ご存知と思いましたが、いくつかを紹介します。 今後の参考にして頂ければ幸いに存じます。 1.レッテル貼り 相手を決め付けるような、レッテルを貼る。 効果:相手が貼られたレッテルに即した、意見を出すように成り 、相手の意見を読みやすくなる。 貼られたレッテルにより、相手に対して新たな論議を提議する人 間が現れるようになる。 対策:レッテルを貼られたら、速やかにはがすべきであります。 レッテルは抽象的な物でありますから、「右寄りの意見を出す人 間」とレッテルを貼られるなら、左寄りの意見を披露することで 、レッテルをはがすことが出来ます。 レッテルはあくまで、相手の妄想であることを、強調することも 重要でしょう。 2.質問攻め 意見を質問形式で書く。 効果:自分が知らない内容でも、論議に参加でき、間違った意見 を出しても被害が少なくて済む。 また、質問を出し続けることで、相手が詰まるような状況を作り 出せ、相手の信頼性に疑問を抱かせられる。 更に、議論を混乱させ焦点がどこにあるかが解らなくなり、見て いる人間の苛立ちを呼びます。 相手の意見を単純に抹殺する為に、書かれる場合、非常に効果的 であります。 対策:相手に意見を書かせるのが効果的であります。 しかし、意見を書かない場合、対処の方法はなく、防戦も難しく なります。平行線で議論を速やかに閉じるべきであります。 3.敵は敵 議論相手に、自分が得意とする議論へ移行させる。 効果:レッテル貼りなどから、議論を移行することが容易に出来 ます。議論相手が感情的になれば、次の議論を示唆する内容を書 き込み、議論を移行していきます。 自分の意見を無理に広めようと画策する場合、レッテルを貼れそ うな人間を探し、レッテルを貼った上で、得意な議論に持ち込み 、優位に議論を進めることが出来ます。 対策:レッテルを貼るような人間の提議した議論に、むやみに乗 らないのが一番であります。 もし、議論に乗る時でも、自分から書かずに、相手に詳細な内容 を書かせ、質問攻めに追い込みましょう。 4.大義名分 書く理由を明確に示す事 効果:大義名分を持って書く事で、自らの正当性と、相手の非正 当性を主張できます。 少々過激な内容を書いたとしても、大義名分があれば、批判を交 わすことが出来ます。 また、賛同者が現れたりして、その場が混乱し、議論の流れを作 り出せます。 対策:「右寄りの意見に、危険を感じここに書く」など、大義名 分を掲げてくる人間は、何を仕出かすか解りません。 正義を掲げれば、何を行っても許されるなどと、考える輩も多く 、危険極まりない物であります。 大義名分は空想の産物であることを訴え、きっぱりと否定するこ とが重要であります。 否定に失敗しただけで、正当性が失われてしまいます。 5.無言のレス 書かないことで、書く以上の意見を伝えられる。 効果:感情的な状況になると、周りの人間が気遣って、味方をす るつもりで、書き込んできます。 そのような書き込みにむやみに書き込むより、無視をすることで 、相手の正当性が失われるばかりでなく、1対多の様相を作り出 せ、見方を呼べます。 仮に、自分に味方する書き込みが合っても、喜んで書いてしまう と正当性を急速に失う場合がある。 対策:論議中にむやみに、仲間の賛同を求めないことであります。 1対多に成った時、相手に余計な援護が出てくる可能性を考慮す るべきでしょう。見方が多い事が、正当性を失うことが多くなり ます。もし、立場がある人であれば、論議を避けるべきでしょう。 6.意見の違いは腹立たしい 意見の違いで腹を立てては、相手の思うつぼ 効果:意見の違いは腹立たしい物であります。相手に感情的な意 見を書かせ、追い込むのが常道手段であり、意見の違いを明確化 し、その上で感情的な面を際立たせる。 一方通行の状況であれば、更に意見の違いを言い立て、感情的な 罠に追い込むことが出来ます。 対策:苦言などの名目で書かれた内容を紳士(淑女)に受け止め ましょう。相手が感情的な書き込みをさせようとしていることを 、意識して係りましょう。 また、感情的になった時には、直接感情をぶつけずに、ひにくで 感情を現しましょう。 