384−3.父親の悩み



 YS 

BABELさん、来年子供が産まれるそうですね。
本当は我家ももうひとりぐらい欲しいのですが、「ふたりをここま
で育てるのにどれだけ大変だったか知ってる?」とかみさんに言わ
れ返す言葉がないトホホ状態です。 
(確かに出てきた時の私の素直な感想は「踏むと死ぬかもしれない
」だった。) 

出てきたら出てきたで大変ですよ。 
一時期我家のかみさんも育児ノイローゼになりかけたことがありま
した。私の方は家にかける電話の回数が増えるぐらいで会社を休む
わけにもいかず、ここでもほとんど役立たずでした。 
幸運なことに我家の場合は、くっついてきたのか、転勤なのか今だ
よくわかりませんがたまたまかみさんの両親が近くに引っ越しして
きたので助かりました。 

でも今はそうではない家庭がほとんどです。 
近所の方に聞くと皆さん同じようなことがあったようです。 
自分だけが特殊だと思うと余計に辛くなるみたいですね。 
かみさんは早いうちに相談しておけばよかったと言ってます。 

私が小さな頃は確かに近所にやたらと世話好きのおばちゃんがいま
した。今はこのおばちゃんが姿を消したようです。みんなバラバラ
になってしまったんでしょう。そしてバラバラは家族の中にも侵入
しようとしているようです。現在父親としてバラバラ現象に立ち向
かうべく入念に対策を練っています。 
どなたかいいアイデアありません? 
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Re:父親の悩み どばしようこ
   
>今はこのおばちゃんが姿を消したようです。 
>みんなバラバラになってしまったんでしょう。 
>そしてバラバラは家族の中にも侵入しようとしているようです。
>現在父親としてバラバラ現象に立ち向かうべく入念に対策を練っ
>ています。 
>どなたかいいアイデアありません? 

この間、女性専門の下着屋におとうさんが2人の娘(10歳くらい)
を連れて買い物に来ている、というデンマークでも結構斬新な風景
に出くわしたのですが。おとうさんは照れるというわけでもなく、
堂々と買い物していました。 
YSさんもやってみてはいかがですか? 
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今の日本の子供たちのほうがストリートチルドレンよりかわいそう
かもしれない        得丸久文 

 富山は夕べから雪になり、今朝は一面真っ白です。まだ雪は降り
続いています。 

親が子供の面倒をみなくなった時に、今の日本の核家族家庭では、
子供たちは囚人あるいは捕虜と同じ状態におかれます。 
誰も助けてくれない、ひたすら虐待を受けるだけ。 

これならインドやブラジルや、発展途上国の親を亡くした子供たち
(ストリートチルドレン)のほうがまだましかもしれない。 
彼らは子供たちなりに社会を作って、生きていっているから、、、 
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Re:会社人間はアダルトチルドレンなのではないか どばしようこ 

>たとえ夫婦関係がだめになっても、親としての責任は果たすとい
>うわけですね。 

これにも、いろいろなケースがあります。 
「責任」と受け取る場合と、「権利」と受け取る場合と、人の感覚
はさまざまですが。。。 

両親がある程度友好的に離婚している場合なら、話し合いによって
どちらかが引き取って、子どもを引き取らなかったほうはふつう2
週間に一回子どもといっしょに過ごすところも多いです。うちの彼
のところはそんな感じのようでした。 

別れた両親の新しいパートナーに対する感覚も、さまざまで、「父」
とか「母」とかいう感覚はもてないにしても、そこそこうまくやっ
てる場合も多いし、うまくいってない場合もあるようだし、実の
父母を超えた存在になっている場合もあるし、さまざまです。 

で、こないだ彼の母の夫の娘に子どもが生まれたから洗礼に参列し
に行ったんですが。 
これも複雑で、うまく言えないけど、そこの家庭もどうもおとうさ
んが若過ぎたのかなんだか、責任を果たせるような感じじゃなくて
別れてしまったようでしたが、洗礼パーティーに来ていたお父さん
のお父さん(つまりおじいちゃん)はおおはしゃぎしてるし、お父
さんの弟(10歳くらいの子でしたが「おじさん」(笑)もおおはし
ゃぎしてるし、関係を理解するのに少し時間がかかってしまいまし
たが(わたしもいつの間にか「おばさん」にされてしまったので) 

でも、子どもかわいいから、まあなんでもいいのです。 
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社会人三段? 得丸久文 
   
日曜日に博多で就職学生相手に話をしてきました。 
その中で、話したこと(の一部)。 
社会人とは、はじめは社会に形作られる人間という意味だが、だん
だんと「社会を作り出す人間」という意味を持たなければならない。

就職はひとつの契機。それまで子供だった自分が、生まれ変わって
社会人になるんだという意識を持たなければならない。共同体なき
時代の一種の通過儀礼。 

そんなこと誰も教えてくれなかった。私もアダルトチルドレンだっ
た。

でも、私の場合には、紆余曲折を経て、右も左もわからずにのたう
ちまわって、だいたい35歳のときに初段を獲得(ロンドンで駐在
員生活をしているとき、常に自分を殺して相手の立場にたって考え
行動できるようになったころ)、38歳で二段(どんな場合にも、
仕事をうまくこなせるようになったころ)、こうして皆さんの前で
お話しさせていただくのは三段になったということだろうか。
(合気道では三段から人に教えてよいことになっている) 

まだまだ社会を作り出すという点では、貢献が足りない。 
それにしても大人になるのが難しい時代になったものだ。 


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