402−3.北朝鮮の政策について



(Fより)
韓国の現代は、グループ企業の不振、特に現代建設の倒産1歩手前
により、北朝鮮に年間数億ドルの資金を供与する計画であったが、
実行できないようだ。金剛山観光は、年間5万人の参加がないと、
採算がとれないが、2万人しか観光できなかったようだ。このため
、北朝鮮への払いができないことになっている。そして、現代グル
ープ全体でも、資金が不足しているため、この観光事業の穴を埋め
ることができないでいる。この影響は、北朝鮮として、非常に大き
いようだ。外貨がほとんどない状態で、現代の資金が頼りで、軍備
の近代化をしていたのですから。ロシアから新型装甲車を30台?
調達している。その他、中国等への決済もあり、その決済が出来な
くなる可能性がある。

そして、次期米国政権は、北朝鮮との合意を変更する方向で検討を
開始した。軽水炉から石炭火力発電所に変更する。このため、石炭
鉱山からその原料となる石炭を回す必要が出てくる。今、電力事情
がきびしいので、折り合う可能性はあるが、現代の支援もなし、か
つ他に回していた石炭も電力に回す必要がでて、今後の北朝鮮経済
に大きな試練が待ち構えているようだ。

 そして、このためまたもや日本からの資金援助がほしいのに、そ
の方法がないため、いつものように、日本を非難し始めている。
北朝鮮の苦しい状態がそのガナリ声で判断できる。もう少しすると
北朝鮮から拉致カードを切らざるを得ない状況になるでしょうね。
今年中に解決か??金正日委員長どうします。
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「必ず補償獲得」と北朝鮮 今年も厳しい対日姿勢 
 【北京3日共同】朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)の労働党機関紙「労働新聞」は3日、世界で日本だけ
が過去を清算をせずに新しい世紀を迎えたと批判し「われわれは
20世紀に受け取れなかった謝罪と補償を新しい世紀に必ず受け取
るであろう」と強調した。 
 北朝鮮は昨年10月の日朝国交正常化交渉本会談以降、これまで
以上の激しい対日批判を続けているが、新年早々の対日批判は北朝
鮮が今年も厳しい対日姿勢で臨むことを示した。
 1/3kyoudou
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対北朝鮮軽水炉支援、石炭火力に切り替え  日経
 【ワシントン5日=春原剛】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の核開発疑惑の解消を目指し、米国が北朝鮮と1994年に締結した
「米朝枠組み合意」について、ブッシュ米次期政権が大幅な見直し
を検討していることが5日までに明らかになった。複数の次期政権
関係筋によると、46億ドルを投じて2基の軽水炉を北朝鮮国内に建
設する計画を変更し、石炭火力発電所建設に切り替える案が有力だ
が、北朝鮮側が反発する可能性もある。多額の資金負担を表明して
いる日本も対応を迫られよう。 
 この合意では米国などが設立した「朝鮮半島エネルギー開発機構
(KEDO)」が2003年までに北朝鮮に2基の1000メガワット級軽
水炉を建設する。ただ、資金不足などで完工は2008年以降にずれ込
む見通し。北朝鮮は完工が遅れた場合の措置として経済的補償を求
めており、これが新たな摩擦の火種になるとの見方が出ている。
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Summary 

South Korea’s Hyundai Group has warned that it may not be 
able to make payments to North Korea for its Mount Kumkang 
tourism project, the flagship effort in engagement between 
South and North Korea. Hyundai’s problems are indicative not 
only of broader troubles in South Korea’s economy, but also 
a global economic slowdown. Because Pyongyang has made its 
opening to the world contingent on financial gain, 
reconciliation on the peninsula could fade without a quick 
turnabout in the South Korean economy.   


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