決して行っては成らないのは、ひにくや感情的な内容を相手のレ ス以外に書き込む事です。 正当性を急速に失われる事になります。 7.生返事 相手の意見を無効にする 効果:真剣に書いている内容が、一瞬にして取るに足りない意見 になります。 「なるほど、色々な意見がありますね」と賛同とも反論とも取ら れない様に書くことであります。 対策:無限に続く論議を終わらせる手段や、論議をかわす手段と して用います。 8.最終弁論 相手に書かせない事 効果:議論を長引かせることで、正当性が失われることがありま す。幕を引くことで、正当性が主張できます。 対策:幕引きは確実に自分で行い、結論を相手にも書かせましょ う。相手のミスに乗じて、幕を引くことが一番の手だてでありま す。 9.自分の意見を半分 自分の意見より、相手の意見を引き出すこと 効果:自分の意見を積極的に書くのは、各種の議論の手法により 、潰される危険性が高く、相手の意見を積極的に引き出すことに 、力を入れましょう。 自分の意見が半分で、相手の意見がフルに出ている状態で、相手 の意見を潰しながら、自分の意見を小出しに紹介していきます。 相手の意見を潰す意見と、元からの自分の意見で、意見が倍にな ります。 対策:様子を見ながら意見を出していきましょう。 相手が意見を出さないからと言って、自らの意見をフルに書いて は危険です。 先ずは、議論を提議した相手に質問することであります。 論議する人間が心を砕くのは、相手の正当性の無さをどう訴えるか であり、自分の意見の正当性を訴えるのは、二の次なのです。 論議が紳士的な物ではなく、殺し合いの原因にも成りかねないこと は、意識に止めるべきでしょう。 議論の汚い手が分かっていても、防ぎ得ない物であります。 論議をしないことが一番の防御策であり、それ以上の対策はないも のと考える物であります。 「国際戦略」は、その存在が国際戦略であり、国際戦略の議論を求 める場でないように感じますが・・・ 国際戦略を進めるにあたっての、有益な情報を提供することが、一 番重要な目的では? 勝手な意見ではありますが、以上のように考えております。 参考にして頂ければ、幸いに存じます。 フリー ============================== (Fのコメント) フリーさん、ありがとうございます。掲載不要をありましたが、 面白いので、HPのみ掲載としました。メルマガが停止中。 それでは、コメント。 「議論の汚い手」を本コラムでは、使えません。なぜか? あまりにも多くの議論や話題を提供して、私の考え方は、明らかに なっているからです。このため、論理的議論をするように、してい ます。紙上、インターネット上での議論は、対面した議論より、深 みが出ると思っています。嘘はつけない。極端、過激な見方は出来 ない。どうしても、中庸で、穏当で、論理的な見方しかできないと 思います。真摯な議論をしましょう。勝とうともしていません。 日本の政策が、世界的に見ても、順当であることが必要なのですか ら。 このコラムは、他の世界的情報提供コラムとは、違います。 もし、世界の情報がほしいのであれば、田中宇さんの「国際ニュー ズ解説」を見た方がいいし、国内問題の情報を見るなら、萬晩報の 方がいいです。 本コラムは、吉田松陰が主催した松下村塾のインターネット版を 目指しています。日本の危機的状況が差し迫っていると思うからで す。日本の戦略を今、変更しないと、大変なことになると考えてい るためです。どうも、新聞もインターネットの他サイトも商業的な 成功を、目指しているため、歯切れは悪し、企業・政府等への見方 が、大きくゆれるのです。読者の感情に訴えかけ過ぎで、首尾一貫 していません。このような言論界の状況も、日本の問題点と思って います。問題の本質や原因にも迫りません。これでは、日本の社会 的な損失が大きくなると、思います。 日本の新聞も、産経のように主張を明確にしてほしいと、考えて います。そうすれば、そのように読めますから。朝日のゆれは、正 義を気取りすぎ。絶対、日本社会には、完全なる悪はありませんか ら、悪人と新聞の犠牲になる人たちが出てくるのです。この人たち のサポートもしたいと考えています。