126.反日自虐史観と反論



まず,
私は,日本人の学生で両親も日本人で,小中高とも,日本の教育を
うけてきました。
(かといって,こいつは,反日自虐史観を植え付けられたやつだと
,短絡的にお考えにならないでください 笑)
 
先生のおっしゃる,
 
【反日自虐史観】
 東京裁判によって植え付けられた、われわれ日本人の父祖は悪逆
非道の人々であり、それを我々は認め、悔い改めねばならない
という史観のことを「反日自虐史観」という言葉で語られている。
 
だとか,
 
「『南京虐殺』の徹底検証」展転社や獨協大学の中村粲教授の著書
において詳細に研究されているように多くの異論がある(つまり,
本当にあったのか,どうなのかということだと思いますが)
 
だとか,
 
この記事では、私は全体的に、日本の今日の( 自虐的な)偏向歴史観
につい苦言を呈している。今日の歴史教科書では、学べば学ぶほど、
嫌日、反日にならざるをえないとさえ言えよう。私は歴史の功罪、
父祖の功罪を感謝の念を持ち、公平に見る必要があると説いている
だけである
という,先生の主張は,よくわかりました。
 
 
確かに,違った見方を知る必要はありますし,公平な立場でみる必要
はあるト思います。
特に,他方、南京事件前夜に中国人により日本人が大量虐殺された
「済州事件」「通州事件」「大山事件」などについては,事実をしる
必要があるようです。(知らなかったので,これから調べます)
 
ですが,
 
では,なぜ,未だに,韓国や中国やその他の国々からの非難が絶えな
いのでしょうか。
その点について,先生はどうお考えですか。この点を質問します。
 
これらの国民がヒステリックなだけなのですか。
それとも,情報操作による国全部の,集団マインドコントロールなの
でしょうか。
戦後の日本の対応が悪かっただけなのですか。
 
私見ですが,どれも当たっているとは思えません。
 
やはり,南京大虐殺にしても,その他の問題せよ規模は,言われている
ほどのものでないにしろ,事実としてあったはず…と,僕は,考えて
います。
 
簡単に言うと,日本軍が,恨まれるようなことをしたはずであると
いうことです。
だから,未だに非難されているのでは…と思うのです。
これが,先ほどの僕の質問の,自分なリ?の答えです。
 
 
そうでなければ,この事態の説明がつかないと思うのです。
なぜ,列強からの侵略を守ったはず?アジアの国の繁栄を手助けした
日本がこうも,悪く言われるのですか。鈴木さんは好きだけど,
(個人は)日本人は嫌いといわれるのですか。
 
 
僕は,先生のいうような反日自虐史観をもつ,教育を受けてきたとも
思っていません。
授業でたいしてふれることは,ありませんでした。たとえ,教科書に
書いてあったとしても。
 
 
日中戦争に参加した祖父から,戦争の話をよくききます。
祖父がいた北京でも,捕虜・民間人の私刑があったという話を聞きました。
上官命令という名の処刑だったそうです。つまり,私的な処刑です。
 
 
(もっと別の人の意見を聞くべきだと思いました?その心配は不要です)
 
最近では,フジテレビの“あいのり”という,恋愛旅行?番組で,
突然,南京大虐殺の話がでてきて,驚かされました。
若者達に宿を貸したおじさんが,私のお母さんは,私の弟の
鳴く声がうるさいという理由で,銃剣でさされたんだ,と
なきながら訴えていました。(信じきってはいませんよ。
テレビですし,演技ということも考えられますしね。でも,
素直に信じて差し支えなさそうでした)
 
韓国に旅行をしたときは,ソウルの朝鮮総督府の建物について知り驚
きました。
韓国の,日本でいう皇居の前広場に,日本は,朝鮮総督府を建てて
しまったそうですね。(それは,怒りますよ。そう思いません!?)
(このことについては,飛行機の中で知り合った,韓国人の女性と
意見交換をしました。当時,彼女は,東京大学大学院で建築を学んで
いるとのことでした。)
それが,目障りだということと,建築物としての重要性とが,
相対し,論争があったそうですね。結局取り壊されたらしいですが。
 
これらのことから,(実際はもっとたくさん経験し,本を読み,戦争
に参加した人の話をききましたが),先ほどの意見にたどり着いたわ
けです。
 
ぜひ,先生の意見をお聞かせください。
 
kazu
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(久保先生からの回答)
匿名の学生さんへ

すみません。今、裁判中でとても忙しく、議論をする時間がありませ
ん。資料名のご提供に留めるご返事にさせていただきます。もっと読書
をしてください。そしてなるべく匿名はやめましょう。とくに相手に
ものを聞く場合には。

お答えになるかどうかわかりませんが、「今回に限り」ただいくつか
ヒントを述べておきます。

あなたがたが教えられてこなかった知識・見方(我が先人にの行動にも
功の部分もあるということ、当時の日本の言い分)を、私は学生達に
判断材料として提供しているだけのことです。

人間関係もそうですが、国家と国家(または政府と政府)の関わりに
も、いろいろな関わりの方法があります。
中国や韓国「政府」の場合、日本に対して今までは恫喝、脅迫的手法
が有効だと思っているのでしょう。事実、いまの日本には大変有効です
しね。しかしいつまでもこの方法が通用するとは限りません。

