ブシュ共和党候補の参謀たちが描いている米国戦略と同等の戦略を 米国軍として描いていることが明確になった。 中国は今後、対日米戦争を想定したシナリオを描いて、軍事、 装備を揃えることになる。また、インドとの平和条約締結、ロシア との友好関係を促進するなど、米国の包囲網を打破する戦略も構築 している。 また、北朝鮮等を自分の陣営に入れて、体制強化する方向である。 インドは、恐らく米中のバランスを取った行動に出て、最大の利益 を得ようとするはず。中国はパキスタンとインドのどちらかを選ぶ 必要が出てくる。イスラム原理主義タリバンをパキスタンが支援し ているため、米国はパキスタンとは組めない。米国はインドに中国 包囲の一端を受け持ってもらいたいはず。インド洋の米国軍基地は ディエゴ・ガルシア島しかない。手薄な地域になっている。 ロシアも、イスラム原理主義とは手を結べない。チェチェン紛争、 中央アジアの政権を守るため、アフガニスタンのタリバンを叩く必要 がある。この件は、NO.201第2次アフガン戦争で詳しく述べる 予定。このため、この件では米ロは組めるのです。 また、イランとも米国は組めるのです。イランはシーア派で、イスラム 原理主義のスンニ派とは違うためです。もう1つ、カスピ海での大油田 が発見させたことで、その必要性があるのです。 もう1つ、米国軍がコンピュータシステムの防御を言い始めた。 インターネットを破壊させると、一国の経済を破壊させる可能性を とうとう認め、この対応策を取ることになるが、これって、エシュ ロンより、強大な傍聴を意味することになると思うが。 ============================== 05/31 10:34 米2020年戦略要旨 【ワシントン30日共同】米統合参謀本部が三十日発表した「ジ ョイント・ビジョン2020」の要旨は次の通り。 一、二○二○年に米国の国益への脅威、同盟国への米国の責任が なくなる兆候はない。米国は地球規模で国益を持ち続ける。 一、米軍は世界のいかなる地点、いかなる作戦にも勝つよう準備 しなければならない。多国籍の軍と共同作戦を行い、他の米政府機 関、国際機関と連携する。 一、仮想敵は地球規模の商工業基盤にアクセスし、米軍とほぼ同 じ軍事技術を持つ。長距離弾道ミサイルや他の米国民・領土への直 接の脅威は最も深刻な影響を与える。 一、国家安全保障上の目的はすべての分野で他国に対する優れた 能力を通して達成できる。これには戦略核による抑止力も含む。米 国は海外の軍事プレゼンスを維持しなければならない。 一、多国籍軍による作戦では軍事技術・装備の共有化は死活的な 重要性を持ち、多国籍作戦の遂行力を高める必要がある。 一、情報作戦は勝利へのカギで、情報社会の二○二○年までの変 化は軍事作戦に質的変化を与える。情報作戦は米コンピューターシ ステムの防御のほかに、敵システムの妨害・破壊も含まれる。 (了) 000531 1034 =============================== 05/31 09:37 中国への警戒にじませる 米2020年戦略発表 【ワシントン30日共同】米統合参謀本部は三十日、二○二○年 までの米軍の戦略目標報告書「ジョイント・ビジョン2020」を 発表、将来の仮想敵国として中国への警戒をにじませるとともに、 敵コンピューター網への攻撃も含めた情報戦力の強化を優先して進 めると決めた。 報告書は同盟国の軍事技術や装備レベルを米国並みに引き上げて 「共同作戦的な性格」を高める必要性も強く打ち出しており、日米 安全保障では日本の役割分担の増加につながる動きとなる。 報告書は仮想敵について国名を特定していないものの二○二○年 に「地球規模で商工業基盤にアクセスでき、米国とほぼ同じ技術力 を持つ国」と指摘。衛星や長距離弾道ミサイル、米本土への他の直 接の脅威を使う能力があると述べて中国を想定している可能性を示 している。 また、こうした仮想敵への対抗として二○二○年の戦争では核と なる「情報での優越性」の重要性を挙げ、米国のコンピューターネ ットワークの防御とともに、ハッカー攻撃を意味する敵のコンピュ ーターに対する「妨害、破壊活動」も情報戦の手段としている。 一方、報告書は核兵器による戦略的抑止力の堅持も明確に定め、 海外での米軍のプレゼンスを維持しなければならないと述べている 。 米国では、これまでの欧州重視からアジア重視戦略への変更が唱 えられており、ベーコン国防総省報道官は三十日「作戦計画者は米 国益が脅威にさらされているところを注視している」と語り、中国 の脅威、アジアへの関心が強まっていることを認めた。 (了) 000531 0937 =============================== 06/02 00:59 ロが中国に退役空母売却 【モスクワ1日共同】一日のロシア通信によると、ロシア国防省 当局者は同日、ロシアが中国に北方艦隊の退役空母「キエフ」を売 却したことを明らかにした。売却後は解体される予定という。 同じく「キエフ」売却を伝えた一日付香港紙によると、中国側の 目的は実戦配備ではなく、戦力向上のための構造分析。中国の軍事 専門家は設計図を得るのが狙いと述べ、これにより中国の空母建造 計画が「初期段階」から「準備段階」に入ると語った。 「キエフ」は中国側の艦船にえい航され約三週間前に北方艦隊の 基地を出発、アフリカ沖を通過して中国に向かう予定。 ロシアはこれまでにもキエフ級の空母「ミンスク」「ノボロシー スク」を中国側に売却している。 (了) 000602 0059