345−2.ロックフェラーの21世紀戦略速報版



YS/2000.11.06
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同じ手法が何度も通じるかどうか?
そろそろこの抗議運動が世界的に連動する気配を感じます。
ネットの可能性が試される問題となりそうですね。
さてこの日本はどうでしょう。
世界に誇るべき従順さをまたもや見せつけるだけで終わるのでしょ
うか?
日本でもじわじわとガソリンや灯油が値上がりしてきています。

■英で消費者の不満再燃・「メジャーもうけすぎ」
(日経ネット11月6日)
 
  英国でガソリン価格の高騰を巡る混乱が再発する兆しが出てきた。メ
ジャー(国際石油資本)が大幅増益を記録したうえ、政府財政も近年で
は最大の黒字幅を計上する見通しで、再びガソリン価格の高さに対する
消費者の不満が高まっている。抗議団体は今月13日を政府による燃料税
引き下げの期限に設定して大規模な抗議行動を計画、消費者による買い
だめでガソリン在庫が底を突く給油所も出てきた。

 ロイヤル・ダッチ・シェルが2日に発表した2000年第3四半期(7-9月)
の最終利益は、前年同期比80%増の32億5400万ドルに跳ね上がった。7日
に決算発表するBPも同規模の大増益が見込まれている。

 シェルのマーク・ムーディ・スチュアート会長は「一時的な原油高騰
による一時的な利益」と批判をかわすのに躍起だが、原油価格は北海ブ
レント先物が現在も1バレル30ドル強で推移している。英国のガソリン
価格は1998年10月から2年間で25%上昇、税金分を差し引くとほぼ2倍
に跳ね上がっており、「メジャーはもうけすぎ」という批判は収まりそ
うにない。 
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(Fのコメント)
とうとう、米国は、金融経済が行き詰まり、実体経済への回帰し始
めたようですね。この中で米国の強いのは、軍事・石油・農業の3
分野ですから、この3分野の利益率向上を狙った行動に出てくるこ
とになるはずです。要注意。

しかし、YSさんの言うように、米国は何度同じ手を使ってくるのでし
ょうか?
米国の手が全て読めるのですから、対策を日本は打つべきでしょう。

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