2047.自民党内の郵政民営化反対に思う



自民党内の郵政民営化反対に思う

 以下のことは、一種のシミレーションと思って下さい。

 今回衆議院における「郵政民営化反対」に投票した自民討議委員
の扱いについて、将来の安部政権作りを前提に考えてみる。もし、
郵政民営化法案が参議院で否決された場合、自民党執行部は衆議院
の郵政民営化反対議員を公認せず、その後釜に公募で集めた候補者
を指名する。ただし、いきなり公募しても手遅れだろう。そこで、
安部氏が事前に応募する現職よりかなり若い人材を準備しておけれ
ば自民党はかなり変わるはずだ。この場合、自民党の公認がない郵
政民営化反対候補へは同情票があり、民主党には追い風となる。
でもそれは、反自民票ではないので実際の浮動票が極端に動く力強
さは無いだろう。昔の田中角栄がそうだったように安部チルドレン
を生じさせることができれば、来年9月の自民党総裁に安部氏は最
有力候補となるだろう。

 これにより、既得権益に与する人間を減らし、国内での憲法改正
・教育改革・小さな行政府を目指した抜本的構造改革を実行する。
また、国際関係での関係改善になる可能性がある。つまり、評価が
保守的(保身ではない)と見られる政権は、大胆な政策の自由度が
一般的に高い。

 以上は、郵政民営化が小さな政府を目指し、かつ安部氏が同じ立
場との前提に立った想定問答です。

佐藤俊二
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(Fのコメント)
世論は断然、小泉さん支持になる。民衆も財界も日経を始めほとん
どの新聞も小泉さんの自民党を支援するから、民主党は大惨敗にな
るし、民営化に反対した元自民党議員は民主党に鞍換えしたとして
も当選の可能性は低い。小泉さんとしては総選挙は最大のチャンス
である。公明党はチャンスにならないのが痛いが??

小泉さんもバカではないから、増税を争点にしないよ。民主党は見
方が甘すぎる。

これでは総選挙を民主党としてはできないように感じる。選挙を知
っている小沢さんがどう判断するか、楽しみですね。

もう少し言うと、民主党の郵政民営化賛成の議員が自民党に賛成し
て、自民党と行動を共にする。そして、自民党の公認を受けて総選
挙を戦うことになる。小沢さんの動きに注意が必要。今の民主党は
昔の社会党になっている。

これではダメである。やっと、自民党の利権派と民主党の労働保護
派が結びついて、民主党になるような気がするがどうであろうか?
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「公明推薦拒否発言で反対派総崩れへ 郵政民営化法案採決」

郵政民営化法案採決へ向け、「小泉首相VS反対派」の多数派工作が
最終局面に入った。

首相の「否決されたら解散」発言とリンクして、公明党幹部から6
月上旬の神崎代表に続き「次期衆院選、参院選で推薦は難しくなる
」との発言がこの時期に改めてなされた。

公明党の従来からのスタンスからすると、弱者切り捨てに繋がりか
ねない郵政民営化には少なくとも積極的に賛成する類のものではな
いはずである。
しかし、既に連立維持のために首相に協力して賛成する事で意見を
纏め巨大支援組織への説明もしており、今更自民党内の造反によっ
て否決となることは組織維持および面子の上でも到底受け入れられ
ないという事情があるのだろう。
ましてや、万が一この時期に法案不成立→解散ともなれば、準備の
面で全く間に合わない。

さて、公明党内の事情はさて置き、郵政民営化反対派議員の選挙区
事情を観れば、自公連立を組んで以来、小選挙区制の下で公明党と
支援組織の協力なしに勝てる自民党議員は少ない。
特に自前の後援会組織が弱い若手においてこの傾向が強く、今回の
公明推薦拒否発言で大きく切り崩されるだろう。
一方で、特定郵便局長らの支援も失いたくないという板挟みに遭い
ながら、反対派議員は両方の顔を立てて採決に欠席という事でお茶
を濁す者が大半になると予想される。

郵政民営化の是非はともかく、賛成反対に関わらず己が政治信条に
沿った行動を貫いて欲しいものだが、議員も人の子、背に腹は代え
られぬ。
その功罪是非の判は、各選挙区の有権者が下す以外にはない。

