2250.狭義の差別、広義の差別



狭義の差別、広義の差別

狭義な意味での「差別」は還暦を超えたこの年まで、中身は違え被
差別感の体験は大なり小なりありましたし、今も、これは差別では
と感じる時も出たり消えたりしています。そんな時、差別がどこに
起因するのか、また如何してそう感じたのかと、わが身から考えて
みようと思います。

また、日本の社会には歴史的にあるような、被差別部落、映画も対
話もそこを中心にしてありますが。小生の母親の父親は代々金貸し
を業としていたようで、それが大正時代でしょうか不況期に所謂部
落民に金の保証人をしていたのがもとで、倒産、母のきょうだい達
はその後、苦しい日々を送ってきたようです、その所為か、戦後に
おきまして、私が社会を感じれるようになった頃、ある種の人たち
が、多くは猪狩りに来た人たちでしたが、その人達を家の中の「た
たき」にも立ち入らせない剣幕で水を撒きました。その頃の私は
その意味が判っていませんでしたが。

話は跳びますが、数年前、小沢一郎代議士が野坂元代議士を部落の
出身であるとマスコミで流しました、未だこの時代でも大人である
べき人たちでさえも喧嘩の元に、日本ではなるのですね。また卑近
な例ですが長野で仕事をしている時、面接に来た若い女性、「結婚
する予定の人もあり、是非この仕事をしたい」と、具体的に登録す
る気になっていた矢先、彼女から取り消しの電話、呼びつけて事情
を聞くと。彼女(京女)の彼(立命館)が郷里の岡山で警官になっ
て、親に結婚を前提にお付き合いしている人の存在を伝えた所、そ
の彼女の苗字が岡山では被差別部落に多い姓で、親に反対された、
そして彼女も親に話した所、彼女の母親も知らない事情で、初めて
父親がそれを話し、そして母娘と父親の3人家庭で不和となった経
緯を涙ながらに話してくれました、彼女はとても美しく、賢く今で
も印象に強く残る方です(余談)。

その後、私は北欧の物語や竹取物語を当時の仕事柄聞いたり、学ん
だりするうちに、特に竹取物語を解釈した新書本の中に登場した姓
が、私が小学生の時、村の民生委員(母方の親戚)の手助けで、そ
の旧姓を改め、新しいありふれた苗字に変わりました、学校で姓が
変わった旨を発表する彼の言葉より先に私はその事情を知っていま
した、そして彼らの一族の人が新しく出来た丸ビルの中に弁護士事
務所を開いていることも。

要するに時代の中であるとき為政者の側に立っていたものが、権力
交代をした時、今まで抑えられていた反動で混乱、殺戮と差別の逆
転が起こり。差別していた層が被差別層に代わる。同様に長い隣国
との覇権交代の中で国家間の差別、被差別も繰り返されています。
しかし、その過渡期での混乱と流される涙の量は?。できるだけ学
問として、多くをカバーされる学者は抽象でしか、モノ言えない宿
命があります。

鶴橋は良く存じております、今も有るかどうか分かりませんが、高
卒の春休み、国鉄スミノド線で放出駅まで同級生の兄の経営する会
社にアルバイトで西宮から通いました、天王寺、鶴橋は懐かしいで
す、通天閣も。今も「ユーゴ」という大きな書店ありますか、もし
機会が有ったら、店主の弟で信州大学院出でエスエフ研究家に論議
持ちかけると、真剣に一緒に考えてくれるかもしれません。

次に広義の意味での差別ですが、23日加藤周一氏が朝日の「夕日妄
語」に差別について書いていました、それは咋秋に始まったフラン
スの若者による車などの放火事件を通して、なかなか学べる書き方
でした、独断なサイドラインを引いた後のスクラップですが、コピ
ーは得丸さんにも届けます。

ただ、知識人と呼ばれる方々も、これも宿命ですが、大体同じ本を
読んで、自分の思想を練り上げるようです。杉田様と同じ著者名が
出ていたようです。ですから、身辺に差し迫った差別被害が無い状
態ならば、この広義の差別について、大げさに言えば「古今東西の
万巻の書」を紐解き、、学ばなければいけないと思います、学者は
職業としてこれができるのですが。

それから、差別の起因に天皇制、これは確かです、識者やメディア
(このメディアについてはまたいつか)も不可触領域です。あのバ
ブルの最中に私は感じました、お金持ちに成った後、彼らが手にし
たいのは名誉です、日本では天皇と話せたとか、家柄が近いとか。
また叙勲を受けたとか、受けた家系であるとかですし、それに関す
る本がとても多く出ました。天皇制を廃止す方向へ近づけないと将
来禍根を残すのではないかと思うのが私心です。

