310−1.教育問題について



島貫さんへ(NO.298−1に対して)

[実際に住んでいるかたがたはご存知でしょうが,私立のほうがレ
ベルが高い,といわれるだけあって,公立のほうは,苦労が多いよ
うです。(中略) 授業は勝手に抜け出す(これは,勝手に帰る,
ということでもあります),行事には全く興味を示さない,などは
当たり前だそうです。当然,勝手にいなくなった生徒は,教員が手
分けして,探すそうです。その間,教員数は減りますから,他の教
室の授業は,自習ということもしばしば(中略) 生徒指導に業務
の大半を取られてしまって,授業どころじゃない,生徒指導の間を
縫って授業をする,といったことが日常茶飯事・・・]
→→   昨年、ボクのまえ住んでいたM市(住民の平均所得は関西で
第2位)の市長を招いてスピーチしてもらったとき、「ご存知のよう
に阪神間では公立よりも私学の方が良くなってしまい、まえまえか
ら公立離れが目だっている。北攝のわが市でもそうならぬよう心が
け、せめて優秀な先生を集め、立派な教育設備を整えたりして努力
しているが、実態はいまや累卵の危うきにある」との発言があり、
なるほどと思いました。
 
ボクの家から教育大学へ通学していた娘が関西H市の中学校に赴任し
、その状況を説明するのに、「勝手にいなくなる生徒などたくさん
いて、担任が手分けして探しに行くため自習などしばしば。生徒指
導が業務の大半で、その合間あいまに授業、という状態が続いてい
る」とのことでした。こうした傾向は決して東京周辺だけのことで
はないようですよ。

Fさんへ
[もう、学歴社会ではないということを知るべきですよ。それと、
マナー教育が必要です。戦後、教育が自由放任主義になり、マナー
などを軍国主義教育と言って教えていない。強制的な集団主義は反
対であるが、社会人の最低のマナーを教える必要は教育としてある。
もう1つは、日本の活性化は、欧米と同様な論理力が必要で、議論
のできるベースを確保する必要があるのでしょう。
この3つに焦点を絞り、学校改革をすることが必要なのでしょう。]
→→まったく同感ですが、そのための具体策として、ボクはつぎの
ようなことを考えますが、いかが思われますか。
@大学は卒業証書を出すな。どうしても出したければ特定技能の免
許状だけを出せばいい。聞くところによれば、スエーデンの大学は
入学試験もなければ卒業もない、卒業証書ももちろん発行しないと
のこと。もし本当なら日本もこれに倣うよう世論を喚起すべきです。
そうすれば学歴問題など一挙に解決する。
Aマナー教育のためには修身科の復活がもっとも近道。 内容の一
部が悪かったからといって戦前の修身科を全部否定するのは「羹に
懲りて膾を吹く」の類いである。 
倫理道徳の先生や哲学者、いわゆる左翼理論家から右翼運動家まで
を同じテーブルに集め、新しい修身(この名称は変えてもいい)教
科書をつくり、文部省が随意科目として学校に勧奨配布することか
らはじめよう。
B論理の育つ畠が出来てないのがわが国の致命傷。弥縫策でも早急
に、大学の「文学部哲学科」を改組(ドイツ観念論哲学など棚上げし
て)し、自然哲学か古代ギリシャの7artsをmodifyした「理学部論
理哲学科」を設け、議論好きで冷静な先生を大量に養成する。そし
て中学校にdebate科を正式に設け、子供のときから冷静に議論する
習慣を植え付けよう。いまのまま学生生徒にdebateの練習をやらせ
ても、指導するほとんどの先生が非論理的だからどうにもならない。
ken
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NO.298−1に対して
>(Fのコメント)
>島貫さん、学校教育の現状報告ありがとうございます。
>日本の教育は、資格を取るために必要なら、資格に合致する能力
>があれば、飛び級させればいいのです。そして、教育審議会も同じ
>答申を出しましたが、多様なルートを作り、選択の幅を広げる必要
>があるのでしょう。もう、学歴社会ではないということを知るべき
>ですよ。
>
>それと、マナー教育が必要です。戦後、教育が自由放任主義になり、
>マナーなどを軍国主義教育と言って教えていない。強制的な集団主
>義は反対であるが、社会人の最低のマナーを教える必要は教育とし
>てある。
>このごろ、こちらが説明している時、聞いていなく後で説明してい
>ないとクレームを付ける新入社員が出てきた。このため、マナーを
>会社が教育する時代になってきている。
>
>もう1つは、日本の活性化は、欧米と同様な論理力が必要で、
>議論のできるベースを確保する必要があるのでしょう。
>この3つに焦点を絞り、学校改革をすることが必要なのでしょう。

