273−3.15歳少年の犯罪について



265−2.15歳少年の犯罪についてに対して
 カモマイル 
   
 家族のありかたの変化と学校教育のせいもあるでしょ 
うが、たとえば家長制度が復活したら少年犯罪がなくな 
るというわけではありません。 

仮に、家庭で父親がものを言う機会が増えたとして、 
何が言えますか。心がきれいであれば幸せになれると、 
本気で我が子に言えますか。今の仕事を一生懸命やれば 
未来は今より良くなると責任を持って言えるでしょう 
か。当の父親が信じていないことであるのに。 

日本社会が未来に希望を抱けない限り、少年犯罪が 
減少するようには思えません。 
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Re:少年の犯罪についてへの意見です 
ふる@鶴川 
   
 おしゃる通りです。今さら家長制度が復活しても少年犯罪が無く
なることはないでしょう。そもそも、家長制度が強い国は、発展途
上の国が多いのです。つまり、貧乏国、生きていくのが大変な国ほ
ど父親の統制の元に家族が協力しあわないと生活できません。そこ
には封建的なものであっても、生活の役割分担がはっきりあります
ので、互いに尊敬しあうものです。 

 つまり、環境・因習などによって各自が我慢を強いられるのです
。従って、食べるのも大変な時代では、仲間内のいじめなど死ぬの
に値しないことだったと思います。 
 友達のいじめで自殺した子供達が、もし家庭が貧しく生きていく
のに大変だったら、死を選択する余地などなかったように思えます。 

 ようは、我慢させられる、自由に物事が進まないという条件下で
は、その環境を打破しようとする努力が生まれてきます。これが、
夢とか希望に生じるものではないかと感じます。 
 今日、食べることに困らず、物質的にある程度満たされている時
代では、今の状態をなんとかしたいという強い気持ちが発揮できな
いので、人間関係とかで息詰まっていくのではないでしょうか? 

 少年犯罪は、あまりにも突発的であり、犯罪に至る理由が乏しく
、キレた後のことが考えられていませんね。それは、彼らを押さえ
つける見えない力が今は無いからではないでしょうか? 
 私の子供時代は、「罰が当たる!」と見えない恐怖を植え付けら
れましたし、親父は怖かったし、近所にも怖いおじさんが目を光ら
していました。ですから、「この野郎!」という気持ちになること
はありましたが、何かをしでかした後の恐怖の方が強かったですか
ら、キレるほどに至りませんでした。 
  
 日本の将来に希望が見えないからというならば、戦後直ぐの時代
の少年達は全く希望がいだけない状態でしたので、希望を持つか持
たないかは本人次第ではないでしょうか? 

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