2066.郵政民営化について



郵政民営化の議論を見ると重要な日本の問題点の根本を議論してい
ないように感じる。    Fより

日本の改革が進まない。政治家の利権を温存しておこうと言う勢力
がいるためで、国鉄時代は赤字ローカル線を政治的に温存したり、
建設させたりした。公社時代は、国鉄のサービスは悪く、かつ職員
の給与は働くなくても働いても同じであった。

しかし、国鉄を民営化すると民間会社としての業績が問題になり、
利益を出さないと、会社トップが批判を受けるし会社に勤める従業
員の給与も下がるために、会社員全員が利益のために働くことにな
る。JR職員数も関連会社を含めて増えかつ、給与も増えて、そし
てJR利用者も利便性が増してサービスもよくなっている。この事
例を見れば、郵政民営化すれば、利用者も職員も得をすることが見
えている。

しかし、道路公団では、公団の利益が優先されずに、天下り先の利
益のために公団職員が働くことになる。勿論、公益機関であれば、
仕方がない部分もあるが、郵政公社の業務はほとんどの分野で民間
と競合している。いまや独占ではなく、法律でそうしているだけで
ある。

この業務が民間と競合している関係から、経営の自由性を確保しな
いと郵政公社は利益を出すことが出来ないように思う。まず、公団
であると政治家の介入がある。郵政からの融資に介入して、不良会
社に融資をさせることになっている。このため、第三セクターなど
の不良会社への融資はほとんど不良債権になっている。融資の見返
りに融資金額の20%を政治家に献金するルールもあるようだ。

優良な会社は銀行が融資するので、政治家が介入できない。このた
め、どうしても不良会社や第3セクターなどの事業に不安がある部
分にしか、政治家の甘みがない。

この問題をどうして評論家は触れないのか不思議である。まずは郵
政を株式会社にして、利益を最大にすることを考えるベースを作る
ことである。米国に売り渡すというなら、51%以上を国が株を持
っていればいいので、まず民間会社としての経営の自由性を確保す
ることが重要である。民間とのイコールフッティングである。

そして、特殊法人や第三セクターなどに今まで貸し出していた不良
債権の処理を進めないと、日本経済の健全な発展はない。
日本の問題は今や民間部門ではなくて、公的機関の不良資産の問題
になってきている。この良い例が、公債の残高が1000兆円にな
っていることでも分かる。国債・地方債などをこのままに出来ない。
金利を引き上げることが出来ない理由が、この公債の金利負担が増
して、金利さえ払えなくなるためである。

もう1つ、今の日本はEUに比べても3倍も多くの公共工事がある
。この建設資金も郵政から出ている。昔は公共工事が高速道路を作
ると利益が出たが、今はほとんど通行がない赤字の地方高速道路を
地元政治家の政治力で建設する。都市部の道路はまだ十分ではない
が、工事費が天文学的な数字になり、ここでも赤字確実な高速道路
になる。もう、政治力を使った工事はしてはいけない。その資金源
である郵政を政治家から切り離さないと郵政の経営もできない。
もう普通予算だけで道路を作るしかないような状況になっていると
思う。事業会計である特別会計を早く止めて、普通予算だけにする
ことである。事業をする公団・公社を民営化することである。

どちらにしても、日本は老人社会になるために、公共工事を減らし
て社会福祉、特に老人介護関係の予算に振り返ることが必要になっ
ている。ヨーロッパと同様な予算配分にすることが、日本でも必要
になっていると思うがどうか。
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国際戦略コラム様に一言  久しぶりです ks_kiyo4

    キリスト・イスラム社会の争い? 
  ついでに小泉自民党郵政で?

