451−2.白鳥論への反応



>>「431−1.資本主義の終焉について」に対するコメントです。
>>TAKAHASHI
>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>ご質問されている内容がよく理解できないのですがーーー白鳥

1. 以前の補足

「資本主義」とは、ある学術体系を通して垣間見たときの、1つの
社会状態に関する解釈にすぎません。

違う学術体系からは「資本主義」というもの事態見えません。

例えば、プトレマイオスは、地球を宇宙の中心に据えて世界を考え
ました。
一方、コペルニクスは、太陽を宇宙の中心に据えて世界を考えまし
た。つまり、「地球は太陽の周りを回っている」ということです。
両者の議論は、違う学術体系を通して垣間見たので、違う議論を演
じることになりました。
コペルニクスの時代にも、地球中心説を唱える人々は存在したよう
ですが、しだいに消えていきました。
なぜでしょうか?
この時代から現代にいたる間に形成された学術体系からは、地球中
心説は見えてこないからです。
(注:この例には注意が必要です。)

私には、「資本主義」の土台である学術体系事態が腐り始めている
様にしか見えません。
よって、「資本主義」の議論は、言葉遊びにしか過ぎない。
例えば、社会科学系の教授が行う「幸せな」講義でしかない。
(皆が幸福を感じているとは思われないが。私は、大学の教官ほど
世界を軽視している人間の集団に会ったことがない。
しかし、彼ら・彼女らが皆、世界を重視し始めてもつまらないであ
ろう。)

2. 白鳥氏への注文
「今の学術体系」、「日本」等を土台にしか議論をされていない
「資本主義」の議論は、「日本の資本主義論」でしかない。
極論を言いたいのならば、この「今の学術体系」、「日本」等の
土台を「破壊」もしくは「踏み越えた」領域で議論されるべきでは
なかろうか?

白鳥氏の議論は、「何処かで聞いたことのある」議論であって極論
でも何でもない。私の読めない、「深み」、「覇気」等が内在して
いるのかもしれないが、少なくとも、私にはあまり感じられない。
物事を議論するとき、「縦軸(歴史)」と「横軸(構造)」が必要
になるのではないだろうか。
白鳥氏の議論は、浅い横軸があるのみで、縦軸は感じられない。
例えば、縦軸の解釈には、

1.歴史的流れの中での現代の解釈
2.過去から見た現代の解釈(過去を現代と見たときの未来の解釈
  に相当)
の2つは最低欲しいものである。

白鳥氏にお願いするのは、この2軸踏まえての議論をして頂けない
であろうか。つまり、資本主義の歴史と構造に対する氏の論説であ
る。
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こんばんわ。始めてお便りします。”ちい”申します。2月13日
に掲載されたcaosさんの白鳥さんへの文章について、質問がありま
す。caosさんがほんの走り書き程度に記していたことであるし、
caosさんの主張を鑑みるにピンボケな質問であることも分かってい
るのですが、どうしてもお聞きしたいと思いましたもので。
すみません。
<私の結論は、近いうちに人類は宇宙にでるということ。その先も
私は理解していますが、それは今ここではなすことはないでしょう>
という箇所。caosさんは人類が宇宙に出るということを確信されて
いるようですが、それは「逃避」すなわち、地球がどうしようもな
い状態に陥ったための手段としてなのか、それとも、「前進」すな
わち、地球における人類の役割を確立したうえでの飛翔であるのか
、そのどちらなのでしょうか?人類は宇宙に出る前に倫理面におい
て精神的に崩壊してしまったりはしないのでしょうか?人類は宇宙
に出て行ける程に大人になっているのでしょうか?宇宙に迷惑をか
けたりしないのでしょうか?(無知をさらけ出している質問ですね
)ご教示頂ければ幸いです。


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