佐藤 鴻全
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「再修正で参院通過へ 郵政茶番のシナリオ」

郵政民営化法案は、7月5日に僅差で衆院本会議を通過して参院に
送られた。参院は自民党から18人が反対に回れば否決となり、衆
院以上に熾烈な戦いが行われる。
政治闘争は言わば、政治生命を掛けた戦(いくさ)である。
小泉首相は、懲罰や衆院解散や公認取り消し等のムチや、ポスト約
束の釣り等のアメをちらつかせて反対派の切り崩しを図っている。
恐らく、スキャンダルネタを掴み脅しを掛ける等の「裏技」も使う
のだろう。

今後の展開を予想してみたい。
公明党とその巨大支援団体は、都議選直後で身動きが取れず、小泉
首相の衆院解散を許可する事はない。
万が一、それを振切って解散した場合も、参院の法案否決で衆院を
解散する事は誰が考えても倒錯した世界であり、首相の狂気を演出
する分には良いかもしれないが自民党は選挙を戦えない。
従って、実際には首相に解散の選択肢はない。

反対派切り崩しが上手く行かない場合、残された可能性として継続
審議があるが、事実上の政治的敗北となり今後求心力を失うため首
相は選択しないだろう。
すると、残るのは会期末直前の法案再修正での参院可決となる。
現在、執行部は再修正はしない方針だが、首相のこれまでの行動パ
ターンから言って、これで落ち着くと観られる。

旧くは、消費税導入が焦点となった衆院選で、消費税は良い税で反
対する国民が間違っていると言わんばかりの態度だった当時の小泉
議員は、投票日の前々日辺りからガラリと態度を変えお願い口調で
政見放送をおこなった。因みにこの時最後まで態度を変えなかった
山中貞則は落選した。
また、8月15日を直前の13日に代えて行った就任後最初の靖国
神社参拝等、直前回避は首相の行動の特徴の一つである。

恐らくは、道路公団民営化のように反対派の顔を立てると共に、一
方で法案成立の成果を強調できるような微妙な再修正を行い、首相
は内側と外側の2つの顔を使い分ける事になるだろう。
これら自体は妥協の芸術と言われる政治のテクニックの一つであり
、筆者は非を唱える者ではない。

しかし、将来的な国のかたち、社会の姿が論じられず、国民のナシ
ョナルミニマムのレベルについてコンセンサスが出来ておらず、
かつ国民の資産340兆円が何の投資ノウハウもない元役人や国益
に無関心な素性の怪しいコンサルタントの手に任せられ、気が付け
ば外国籍になり兼ねない今回の性急な民営化法案には、筆者は反対
の立場を取る者である。

国民、言論人、マスコミの冷静公平なジャッジの下に、議員諸氏が
法案賛否に関わらず、国民の長期的利益を念頭に信念に基づく責任
ある行動を取る事を期したい。

                          以上
佐藤 鴻全
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新生銀行のハゲタカ化      アルルの男・ヒロシ  
 
東京都都議会選挙に行ってきました。

私の住んでいる東京都のはずれの選挙区では、本当に投票したい候
補がいなかったので、仕方ないので、共産党に投票してしまいまし
た。こんなことは初めてです。今までは一応、昔党員になっていた
こともあって、自民党に投票していたのですが、武部幹事長のその
場しのぎの「増税反対」発言の無責任さと、国民の目を盗んで審議
されている、「郵政民営化法案」への抗議の意味も込めて、自民党
には入れるわけにはいかなかった。この法案はサミット前に衆院を
通過するようになっているのが、小泉首相にとっての至上命題です。
民主党も竹中不信任を出したり、徹底的に郵政法案に反対する立場
を見せていないので、投票するわけにはいかなかった。(馬淵澄夫
氏などの勇気ある政治家の発言が一切テレビでは報道されないのは
、NHKが脅えている証拠でしょう)

そんなわけで選択肢で残ったのが共産党しかなかった、ということ
なのです。候補も写真で観た感じではいかにも頼りなさそうでした。
私は共産党の「いつまで続ける、アメリカ言いなり」というような
2003年の衆院選のポスターには非常に共感したものですが、あ
まりにも歴史認識や靖国神社参拝の問題で、意見が違いすぎるので
これまでは支持してきませんでした。