またメディア論は政治学の中で一章設けることがその内必要になる
のでは、これは政権を左右する力の産出地であり力です、民主主義
をとる時代にこの分野を分析することは大切でしょう。ですから、
簡単にメディア批判はしない方が良いと考えます。確かにポピュリ
ズム政治家を持たされる不幸はありますが。 
sayama
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差別によって歴史が隠蔽される

差別の問題は戦後に民主主義国家になったはずの日本においてタブ
ーになっていていますね
これは差別の問題の根深さもありますが、明治以降の近代日本およ
び敗戦後の日本という国の胡散臭さとも関係があります

明治天皇が実は孝明天皇の皇子ではなく長州藩が送り込んだ替え玉
だったということを主張している人がいます
太田龍という人です。彼がここ数年書いた本『天皇破壊史』や、僕
はまだ読んでいないけど昨年出した長州批判の本は、参考にならな
いでしょうか

差別問題の存在は、社会にタブーの領域を作り出し、権力者が国民
を騙す片棒を担いでいませんか

存在するものは全て意味をもちます。差別がしつこく隠然と残るの
には、きっと意味があるのでしょう。

在日朝鮮人の場合、戦後の焼け跡で起きたといわれているスクオッ
タの問題については、何か反省のようなものはないのでしょうか
数年前、六本木の外人ホステス(イギリス人)ルーシー・ブラック
マン?さんを殺した犯人は大阪で戦後土地成金(火事場泥棒?)し
た家系だったと記憶していますが、親の因果が子に報いではなかっ
たか。

昭和30年代に起きた大量「帰国」により十万人が北朝鮮に自主的に
拉致され、その人質のためにいかに多くの金が日本から北に送金さ
れているか、

差別のタブーが歴史を隠蔽している例ではありませんか

得丸
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環境関係シンポジウムなどご案内

一.「ソーラーおおつ」正式発足記念・「さんさん君」建設5周年記念イベント 
みんなで考えよう 自然エネルギーの活用         
主催 「NPO法人 太陽光発電をすすめる大津市民の会」(略称/ソーラーおおつ)
「市民共同発電所を作る会・おおつ」(略称/市民発電所おおつ)

開催日   平成18年(2006)2月5日(日) 午後    
会場   大津あいあい保育園ホール(京阪電車京津線唐橋駅下車徒歩3分)
1.「NPO法人 太陽光発電をすすめる大津市民の会」臨時総会 13時30分〜14時
2.記念イベント     
 ■ オープニング                             14時15分〜14時45分
ピアノ演奏とソプラノ  奏者:石塚めぐみさん  歌手;大石里恵さん
 ■ 記念シンポジウム                        15時〜16時20分 
テーマ [地球環境と自然エネルギー]
  コーディネーター 和田  武さん(立命館大学産業社会学部教授)
  パネリスト     稲田  幸さん(「びわこEMラブ」代表)
               大西 啓子さん(「きょうとグリーンファンド」事務局長)      
               高橋  勉さん(「NPO自然エネルギー普及協会」会長)   
               林  敏秋さん(「ワーカーズコープ・エコテック」代表
(本件照会先)〒520-0854大津市鳥居川町16−20
大津あいあい保育園内 (■077-533-2144)
(NPO法人)太陽光発電をすすめる大津市民の会・事務局 下村 勉
  Eメール:taiyoko-otsu-shimin@w3.dion.ne.jp 

二.第2回大阪湾再生市民サミット
(道頓堀を綺麗にそして大阪湾を豊かな海へ)
 河川浄化などに効果のある微生物群EMの「技術の普及促進」等で頑張って
おられる多数の方々からの案内です。
開催日   平成18年(2006)2月5日(日) 午後13時―17時    
会場   森ノ宮ピロテイ―ホール
講師等 国務大臣 中馬 こうき氏
    琉球大学教授 比嘉照夫氏など
参加費 本会:無料 懇親会(18時から)\5,000−
本件照会先;大阪市漁業協同組合内
 大阪湾再生市民サミット実行委員会事務局
 TEL06-6462-5912 Fax06-6464-3478

「地球に謙虚に」運動ホームページ最新エッセイ等の紹介
1.日本文化を直す:草木染、旧暦カレンダー、長屋
        呼びかけ人藤田 悦史 様による伝統的日本文化の評価論。
2.無題: 呼びかけ人、堀江 清孝様による「米作を巡る含蓄のあるエッセイ」。
3.続 物理屋の超エコ運転:呼びかけ人、村本 孝夫教授による徹底した省エネ・
省資源運転のレポート。
4.水上バイクによる環境汚染  ;代表仲津 英治による琵琶湖を巡る問題の提起です。
多くの方々から「水上バイクによる環境破壊」への感想、コメント等も戴き、メッセ
ージ欄に掲載しています。

仲津英治
「地球に謙虚に」運動代表

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