223−2.日債銀の譲渡先決定



(BBSより)YS
元日本銀行理事の本間忠世氏について
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1968/html/list.html
http://www.boj.or.jp/about/un9804a.htm

日債銀処理、国民負担は約3兆3000億円 (朝日)
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 金融再生委員会は30日、一時国有化していた日本債券信用銀行
をソフトバンク、オリックス、東京海上火災保険の3社を中心とす
るグループに譲渡することを承認。日債銀と株主の預金保険機構、
ソフトバンク連合は同日、株式譲渡の最終契約を結んだ。日債銀処
理にかかる国民負担は約3兆3000億円になる。

 先に国有化された旧日本長期信用銀行はすでに外資系投資会社グ
ループに譲渡されて新生銀行になっており、金融危機時につくられ
た特別公的管理制度による大手行2行の処理はこれで終了する。

 契約により、ソフトバンク連合は日債銀株約25億株を約10億
円で買い取ったうえ、新規株3億3333万株を1000億円で引
き受ける。また、国から2600億円の公的資金による資本増強を
受ける。体力を示す自己資本比率は約13%となる見込み。

 出資比率はソフトバンクが48.88%で筆頭株主となる。オリ
ックス、東京海上はそれぞれ14.99%ずつで、残りの
21.14%を、地方銀行や外資系金融機関など計100行余りが
出資する。

 異業種からの銀行業参入指針が適用され、1日付で金融監督庁が
移行する金融庁の間接的な監督を受けるのは、基準の20%を超え
るソフトバンクだけとなる。また、新日債銀はソフトバンクの経営
が悪化しても影響を受けないよう、リスク遮断の仕組みを講じなけ
ればならない。

 一方、日債銀処理でかかる国民負担は、債務超過の穴埋めだけで
約3兆2000億円。このほか、1998年3月に金融危機管理審
査委員会(通称・佐々波委員会)が注入、日債銀の破たんにより損
失となった公的資金600億円が負担となる。

 新日債銀は既存の取引に加え、ベンチャー企業向け融資も重視す
る。個人向けにはインターネットバンクの展開を目指す。金融債の
発行による資金調達は継続する。

 社長には元日本銀行理事の本間忠世氏が就任。孫正義ソフトバン
ク社長と宮内義彦オリックス会長、樋口公啓東京海上社長は社外取
締役に就き、経営の後ろ盾になる。(00:20) 

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