468−2.歴史とは何か



461-2歴史とは何かについてのコメント
得丸です。
本を読んでいないのですが、歴史について、ちょっと考えましたの
で、投稿します。ご批判を、、、

歴史とは何か への コメント
「過去」と「歴史」と「記憶」を整理してみよう
過去:実際に起きたこと。事実。現実におきたこと。時間が一方向
に流れること、私たちは瞬間瞬間に変わっていることなどの理由に
よって過去は再現不能である。したがって、過去の事実は全て「歴
史」によって事実であったかのように語られるという制約を受ける
。そこに事実が捻じ曲がる契機が存在している。

歴史:語られる過去。語り手の意向や希望や政治的意図が反映され
た過去についての言説。過去は事実の次元では、たったひとつしか
存在しないのだが、歴史は純粋に言説(言葉、お話、実体をともなわ
ない概念)であるために、お互いに矛盾する異なった歴史(的過去)
が同時に成立するということもある。だから話がややこしくなる。
お互いに異なった歴史を意識の上に刷り込んで(刷り込まれて)しま
った場合、どうやったら、相互理解が深まるのだろうか。みんなも
っと真剣に考えなければならない。

記憶:個人個人の意識の中にある過去の思い出。自分の目で見たこ
と、実際に体験したことを正しく記憶しているときもあるが、自己
の願望や自己欺瞞や記憶喪失や歴史教育(刷り込み)などによって
、過去の事実とは異なった記憶が意識の中に保管される場合もある。
人間の意識というものは、事実と事実でないものとを区別できない
らしい。現実感覚は、現実に存在しないことからも受けるから話が
ややこしくなる(仮想現実)。
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(Fのコメント)
歴史は、政治の影響を受ける。そこには、日本国民の意思が反映さ
れることがある。しかし、歴史は現実の事件をどう解釈するかの
問題ですから、その解釈は、いろいろな取り方があるのです。

そして、その解釈は時代や政権や国民感情の動向で変化する。たと
えば、足利尊氏は、戦前は逆賊であったが、戦後はそうではない。
事実は、同じであるが、天皇絶対主義の戦前は、天皇に逆らうのは
すべて、逆賊でしたからね。

それと、個人の記憶は、歴史にならないらしい。このため、本当の
歴史は、その時代を知らない人で構成された時に、始まるのです。
個人の記憶では、自分に有利に持っていくことになる。
事実は個人に帰属するため、自分の経験があり、その事実の裏が見
えない。この例としては、韓国の従軍慰安婦問題があるが、韓国の
被害者と言われている人たちは、気の毒であるが、日本軍が強制的
に女性を拉致した事実がない。韓国の被害者の親が、日本軍が強制
的に連行したと本人に言った可能性が高いようだ。それは被害者の
経歴をヒアリングすると、その土地に日本軍がいない前から売春婦
をしているなどの事実が出てきたことによる。このため、熱が冷め
た。しかし、日本の新聞はその事実を報道しない。このため、世界
の人はいまだにこの事実を知らない。そのように事実を冷静に検証
することから始まるのです。歴史は。このため、政治的な問題にし
ないことが重要なのです。専門家に任せ、事実なら事実と判断すれ
ばいいのです。

もう1つ、それぞれの国は、その国の見方があり、それを議論する
と、収拾できないことになる。中国の教科書の戦争記事はほとんど
間違えている。しかし、この事実を示すことはできるが、非難はし
ていない.解釈の問題だからですが、反対に中国も日本の歴史に
干渉することがおかしいのです。事実確認も専門家に任せるしかな
いのです。政治が絡むと、これ収拾できなくなる。正常な国家関係
を構築できない。戦後中国は日本に対し、そのような政治的に歴史
を使ってきた。このような関係は正常でない。このことを中国に言
うべきだと思うが、政治家にその技量がない。


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