325−1.オーランド事情



(Tより)
 今、あのディズニーランドで有名なオーランドに来ている。
ここまでの飛行機は、子供連れの家族客でゴッタがいしていた。
15日の12:00にオーランド空港に着いたが、反対に帰る家族
が空港に多く、ゴッタがいしている。それも小さな子供が多い。

シカゴのオヘヤ空港で乗り換えたが、JALがアメリカン航空と
提携されているので、JAL便とAA便の繋がりがよい。
しかし、JALのアメリカへの直行便が少なくなっている。昔は、
アトランタへの直行便を利用したことがあったが、無くなっている。

 オーランドを見ると、どうしてもラスベガスと比較したくなる。
もう1つ、シンガポールとも比較したい。それは、町の作りが、
人間の感覚にマッチしているかどうかだ。ラスベガスも、シンガポ
ールも、町を歩くことができるが、オーランドは町を歩くことは、
広すぎてできない。テーマパークを自動車で回ることになる。
ディズニーの所有している土地が山手線の内側の面積程度なのです
から広いはずです。
この広さが、オーランドの印象をあまり強いものにしない理由であ
ろう。ラスベガスでは、ストリップ・ストリートを歩いて、いろい
ろなテーマパークとしての街を見ることができるし、シンガポール
も、歩いても近くにいろいろな街の顔が見てる。
それに比べて、オーランドは、広いし、街の中心が分からない。
あたらしい街だから、車を前提にした設計になったのであろう。し
かし、そうすると、街がやはりディズニーランドとユニバーサルスタ
ジオしか頭に残らない。
 このオーランドをヘリコプターで空から見たが、広い土地にテン
デンバラバラに建物が立っているように感じる。やはり、ロサンゼ
ルスの近郊にあるオレンジ・カウンティのようなビジネス街と同じ
作りになっている。しかし、ここはリゾート地であるから、もう少
し、人間の感覚に従った町にしてほしい。

これについては、米国でも、都市の作り方を反省しているようだ。
ジェイコブスが、住みやすく人間的な魅力を備えた都市の4原則を
発表している。
第1は、都市の街路はせまくて、折れ曲がって、1つ1つのブロッ
クが短くなっている。
第2は、古い建物が多く残っている。さまざまな種類のものが混じ
っている方がいい。
第3は、都市の多様性。ゾーニングして商業地域や文教地域などの
区分けをしない。したとしても、複数の機能がある地域にする。
第4は、都市の各地域の人口密度を充分高くする。
これって、日本の都市のことではないでしょうか?

もう1つ、ゴルフをする人は気をつけた方がいいのだが、ワニがほ
とんどの池、沼にいるため、池に落ちた球は取りに行かないこと。
これは、ワニを保護しているため、多くなったのである。
そして、オーランドはもともと沼地であるため、非常に多くの沼が
ある。このほとんどの沼にワニがいるのであるから、非常に多くな
っていることが分かる。

 今回、リゾートホテルに宿泊したが、プールに人工の滝を作り、
工夫している。このプール・サイドのデッキチェアーに寝て、ボケ
っとしているのは、時間を忘れさせる。しかし、私は、1時間もす
ると、仕事が気になって、部屋に戻ってしまう。欧米人や若い日本
人の真似はできないようだ。

 ここに来る人のほとんどは、それほど金持ちでないようだ。子供
連れが多いが、この人たちはどうしているか?
夕飯をホテルのレストランでは食べると、30ドル以上にもなる。
このため、売店のテイクアウトの夕食が非常に売れていた。そして
、このホテルは、調理器が付いているため、軽い料理を自分ででき
る。この調理器を使っている人が多いようだ。朝食は無料なため、
多くの泊り客がレストランで食べているが、夕食はほとんどいない。

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