256−1.日本共産党の政策について



NO.246−3に対して
> 基地反対運動が平和的に行えるのも米軍を機軸とした安全保障体制
> に立脚しているからであり、日本国内の反米活動家もそうした米軍
> あっての日本の平和に甘んじているにすぎません。現在の基地撤去
> 活動や共産党の言い分は大きなミスを犯しています。
>
> それは明らかに北朝鮮と中国の意のままに操られているということ
> です。
>
> 民主主義を標榜する日本共産党がなぜ一党独裁専制政治の中国とよ
> しみを結び、民主主義の台湾を中国ですと言うのか。私は公明党で
> はありませんが、彼らの反共ビラには正当な理由があると思います
> 。共産党はウソをついている。
>
> しかし米軍がいなくなっても日本が北朝鮮や中国に脅威を感じなく
> ていける方法はあります。
>
> それは日本が自国の力で北朝鮮や中国を抑える力を持つことです。
> つまり米軍基地に反対する人がすぐになくしてほしいならば、日本
> の再軍備しかもはや解決口はありません。
> Naoki

お久しぶりです。左翼の神楽坂です。
私は日本共産党の党員ではないのですが、誤解をいくらか解きたい
と思います。

まず、共産党の主張は「自衛隊は憲法違反」です。
しかし、現在の憲法ができるときに反対したのは共産党です。
実は共産党は「民主革命」達成後に「人民軍」を作るつもりです。
まあ、内容は専守防衛(反共干渉からの)ですので、現在の自衛隊
と大差ないか、少しは役に立つ軍隊をもつことになるでしょう。
(つまりは9条は無くさなければいけない)

それが前提となって、「米軍駐留反対」となっています。
ですから、日本が軍隊を持たない限りは安保は破棄できません。
ただし、自前の軍隊を持てば、すぐに破棄するでしょう。
共産党は集団的自衛権を敵視していますから。
つまりは台湾が軍事侵略された場合は、見殺しにするということで
しょう。
「国軍」の持つ意味は自国の民の安全を守ることにあります。
「世界の警察」は国連がすべきで、アメリカではない。
これも国連改革が進まないと理想論ですが。
とりあえず、日本は現在、アメリカの属国であります。
湾岸戦争の折り、マスコミの取材テープが米軍の検閲を受けたこと
を憶えています。
中国の内政干渉など甘い甘い。日本にはそもそも主権があるのか疑
問です。常に外国の顔色を見ています。

それと北朝鮮の手先は、旧社会党と公明党の二党です。
日本共産党は世界のコミンテルンと手を切っています。
先年、中国共産党が日本共産党に謝罪して、関係が修復中です。
共産党だけに限れば、政府やマスコミと違って、日本の方が強気で
す。

しかし最近は日共も政権に擦り寄っていて情けない。
選挙で負けたのはいい気味です。
私は自由党は嫌いですが、あそこが票を伸ばすのは分かる気がしま
す。

  神楽坂紅梅
==============================
(Fのコメント)
 紅梅さん、お久しぶり。現在、米国が世界覇権を1国で握ってい
るので、米国の属国でないのは、中国、キューバ、イラクなど少数
ですよ。その中国も米国に完全敵対はできない。憲法改定は同じ。
集団安保を否定するのはいいが、自国の軍隊が拡大し経済的な重み
に耐えられないことになりますよ。現在の北朝鮮がいい例です。

 日本は米国の属国であれば、なおさら中国の内政干渉には断固
反対すべきではないですか。グローバル・スタンダード化が進んで
いるので、世界の中の日本でいるためには、ある程度、米国の文化
や米国的考え方を導入する必要があります。しかし、この時、米国
文化の悪い部分は、導入してはいけません。訴訟社会の法体系は、
拒絶するべきです。貧冨の差を容認する社会もいただけませんね。

コラム目次に戻る
トップページに戻る