250−2.なんか変?



マスコミもこの奇妙な関係は書けないんでしょうね。

『国家とともに歩む』三菱グループとこの先もおつきあいしなけれ
ばならないのでしょうか? 
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槙原稔『三菱商事』取締役会長(三菱グローバル派代表)=
                   『新生銀行』社外取締役
藤井慧之『東京三菱銀行』常任顧問=サーベラス日本法人会長=
                      長崎屋、そごう?
樋口公啓『東京海上火災保険(三菱金曜会)』社長=
                 『新日債銀』社外取締役内定
『三菱信託銀行』=久世『金融再生委員会』委員長利益提供
『三菱自動車工業』=リコール隠し

などなど
YS
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はじめまして 干し柿仙人と名乗る者です

「三菱」に関しては私も同様な感想を持っていました。
H2ロケットの打ち上げ失敗の原因にもあるのでは?
(根拠なしですみません)

その他、さくら銀行が住友の名を復活させるなど
旧財閥系の復活の印象も持っています。

お隣の韓国と逆の動きのようにも見えます。

詳しい方に説明していただけるとうれしいのですが。
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いまだに護送船団方式を堅持する『三菱』の復活こそが日本再生の
第一歩と考えている集団が三菱内外に存在しているようです。

ただバブル期にアメリカを本気にさせたのは、『三菱地所』による
ロックフェラーグループの本丸ロックフェラーセンター(RGI)
買収であったことはまぎれもない事実だと思います。

この点で三菱グループ内部でふたつの対立する勢力が形成サれてい
るようです。アメリカとの関係回復を目指すインターナショナル派
と護送船団方式にこだわるドメスティック派です。

インターナショナル派の代表は、槙原稔『三菱商事』取締役会長で
す。グループ内でもエイリアンと呼ばれる程のグローバル・スタン
ダード人です。これまで三菱倉庫、東京海上、三菱電機、三菱自動
車工業の役員を歴任しており実質三菱グループのCEOです。
米三菱自動車工業のセクハラ問題の時も結構大変だったようですよ。

これに対してドメスティック派は三菱重工を中心にしっかりと根を
おろしています。この集団は国家とともに歩んで儲けるシステムか
ら脱却できない。
またこのシステムの実力はH2ロケットの打ち上げ失敗で明らかに
なっています。

このふたつの勢力がぶつかり合ったのが三菱自動車工業のダイムラ
ー・クライスラ−傘下入りであったようです。

ダイムラー、クライスラー、三菱グループともにロックフェラーグ
ループのチェースマンハッタン銀行との結びつきが深く、古くから
お互いに資本提携・技術提携関係にありましたから、当然の結果と
見るべきですが、のみ込まれることについては三菱自動車工業の母
体である三菱重工は相当抵抗したようです。

新生銀行は、その取締役会に上記主要メンバーがずらりと並んでい
ますから結構注目です。瑕疵(かし)担保特約の見直しは、ソフト
バンク連合には言えても、新生銀行に正面から言える人はいないで
しょう。新生銀行に飛び火するのを恐れて結局日債銀でも瑕疵
(かし)担保特約は適用されるはずです。

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2000年7月29日(土) 0時45分 [毎日新聞 7月29日]

<三菱自工>ダイムラークライスラーと包括提携の契約に調印
(毎日新聞)

 三菱自動車工業とダイムラークライスラーは28日夜、資本・業
務を含む包括提携の契約に正式調印した。ダイムラーは約2250
億円で三菱自の第三者割当増資を引き受け、株主総会で重要案件を
拒否できる発効済み株式の34%を確保した。また、ダイムラーは
三菱自に取締役3人を送り込み、事実上経営権を握る。

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