224−1.読者の声



岬さんの投稿で紹介されていたお話とてもいい話だと思いました。
もっとこの手の実体験話をたくさん集めて、良い話も悪い話もある
総体をそのまま歴史(hi-story)として私たちの意識の上に構築す
ることが望ましいのでしょう。

右や左から押しつけられた歴史観という概念装置ではなく、人間の
温かさや優しさや愚かさを感じさせる実話を聞き集めることで等身
大の史実を自分の中に受け入れる。そんな歴史を持っていれば、大
きな過ちを犯すことはないと思います。

そもそも生身の人間同士がきちんと礼を尽くして付き合えば、国籍
や民族や言語に関わりなく、いい人間関係が築けるはずです。私た
ちが目指さなければならないのは、私たちを礼や仁愛で満ちあふれ
た存在へと高めること、礼や仁を理解できる友人を探し求め、彼ら
と付き合うこと、まだ礼や仁に目覚めていない人たちを礼と仁の世
界に導くこと、、、、、

あまり難しく考える必要はありません。相手のことを信じて、礼を
尽くして付き合えば、何の問題もなく付き合うことができます。

3月の韓国出張のとき、夕食会のときの雑談で、韓国の外務官僚と
中国の環境保護局の若手官僚に、孟子の文章を見せたら、みんな理
解できました。少なくとも東アジアにおいては、「論語」や「孟子
」を読み込むことが、異文化相互理解を深めることにつながるとい
うことを確認しました。

まだ「論語」を読んだことのない方は、岩波書店から最近出版され
た宮崎市定訳の「現代語訳 論語」(文庫本ですが千円ちょっとし
ます)をぜひ読んでみてください。「論語」がとてもわかりやすく
て、身近なものであるということが理解できると思います。

いつも説教じみていてすみません。(2000.06.28)
得丸久文
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木村愛二です。

オーストリア問題で一言。

下記html:
http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-30
を御覧下さい。以下、表題と抜粋です。

シオニスト『ガス室』謀略周辺事態(その30)極右が極右と罵る党首
のホロコースト見直し論/偽イスラエルとアメリカ版「鉄の女」の
本音「極右婆さんが極右と罵る」政党こと、オーストリアの連立政
権に参加した自由党、27パーセントの票を集めた政党の党首、ハイ
ダーは、やはり、「ホロコーストを疑う」発言をしていたのです。
これが一番恐ろしいことだったのです。
 以上。

木村愛二:Web雑誌『憎まれ愚痴』編集長
E-mail:altmedka@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/~altmedka/
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Re:国際戦略コラムno.219-2について

どうも、なっかんと申します。
公立中学校の国語教師を生業としております。
当然、日教組の組合員でもあります(笑)。

南北朝鮮統一について、
うみさんへのご意見は聞こえがよいのですが、
前提として、「韓国主導」ということが必要です。
ただ、各種報道を見るに、どう見ても、今回の
会談は、北朝鮮が主導権を握っています。
あの、国民がどれだけ飢えても軍備拡張を続ける
国が主導権を握っているのですよ。
残念ながら、私はそこまで楽観的に見られません。
奪ってまで領土を広げる必要は無いでしょうが、
我々の世代の楽観主義で、次の世代の領土・資源を
減らすことがないようにしたいものです。
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(Fのコメント)
会談そのものは、北朝鮮主導でした。しかし、今後援助等を考える
と、韓国主導にならざるを得ない。南から北への一方的な援助にな
りますから。それと、今年の北朝鮮の作柄は、大ピンチです。旱魃
のため、大幅減でしょうから。先は見えています。

 しかし、日本は北朝鮮に対し、拉致問題解決の要求を突きつける
必要があります。国家として、国民を守るのは義務です。その義務
を放棄することはできません。そのために、国家があるのですから。

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