294−3.天皇の戦争責任と靖国神社について



国際戦略コラム    NO.289−1 にコメントします
 
天皇の戦争責任ですが、
明治憲法上から、天皇は日本の元首であり
また、立憲君制度でしたから、3権が機能している限りは、
少なくとも法律的な責任は無いと考えるのが妥当では
ないでしょうか。日米開戦を決める御前会議では
内閣が一致して開戦を決めたのですから、内閣に開戦の責任は
あります。しかし、終戦においては内閣がもはや終戦の決定を
することが出来なかったので、天皇がもう戦争は止めようと
決定したのであると思います。
これは現在でも三権が機能しない場合の元首の役割だと思います。
 From : "K.Ishizuka"
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(Fのコメント)
その通りです。天皇責任を問うことは現実できません。しかし、
一方で、歴史的真実は、追及するべきでしょう。
もう歴史的な事項ですから、真実は知りたいですね。米国の公文書
館にそのあたりの文書があるように思いますが。
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干し柿仙人です

ドイツでは戦後国旗を変えています。
なぜ日本は国旗を変えようとしないのでしょう。
> 明治期に、天皇制が変質し、天皇の権力を増強したのです。
>しかし、この時点で、日本が取れる鎮魂の方法は、神社か仏教しか
>ない。この時、天皇制増強のために、神社を選択したのです。それ
>以外の選択はない。神社は、仏教に比べて宗派などが少なく、宗教
>性は少ない。日本人の魂の拠り所のような感じがする。
>このため、仏教より神社の方がいいと判断したのであろう。
そして、なぜ靖国神社にこだわるのかの回答はないですね。

もし、日本が国際化したいなら、隣人の心を考えねばならない
はずです。
> アジアの諸国では、日本に感謝しているのですよ。日本の責任を
私が日本批判を呼んだ本の著者はマレーシア人でしたよ。
なぜ日本の侵略が感謝されているという事情のほうが事実
だと言い切れますか?

>他の国の王室が神格化されていて日本を侵略し、その戦争での犠牲
>者を王室の宗教で弔っていたら反感を感じませんか?
この質問への答えもありませんね。

私は日本よりシンガポールのほうが常任理事国入りの可能性が
高いと考えています。少なくとも最近の国際情勢を見る限り。

>です。もう少し、歴史の実態を勉強した方がいいですよ。
そのままお返しします。

> なぜ、日本の過去の伝統を尊重しないのですか?
>日本の伝統で、良くない物は改める必要がありますが、GHQの指
>示による伝統切り捨てを見直す必要がある。もう戦後55年も経過
>しているのですから。
伝統とは何でしょうか。
なにが良く、何が悪いのでしょうか。
私は、個人というものを尊重しない日本の伝統は全て否定したいと
考えています。

> いいものは、保持するべきです。日本人の精神性のより所は、
>縄文時代から続く自然界との会話にあるはずです。自然信仰。この
>一番明確なより所が神道であろう。勿論、古代の天皇制により変質
>はしているが、他の宗教より、日本人の心に自然に入るような気が
>する。
気がするのと、本当にそうであるかは厳密に区別しなければならない
でしょう。できませんか?
かつて、西洋人は鳥獣戯画のような動物の擬人化が理解できないと
いわれたことがありました。今、類人猿の研究では、西洋人は動物を
擬人化して研究を進めています。
Fさんは昔の常識にとらわれていらっしゃいませんか?
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(Fのコメント)
 日本の歴史を見る目が根本から違うために、こういう意見になるの
でしょう。このため、日本の今後の方向感覚も違うように思う。

 日本人のアイディンティティを確立した国際化を進めるべきと考え
ています。日本人が世界有数の工業大国になったのも、日本人的感覚
が有効に作用したためであろうと、考えているのためです。

 このため、この日本人が生まれた背景や日本人の性格形成はどうし
てできたのかを検討してきているのです。この情報はこのコラムの
いろいろな所にあるので、参考にしてほしいが、日本人のこの性格を
形成した事実を無視して、今後の日本はその戦略基盤を作りえないは
ずです。