中国や韓国は、あれだけひどい目にあわされた白人諸国(すなわち
英米仏露など)には、ほとんど文句をつけていませんからね。いまだ
にね。そして前政権を非難し、日本を非難することで政権の正当性を
図っているようです。

彼らの意識の底に、日本が彼らと同じ、黄色人種であることも日本を
非難しやすく、こういう手段をとる原因をはらんでいるのではないで
しょうか。

確かに「組織的・計画的」な虐殺でなければ、当時の日本にもあった
かもしれません。
中支那方面軍司令官・松井石根大将もこの話を聞き、泣いて怒った
と言います。

http://www.geocities.com/TheTropics/Paradise/8783/

現在の日本にも時々発生しています。 世界でもっとも安全な国・平和
日本でさえ、ニュース報道にもしばしば見られるように、虐殺?は生ま
れています。
とにかく狂気の戦闘状態ですから、大勢の人数の衝突ですから、当然、
不埒な日本軍人も多少はいたでしょう。仕方ありませんね。
研修旅行のような学生の団体行動では、前もって注意をしていても、
一人か二人規律を乱すものがいて、引率教師は大変苦労します。痩せ
ます。こうしたことはお互い様です。

しかし、当時の日本には厳しい軍律、平時並の軍法会議もありました。
他国軍隊にには見られないほど厳しい日本軍の規律といわれています。

そしてなにより日本軍人には「天皇の軍隊」としてのプライドもありま
した。当事の天皇の軍隊に「白髪三千畳」的発想や「下衆の勘ぐり」は
よしましょう。

それより「三十万人」を根こそぎ虐殺した広島・長崎の原爆投下こそ
大問題です。どの国が一番責められるべき、反省するべきでしょうかね。

植民地統治には、(家畜のように)愚民政策、経済搾取などを行った
西洋型統治と、共存共栄のあらゆる「同化」政策をとった日本型統治
とはおのずから異なります。
インドをはじめとするアジア諸国はよく認識しているようです。感謝
さえしてくれています。

当時の王族・皇族同士の結婚ひとつをとっても西洋と日本は違うでし
ょう。西洋列強の王室はかつてはアジア諸国の王室や皇室と縁を結ぼう
としたことが果たしてあったでしょうか。

日本の皇室は、中国や朝鮮と婚姻関係を結びました。ご存じですね?
この辺に、あなたの疑問に対する一つの解答への重要なキーがあるよう
です。

「金美鈴」さんの中国に関するものや「呉善花」さんの韓国に関する
著書をいくつか読んでください。

異なった歴史観にもうすこし耳を傾け、勉強しましょう。そりでは取り
急ぎ。久保憲一

参考資料一覧は、下記アドレスにある。
http://user2.allnet.ne.jp/tsuday/siryou/1203111.html

追伸
台湾総督府は今でも大切に保存されています。

台湾の教科書「認識台湾」永山秀樹著(東亜親善協会「亜東」編集長)の
日本語訳を一度よまれては。

「国際派日本人養成講座」の記事から
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_1/jog021.html
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_2/jog059.html
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_1/jog085.html
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_1/jog086.html

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(Fからの回答)
南京事件の基盤は、4000人の便衣兵を処刑したことです。
また、一部民間人が少し犠牲になった可能性はあります。
しかし、ロシア軍や中国軍の略奪・惨殺に比べれば、非常に規則
正しい軍隊であったのです。その当時の他国軍隊の動向と比較しま
しょう。
 また、便衣兵処刑を見た欧米人や中国人が一般市民を処刑している
と、見たことは容易に想像できるのです。これと中国国民党がこの事件
を利用し、反日宣伝に利用するだろうことも容易に想像できる。
中国文化は、全て大きく言うことが漢文の技法であるので、4000人
が100倍弱の30万人になることも、十分想像できることです。
この論点は、下記コラムにある。
  http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/nankin.htm

 中国や朝鮮からの非難は、儒教文化的に格落ちの日本に、占領され
たことが、国民感情としていいわけないことが基盤です。この感情が
元で日本統治上のミスを指摘しているのです。いい面を韓国は言いま
せん。
 学校教育の整備、鉄道の整備は日本統治時代にできているのです。
しかし、日本人が朝鮮に行って威張っていたことも事実です。
一方だけを言うのは、止めましょう。と主張しているのです。歴史の
相対化。全ての事実を言うこと。悪い面だけを取り出さないこと。
いい面、悪い面を均等に言おうということです。
それと、その時代の欧米諸国の植民地統治と比較しようということ
です。この時代の欧米の帝国主義統治に比べれば、非常に日本は、
統治が穏やかであった。

 台湾も統治していたが、ここでは韓国のような問題を起こしてい
ない。朝鮮統治と台湾統治の比較もしてほしい。

 日本統治がすべていいということはない。目障りであれば、爆破
したでしょう。しかし、その時代の欧米統治と比べても穏やかな
であった。欧米の植民地は道路も単一作物のプランテーションの
ためしか作らなかった。その労働者としてしか現地人を見ていない
。このため、教育投資もしていなかった。略奪経済でしかなかった
のですよ。

 日本が今日的な意味で非常にいい統治をしたとは言っていないの
です。

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