413−1.地方分権の人材について



地方分権が叫ばれる今日、大卒者は地元(地方)に帰らない。
理由を簡単に言えば「職」が無いからだ。
なぜなら、市役所は人を採用しない。土建屋は、大卒を取らない。
つまり、結果として地方には、カス(規準は偏差値とする)ばかりが
残ってしまう。地方分権を成す上で人材は必要不可欠にも関らず、
権力の地方分権だけを語るのはどうだろう。
知識(人というソフト)の中央(大都市)集中という問題があるような
気がするのですがいかがでしょうか?
意見を聞かせてください。
せな
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(Fの見解)
農業政策の失敗によって、地方に職がなくなったのです。農民保護
のため、都会人には、農業ができない。企業が農産物生産ができな
い。このため、職が農村にないことになる。当たり前ですよ。農家
の生産性は上がらないから、農家を継がない。農家が企業努力をし
ない。保護されているから、生産性向上施策もしないで済む。

それでも、かすかすで食っていける。誰の農業か分からない。農家
も貧しくなっている。農協職員や農林水産省のお役人のための農業
になっているように思う。もう少し、規制緩和して農業をオープン
にするべきだと思う。しかし、自民党などの農村政党が既得権益を
守るためどうしようもない。農村は、自分の既得権益を守るため、
益々、貧乏になっていくことになっている。

この矛盾があるため、長野県の田中知事のような知事が出てくる
基盤が出てきたのです。もうそろそろ、政党も気が付くべきですよ
ね。

 日本は90%程度農産物を輸入しているのですから、日本で企業
に農産物生産をさせれば、値段の高い生産性向上された作物を作り
、そして、そこに働く労働者が必要になり、かつその農業技術を研
究する大学卒の人も必要になるのです。

 企業誘致も工業ではなく、農業ですから、その土地の適作が分か
るので、その分野の企業に声を掛けられることになり、その分野の
一大産地にもなることができるようになる。自由な発想と自由な人
が参入できる農業が必要なのだと思う。一番国内自由化が必要な分
野が農業でしょうね。農業も市場競争社会にする必要があるのです。
保護するから、農村に元気がないのです。皆が死んでいるのです。

元気にするのは簡単。補助金を止める。すると、企業意識がある人
が企業努力をして、いいものをつくり、規模も拡大するのです。
他分野からもこのような企業人がでてくる。そして、農業を魅力あ
る分野にする努力をするのです。政策は簡単なのですよ。皆がやら
ないだけ。私は、テキサスの農業を見たが、合理化が進んでいる
農業は、高収入であると思っている。日本もその農業はできると考
えています。

しかし、現在、それをしないでいい人材を要求しても埒がない。


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