政権の動向について
kishizukaです。

野村さんが私の書いたことを誤解なすっているようなので、
反論します。
野村さんの石原氏リコールには反対です。
私は石原知事の中国をシナと呼び、核武装発言など日米安保体制を
揺るがしかねない点、日本を将来中国との衝突や覇権主義に陥らせ
るを懸念しているので、あって都知事としては、大統領型の政治家
として評価しています。

石原氏は破壊力のある時代を代える型、時代の流れにふさわしい
政治家だとおもいます。
つまりF氏と同じく、内政専門家として外交面に触れない、安保体
制を揺るがせない日本を覇権主義に陥らせないと言う前提で、今後
も活躍していただきたいと思っています。東京の知事と言う舞台は
彼にふさわしいのではないでしょうか。
時代の求めているのは官僚出身タイプではなくて、とりあえず拙速
でいいから破壊力のある政治家ではないかと考えます。

例によって、趣旨がずれますが、こういった国民の気分、基調をつ
くってしまう、日本の世論・マスコミの政権についての報道ですが、
おそらくマルクス主義の影響が色濃く残っていて、反権力がマスコ
ミは特に正義と考えているようです。

1年かそこかで、ころころ、首相・知事を代えることが、もっとも
国益に反するということをもっとマスコミ・国民はまじめに気づい
て欲しいです。

たとえば首相なら、外交の交渉相手となるアメリカの大統領は最低
でも4年普通2期やるので8年です。中国だって一旦政権につけば
それより長い間政権にとどまります。日本の首相は経験において大
差のある相手と常に交渉にあたらなければいけないことになります。

また、アメリカでは大統領就任後90日間はマスコミは大統領を攻撃
する報道はしないという不文律があると聞いたことがあります。
また、クリントンはオーバルオフィスでルインスキーとセックスを
したこれはアメリカの家族観やピューリタニズムからは大きくそれ
るのでしょうが、議会と大喧嘩して、財政改革を行ったことや、
共和党よりの、ルービン、サマーズ等経済閣僚を起用して、不得手
といわれる経済の舵取りをさせ、100ヶ月以上の好景気を維持するの
に貢献したことが今後も大きく評価され続けるのでしょう。
日本で同じことを首相がやったら、スキャンダルのみ報道され、
貢献した点は何も評価されないでしょう。

マスコミがなぜ反権力的であるのかという理由は、
1.マスコミ自体にどの政策・政権を評価するのか自分の価値観が
 ない。
2.マスコミ自体が横並び体質で、隣のチャンネル、隣の出版社と同
 じことを報道、出版してしまう。
3.権力者の揚げ足取りならワイドショーの延長的な視聴率、販売数
 が稼げる。
ということではないでしょうか。

たとえば最近の首相の中でリーダーシップを発揮したと官僚から
評価されるのは中曽根氏です。中曽根氏もようやく最近は新聞や世
論調査から戦後最も日本に貢献した首相として評価されているよう
です。
しかし、彼が首相時代にはそれこそ風見鶏だの田中曽根内閣だの罵
詈雑言しか聞こえませんでいた。日本のマスコミはなんでこうなん
でしょうか?

台湾の国民党より出身者が多い為民進党に対して批判的、とか欧米
言論機関にはユダヤ人が多い為ユダヤよりになるとか、なにか理由
があればまだ分かるのですが、日本のマスコミの大衆迎合主義って
なんだと考えています。だれか何か日本のマスコミの大衆迎合主義
について解説してくれないでしょうか?

もう、今は乱世になっているのですから、政治家が実績をだしても
存命中には誉めないで、死んでからやた「彼は大政治家だった」ふ
う浪花節式大衆迎合主義の型からマスコミ自体が脱却してくれない
と本当に困りますよね。
==============================
件名:石原都知事リコール活動を取り上げて頂き感謝します。  
ryouma@野村です。
先日、国際戦略コラムで石原都知事リコール会議を取り上げて
頂きありがとうございました。m(_ _)m

