348−1.憲法改正について



憲法・東京裁判・国連NO.328−2に対するコメントです。
kishizuka

憲法改正の件ですが、私はフランス語にあるという憲法制定力とい
う言葉が好きです。それは自分の国の理想を憲法とする力のことで
す。

今の憲法はGHQの占領下アメリカの20代の若者が10日あまり掛け
て草案を書いたものです。我々日本にもよりよい憲法制定力がある
と信じていいのではないでしょうか。

なお1947年新憲法公布ののときに共産党は「軍隊のない国などナン
センス」旧社会党は「不承不承の承認」ということをコメントした
そうです。
それが旧社会党左派の影響や池田内閣の安保騒動から人心を安定さ
せる為に「憲法改正は致しません」などという発言から、憲法改正
の本家本元の中曽根氏なども「憲法改正は政治日程に載せない」な
どということを発言しなければならない政治の流れになったようで
す。

今の憲法には日本の文化や歴史や伝統に対する配慮がまったくあり
ません。今は自由人権という理想主義の時代であって、帝国主義の
時代ではないことは承知です。また、ミリタリズムではありません
が、今の日本人は電車の中で女性が酔漢に乱暴されても、教室で同
級生がいじめられていても見て見ぬ振りをするのがあたりまえにな
っているようです。

かつて日本人は欧米列強に負けると分かっていても、尊皇攘夷とし
てテロを行い、英仏に他の国とは違い、日本は植民地化できないと
恐れられ、植民地化を免れ、また、大国ロシアと戦って、一歩も引
かず白人に有色人種が初めて白人に勝って、アジアや諸国の人々に
希望をもたせ、アメリカと戦っては、「マケドニアの方陣、モンゴ
ルの集団戦法、ナポレオンの砲兵、日本の機動部隊」などと戦史に
残る勇敢さをもっていた日本人はどこに行ってしまったのでしょう
か?

これも武士道など日本の文化に触れていない、あいまいで哲学のな
い一国平和主義の憲法の精神が一つの原因になっていると考えるの
は言いすぎでしょうか?

それに一つの憲法の寿命は50年程度ではないのでしょうか?
憲法は理想であって不磨の大典ではありません。時代によってある
程度、理想は変わっていくはずであると思います。
現在の憲法改正の動きは基本的な、平和主義、国民主権、基本的人
権、三権分立などを改正しようとするのではもちろんありません。
もっとも問題なのは、第九条であることは自明のことですが、日本
がまた覇権主義に陥らないように保険を掛けた上で、国防と平和を
成文化する力は日本人に私は日本は憲法制定力をもった国であると
信じています。
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(Fのコメント)
基本的には、賛成です。憲法制定力はない状態はおかしいですね。
日本人は、直ぐにタブー化する。律令制度と同じ位置付けで、憲法
を考えているようです。天皇の貴族社会を規定するもので、一般社
会の法律はその時の政権が、考えることとしているように見えます。

社会党は、全面的改定反対ですが、私学支援の補助金がないと私立
大学の経営は成り立たないですよ。どうしてか?
憲法で私立の機関への支援を禁じているのです。憲法に準拠するな
ら私立大学の授業料を値上げする必要があります。
現時点でも、憲法違反をやっているのです。このような憲法違反を
してまで、憲法を改正しないのはどうしてもおかしいはずです。


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