425−3.読者の声



Fせんせい  
先生のような方が教科書を書けば、いまからの日本も
少しは安心できるのです。
無学歴な私の脳がドンドン吸収するのですから。

          間もなくリストラの大阪の池口 45歳
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(Fのコメント)
お褒め、ありがとうございます。T君に言って、先頭にしてもらい
ました。今後もご支援お願いします。
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414−3.暗黙の世界標準化について、感想。  
大下さんの投稿「暗黙の世界標準化」について読んでいて、思った
ことを述べさせて頂きます。

たしかに、考えることなく受け入れさせられるグローバル化は、
かなり大きな問題があるように思いました。
そして、そのような高次元の問題だけでなく、私が日頃から思って
いることに、アメリカ映画や文化の進出による、各国の若者意識、
あるいは、思考パターン、行動が潜在的に受ける影響や、英語が世
界的に標準語のように使われるようになってからの、意識変化とい
うのも、なかなか無視できない影響力があるということです。

私はロシアにおり、演劇批評の勉強をしております
手前、そういう文化面中心に目が行ってしまうのですが、もちろん
、ソ連崩壊後10年以上たとうとしている
ロシアでは、その影響をいろいろなところに見ることができます。

どうしても、社会主義国家だったときの悪い面を強調して見られて
しまうロシアですが、この国の文化程度は以前から、想像以上に高
く、特にある程度の教養ある人の読書量は、崩壊前は驚くべきもの
でした。

しかし、今ではさまざまな娯楽や、程度の低い活字情報が増えたせ
いもあり、特に若い層の読書離れが深刻で、モスクワを例に取りま
すと、中学生レベルの自国語の国語の作文さえ、まともに書けない、
学力の低下は、かなり深刻なようです。

ソ連時代は、全体に貧しいながらも失業者がほぼ存在しなかったと
いう話です。
崩壊後に、多くの人々が、国営企業が停止してしまった関係もあっ
て、失業してやることのない若者を、マフィアなどが組織化、軍隊
なども、ある面、失業対策のような役割をしているくらいになって
しまったようです。

また、もともと、学費というものの負担もなく、(現在も奨学金制
度が行き届いているので、学費を払うのは、一部の金持ちで一般庶
民の子は、わずかながら、奨学金のようなものを受け取っているよ
うです)
教育費という概念が、ほとんどなかったようです。(今は小学校の
差別化が進み、親が裏金で入れて、たまに逮捕されたりしているく
らいモラル低下)

そんな中、クラシック音楽の愛好家や、文学好きの人たち、演劇な
どでも、もちろん、ある程度都市の規模にもよりますが、かなり誰
でも行ける価格で提供され、(現在もその伝統を守っているところ
が大半ですが、そのために芸術家は厳しい生活をしているのです)
あらゆる分野でかなりレベルの高い娯楽、情報、出版物を保ってい
たようです。

しかし、アメリカの文化が入ってくるようになって、もちろん、
いい面もあるわけですが、かなり若者の意識に混乱が生じ、特に著
しい問題としてドラッグの使用、性的に自由になり過ぎたために
10代の妊娠件数が異常に増え、また、貧富の差の拡大による疎外
感、失望感、あるいは、国外脱出希望者が年々増えて、ロシア人の
間の団結心や国に対する誇りが、かなり失われてしまった現実が
あります。

悲しいことに、アメリカ崇拝者が増えたわりには、ロシア人は英語
がかなり下手な人がほとんどで、教養ない若者のできる言葉は、例
の「F・・k YOU]など、低俗極まりない下劣な言葉くらいな
のです。
まったく残念なことです。
そして、ロシア人もけっこう西欧人に対するコンプレックスを持っ
ていることも多い。
もちろん、これは金銭問題や社会問題に起因するものです。
彼らの良き伝統を失って、物質的なものに流れつつある若者の姿に
は、ときどき喪失感さえ覚えます。

それでも、多くの人は、いまも自国の言葉を愛し、演劇やバレエ、
オペラなどの文化を金持ちの贅沢としてでなく、普通の娯楽として
楽しんでいます。
それはとても幸せなことだと思います。
その国、その国による独自の強み、長所を経済的な損得勘定に関係
なく、失わないことが、強制グローバル化に対抗する一つの手段か
もしれないと思っています。

また、その国固有の言語へのこだわりを忘れないということで、私
が実践していること。

英語圏以外に旅行したときには、必ず現地の言葉を、最大限尊重し、
下手でも、ある程度は使ってみることにしています。
「こんにちは、ありがとう」だけでも、こちらを見る目が変わって
きますし、相手もこちらの言うことを理解しようと努めてくれます。
「あの国は英語が通じないの!」なんて言う必要はありません。
英語がだめなら、他の言葉で行けばいいだけです。カタカナ読みで
もいいのです。要は語学力より、人間、度胸かもしれませんね。

それでは また  東 知世子 
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(Fのコメント)
ロシア事情がわかりますね。日本語も大切にする必要がありますね。
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旧ザイール(現今後民主共和国)についてのコラムでしたが、
この国を「コンゴ」と略すのは適切なのですか?
この国が「コンゴ」を名乗る前から別の「コンゴ」もありますし、

うみ
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(Fのコメント)
カビラが大統領になって、ザイールからコンゴに名称変更していま
す。このため、普通はキンシャサ・コンゴというのが正確なのかも
しれません。
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得丸様へ  

あったかいの、ひとつ。
閑ずかさや 岩にしみいる 蝉のこえ
        寒中お見舞い申し上げます
               大阪 IMO
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420−1.観念、道教などに対して  
ITはあくまでも道具ぞ
おくのほそ道
月日は百台の過客にして、、、、、、、、、、、

草の戸も住み替はる代ぞ雛の家
表八句を庵の柱に掛け置く
閑かさや 岩にしみいる 蝉のこえ

、、、、、、、、、、、、枯れのに夢はかけ巡る
IT通信の次は 念力通信ぞ
芋「蔓」の芋でした
                   IMO
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感謝いたします。  
419−1.新世紀には拭い去りたい三重の「闇」に対し
久保憲一教授のコラム、心から感動しながら拝読いたしました。胸
が透くおもいです。少数のオルグに振り回される国民一人一人にも
問題があるのでしょうね。有り難うございました。

出戸
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2001年1月24日(水) 22時5分 
<コンゴ共和国>ジョゼフ・カビラ少将が24日新大統領に就任
(毎日新聞)

 暗殺されたコンゴ民主共和国のカビラ大統領の息子、ジョゼフ・
カビラ少将が24日午後、新大統領の就任宣誓を行う。これに先立
ち23日、首都キンシャサの人民会議堂で大統領の国葬が執り行わ
れ、ジョゼフ氏が喪主を務めた。既に大統領代行としての役割を果
たしてきたが、これで新体制が正式に発足する。 
[毎日新聞 1月24日] 


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