NO.314−4 靖国神社についてのコメントです。 何人もの人が靖国神社の問題について、「宗教の自由」が うんぬんと言及していますが、民主主義(法治主義)のひとつに、 「不遡及(ふそきゅう)の大原則」というのがあります。 皆さん知ってのとおり、今決めた法律で過去の事件を裁いてはなら ないということです。今の日本の法律にかかれているのかどうか私 は知りませんが、日本が法治主義をとる以上、この原則は当然の前 提になるとおもいます。 一例としてあげれば、東京裁判です。 「共同謀議」とか「平和に対する罪」とか、東京裁判が開廷される 以前では存在しなかった国際法を裁判で使って日本を裁いたことが 東京裁判の違法性につながります。 このように不遡及(ふそきゅう)の大原則は民主主義、法治主義の 大事な価値観と私は考えます。 もちろん私は基本的人権や信教の自由は重要と考えています。 しかし、信教の自由というのは、 私は、はっきりは知りませんが、戦前の日本の法律には無かったの ではないでしょうか? その前提で話をしますと、(日本のマスコミを含め)このコラムに 投書にている皆さんが言っている宗教の自由という観点から、靖国 神社のことを裁こうとするのは根本的な間違いではないでしょうか。 民主主義の原則は宗教の自由だけではありません。 戦後の法律を戦前の決定や事件に当てはめて考えるのは法律論から 言えば完全におかしいと考えます。 kishizuka ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) その通り、「不遡及(ふそきゅう)の大原則」は原則です。 戦前にも、宗教の自由はありました。しかし、国家神道ですので 神社も敬えと教えていたのです。神社は、宗教より一段高い位置で あったように思います。現在も、正月に神社へ行くでしょう。日本 人は、神社を特別な位置に置いているように思う。一般の宗教とは 違うというような??