今回は、依然コラムで述べると言ったロシアのKa−50につい て検討したい。(Fより) 今、一番最強のヘリはと言うと、どうしても米国のアパッチとの 回答が多いでしょう。しかし、軍事筋の見解は違うことがある。 それは、実戦で活躍するロシアのKaー50ブラックシャーク ・ヘリで、戦闘での安定性を知っているからである。逆さでの停止 が出来るのはこのKa−50しかないのではないか?? なぜ、安定しているかというと、ヘリの羽根が、上下2つあり、そ の羽根がお互いに逆回転しているため、安定性がいいようだ。 このヘリは、アパッチヘリの対抗として作製された高機能・重攻 撃へりとして使われている。そして、機体各所にスチール甲板が使 われているため、9.8トンとアパッチより随分重い。しかし、攻 撃された時の対抗性は高い。 【ロシア政治経済ジャーナル】No.68よると、 HPは、http://pws.prserv.net/RPEです。ロシアの動向が分かる ので私は、愛読者です。その中で次のような記述があったので引用 します。 International Institute For Strategic Studies のデータによると、兵器販売総額は1999年、533億6500万米ドルだ った。 トップを独走するのはアメリカ。262億500万米ドル、シェアは49.1% 2位英国99億8600万米ドルで18.7%。3位フランス66億3000万米ドルで 12.4%のシェア。4位ロシア(涙)35億米ドルで6.6%。(涙) ちなみに5位はイスラエル(12億6400万米ドル、2,4%) 6位ドイツ(9億2800万米ドル、1.7%)7位中国(2億6000万米ドル、 0.5%) ロシアが、武器セールスに一生懸命になる気持ちもわかる。 ▼トルコにて NATO加盟国トルコを訪れたカシヤノフ首相は10月25日、同国政府に 驚きの提案を行なった。 カシヤノフ(以後カ)「あのさ〜、武器買わない?」 トルコ政府代表(以後ト)「・・・・・・・・・・・・・・・・」 カ「軍事用ヘリコプター買わん?Ka50-2。安くしとくよ。」 ト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 カ「あのね〜、Ka50-2はイスラエルのIAIとの合弁生産だからね、 品質はばっちりだよ!」 ト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 カ「どう?」(微笑) ト「ではKa50-2 145機を45億ドルでどうですか?」 カ「ハラショー」(満面笑) ト「でも少し待っていただけないでしょうか? 米Bell Helicopter製のAH-1Zを買う話しもでていますので。」 カ「やばい・・・・」(汗) ト「お願いします。。。」 カ「Ka50-2 145機を20億ドルでどうですか!」 ト「・・・・・・・半額でですか?」 カ「それにライセンス生産して第3国に売却する権利も与えますよ! 」(血眼) ト「・・・・そ、それは、おいしい話しでありますな。」 カ「でっしゃろ!」(血眼) というわけで、商売人カシヤノフ首相は、トルコ政府をすっかりそ の気にさせてしまった。商談成立の日も近いと予測されている。 と、ロシアはこのKa−50をNATOのトルコに売り込みができ 、今後NATO諸国やイスラム諸国に売ってくる可能性がある。 http://www.weapons-catalog.com/0702ey70/helicopters/ka50.htm にこのヘリの動画がある。軽快な動きをご覧下さい。 このヘリは、勿論チェチェン紛争でも活躍し、ゲリラを攻撃し、 ゲリラを撃退させている。ゲリラは、対ヘリのロケット弾を持って いたが歯が立たなかった。これがもう1つのゲリラ戦を制したロシ アの理由である。最初にも述べたような装甲が他のヘリより頑丈に できていて、それと機敏な動きができることがスチンガーミサイル でも落とせなかった理由のようだ。それに比べ、コソボのアパッチ はほとんど使い物にならなった。ここにも対防御の違いを見ること ができるのです。