バラク首相とアラファットPLO議長にクリントン大統領が、 キャンプ・デービットで和平交渉をした。現時点では、方向性が見 えてきているようだが、今後の交渉はどうなるか?だ。 沖縄サミットと同時期にやることが、何を意味するかは、今後に 持ち越すが。 この中東和平問題解決は、クリントン大統領にとっては、最後の チャンスである。金大中大統領は、着々とノーベル平和賞に近ずい ているが、クリントンは、その距離が縮まらない。 クリントンは、現時点で22個の裁判を継続している。罪状もあ り、このままの状態では、大統領退任後、裁判の引き伸ばしはでき ずに、罪が確定してしまう。不幸な人生が待っている。このことは クリントン本人が一番、知っている。 このため、次期大統領には、ゴアがなって欲しいが、ゴア候補は、 緑の党から立候補したライフ・ネーダーに民主党支持の票を取られ かねない。支持率も低下してきている。ほとんど当選はムリな状況 となっている。 こう1つが、ヒラリー・クリントンの上院議員選であるが、これ も、厳しい状態になっている。 このように、クリントンが仕掛けた退任後の安全装置が、すべて 失敗に終わる可能性が高い。このため、どうしても、ノーベル平和 賞がほしいのです。ノーベル平和賞を得た前大統領を罪にすること はなく、恩赦のような形にするのではないか?最後の望みでしょう。 このため、クリントンには、中東平和しかない。日本の森首相の 能力は前回の会話で知っている。 また、欧州やロシアは、NMD反対で、ロシアの肩を持つことが分 かっている。世界に大きな問題がない。沖縄では、日本の民衆がデモ している。このような状況では、なるべくなら、来たくないのでは ないか?米国の得るものがない。 しかし、世界のサミットにクリントンが、いないのはおかしいので 来たが。成果はなし。やはりですね。 ============================== YS/2000.07.23 「239−2.沖縄サミットはいかに」で、 得丸さんの『国際理解なり異文化間コミュニケーションというのは、そ のような思いが基盤になければ成り立たないような気がし ています。』 とDaishiさんの質問に対して ちょうどいい記事がはいってきましたので紹介します。 「宴会旅行」とぜいたくサミットを一斉に批判 英国 (朝日7/22) ---------------------------------------------------------------- キャビアをさかなに貧困国の債務を協議(タイムズ紙)――英国メデ ィアは22日、九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)の「あまりのぜ いたくぶり」を批判する記事を一斉に報じた。 報道は、サミットに合わせて工事を急いだ豪華会議場や自衛隊の護衛 艦も出動した厳重な警備態勢に加え、IC式のデジタル録音機を報道陣 におみやげとして配るなど、日本側のぜいたくな「もてなし」に集中。 タイムズ紙は22日、首里城で開かれた政府主催夕食会のメニューまで 紹介し、「まるで宴会旅行」と評した。 日本政府のサミット開催費用約800億円は過去最大。一昨年の英国 ・バーミンガム、昨年のドイツ・ケルンの100倍近い。 今回のサミットについて、英国などではアフリカなど重い債務に苦し む国の債務帳消し問題がどう話し合われるかに関心が集まっていた。だ が、非政府組織(NGO)が求めた債務帳消し拡大などは実現せず仕舞 になったことへの失望も広がっていただけに、ぜいたくサミット批判が 激しくなったようだ。 「サミット費用でガンビアの債務が帳消しできた」「このお金があれ ば貧困国の1200万人の子供を学校にやれるのに」と、NGO幹部の 声も報じられた。(23:08) ============================== 千葉のnaoshaと申します。いつも皆さんの意見や知識には 感心しているものです。これからもいろいろ教えていただきたいと 考えております。 さて、下記の件で私の意見を述べさせていただきますと、クリン トン大統領に、日本の非戦闘員の死について何かコメントせよとい うのは、ほとんど無理だと思います。相手ににその意思があろうが なかろうが、一国の代表者が過去に非戦闘員を殺したことを公に認 めれば、よほどうまく述べない限り、それは非を認めることになり、 自国の不利になるからです。賠償問題もひきおこしかねないと考え ているでしょう。 東京大空襲や広島・長崎にしたことについても、冷静に、客観的に 見れば攻撃した側の非はまぬがれないと思いますが、アメリカ側は 、すくなくとも公式には絶対に見とめません。認めることは出来な いと考えていると思います。 ただこれは、国を代表する立場なら当然と思います。つまり、本 人がどう考えているかは別としても、公にはいえないことだと思い ます。むしろ近隣諸国にいっては、取りあえず謝ることからはじめ る外交方式のほうが異常で、国益に反していると思います。 今度北朝鮮-日本の外務大臣の会談があるようですが、近隣諸国謝 罪派代表のような河野外相が、いきなり謝らないかどうか、そちら のほうが心配です。 ============================== 07/21 18:09 エルサレム共同管理案受諾 和平首脳会談でイスラエ 【エルサレム21日共同】二十一日付のイスラエル各紙によると 、同国のバラク首相は米国で行われている中東和平首脳会談で、東 エルサレム地域の一部をパレスチナ自治政府と共同管理するなどと の米調停案を基本的に受け入れた。 東エルサレムでの完全主権を要求するアラファト自治政府議長は 同案に対する態度を明確にしておらず、会談の成否は議長の対応に かかってきたと言えそうだ。 各紙の報道をまとめると、米案は(1)イスラエルがエルサレム 周辺の入植地を併合、エルサレム市域を拡大する見返りに、エルサ レム北部などの一部集落を自治政府領に編入(2)東エルサレム地 域の一部で共同管理(3)聖地の集中する旧市街の扱いは継続協議 (4)イスラエルは最終的にヨルダン川西岸の九五%から撤退―な どが主な内容。 東エルサレムの共同管理案は、イスラエル提案の「自治権」と自 治政府要求の「完全主権」の中間で「将来的には主権分割の可能性 もある」(メルキオ・イスラエル首相府相)という。 しかし、米調停案は事実上のエルサレム分割案で、分割に反対す るイスラエル国民の強い反発を招きそうだ。二十一日付のイディオ ト・アハロノトの世論調査では、七○%が「分割に反対」と答えて いる。 (了) 000721 1809