今日久しぶりにコラムを拝見した自民党の郵政民営化の闘争を各コ
メンターターが色々述べておられる
「小泉自民党の勝利」を述べる人「公明党の行く末」を案じる人「
民主党の選挙で完敗」を予言する人・人それぞれと結局映画を見る
かハタマタスポーツ巨人が果たして挽回するのかサッカーで日本は
ドイツ杯を満足に戦えるか
等々小泉自民党の行く末と結局いくら予想しても結果は済んで見て
のお楽しみ、
自民党もしっかりしてほしい郵政に固守せず緊迫した政治課題が山
積しているはずもういい加減に小泉自民党は終焉に近ずいている
このままでは日本は滅びる、

キリストとイスラム社会に一言

日本のつまらない政争の事より国際戦略の諸先生のご意見を是非お
聞きしたいもの
スペイン列車爆破複数箇所、イギリスの多発テロ事件2回昨日のエジ
ブトでのテロこれも多発結局複数の場所で同時テロ「9.11.ニューョ
ーク爆破」テロも双頭のビルを破壊、すなわちすべて一箇所出なく
複数箇所でテロ行為が実行されている、

私は最初に米国「ブッシュ」の貧困国「失礼をお許う」に対する暴
言は世界弟4次世界戦争「宗教の争い」をコラムに提言したキリスト
教とは欧米諸国のキリストも今問題の
「イスラムの世界」もキリストは同じはず一人の教祖を
いやキリストは一人と言い異やキリストは主・子供・親・とである
と教えとか日本の仏教でも主はほとんど同じと思う私は宗教を信じ
ません「完全なる無宗教人」これは威張れませんが要するにキリス
トを信心する人たちがなぜ争いをしなければならないのか米国イギ
リス欧米イスラム社会がこの際代表を選び世界的に今後の事を話し
合う時期と考える今こそ「ブッシュ・ブレア」の二人して一番イス
ラム世界に嫌われている人達が良い解決口を話し合う時と思う過去
の争いで行き詰ったときに必ず話し合う事を行って来たと思うが
「小泉も然り国際で無いが」

色々無知な言動でコラムの諸先生の方々の意に沿いかねると思いま
すがこの際ご面倒ですがご意見を是非お聞かせ下さい。「無知な失
礼をお詫びします」

  2005.07.24.pm9.00. ks_kiyo4   s_kiyoc@ybb.ne.jp 
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解散は脅しではない−山崎氏に聞く   
   
 ポスト小泉「造反者から出ない」
 自民党の山崎拓前副総裁(68)は二十六日午後、時事通信社のインタビューに応じ、今
 後の政局について「(郵政民営化法案に)反対した人はポスト小泉にならない。時の流
 れとして、賛成した人の中から選ばれる」と述べ、郵政民営化反対派を強く牽制(けん
 せい)した。さらに「(衆院解散)総選挙があってもなくても、反対した人は離党する
 と思う」との見方を示した。山崎氏の発言要旨は次の通り。 世界日報掲載許可
 −郵政法案採決の見通しは。

 五分五分。票読みはしていないが、厳しい。人の心なので、最後まで分からない。

 −否決されれば衆院解散か。

 その方針に変わりはない。ブラフ(脅し)ではない。

 −解散なら民主党が漁夫の利を得るのでは。

 首相はそう考えていない。郵政民営化の是非を問う選挙で、民営化反対の民主党を国民
 が支持するはずはないと思っている。

 −法案に反対した人の公認は。

 できない。

 −公認候補不在の選挙区が増えるのでは。

 候補者はいくらでもいると思う。

 −成立しても解散との見方があるが。

 そんなことはない。在日米軍基地再編、北朝鮮との国交正常化、中国との関係改善など、
 外交課題がたくさん残っている。特に北朝鮮との国交正常化は小泉政権で実現しないと
 当分無理だ。政権弱体化はない。

 −再修正や継続審議の可能性は。

 ない。参院審議をにらんでワンセットでつくった最上の修正だ。あとは通るか通らない
 か、天国か地獄かだ。

 −ポスト小泉の条件は。

 郵政法案に賛成しなかった人は、選挙があってもなくても離党する。反対した人はポス
 ト小泉にはならない。時の流れとして、賛成した人の中から選ばれる。(離党者は)次
 の政権になればいずれ戻ってくると思うが。

    Kenzo Yamaoka

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