248−1.メーソンについて



亀レスですが、メーソンについてかつて興味を抱いたので、
一言言わせていただきます。

フリーメーソンについては、いろいろな本を読んでみました
が、なかなかその実体がわからない(だからこそ秘密結社な
のでしょう)。(犬塚清子や太田龍などの本です)

たとえば、東京では東京タワーの麓にある、第38、39メソニ
ック森ビル(この名前自体がメーソンの形容詞形)の横に教
会があります。
これは元々日本海軍の将校クラブであった海軍水交社が、戦
後のどさくさでメーソンに買い取られたものらしいです。誰
がそこに出入りしどう使っているのか、さっぱりわかりませ
ん。

また、国立市の大学通りにもメーソンの教会がありますが、
人が出入りしているところを見たことがありません。そこで
何が行われているのか、さっぱりわかりません。

ロンドンでは、コベントガーデンという市の中心部にメーソ
ンの建物があって、これがまた気味悪い。怪しげです。

でもその前には、メーソングッズ(タイピンとかワイングラ
スにメーソンの紋章が入ったやつとか、儀式で使う品々とか)
を売っている店が何軒かあって、そこには自由に立ち入れます。

一度入ったのですが、アフリカ人がお土産を買っている風景
を見ました。きっと本部にお参りにきた記念品を買っていた
のでしょう。植民地支配にとっては有効なのかもしれません。

おそらく普通のイギリス人にとって、メーソンの会員になる
のはコスト/ベネフィットという点から考えると、旨味がな
い存在になってきたのではないでしょうか。だから会員が減
っているのでしょう。

フランス革命もメーソンの仕業と言われています。自由・平
等・友愛というのもメーソンの合い言葉みたいなものらしい
です。

フランスのエリートにはメーソンが多くて、仕事をしている
と不思議な握手をしてくるので、なんとなくそれとわかりま
す。軍人や軍需産業に特に会員が多いのかもしれません。
(私はそういった分野の人たちと付き合っていましたので)

でも、彼らがどのようなことを考え、何をしているのかまで
はわかりません。誰が指示を出しているのかもわかりません。
それなりに出世をすると、誘いがかかるらしいです。それを
断ると、出世しなくなるとも聞きました。これもまた聞きで
すので、本当かどうか。

大切なことは、メーソンがどんなものであろうと、わたした
ちがしっかりしていれば(曲がったことをしなければ)、恐
れるに足りずではないかということです。

メーソンのことを調べる時間があるなら、その時間を論語、
孟子、吉田松陰の研究にあてたほうが、有用ではないかと思
います。

相変わらず吉田松陰の宣伝ばかりですみません。なかなか
みんな読んでくれないもので、、、、、
得丸
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(Fのコメント)
 メーソンについては、あまりこのコラムでは、論じていません。
なぜなら、現在、世界を動かしているのが、米国国際金融業界と
石油業界で、欧州の勢力が力を持っているとは思えないためです。

しかし、欧州ビルダーバーグや3極会議、世界経済フォーラムなど
欧州にある集団に米国知識人が入り世界を検討している。この会議
をフォローした方が、世界の動向をよりよく知ることができる。
また、米国外交問題評議会なども定期的調査が必要であろう。
特に世界経済フォーラムは、2月に行うが、この会議が、その年の
世界政治を決めている状況です。無視できません。
しかし、その前にビルダーバーク会議が開催されているようですか
ら、この会議の結果を受けているとの言えるのです。

 これらの裏にメーソンがあるかもしれないが、それは分からない
し、調査の必要もないでしょう。

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