 たまたま、この1500年間で2度目(初めて:古田史観)の敗戦
した事実は大きいのですが、そのために、今までの日本の文化が間違
えていたとは、思っていない。この1500年間においても中国文化
を吸収し、かつ明治には、自分達より強大な西洋文化を吸収したので
す。しかし、それには中国の思想があったためではなく、日本独自の
根源の文化があったことによって、できたことです。戦後も米国文化
を吸収しているのも同様な文化的背景で日本人は行っているのです。
この根源を構成する文化的資質を大事することが、今後も重要なので
あろうと考えています。

干し柿仙人さんは、どちらかというと、戦前から過去2000年の
日本文化は過ちであったと感じているのでしょうが、この考え方には
反対です。
私は、日本の未来を考えると、過去の日本文化を継承して、勿論時代
に沿わない部分は修正して、次世代の戦略を考えることが重要と考え
ているのです。このため、靖国神社の裏に日本人の文化がるため、
継続するべきと思います。

 それにも増して問題なのは、宗教の自由を干し柿仙人さんは破壊し
ようとしていることで、少なくともその考え方は民主主義ではないで
す。国家が穏当な宗教を廃止するのですから独裁主義ですよ。私は自
由主義者ですから、絶対反対です。

政府は靖国神社の予算を出していないのですから、現在は完全な民間
運営です。政府が、法律で規制している方がおかしいぐらいです。
民間運営であるのでこの規制もおかしいと思っているのです。自由に
させるべきです。

 それと、戦没者墓碑を千鳥ケ渕に戦後作りましたが、ここへ参拝す
る人を見たことがない。戦後ある時までは、それでも終戦記念日に式
典をしていたのに、この頃、その姿もありません。

 これが証明しているように、日本人の多くが靖国神社を心のより所
としているのです。もし、いやなら、自分達だけの墓碑を設ければい
いのです。心のより所については、国家が干渉するべきではないので
すから。これは裁判でも認められている。

干し柿仙人さんがどう思うかは、個人の自由でいいと思うのですが、
心のより所は、他人の個人の自由も許す必要があります。

戦後、日本から日本が悪いという情報を大量に流したことと、戦後の
現地の人たちの留学先が欧米になり、戦前戦中の独立運動自体を言及
できなくなったため、最近日本の朝日新聞の英語版を元に日本追求の
本が出てきたのです。これは、本当に憂える状況です.反日日本人が
日本の貢献まで覆しているのですから。
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司馬です。いつもコメントを掲載させていただき感謝しています。

(Fのコメント)
>  日本の戦前の戦略は、アジアを欧米諸国から独立させることでし
> たから、この線で、天皇が発言したことはあったと、私も思います。
> それは、東京裁判での東条元首相の陳実にも、天皇のお言葉によっ
> てと言えないため、苦労した跡が窺えるからです。
>

私も賛成です。どうも外人さんは日本(というかアジア)の政体とい
うものを理解できないようです。アメリカのように大統領という国家
の最高責任者に権力が集中するように日本もそうであると思っている
のでしょうか。
どうも何事を分析するにも自分達を基準においているので結果にずれ
が生じるのだと思います。

当時の天皇も当時は最高責任者であると規定されています。
しかしそれは一種の建前であり、現実はとてもそうであったとは言
えないでしょう。
幕末の徳川慶喜のように天皇より権力があった将軍でありながら己の
思うままに出来なかったことを思い浮かべます。
当時の徳川慶喜も衆意(幕府旗本や大奥など)の意志に反したことを
実行しようとするのは大変困難でしょう。

それと同様で当時の天皇が戦争の行く末について意見を述べることが
出来ても、軍部の決定を覆ることが出来たかはとても疑問です。
失礼な言い方かもしれませんが、一種の傀儡状態であったと思います。
ゆえに戦後そのことを身にしみて知っている人々により天皇が擁護さ
れたのではないでしょうか?