昨日(3/13)石原都知事リコール会議都庁記者会が午後二時か
ら行われました。
本日(3/14)毎日、朝日、東京、読売、内外タイムスに載りま
した。^^;
長文になりますが、昨日の会見で私(野村が担当した部分)と私が
石原都知事リコールに賛同する(何を今更、共同代表が・・・)理
由をご理解頂くために、このメールをお送りします。
ぜひ、一読頂けますようお願い申しあげます。
*****************************
東京都知事石原慎太郎解職請求署名実施に関する記者会見概要
1、日時 :2001年3月13日(火)午後2時〜2時30分
2、会場 :東京都庁第一本庁舎6階 記者クラブ内
住所 :東京都新宿区西新宿2−8−1(JR新宿駅西口)
3、テーマ: @石原都知事リコール会議とは、
       解職請求署名とは            野村
       A解職署名請求に至るまでの経過    高野
       B解職署名実施概要      加藤事務局長代行
  C解職署名の特徴、争点          片柳
       D共同代表各自コメント          各自
       E質疑応答、その他
******************************

@石原都知事リコール会議とは、
 解職請求署名とは            
D共同代表各自コメント 
         
についてほぼ昨日の内容と、付け足したい事を下記に載せます。

<<@石原都知事リコール会議とは?>>
『はじめまして、石原都知事リコール会議共同代表の野村です。
石原都知事リコール会議とは?
@去年4月9日練馬駐屯地での石原都知事の三国人発言に端を発っ
  し、同氏の過去からの言動や思想的背景に危機感を持った多くの
 人々、例えば私達も参加しましたが、去年9月3日の防災訓練の
 反対デモが同じ日、芝公園を集合地とし銀座を1000人規模で
 行われました。こうした【人権】と言う視点から、彼の差別発言
 に対し痛みを共有する 人や、
A去年8月の三宅島噴火における危機管理体制の欠如、これは先の
 米原潜による漁業実習船えひめ丸沈没時における森首相のゴルフ
 と三宅島が群発地震の中、火山灰が降り注ぎ、溶岩石が飛び三宅
 島島民が全島避難へ向けて動き出した翌日、夏休みを取ったのと
 50歩 100歩と 考えられないでしょうか?
 つまり、都知事の職責の第一義が【都民の生命と財産を守る事】
 とするならば石原都知事は強いリーダーシップと言うイメージと
 は裏腹に何のリーダーシップも発揮しなかった事に気づいた人。
 石原都知事にとっては三原島の噴火の約1週間後に予定されてい
 た9/3ビッグレスキューが余程大切だったのかもしれません。
Cそして去年9/3の軍事訓練まがいの防災訓練を敢行し、戦車に
 乗って銀座を満足げに行進した石原都知事を見て・・・「日本は
 21世紀また、いつか来た道を歩むのか?と戦前の悪夢をフラッ
 シュバックを感じ、危機感を持った人」
Dまた、石原都知事が去年、重度障害者施設を訪れた後に言われた
 【ああいった人に人格はあるのかね?】など、行政上も福祉予算
 の大幅カットに見られるように弱者切り捨ての行政方針に異論を
 持つ人こうした人々が去年7月、インターネットを通じて、勿論
 それだけではありませんが『石原都知事はおかしい!そしてその
 声を行政に反映させるには地方自治法に則ったリコール運動をす
 る以外ない!』と言う呼びかけに集まり、始まりました。
組織も資金もなく、個人が思いを繋ぎながら、バケツリレーのよう
に仕事の合間にチラシを作り、プリンターのある人のところで出力
してもらい、印刷機のある公共の場で印刷をし、様々な集会へ出か
け、ミィーティングを積み重ね、街頭デモや街頭演説などを通じて
様々な出会いを積み重ねて参りました。
多くの方からの励ましや賛同、支援と言う思いを受け取りながら、
ここまでやってきました。
石原都知事リコール会議とは、そうした人権に関心の在る方や、福
祉や戦争問題や平和について、普通の感覚で日常の中で新聞やマス
コミ報道の洪水のような情報の中から、何か釈然としない思いをた
だ、長されずに真摯に正面から向き合った結果生まれたのが石原都
知事リコール会議です。
参加者は自営業者もいればフリーター、大学生、サラリーマンなど
年齢も20歳前半から50歳代まで様々です。
そして、それは何も特別な集まりではなく、一昨年、この都庁で行
われた犯罪被害者支援シンポジュームで石原都知事と警視総監を招
いて講演がありました。
この中で、【欧米に遅れる事20年〜30年の忍従を強いる社会】
が人権意識の希薄さを招いていると報告されました。
こうした【忍従を強いる社会】の中で声をあげる術は持たないけど
、心の中の憤り、釈然としない理不尽さ、そうした思いを抱きなが
らも見ている人々・・・
そうした人々の声にならない声もまた、私達は石原都知事リコール
会議の一部なのだと考えています。
   以上
 』

