2101ー1.反対派の論理破綻



株式日記、森田さんの意見は、どうしておかしいのであろうか??  
                      Fより

(株式日記)
急速に国債を売ると、国債が暴落して、大変なことになる。
小泉首相の言うように郵政を単純に民営化したら日本がどんなにか
危機的状況になるか警告してきたのですが、ポチ保守派たちは私が
書いてきたことに対して目を塞いでいる。
                  

(反論)
民主党は郵貯・簡保を縮小して、数年後に半減させると言っている
。小泉さんはそれに反対している。どちらが国債暴落になるか、判
断できると思うが、民主党のことを言わずに、小泉首相の民営化が
危機的な状況になるという。どうして、民主党の批判をしないのか
分からない。国債暴落は、民主党では絶対起こるが、自民党案では
10年間の緩和処置を置いているために、暴落度合いが少なく、実
際的だと思うが、どうして、自民党案と民主党案を比較しないので
あろうか??
余りにも意図的でありすぎる。
                  

(株式日記)
1999年、金融再生委員会は、国有化した長銀をリップルウッド
に売却することを発表した。日本政府は国債で損したら損失補償す
るみたいな密約をつけて売ることは証明済みだ。そんな馬鹿げた事
を日本政府はやってきたのだ。
                 
(反論)
1999年の日本で、金融不良債権が大変な問題で、中央信託銀行
、三井信託銀行の不良債権も多く、海外のファンドに助けを求める
しかない状態であった。その証拠に三井も中央もその後、合併して
いる。しかし、金融不安がなくなり、2003年辺りから日本国内
に資金力が出来たので、企業再生機構が出来て、重要な企業は再生
機構が買収して、再生する方向に変化している。

現時点では、日本の金融システムは安定してきたために、長銀のよ
うな有利な条件を付けて救済を米国に求める必要がなくなっている。
その時の状況を無視して論評をしている。

外資は簡保の買収はするが、郵貯はリスクが大きくて買収しない。
公平な論評をしないと、日本の国策を間違える。どうも、反米的な
意識と反小泉の意識で、事態の考察を捻じ曲げているように感じる。

(森田実政治日誌)
小泉が勝てば、日本に1930年代ドイツのヒトラー以上の独裁政権が
登場する。小泉首相は、9月11日の総選挙に勝った時、議会政治の
解体をめざす小泉政治が信任されたとして、議会制民主主義を否定
する方向へ突進するだろう。もう1つ、国民新党の安定成長主義を
主張している。

(反論)
小泉首相がしているのは、明治以来の国の形の改革である。この時
に、改革に反対する人を自民党から追い出すのは公約を実現する政
党としては、当たり前のことである。
議会制民主主義を守るために議会選挙をして、国民の審判を受ける
ことにしているのに、独裁政権と言うのは、評論家としては失格で
ある。

森田さんは、亀井さんや綿貫さんと同じ日本の利権議員体制を温存
したいという思いが強く、日本の現状の財政状況を知らないのでは
ないかと思う。国民新党がいう安定成長という地方への予算バラま
きができないほど、日本の税収は落ちている。そして、国債の発行
も限界に来ている。こういう人が日本の評論家としていること自体
が問題なのであろう。


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