389−3.日本人に対する外部の評価



得丸です、

短いですが感想をお送りします。

日本人に対する外部の評価を議論することもできますが、同時に
日本人が日本人自身を内部的に評価することも大切だと思います。

論語や孟子では、反省、自分を省みる、ことが何回も説かれます。
そのほうが口さがないか、事情をよく理解していない外部の評価よ
りも重要でしょ。

論語の学而4には、こうあります。
 曾子曰く、吾は日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠な
らざるか。朋友と交わりて信ならざるか。習わざるを伝うるか。

このような反省を、国籍や人種や民族や階級や立場に関係なく、
あらゆる人と付き合うときに行うのです。そうして、常に仁や義や
礼や信を信条として生きる。自分の心をまっすぐにして生きる。

とにかく今のこの一瞬一瞬に仁義を尽くし、礼をもって、道理をわ
きまえて、自分のことを後回しにして、世界とつきあえるかという
ことが一番大切だと思います。

相手が礼を守らず、仁をわきまえず、横暴を尽くすようであれば、
その時には、毅然とした態度で戦うということも忘れてはなりませ
ん。

ひとことで言うと、仁智勇の実践ですね。
くわしくは 266−2.ボーダーレス時代の行動哲学 をご参照く
ださい。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak2/1208232.htm
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干し柿仙人です

昨日(12月14日)私のホームページ
(http://www.asahi-net.or.jp/~zj7t-fji)
にも転載したKobe Shinbun Gラフの記事を転載します。
LI大好きというニューヨーク在住の日本人の記事です。
12月9日のものです。

ここから−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この国の良い所は、良いものをどんどん柔軟に受け入れ、取り入
れて行く所だと思います。
 私が日本人だというと相手の方は、おおむね好意をもって接して
くれます。日本に行った事があるという人は、ほとんどの人が良い
印象を持ってくれています(もちろん社交辞令も随分含まれている
のかもしれませんが)。
 でも、「行ってみたい」とか「もう一度行きたい」と言う人はい
ても「暮らしたい」と言う人はあまりいません。
 日本には、この国に比べて自分と違う物を受け入れる(あるいは
、取り込む)姿勢が基本的に乏しいのではないかと思うのです。
だから「観光にはいいけど住むにはね」となってしまうのではない
でしょうか。
 もちろん何でもかんでも取り入れればいいというものではないし
、良いものとそうでないものとを見極める事が大切なのは言うまで
もありません。でもそうした事を踏まえた上でなお、柔軟でいられ
たら日本はもっともっと素敵になれるのではないでしょうか。日本
人にとって、そうでない人から「日本で暮らしたい」と言ってもら
えるのは、何よりの誉め言葉だと思います。
 私は日本という国の素晴らしい部分を、そしてどんなに私が日本
が好きであるかという事を、日本から離れる事によって気づかせて
もらったように思います。それを教えてくれたこの国も大好きです。
ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

どんどん日本の主張をすればよいでしょう。なぜしないのでしょう。
なぜ日本人は国際社会ではプレヤーでなくキャディーなのでしょう。

既に私の調査では、日本人が日本という国を他の国よりも優れた国
であると、「国民を洗脳している」とまでいっている外国人も見つ
かりました。上の記述のように日本人の閉鎖性を指摘する声は枚挙
にいとまがありません。

事実を見れば、日本は”ドイツが行なうことのできた賠償を棚上げ
にし、その結果、主張を恐れ、いつまでも人の後ろについていくだ
けの情けない国”であることがわかるはずなに、先入観だけで判断
しようとする人々(T.K氏、F氏)には、事実を見る事ができな
い。あなたたちの主張に裏付けはわずかしかありません。
つい先日マレーシアが海賊対策にと日本が提案した船舶の派遣を断
り技術協力だけにしてくれといった事実はT.K氏の提出した事実
とは違う世界があることを示しているでしょう。

本当に日本が国際社会で一人前の国として認められるために、主張
したらどうでしょう。その時思い知るのは、日本の”汚なさ”のは
ずです。

WashingtonPostをご覧なさい、中国は対等な国として扱われている
のに日本の記事ときたら、オウム(アレフ)問題、文京区でおきた
女児殺害事件に対する”気持ちがわかる”という主婦たちの声、
経済改革について日本に他国がレクチャーをしたという記事、日本
では相変わらず英語が使えないという記事、政府サイトのハッキン
グ、サミットに同伴しない婦人たち。

