439−2.北朝鮮の動向



北朝鮮の今後を占うキー・ポイントは、金正日から金正男への権力
移行であろう。北朝鮮の権力を3代の世襲で、渡せるか??
今、北朝鮮の一部に配給制度が復活している。これと引き換えに、
旅行やヤミ市場は規制させれ来ている。この配給物資のほとんどが
、日本・韓国からの援助物資であるのです。

この援助物資だけでは、まだ北朝鮮は、国民生活に必要な物資が足
らないために、2年間の有効期限付きで、一部地域の経済開放を実
施したのです。これは、取り込み詐欺を再度、行う可能性があり、
まともな日本企業は行かないと思うが、北朝鮮の制度は2年の有効
期限があることで、2年後の時点で中止もありえるのですから。

韓国はすでにこの開放地域に企業を出している。しかし、電力支援
では、とうとう韓国も頭に来たみたいですね。北朝鮮援助で北朝鮮
がわがままを言うのですから、韓国としては、自国経済もおかしい
状態で、北朝鮮の支援をしているのです。国民も金大中大統領の考
えがわからなくなっている。自国より北朝鮮の方が重要なのか??
と支持率も下がっているのです。

米国は、北朝鮮の締め付けをしている。CIAが北朝鮮を監視状態
に置いている。今後、人権問題等で、援助・支援を締め付けること
になると思う。

このため、北朝鮮はロシアに活路を見つけようとしている。米国は
敵になることが明確であるから、仕方が無い選択でしょうね。
==============================
初の南北電力協力実務協議は物別れ  
 韓国側に電力支援を要請している朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)の電力事情を探るため、平壌で開かれていた第1回南北電力協
力実務協議は10日、双方の主張の隔たりが縮まらないまま物別れ
に終わった。北朝鮮は従来通り早期の支援を求めているが、韓国側
は国内の世論や経済状態から簡単には応じられない現状だけに、
慎重な姿勢を崩していない。
 韓国同行記者団によると、韓国側は協議で、北朝鮮の全般的な電
力事情の把握を急ぐ必要があると主張。その上で(1)南北が各7
―10人の共同調査団を構成し、南北を相互訪問する(2)発電、
送配電などで資料調査もする(3)「発電」と「系統・送配電」の
2つの実態調査班による現場調査――などを提案した。北朝鮮側は
、電力支援を前提とした技術的な問題の検討から始めるべきだと訴
えた。(2/1019:24asahi) 
==============================
2001/02/08−09:43jiji
 北朝鮮は依然脅威=外交攻勢は生き残り戦略−CIA長官 
  【ワシントン7日時事】米中央情報局(CIA)のテネット長
官は7日、上院の情報特別委員会で証言し、朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)が韓国と対話を進め、国際社会へ積極的に関与しよう
としているにもかかわらず、同国が米国や韓国の国益に与えている
脅威が大幅に減った事実はないとの見方を明らかにした。 
==============================
金総書記の訪ロは4月17―18日 外交筋明かす  
 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記のロシア公式
訪問日程が、4月17―18日で固まった。外交筋が5日、明らか
にした。金総書記の訪ロは、2000年7月のプーチン・ロシア大
統領の北朝鮮訪問の際に合意され、両国の事務当局が日程調整を続
けていた。両国は今後、固まった日程に沿って訪ロ準備を本格化さ
せる。
 訪問地はモスクワ。公式発表された限りでは金総書記が中国以外
への外国訪問をするのは初めて。1月の中国訪問に続いてのロシア
訪問で、懸案となっている韓国訪問や米国のブッシュ新政権との折
衝に向け、友好国との足場を固めておく狙いとみられる。

 ロシアのロシュコフ外務次官(アジア太平洋担当)は先月末、「
両国の最高レベルで合意した」と述べたが、具体的な時期は公表し
ないとしていた。訪中の際も事前に日程は公表されなかった。
(1/606:54asahi) 
==============================
2001/02/08−11:36 jiji
 日米との関係改善必要=金総書記が発言と韓国紙 
  【ソウル8日時事】8日付の韓国紙・京郷新聞によると、朝鮮
民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日労働党総書記は1月20日
に北京で行われた中国の江沢民国家主席との首脳会談で、「中国と
は永遠の友好同盟関係だが、米国や日本とも関係を改善する必要性
を感じている」と述べた。中国が韓国に提供した中朝首脳会談対話
録の内容として報じた。 
==============================
2001/02/11−20:18時事
 北朝鮮、中国式改革路線は取らず=西側の見方に反発
−朝鮮総連機関紙 
【ソウル11日時事】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙
・朝鮮新報の最新号(9日付)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)が中国式の改革・開放路線を取らず、独自の道を進むと分析し
た論文を掲載した。 


コラム目次に戻る
トップページに戻る