307−3.報道の姿勢について



 産経新聞社とフジテレビジョンは、フジサンケイグループとして
協力関係にあります。しかし、その協力関係の具体的な内容は、ど
うなっているのでしょうか。産経新聞社が誇っている社としての思
想は、全くフジテレビでは反映されていません。同様にグループ傘
下である出版社の扶桑社と産経新聞社は思想面においても同一であ
るようです。
 新聞紙を読み比べると、全国四誌には違いがあります。産経に近
いのが、読売。朝日に近いのが、毎日。思想としては、産経vs朝日
と思います(部数ではない)。しかし、テレビを見比べると、よく
わかりません。提携関係は、TBSは毎日新聞、朝日放送は朝日新聞、
フジテレビは産経新聞、日本テレビは読売新聞だと思います。新聞
紙の違いほどテレビの違いはわかりません。例えば、森首相の「神
の国」発言の時もテレビは全て同様の批判内容でした。つまり、
フジテレビが、産経新聞社ほど旗幟を鮮明にしていないことが問題
だと考えます。
 フジテレビがテレビ業界の中でも、産経と同様の主張をしていけ
ば、相当な影響力があると考えます。フジテレビの報道番組を見て
いても、産経の論調とは随分と異なります。フジテレビは他局のテ
レビ局と横並びをこのまま続けるのだろうか。この状態では、グル
ープ関係にあるとは到底思えません。
 そして、将来の提言としては、各テレビ局が「警察24時」なる
特別番組を放送していますが、フジテレビがこの特別番組枠を警察
から、「自衛隊」に変えることです。つまり、「自衛隊24時」を
ゴールデンタイムに放送することです。これは可能でしょうか。今
のままでは、不可能だと思われますが。

テレビは醜態と化しています。見解を求めます。

図越
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気がついたことがありましたので、筆をとりました。(特定記事に
関するコメントではありません)

1,最近、国際戦略コラムのなかで、同コラム内で焦点となってい
る問題に関する新聞記事を引用する場合が多く見られます(例。捕
鯨に関する米国の対日制裁措置に関する記事)。そこで、国際戦略
コラムの記事に直接は関係ないのですが、次の点を指摘したいと思
います。

2,外交関係や、国際法に関する事項を日本の新聞からの引用する
場合は注意を要する、ということです。それは、思想的な偏りとい
った点ではなくて、正確さの面からです。先日も、某大手の新聞に
、みなみなまぐろの保存に関する仲裁裁判所の訴訟―日本が一方の
訴訟当事者であり、一部の関心のあるかたはご存じかと思いますー
の結果に関する記者のコメントが記載されておりました。裁判所の
判断では、自己に管轄権がないと判断―付託された事件について判
断を下す地位にはないということーを下したのにも関わらず、記事
では、日本の勝訴である旨記されていました。記事の訂正について
、同新聞社に電子メールで問い合わせても、返事もなく改める気配
もありません。(考えても見てください。日本の国内訴訟で管轄権
がないとする判断と、勝訴とを間違えて記事にしたら、その新聞社
は、社会的な信用を完全になくすのは間違いなしでしょう。差出人
として大学生と記したのがよくなかったのかもしれません。)

3,この一件からのみでは新聞のいい加減さは示すことはできませ
ん。しかし、これに加えて、小さな間違いー名称等の間違いですの
で記録は取っておらず、ここで具体的に示すことはできませんーは
頻々に見られる点を考慮すると、やはりそのいい加減さが推測され
ます。(概括化しすぎているとの指摘を受けそうです。)

憂国人より
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(Fのコメント)
フジテレビと産経新聞の力関係からすると、残念ですがフジテレビ
の方が上です。産経の子会社と思っていません。フジテレビの子会
社が産経新聞と思っているようですね。利益規模や売上高が大幅に
違い過ぎる。それと、経営方針が違う。鹿内社長時代にフジは産経
から独立したようです。エロ・グロ・ナンセンス戦略ですね。この
ため、一時はシェアトップになるのですから、その戦略を止めるこ
とが出来なくなっている。

 私は、日経系のテレビ東京の方がいいですね。日高さんのワシン
トン・レポートかCNNで英語を聞いているかで、あまりテレビを
見ていない。エロ・グロ・ナンセンスな番組を見る気がしない。

新聞の記事は、誤りが多いのは前提で使うしかないですね。共同通
信も時々外信の記事でおかしいのがあります。しかし、おかしい時
には情報源に当たるしかないですね。世界の全ての情報を網羅する
ことは個人ではムリですから、共同通信を利用するしかないです。
しかし、変と思ったら、源本、源情報をチェックしましょう。もし
、フランス語の時は、英語の複数情報を比較して、チェックしてい
ます。

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