<> (野村)
『私が石原都知事リコール活動に深く関わり、共同代表に名前を連
ねたのは福祉の問題です。去年、石原都知事が重度障害者施設を訪
れて、「こうした人に人格はあるのかね」と言う言葉に非常に憤慨
しています。
私の父が盲学校や高知県でありますが、重度障害者施設の教諭をし
ていたと事もありますが・・・
”彼が60年の人生で初めて障害者に接した”こうコメントした時
、非常にショックを受けました。
かりにも行政や政治に関わる人間が社会的ハンディを持つ人や弱者
と呼ばれる人にこれまでに接した事が無かったと言う事にです。
彼は誰に向いて政治をこれまで積み重ねて来たのでしょう?
バブル期、この新宿のデパート群はデパート・ルネッサンスと呼ば
れるロココ調やなんかの高級感あふれるリニューアルが行われました。
しかし、車椅子などの為のスロープを着けたデパートは皆無でした。
ようやく、最近高齢化社会で車椅子などを町で見かける事が増えて
きましたが、日本はシェア主義の中、商業ベースに乗らなければ
障害者やそうしたインフラ整備が出来ないのでしょうか?マーケッ
トとして成立しなければそうしたアプローチが出来ないのでしょう
か?
バリアを最初に作っておいてからフリーにするのではなく、ノーマ
ライゼーションつまり、最初から障害のある人もない人も生まれた
ままの姿で、生まれた場所で共に笑い、泣き、感じ、一緒に生きて
いく、そうしたアプローチが何故?できないのでしょうか?
福祉関係では有名な話ですが、約20年ほど前、ある日本の方が
ドイツを訪問してルフトハンザ空港に降り立ちました。出迎えの
ドイツの方は遠路の疲れと、この日本人が高齢だった為、疲れたら
座れるし、荷物も載せられるので車椅子で出迎えしました。
もう、おわかりでしょうが、この日本人は「私は障害者ではない!
二本の足で歩けるのだ!」と憤慨したそうです。
このドイツ人にとって普通の事が、何故?日本人の怒りを買ったの
でしょうか?これはパラリンピックでの海外から選手で来られる人
達は国で仕事を持ち、賃金を稼ぎ、試合後自分らで飲みに行くのに
対して、日本の選手は仕事もない選手が多く、なにか籠の鳥のよう
に見えないバリアで社会と隔たりを作られているような気がすると
言っている理由が見えて来る気がします。
後、20年もすればご存じのように4人に一人が65歳以上と言う
高齢化社会が到来します。
こうした町作りと言う点からも福祉行政について皆さんにも考えて
頂きたいと思っています。
そしてこれは石原都知事が東京への一極集中をすすめる行政とは相
反すると考えている訳です。
日本は戦後、大都市への一極集中によって、これまで続いて来た
三世代家族つまり、子供、夫婦、祖父祖母と言う日本の歴史で長く
続いてきた家族構成が崩壊し、人口の過密は住宅事情から核家族へ
と移行します。
この15年では厚生省のシュミレーションをはるかに越える小子化
が進んでいます。結婚しない男女や子供を作らない夫婦など家族構
成は多様化し、それについて自由選択をどうこう言うつもりはあり
ませんが、これまで私達は家庭の中で誕生や家族の老いと死を共有
する事によって慈しむ心を自然と身に付けて来たのではないでしょ
うか?
石原都知事は先のダボス会議で「首都機能移転計画を私が潰した」
と発言しましたが、一極集中ではない緩やかな地方分権こそが心と
家庭の復興と日本再生に繋がると考えています。
東京へのこれ以上の集中は、日本にとっても東京都民にとっても決
していい事ではないと考えています。こうした点も含めて、石原都
知事リコールについて考えて頂きたいと思っています。
以上です』