Fさんのコメントに追加したいです。
これが、日本人の三つ子の教育だったのです。この原点を取り戻し
ましょう。しかし、無理でしょう。育てた親がそのモラルがないの
ですから。国民が目覚めるまで待つしかありません。100年の計でも
むりでしょう。超大国アメリカさんに教えてもらう以外になさそう
です。そのこころはあなたのこころにあるのです。

「人はね、勝手に生まれて自分だけで生きているんじゃないんだよ
。みんな神様仏様によって生を受け、たくさんの人に助けられなが
らいろんな運命を生かされているの。
 だから毎日ごはんを食べられたり、元気に学校に行けたり、遊べ
たり、仕事をしたりできることに感謝の気持ちを忘れてはいけませ
んよ。
 自分のことだけ考えるんじゃなく、世のため人のためになる人間
にならなければね」そして「やるべきことを怠けたり、人の道には
ずれるようなことをしたりしたときは周りの人には分からなくても
、神様や仏様はちゃんと見ているし、何より自分の心はごまかせな
いのよ」と・・・はい元気にハイ

提言一つ
1)「みなさん、子供ずれで電車にのります。席が一つ空いていま
す。私が座ります。子供はひざの上に抱っこするか側に立たせます」

2)がらがらにすいています「子供を座らせます。混んできたら子
供は立たせます。その理由を説明します。文句なしにです。子供は
たちなさい、そして、大人の人に譲ることは凄く大切な事ですとそ
して、会話は更にすすみ、周囲への子供の目が移り批判力さえ出て
きます。
私が、唯一子供教育で成功した事の一つです。お勧めします。
戦前は90%は子供を大人がコントロールしていました。今は子供
が90%近く大人をコントロールしています。
私は、隣の子供も同等に悪い事をしたら・言う事を聞かない子供は
「ゲンコツ」をお見舞いしました。泣きそうになることもありまし
たが「すぐかえって、お母さんにおじさんにゲンコツもらったとい
いなさい」と何度も経験しています。子供は30分もすると何も無か
ったようにまた遊んでいます。必要な事は愛情その子の気持ちにな
る大人の態度です。犬も猫ですら人の目を見て行動します。今の子
供の悪い奴は動物以下です。すべて親に原因があるのです。以上
Taketomi
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(Fのコメント)
kenさん、Taketomiさん、ありがとうございます。
Kenさんの意見は大いに参考になりますね。修身教科書とは言わず
にマナーブックと言えば、現代人も受け入れ可能になるのではない
かと思いますが。大学も単位はどの大学で取ってもいいとして、
その単位と成績が個人の成績とすればいいのです。この試みは、既
に始まっているようです。
ディベートは、中学・高校の授業として教えて欲しいですね。人前
で、まず論理的にしゃべれる訓練をする必要があります。
次に、論理の組み立てを教えることです。
Taketomiさんの子供教育学は、現代人は核家族のため家庭で祖父が
親に教育できなくなっている事項ですので、大学か高校の家庭のマ
ナーの1つとして、教育する必要があると考えます。

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