335−1.IT化による拡大日本



 このコラム自体が、IT型民主主義の実験をしていると思うが、
その発展系であるIT化による拡大日本を考察したいと思う。

IT技術により、世界中に点在している人同士のコミュニケーショ
ン・コストがほとんど0になる。よって、距離による差別が撤廃で
きる。これは、このサイトへの投稿も、海外にいる日本の方のほう
が多いくらいである。しかし、時間の要素は大きい。このため、
このサイトへの投稿数では女性や退職者、学生の方が多い。

 今後、IT型の議会等を地方自治体が作ると、女性達や退職者が
そこの議会サイトへの発言者となるであろう。どうしてかというと
、距離より時間が必要だからだ。意見の合理性を調査する時間が必
要なために、時間が取れる人が有力な発言者となる可能性が大きい。

日本の議会をHP化して、世界から意見を述べるようにすると、
日本国内の問題より、世界にいる日本人の問題に議論の多くの時間
が取られるし、異文化を知っている海外日本人たちの方がいいアイ
デアが出てくる可能性が高い。日本の国際化、国際標準化が促進さ
れると思う。国粋主義者にはがまんならないかもしれないが。

ヨーロッパ諸国は既に国際標準にすり寄っている。米国化である。
日本もそうなるはずで、世界の統一化が促進するのは、交通機関の
発展で、十数時間で世界のどこにでも行ける現在の地球では、その
方向になるのは、必然のような気がする。日本人も多く海外にいる
時代がきている。しかし、海外に居るからと言って、日本政府から
無視はされたくないと思うのは、贅沢でしょうか。インターネット
で、日本人としての連帯を確認したいはずです。日本語がやはりネ
イティブですから。日本語表現が一番、的確に表現できるのです。

このインターネットを使えば、日本のユダヤ化、拡大日本が可能な
のです。そして、このような連帯の形ができれば、安心して世界で
活躍できるのです。このため、より多くの才能がある個人が世界で
勝負することになればいいのです。日本企業も変革するでしょう。
世界からいい人を採用し、研究し、いい製品を作る必要があるため
です。

日本人の拡散は、日本企業、日本製品の世界化上、非常に重要です。
それと、日本の人口減に対する1つの解でもあると思います。
日本人は拡大するため、拡大日本人は多くなる。日本に住む日本人
は減少することになる。拡大日本人を確保するためには、二重国籍
や特典を与える必要があります。もう1つ、次世代のため日本語の
獲得手段を世界的に整備する必要があるのです。また、日本に来た
い人は日本語の獲得レベルで判断し、日本に同化させれば、日本語
の人口も増やせるはずです。将来の日本人候補にこの人たちはなれ
るのです。

このような相対的な日本人を増加させる政策が必要なのではないで
すか??
この有力な武器がIT上の日本語サイトです。世界から見ることが
出来る。何処に居ても、日本の状態や日本人の世界での活躍が確認
ができ、日本電子政府のサイトができれば、いろいろな申請も可能
になる。日本政府が日本人に対する政府となるのではないですか。
どこに住んでいようと、日本国籍がある日本人は、日本政府に援助
を求めることができる。
日本政府も、日本地域だけの政府ではなく、世界中の日本人に対す
る政府としてサービスを拡大する必要がある。勿論、その地域の
国家主権は尊重するが、日本人のサポートや交渉を日本政府の大使
館でできるのですから、サポートするべきである。また、半日本人
を認めることが重要。

 日本と友好関係にある国の国民が日本にいて、日本語も上手であ
る場合は、二重国籍を認める方が日本にとって、有利になる。
これは、相互主義で、友好国にいる日本人を二重国籍化できるため
、当該国にも有利である。お互い国家同士が有利であれば、実施す
るべきであろう。どうして有利かというと、日本は異文化を取り入
れて発展する国であるからで、異文化の伝達人を多く持った方が国
の発達に有利なのである。

 国粋主義になった時は、始めは外来の文化が日本文化化して繁栄
するが、マンネリになると衰退している。それと、今までの日本の
歴史は示している。そして、今は、マンネリ期になっている。この
マンネリの状態を打破する時であろう。

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