The Japan Timesをご覧なさい。日本の新聞の視野の狭さを思い知る
はずです。
それが、日本の国際評価です。

F氏に、
私にはあなたが理解できます。あなたには私が理解できません。
それがすべてです。勝手に人を洗脳する前に、事実をみつめたらい
かがですか?
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(Fのコメント)
干し柿仙人さんは、日本人の評価は低いといいたいのは分かるが、
その対策がないので、議論として成立していない。
成り立たせるためには、日本人の評価が低いから、日本はどうする
べきかを提案しなければいけません。それをしないと、子供が拗ね
ているだけと見えます。ダダッコ。どうか対案を提案してください。
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T.K生於サイゴンの意見について少し
僕の考えを述べてみたいと思います。
しかし日本が悪いことをしたのは事実であるので、それを教えるの
も仕方が無いでしょう。
それよりも、日本だけが悪かったのだけではなく、当時の世界情勢
を詳しく分析し、侵略が一種の歴史の流れに沿ったものであったこ
とをわからせるのが重要だと思います。
中国の歴史観のように現在の史観を無理やり古代にかぶせるようで
はとても正確に歴史を把握できないでしょう。
それとおなじで、日本としても当時の情勢はどうであったのか、
当時なぜ日本は侵略戦争を引き起こしてしまったのかを教師と子供
たちがいっしょに考えるべきだと思います。
もちろんそのさいバイアスを含めることは絶対いけません。歴史と
は非常なくらい客観的に思考しなければ正しく理解できないものだ
とおもいます。

人類の歴史はほとんど、間違いと罪悪の繰り返しであり、その真実
について目をそむけることはいけないと思います。
善悪は両立するものであり、全ばかり強調するのもどうかと思いま
す。
だから日本もかつての過ちをおそれる必要は無いでしょう。なぜな
ら過ちを犯さない人、国などいないのですから。
重要なのは自分の冒してしまった過ちを冷静に分析し、さらに反省
することではないでしょうか。
一部の人のように先の戦争で日本はアジアの独立云々と言って自己
満足しているようでは、また将来同じ過ちを繰り返してしまうかも
しれません。過ちを犯してしまうのは仕方が無いが、2度犯しては
ならない…と僕は思います。

司馬
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(Fのコメント)
今の中国政府は、何度も日本に謝らせて、ODAを要求する。これ
も大人気ないし、言われる方にも気を使うべきでしょう。中国に対
するお詫びに、当時の経団連の稲山さんは、中国の発展の基礎とし
て、宝山製鉄所を無償援助し、かつ新日鉄で従業員の研修までしま
した。その累積は2兆円以上ですよ。
もうそろそろ、55年も経つのですからODAを毟り取る手段に使
うのは止めるべきです。歴史の事実を掘り起こすことです。
それと、中国のチベット侵略も止めるべきですね。

もう1つ、日本の行為を全体的文脈として、欧米白人からアジアを
独立させようとした行為を認めるべきではないですか?
中国は、事実上欧米日の植民地化していたし、インドネシアはオラ
ンダの植民地ですし、インドシナはフランスの植民地でした。そし
て、フィリピンは米国の植民地です。その地にも、自国政府を立て
、殆ど民族自立の1歩を築いたことは、どうゆう評価をするのです
か??
インドネシアのスカルノなどが、日本で政府運営の研修を受けてい
ます。
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ウォルフレン支持者の干し柿です

得丸氏曰く
>日本人に対する外部の評価を議論することもできますが、同時に
>日本人が日本人自身を内部的に評価することも大切だと思います。

>論語や孟子では、反省、自分を省みる、ことが何回も説かれます。

>そのほうが口さがないか、事情をよく理解していない外部の評価
>よりも重要でしょ。

TheJapanTimesを読むようになってわかってきたことの一つが、日本
の文化がいかに理解されておらず興味本位に楽しまれているかでし
た。しかし、もう日本の新聞を読む気がしなくなったことも事実で
す。

何が言いたいかといえば、確かに、事情をよく理解していない外部
の評価というものはあります。しかし、井の中の蛙がどんなに反省
しようが、「自分はこの世界で一番偉いようだ」と考え付くくらい
でしょう。

長年日本に暮らしている外国人や長年海外で暮らしている日本人、
国際結婚をした日本人などの経験が書かれた本には、私たちが気づ
くこともできない指摘があふれています。

私には、反省よりも、そのような人々の経験に学ぶことのほうが重
要なのではないかと思えるのです。私がそのような作業をはじめて
まだ一年になりません。しかし、以前とは全く違う日本が私には見
えるようになりました。

干し柿仙人
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(Fのコメント)
逆に、欧米人の黒人やアジア人に対する偏見も学んだ方がいいです
ね。日本人の悪いことだけではなく、いかに欧米白人優位主義に固
まっているかがわかります。それと、Japan Timesの記事は偏ってい
る場合がありますから、他の記事と併用して読んだ方がいいですね。


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