232−1.「戦争の放棄」の理念を守る、それが日本の戦略



226−2に対して、
> いろいろな人から、憲法9条はどう思うか?と聞かれるので、
(途中省略)
> しかし、現実は防衛のための軍隊は軍ではないのでいいという
>ことで、所有している。そして、その軍隊をPKOに送りだして
>いる。ここに大きな矛盾があるが、その矛盾はないことにしてい
>る。
>しかし、日本は世界の大国で、サミットなどにも参加している。
>その責任ある立場でPKOは出来なせんとは、言えないでしょう
>から、この憲法9条の改定が必要なのは、自明の理である。

自明の理との事でありますが、現状ですら自衛隊を保持しているの
ですから、自明の理でもないと思いますが・・・
PKOへの参加が不可欠であると言うのも、少々違い様に感じます
。PKOに参加するのではなく、常設国連軍へ参加すれば良いので
は?
常設国連軍であれば、現憲法で唄っている「正義と秩序を基調とす
る国際平和を誠実に希求する国民」として、ふさわしい身の処置方
であります。
その為にも、先ずは受任理事国入りが不可欠と考えます。

> 日本特殊国家論をいう人が多いが、日本とアジアの他の国とど
>こが違うのか、これだけ諸外国との付き合いがある日本でかつ、
>70万人以上の日本人が世界に活躍している現在、おかしいこと
>は、皆がわかっているはずと思うが。

日本は特別なくにではなく、ただの国であるとは、神の国ではない
という事でしょうか?
特別な国にしているのは、天皇を中心とした国家体系を考える方では?
今までと異なるアプローチで、世界平和を考えるのは重要な事であ
るものと考えますが?
多くの国民は、日本を特別しするような事は無いく、神の国発言に
怒りを感じるものである。
やはり、背景にある考え方に無理があるのでは?

> そして、その論が、米国の傘の下にいることによる特殊条件で
>しか、成り立たないことも、多くの日本人が分かって来たと思い
>たい。しかし、まだ社民党のような絵空事をいう政党もあること
>。かつ、その政党がある程度の数、選挙に勝つことにビックリす
>る。

社民党が掲げる政策に具体性が無いのは、誰しもが認めるところで
あると感じます。
しかし、多くの人がその理念に共感を覚えて、投票したのでは?

> そこで、日本の憲法9条をどうすればいいのかが問題になる。
>何を、どこから、どのように守るかが問題になる。軍隊と軍備は
>一種の保険であるから、保険は危険レベルが高い時は、大きく掛
>け、危険レベルが小さいときは、少なくて済むものなはずなのだ。

まさに、場当たり的に右に左に闇雲に舵をきっているのでは?
危険を最小限度へ進め、最終的には理念に到達する。
理念無き、憲法改正であり、戦略無き、憲法改正に成るのでは?

> 軍隊を持つが、その保険レベルを下げる行動を日本は積極的に
>行う方がいいに決まっている。この保険レベルを下げるとは、
>なにか?国と国の相互理解や友好関係を築くことです。それを行
>うと、軍備を少なく出来るはずです。

その点のみを追求していくべきでは?

> 勿論、好戦的な国家が近くにある時は、緊張が必要です。今ま
(途中省略)
>集団安保も指向することを明言したいですね。

日本が直接軍隊を展開せずに、常設国連軍を現在の自衛隊を中心に
整備し、国連の名の元で大使館の警護・海外在住の日本人救出を行
なうべきである。
今までの歴史を繰り返さない、知恵が必要である。
アメリカ軍を押さえる規模に拡大したとしても、日本国憲法に束縛
せずに軍備が拡大できるのでは?
無い事と思うが、アメリカとの関係が悪化するような事態に成った
時、理不尽な一方的な要求を日本が受けずに済むような方策を考え
るべきである。
また、日本が多くのお金を拠出して、国連軍整備を行なうのであれ
ば、アメリカの軍事産業も受注する事が出来、日米の経済摩擦も緩
和の方向が目指せるのでは?
アメリカ国債を無計画に秘密裏に買いあさるより、ハッキリした形
で、解消への方向が示せるのでは?

また、ご意見をお聞かせ頂ければ、幸いに存じます。

フリー
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(Fのコメント)
 自衛隊を英語でいうと、NAVY、AMRYになり、日本軍の
意味になり、憲法違反であることが明確ですよ。この状態を放置す
るのはよくない。このために、憲法9条改正は必要だと言っている
のに、自衛隊を保持しているからいいというのは、論理的な反論に
なっていない。

PKOと国連軍は、機能と所属の違いであるから、これも論理的に
おかしい。PKOとは、平和維持作戦ですから。国連軍の任務を示
しているのです。

 日本は、世界と違うとすぐに言う人が多い。この手の輩は、日本
鎖国論者に多いが。社民党もこの輩の1つで。日本だけ軍隊を持た
ないという。世界の論議基準と違う。この手の連中が日本をダメに
してきた。日本の天皇制は立憲君主国として、欧米でもノーマルで
すよ。それを特殊だという方が、アブノーマルではないですか?

 なにが、場当たり的かの説明がないため、理解不能。
日本は軍事大国を拒否し、経済大国を戦後目指した。これは、現時
点でも、非常にいい戦略であった。しかし、今後米国の力も弱くな
るはず。それは、米国も平和のために軍事縮小をする必要があるた
めです。

 このため、NATO軍や国連軍など、集団安保が必要。しかし、
大使館防衛を国連軍がするはずがない。国連軍の意味はほとんど、
PKOですよ。戦争危険地域における戦争防止です。日本の大使館
は自国で守るべきです。

 日本のために国連軍を作るという発想は、無理がある。
ここにも、日本特殊論に近い発想。日本は世界の1つ国でしかない
。国連は日本の自由になりませんし、世界から危険視されるだけです
。国連はロシアや中国の合意がないと、何もできないのですから、
アジア周辺の異常事態には、国連軍は出動できない可能性が大きい
のです。

 米国と日米安保で、アジアの防衛を行う方が現時点では現実的で
す。国連絶対視も危険ですよ。今回のコソボ問題では、最初から米国
は、国連では討議せず、NATO軍を使った。

 どちらにしても、友好関係は双務的な状態が必要です。日本の左翼
の人たちは、中国や北朝鮮に肩入れして、日本を叩く。反日的な対応
は止めるべきです。真の友好が必要ですから。

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