上記が昨日の私のコメントに少しの修正を加えたものです。
新聞紙上では外国人差別うんぬんが多く取りざたされていましたが、
それも一つの切り口でしょう。問題は多様性を極めます。
日本の開国と経済と言うアプローチで考えるならばアメリカはレー
ガン時代にレーガノミックスを打ち出して、特にマイノリティや女
性の保護を行い、独立しやすい環境を整えました。これが現在、
全労働者数の1/3がインデペンデント・コントラクターと言われ
る個人事業主となっている訳です。
勿論、この背景にはインターネットを含む通信インフラ整備も見逃
せません。また、こ事は401Kの導入を成功に導いています。
日本はよく石原氏などもサッチャリズム や レーガノミックスに
見られる強いリーダーシップが必要だと言っています。
しかし、後、20年もすれば人口の1/4が65歳以上となり若年
労働者数の減少は海外からの移民にたよる以外なくなってくるでし
ょう。
トヨタ自動車は1998年の時点で期間工などに外国人労働者の
正式受け入れを表明しています。
建設業界は約200万人の若年労働者が不足すると言われています。
この、後わずが10年〜20年先の事ですが、石原都知事に見られ
る差別主義的、監視管理型(新宿にはNシステムという監視カメラ
システムが5億円投入されて導入されます)の行政で、国際化の中
、日本がアジアの中で生き残っていけるのでしょうか?
あくまでも日本はメンバーシップ・モチベーションの閉鎖的な忍従
社会を続けていくつもりなのでしょうか?
イギリスのビバレッジ法を手本にして作られた日本の老人介護保険
ですが、ビバレッジは社会には5つの悪があると説いています。
その内の一つに 
”無知である事”
と言うのがあります。
私達はあまりにも知らされず、知ろうとして来なすぎたのではない
でしょうか?

移民国家のアメリカは大学の初年度にOral Communication と言う
科目が必須で受けなければなりません。(大学によって名称は違い
ますが内容は同じです)これはコミュニケーションについて心理学
的にも内容のあるもので多文化多民族国家の受容生を考えさせらます。
日本は戦後、アメリカから多くを学びましたが、まだまだ学ぶ事は
多いと思います。同様に日本のいい処も多いでしょう。

石原都知事の三国人発言には背景があります。
今年1/4の都庁仕事始めの都知事の挨拶の中で、石原都知事は
中国の李鵬首相が、資料がないので詳しい事は分かりませんが、
『日本は、いずれ中国の一部になる』と発言した事を激しく避難し
ていました。
これに対しての石原都知事のリアクションが4/9の三国人発言や
『中国人を見たら警察へ』等の発言でしょう。
私は国のリーダーの資質とは?そして民族とは?と考えてしまいます。
人種差別撤廃条約にある様に行政の長にある人間は差別を助長し、
扇動する発言をしてはいけない・・・・こうした条文が組み込まれ
ている理由は何でしょうか?
石原都知事の発言で、在日韓国人の方々、中国の方々から批判があ
がり、あるインターネット上でのサイトで中国人が『日本は戦争責
任を取らず、富を作り上げたのだからピッキング強盗をするのは当
たり前だ!』と書き込みがあったりしました。これに対して、ML
に石原都知事の外国人の凶悪犯罪が増加している・・・を肯定する
投稿が成されたりもしています。
お互いに言い合うのなら相手に対して電話で言ってほしいものです。
自分が感情を害したからと言って、国民が自分と同じ感覚であろう
とこれを扇動する・・・・人間の愚かさを感じます。
こうし不幸の輪の連続が国民感情の軋轢を生んで来た事が歴史を見
れば分かる事です。人間や民族・・・そして争い・・・
そして、何故?人種差別撤廃条約が生まれたのか?生まれるに値す
る人間の愚かさがそこにあるからでしょう。
何故?私達はどうすれば、愚かな争いを避ける事が出来るのかを学
ばなければならないとは考えないのでしょうか?
ところでご存じのように私は宗教被害者救済活動を人権問題の中心
において活動している人間ですが、上記李鵬首相の『日本は、いず
れ中国の一部になる』と言う発言は、戦後から創価学会が『立正佼
成会はいずれ創価学会に吸収されてなくなる!』と言っているのと
同じで、人間と言うものを考えさせられます。

ともかく、3月15日から石原都知事リコール署名の開始です。
新宿アルタ前で午後2時からオープニング署名を受付ます。
ぜひ、署名にご協力下さい。
ではでは


コラム目次に戻る
トップページに戻る