355−1.和魂なき憲法論争



343−2和魂なき憲法論争への読者のコメント
 明治憲法も55年体制も擬態だ、というのは怖い指摘ですね。今
の多くの途上国にも共通する行動だから、政治生物学というものが
あればきっとその定理なのでしょう。擬態を擬態と知って運用する
人が存命のうちはうまくいくが、世代が変わって「国体明徴」とば
かりに擬態をまじめに取り始めるともういけません。今は、擬態を
取らなくてもいい時代と言い切れるか?少なくとも国連の場では、
「日本の投票態度は常に対米追随だ」と言われても、「そんなこと
はない。投票記録をよく見て見ろ」と自信を持って反論できるだけ
、ましです。
tokumaru
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得丸です、

no.347-2のCHOCOさんのコメントについて、
海外で自分のよりどころを日本人=和魂に求めるというのは、私の
場合も同じでした。

戦後民主主義で習ったことって、あまり通用しないんですね。きれ
いごとだけで、いざ勝負となると、さっぱり役に立たない。
戦後民主主義で「理論武装」していた自分自身がとてつもなく空っ
ぽな気がして、すがるように本を探し、内村鑑三の「代表的日本人」
、岡倉天心「茶の本」、新渡戸稲造「武士道」をむさぼり読みまし
た。それらの本を自分なりに理解して、意識の上にインストールし
て、自分なりの和魂を構築した気がします。

しかし、このような主体的な意識形成活動なしに、和魂が自動的に
形成されるかどうかは、ちょっと疑問です。今の日本に和魂の形成
される環境がどれくらい残っているのでしょうか。

「収容所群島」の第3巻に、日本人のコンドウ大尉のことが紹介さ
れているように、日本人捕虜たちはなかなか立派な態度をとってい
たようです。それは誉められるべきことですが、今の日本人にあの
ような毅然とした行動が取れるのか、ちょっと疑問です。

TSさんと同様のコメントを友人からももらったので、文化と文明では、
男女の関係を逆転してみました。

私自身男なので、ついつい男の側がしゃべりすぎてしまう。別に女性
を低く見たいといった願望があるわけではないのです。ご了承くださ
い。
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トミオカと言います。
日頃より、多くの配信に敬意を表すると共にご苦労に感謝申し上げ
ます。
いつも楽しく拝見しております。
特に最近の憲法改正に関わる掲載には興味を持って読ませていただ
いております。

さて、憲法は私たち日本人に取って非常に大切なものであり、現在
の改正論議は21世紀を迎えるにあたり、今一度見つめなおす絶好の
タイミングを思っています。改正すべきかするべきでないかは、
これから自分としても真剣に考えていこうと思うところです。
ところで、実際に改正するとなると、それなりに手続きが必要にな
ると思いますが、以前拝見したコラムでは、改正できないような
ルールになっているという意見がありました。

細かくは記載されていませんでしたので、憲法改正に関する決定の
プロセスについて諸外国と日本との比較が分かりましたら教えてい
ただきたいと思います。

・議案の提出方法、場所、必要要件
・採決が行われる場所、改正に必要な票数など

是非、よろしくお願い致します。
以上
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(Fのコメント)
・議案の提出方法は、衆議院・参議院での議員法案として提出にな
 るはず。
・衆議院・参議院での採決、2/3の賛成により憲法改正を国民投
 票にかけられる。この国民投票で多数が賛成で初めて、改正が
 成立する。

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