465−1.水素製造の方法について



燃料電池について
NHKのテレビ放送で、燃料電池の発電に必要な水素ガスの幹線パイ
プライン網に転用できる天然ガスのパイプライン網の敷設状況は、
EUがダントツであると放送されていました。
 
経済的に遅れている思っていた中国も、奥地からのパイプラインが
敷設されているということでした。
日本には、幹線パイプライン網など全然敷設されていないのに!
日本は、景気対策に失敗して、奈落の底に向かっている状況から
脱出できず、諸外国に遅れをとってしまったと落胆しておりました。
しかし、元気が出る北里大学の田口文章教授のホームページをみつ
けました。日本が目指しているゴミの循環型社会と、エネルギー戦
略を一本化させて進められる可能性があることが掲載されています。
是非ご覧あれ!

http://tag.ahs.kitasato-u.ac.jp/tag-wada/noframe/l085.htm
http://tag.ahs.kitasato-u.ac.jp/tag-wada/noframe/e016.htm
http://tag.ahs.kitasato-u.ac.jp/tag-wada/noframe/e017.htm

tanaka
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(Fのコメント)
水素を電気分解ではなく、水素生成酵素で得るというアイデアは、
面白いですね。ゴミを酵素分解して水素を作ることができれば、そ
れは価値がある。しかし、この時もCO2は出るのでしょうね。
それと、どれだけの水素が確保できるか、明確でないのが問題です。
アリゾナの砂漠でSTARが太陽光発電をしているのですが、これ
は光を1点に集めて、そこの温度を数千度にして、その熱で水を沸
騰させて、タービン・エンジンを回す方式です。これだと熱効率が
いい。このような太陽光発電はあるのでしょうね。砂漠向き。
砂漠の近くの海まで送電して、そこの海の水を電気分解して、水素
を得て、それを、日本まで水素タンカで運ぶ。

このため、依然メインは、風力発電か太陽光発電ではないかと思う
のですが。石油の改質やエタノール改質などよりいいはず。また、
ゴミ酵素分解法も、量的な面で限界があるのでしょうね。研究は必
要ですが。地球温暖化を防ぐことも検討する必要があるため。

ゴミを分解して、エタノールやメタンやブタンを得たほうがいいの
ではないでしょうか。将来石油自体が枯渇しますから、その代わり
になるプラスチック類の原料をゴミから精製したり、プラスチック
自体の再利用をする。しかし、プラスチックは劣化するため、一度
メタノールやブタンなどにしてから、再度プラスチックを精製する
ことになるのでしょうね。

この方面に詳しい方の投稿をお願いします。


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