339−1.ロシアのKA−50ヘリ



 今回は、依然コラムで述べると言ったロシアのKa−50につい
て検討したい。(Fより)
今、一番最強のヘリはと言うと、どうしても米国のアパッチとの
回答が多いでしょう。しかし、軍事筋の見解は違うことがある。

 それは、実戦で活躍するロシアのKaー50ブラックシャーク
・ヘリで、戦闘での安定性を知っているからである。逆さでの停止
が出来るのはこのKa−50しかないのではないか??
なぜ、安定しているかというと、ヘリの羽根が、上下2つあり、そ
の羽根がお互いに逆回転しているため、安定性がいいようだ。

 このヘリは、アパッチヘリの対抗として作製された高機能・重攻
撃へりとして使われている。そして、機体各所にスチール甲板が使
われているため、9.8トンとアパッチより随分重い。しかし、攻
撃された時の対抗性は高い。

【ロシア政治経済ジャーナル】No.68よると、
HPは、http://pws.prserv.net/RPEです。ロシアの動向が分かる
ので私は、愛読者です。その中で次のような記述があったので引用
します。

International Institute For Strategic Studies
のデータによると、兵器販売総額は1999年、533億6500万米ドルだ
った。
トップを独走するのはアメリカ。262億500万米ドル、シェアは49.1%
2位英国99億8600万米ドルで18.7%。3位フランス66億3000万米ドルで
12.4%のシェア。4位ロシア(涙)35億米ドルで6.6%。(涙)

ちなみに5位はイスラエル(12億6400万米ドル、2,4%)
6位ドイツ(9億2800万米ドル、1.7%)7位中国(2億6000万米ドル、
0.5%)
ロシアが、武器セールスに一生懸命になる気持ちもわかる。

▼トルコにて
NATO加盟国トルコを訪れたカシヤノフ首相は10月25日、同国政府に
驚きの提案を行なった。
カシヤノフ(以後カ)「あのさ〜、武器買わない?」
トルコ政府代表(以後ト)「・・・・・・・・・・・・・・・・」
カ「軍事用ヘリコプター買わん?Ka50-2。安くしとくよ。」
ト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カ「あのね〜、Ka50-2はイスラエルのIAIとの合弁生産だからね、
  品質はばっちりだよ!」
ト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カ「どう?」(微笑)
ト「ではKa50-2 145機を45億ドルでどうですか?」
カ「ハラショー」(満面笑)
ト「でも少し待っていただけないでしょうか?
  米Bell Helicopter製のAH-1Zを買う話しもでていますので。」
カ「やばい・・・・」(汗)
ト「お願いします。。。」
カ「Ka50-2 145機を20億ドルでどうですか!」
ト「・・・・・・・半額でですか?」
カ「それにライセンス生産して第3国に売却する権利も与えますよ!
  」(血眼)
ト「・・・・そ、それは、おいしい話しでありますな。」
カ「でっしゃろ!」(血眼)
というわけで、商売人カシヤノフ首相は、トルコ政府をすっかりそ
の気にさせてしまった。商談成立の日も近いと予測されている。

と、ロシアはこのKa−50をNATOのトルコに売り込みができ
、今後NATO諸国やイスラム諸国に売ってくる可能性がある。
http://www.weapons-catalog.com/0702ey70/helicopters/ka50.htm
にこのヘリの動画がある。軽快な動きをご覧下さい。

このヘリは、勿論チェチェン紛争でも活躍し、ゲリラを攻撃し、
ゲリラを撃退させている。ゲリラは、対ヘリのロケット弾を持って
いたが歯が立たなかった。これがもう1つのゲリラ戦を制したロシ
アの理由である。最初にも述べたような装甲が他のヘリより頑丈に
できていて、それと機敏な動きができることがスチンガーミサイル
でも落とせなかった理由のようだ。それに比べ、コソボのアパッチ
はほとんど使い物にならなった。ここにも対防御の違いを見ること
ができるのです。

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