277−1.アメリカ帝国主義への報復に関するコメント



no.272-1 アメリカ帝国主義への報復に関するコメント  
こんにちは
国際戦略コラム第272号の1の「アメリカ帝国主義への報復」と
いうコラムを読みました。これについて、やや瑣末かもしれません
が、やや言葉足らずな箇所があるのではないかと思い手紙を書きま
した。具体的には、「韓国の調査権」についてです。最近韓国でそ
の不当性が問題となっている、韓国が米国と締結している米軍に関
する地位協定では、韓国領土内(米軍基地内は別だと思いますが。
)での米軍関係者の犯した犯罪について、韓国の捜査権には、基本
的には制限はないのではないと思われます。問題になるのは、被疑
者の取り調べに関してです。同地位協定では、上記の犯罪について
起訴するまで、韓国側に被疑者を拘束しておく絶対的な権限がない
のです。

  つまり、被疑者について、韓国の捜査当局が、たとえ現行犯で取
り押さえても、米軍側が同人の引き渡しを要請してきたら、韓国側
がこれを拒むことができないのです(同人は、米軍の施設内に拘留
されます)。これは、実際、韓国側の捜査に支障を来すことが多い
ようです。というのも、たとえば、韓国側の捜査当局が被疑者の取
り調べをしようにも、逐一米軍にその許可を申請しなくてはならな
いからです(他にもいろいろな不都合があると思います。)なお、
日米地位協定では、従来同種の規定が存在しましたが、条約改正に
より、起訴前に日本が被疑者を拘束することが可能となりました。
このような指摘が、貴殿のコラムの論調を否定するものはないこと
は付記しておきます。これからも、がんばってください。楽しみに
しております。ではまた。

国際法に少し関心のある学生より
kenji
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(Fのコメント)
ご指摘ありがとうございます。今後もおかしい所の指摘をお願いし
ます。
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中国の諺に「良鉄釘にならず。良人兵にならず。」というのがあり
ます。質のいい鉄は釘にはされないし、まともな人間は兵隊にはな
らない、といった意味です。日本もバブルの頃は、とんでもない
レベルの若者が自衛隊に入隊してました。(かなりの定員割れだっ
たとかで、犬や猿でも隊員になりかねない勢いのようでした)

 今のアメリカも景気がいいので、さぞやひどいレベルの若者が軍
人になっていることは推測に難くありません。逆にあれだけ常軌を
逸する犯罪が発生する国だけに、日本の若者よりも始末に負えない
のかもしれません。それをほとんど野放し状態にしている現状は、
先日の沖縄で起こった少女への暴行を見てほとほと呆れ、怒りを感
じます。

日本だったら海外にまで迷惑はかからないでしょうが、海外に多く
駐留している国がこれではたまったものではありません。アメリカ
がコントロールできなくなってきているというのはうなずけます。
米軍に駐留されている国々はもっと毅然としないとだめでしょうね。
駐留国どうしで話し合ったらいいんじゃないでしょうか。もっとも
、あの手この手でアメリカが妨害するような気もしますが。恥をま
き散らす米兵らは大企業の「寄らば大樹の陰」心理よろしく、「超
大国の軍人」の端くれと思うと気宇が大きくなってしまうんでしょ
うか。

 日清、日露戦争後の日本国軍人もこんな感じだったんでしょうか
。大国で慎み深くいることは難しいと思います。こんな時こそ強力
なリーダーが求められますが、民主主義政治では古代の名君のよう
なドラスティックな感じにはいきませんからね。やはり周囲から諫
めていくべきなんでしょうか。そういえばマッカーサー元帥が言っ
てましたね。「日本の精神年齢は12歳程度だ」と。

いつも思うのは、そういうあなたの国は一体何歳?
Bruce
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(Fのコメント)
 どうすれば、日本は米国からの独立ができるかですね。
この問題は、日本の戦略上、大きな分岐点になりますから、充分
検討する必要があるでしょうね。

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