>しかし、それだからと言って天皇に戦争責任があるとは思いませ
> ん。大東亜戦争の目的がアジアの解放だからです。このため、
> フィリピンは、日本により独立した国を第2共和制と言っているの
> です。インドネシアでは、戦後オランダからの独立戦争に、旧日本
> 軍軍人が多数参加しています。この事実は何を意味しているので
> しょうか。

大東亜戦争がアジアの開放であったという言い方にはどうも賛同し
かねます。確かにそういう理想をもって活動していた人がいたこと
も否定できないと思いますが、国家として、解放より自民族の生存
空間と資源の確保の方がより重視されていたのではないでしょうか。

>  中国でも、結局、腐敗していた国民党政府ではなく、共産主義政
> 権が、戦後力を持ち、その後数千万人が文化大革命の時殺される
> のですから、中国人民は日本支配下に独立した汪兆銘政権の方が、
> よかったのではないですか?
>  南京も、日本支配時代は安定していた。軍人の質が中国軍より、
> 日本軍の方が数段良かったからです。

この言い方には断固賛成できません。
俗な例を挙げると、巨人ファン、阪神ファンが居て、今年の巨人は首
位独走、阪神は最下位独走です。
そこで巨人ファンが阪神ファンに阪神なんか応援するより巨人を応援
する方が遙かに良いですよ、なにせ巨人は独走首位だし、優勝目前だ
し、全国区の人気を誇っているし……
というような感じじゃないでしょうか?
それで納得する阪神ファンが何人居るでしょうか?
それと同じで有る民族がほかの民族を統治する方が効率がいいとか、
安定するからといって、統治される民族が納得するでしょうか?
理論で言ったらそうかもしれませんが、感情で納得できる人は居ない
でしょう。
仮に日本が貧困国(さらに情勢不安)になり、中国が先進国になった
とき、日本人民は中国支配下に独立したなになに政権の方がいいと思
うのでしょうか?

ちなみに汪兆銘は今の中国では漢奸(売国奴)扱いですが、客観的に
見て、私はそうは思いません。彼は彼なりに中国を安定に導こうとし
たのだと思います。
しかし方向を誤った。他国を頼って自国の安定を求めようとするもの
は結局他国に食われるだけだと。どんなに困難があっても、自分を救
うことが出来るのは自分であるということを彼は見落としてしまった
のではないでしょうか。
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(Fのコメント)
 戦争目的は、満州国は日本の生命線として、必要だと認識したので
この部分は、司馬さんの言う通り。しかし、それとその後の日本が
ABC包囲網になったために、欧米諸国と本格的戦争に向かう時は、
違う目的を掲げないと、戦争遂行できないため、目的が変化した。
それは、日本の戦争に現地が協力してくれないと戦争を遂行できない
ためです。
このため、アジアの解放を掲げ、占領後すぐに、現地政府を組織して
独立させているのです。

 これと同様な事態は、連合国サイドにも起こって、大西洋憲章を
戦争後実行すると、宣言したのですが、戦後再度インド・インドシナ
・インドネシアをオランダ・英国・フランスは占領するのですから、
戦後に再度独立戦争をして、独立することになるのです。その独立し
た幹部の多くが戦争中の日本が独立させた現地政府要員であった人で
した。なぜか??
現地政府要員の教育を大東亜省が行っているので、独立後政府業務を
知っているのはこの人たちしかいなかったのです。日本の貢献です。

 もし、日本が勝ってかつ戦後間接占領したとしても、反乱があり、
占領を維持できなかったと思います。しかし、日本は戦後、独立させ
ると言っていたし、そのための要員教育していたのは事実です。そこ
をどう考えるかです。しかし、欧州諸国はそうではなったのです。
この事実の確認をしてください。そこがなく、日本だけが悪いという
言い方はおかしいのですよ。

 中国の汪兆銘政権の政府メンバは戦後中国政府で処刑されたために、
戦後の中国共産政権は、統治技術が未熟でいろいろな問題を起こして
しまったが、日本現地政府を引き継いだアジアで独立した政権は、色
々な問題はあったが中国より、温和な政策であったと思う。特に戦中
日本陸軍軍人であった朴韓国大統領は、日本的なものの考え方で国家
建設を行い、一定の成果があったと思うがどうか??朴大統領は日本
から賠償をさせようとせず、日本との協力で韓国を再建しようとして
いた。これには、感銘を受けたのを覚えている。
そのため、韓国との戦後補償を話し合ったのは、朴大統領が暗殺され
てからなのです。

 その感覚を次世代が知らないのが問題だと思う。この事実を知る
ことが必要なのではないですか?反日日本人の戦争史・戦後史はお
かしい。
戦後アジアで独立した内閣のメンバが、どこから来たのかも言及し
ようとしない。これでは、次世代の若い人たちが間違えてしまいま
す。

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