212−2.アメリカの景気について



こんにちは。以前国旗国歌法の件で初めて掲載させていただいた
城本です。今日はアメリカの景気についてです。

 バブル崩壊から始まった平成不況も今年に入ってようやく底打ち
と政府や新聞なども伝えている。こないだの経企庁の発表も0.1
%のズレがあるとはいえ3年ぶりにプラス成長になった。
企業の決算も黒字が続いている。証券業に至ってはバブル期並みと
いう。株価もアメリカ市場の左右を受けるとはいえ最安値からは大
きく回復している。確かに以上の要因からすれば日本経済は確実に
回復への道を進んでいると思う。だが気になる要因がある。それは
アメリカ市場である。

 ニューヨークダウ平均株価は史上最高の1万ドル台、そしてハイ
テクブームのナスダックは一時5000ポイントまで上昇していた
。だがその景気が少し先行き不低迷になってきた。FRBの利上げ
、600ドルを越す下げ。そして最近では取引量が少し減ってきて
いる。さらにジョージソロスなどのヘッジファンドも続々破綻して
いる。さらにハイテク企業に対する異常期待感による株価の暴騰や
不動産市場の高騰。アメリカはこれからどうなってしまうのか。

 私はアメリカ経済は完全なバブル景気であると考えます。しかし
アメリカ景気が弾けたら日本や世界はどうなるのかが心配です。 
ただ私はアメリカ崩壊後はやはり日本が主導権を握ると思うのです
が。

城本
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(Fのコメント)
米国の景気を支えてきたのは、ハイテク企業、特にインターネット
企業たちだ。この企業に異変が起きているため、株価が低迷して
いる。これは正常なことであり、今までがバブルであったのです。
企業が利益を上げていないのに、株価が上昇していたのですから、
おかしい。米国景気のソフトランディングが話題になっているが、
恐らく、景気が少し、悪くなってきたので、できると思う。
 ナスダックは3月を底に、再度上昇してきている。これがどう
なるかだと思う。しかし、B2C企業の株価は低迷のままではない
でしょうか?儲かっていない。

 日本も、まだ完全に景気回復にはなっていない。中高年に対する
リストラはまだ、あるようですから。家庭経済は、引き締めのまま
になっている。日本経済を引っ張っているのは、企業の設備投資と
輸出ですから、まだ危ない。

 しかし、1999年当時から比べて、景気は良くなっていると言
える。そして、日朝交渉で友好関係ができ、北朝鮮復興に日本も
参加すると、建設を中心とした企業の全面的な景気回復となるで
しょう。まあ、期待できないが。

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