亀レスですが、メーソンについてかつて興味を抱いたので、 一言言わせていただきます。 フリーメーソンについては、いろいろな本を読んでみました が、なかなかその実体がわからない(だからこそ秘密結社な のでしょう)。(犬塚清子や太田龍などの本です) たとえば、東京では東京タワーの麓にある、第38、39メソニ ック森ビル(この名前自体がメーソンの形容詞形)の横に教 会があります。 これは元々日本海軍の将校クラブであった海軍水交社が、戦 後のどさくさでメーソンに買い取られたものらしいです。誰 がそこに出入りしどう使っているのか、さっぱりわかりませ ん。 また、国立市の大学通りにもメーソンの教会がありますが、 人が出入りしているところを見たことがありません。そこで 何が行われているのか、さっぱりわかりません。 ロンドンでは、コベントガーデンという市の中心部にメーソ ンの建物があって、これがまた気味悪い。怪しげです。 でもその前には、メーソングッズ(タイピンとかワイングラ スにメーソンの紋章が入ったやつとか、儀式で使う品々とか) を売っている店が何軒かあって、そこには自由に立ち入れます。 一度入ったのですが、アフリカ人がお土産を買っている風景 を見ました。きっと本部にお参りにきた記念品を買っていた のでしょう。植民地支配にとっては有効なのかもしれません。 おそらく普通のイギリス人にとって、メーソンの会員になる のはコスト/ベネフィットという点から考えると、旨味がな い存在になってきたのではないでしょうか。だから会員が減 っているのでしょう。 フランス革命もメーソンの仕業と言われています。自由・平 等・友愛というのもメーソンの合い言葉みたいなものらしい です。 フランスのエリートにはメーソンが多くて、仕事をしている と不思議な握手をしてくるので、なんとなくそれとわかりま す。軍人や軍需産業に特に会員が多いのかもしれません。 (私はそういった分野の人たちと付き合っていましたので) でも、彼らがどのようなことを考え、何をしているのかまで はわかりません。誰が指示を出しているのかもわかりません。 それなりに出世をすると、誘いがかかるらしいです。それを 断ると、出世しなくなるとも聞きました。これもまた聞きで すので、本当かどうか。 大切なことは、メーソンがどんなものであろうと、わたした ちがしっかりしていれば(曲がったことをしなければ)、恐 れるに足りずではないかということです。 メーソンのことを調べる時間があるなら、その時間を論語、 孟子、吉田松陰の研究にあてたほうが、有用ではないかと思 います。 相変わらず吉田松陰の宣伝ばかりですみません。なかなか みんな読んでくれないもので、、、、、 得丸 ============================== (Fのコメント) メーソンについては、あまりこのコラムでは、論じていません。 なぜなら、現在、世界を動かしているのが、米国国際金融業界と 石油業界で、欧州の勢力が力を持っているとは思えないためです。 しかし、欧州ビルダーバーグや3極会議、世界経済フォーラムなど 欧州にある集団に米国知識人が入り世界を検討している。この会議 をフォローした方が、世界の動向をよりよく知ることができる。 また、米国外交問題評議会なども定期的調査が必要であろう。 特に世界経済フォーラムは、2月に行うが、この会議が、その年の 世界政治を決めている状況です。無視できません。 しかし、その前にビルダーバーク会議が開催されているようですか ら、この会議の結果を受けているとの言えるのです。 これらの裏にメーソンがあるかもしれないが、それは分からない し、調査の必要もないでしょう。