ところが、日本がやめておけばいいのに、二大政党制などというア
メリカで現在失敗している政治体制に向かって突き進んでいるもの
だから、セキュラーな、創価学会のような宗教勢力ではない第3勢
力を探すとなると、共産党しかなかったというのが本当のところで
す。

そうなのです。日本では、草の根保守層を束ねる民衆政党というの
が存在しないんです。アメリカでは、反官僚制、反中央政府統制と
いう立場のかなり右がかってはいるけれども、大衆の心をつかむ、
右翼ポピュリスト派の政党がしぶとく生き残っています。ところが
、日本は、宗教原理主義というアメリカを汚染している政治の問題
を抱えている部分だけを、創価学会・公明党との連立という形でマ
ネをしている。私は別に反創価学会ではありませんが、宗教団体が
政治政党を持つというのは政教分離に反しており、問題です。学会
員たちがそれぞれの信念に従って、政党を選べばいいでしょう。

日本では反権力ということになると、左翼と相場が決まっている。
ところが、帝国本国であるアメリカではそうではない。リバータリ
アニズムやアイソレーショニズムを標榜する政治勢力の中には、草
の根保守というべき人たちがいる。その人達は、国際金融資本の主
導する、戦争とマーケット・エコノミーの「アメリカ・モデル」に
反発している。

自民党は、共和党と似ていて、大企業経営者の利権と中小企業経営
者の利権を両方を代弁していますが、この二つは微妙に違います。
大企業利権がアメリカやイギリスの国際資本の中でインナーサーク
ルを作ることで、日本もまた、アメリカの戦争と自由化のビジネス
戦略に組み込まれている。

実は左翼も右翼も「草の根」という点では大同小異で協力できると
思います。この団結をエスタブリッシュメントが恐れるのは当然で
しょう。それ、イランのアフマドネジャドの例を見ても判るように
、どんな政治指導者でも、チェスの駒の一つとして動かしたうえで
、自分たちの目的を達成するというゲームの発想でアメリカの戦略
家たちは動いていますから、民衆の支持を得る政治家を選び出して
、国際エスタブリッシュメントのインナーサークルから外れてしま
うこと自体が、「大きなババ抜きのババ」になってしまうことすら
あるのです。だから、私たちは、おいそれと民衆の本当の支援を受
けた政治家を送り出すというわけにも行かないのです。両方とネゴ
シエーションを出来る政治家でなければ、嫉妬と利権のバッティン
グによって潰されてしまいます。

アメリカの虎の尾を踏んだ田中角栄(やはり徳本栄一郎氏のレポー
トは眉唾だと思う)がまさにそれで、国際政治の現実が見えたのは
、引きずり出されて質問攻めにあった「外国人記者クラブ」の席だ
ったでしょう。「しまった!俺はロックフェラーにはめられた!」
と角栄はその場で叫んだといわれています。(『東京アンダーワー
ルド』 ロバート・ホワイティング)

自民党も民主党ももうダメです。セキュラーな第3政党が必要な時
期に来ています。
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Flowers targets German market
By Patrick Jenkins in Frankfurt
Published: June 30 2005 03:00 | Last updated: June 30 2005 03:00
http://news.ft.com/cms/s/5eaa6ee2-e904-11d9-87ea-00000e2511c8.html

新生銀行といえば、ハゲタカ・ファンドのリップルウッド・ホール
ディングス(ティモシー・コリンズCEOはハゲタカと呼ばれるこ
とをもの凄く嫌いらしい。ハゲタカである自覚は多少はあるようだ
。)が、投資ファンドの連合を組んで99年に買収した銀行ですが
、日本では店舗にお客さんもガラガラで、サンデープロジェクトで
恥も外聞もない剽窃の天才の財部誠一を起用して、ヨイショ番組を
作らせていたりしているので、この銀行は本当に大丈夫だろうかと
思っておりましたが、どうもドイツで銀行の買収をやって勢力を拡
大しているようです。

これは、数日前のFinancial Timesに出ていた記事ですが、新生銀行
のディールをまとめ上げた、現在日本のゴルフ場やホテルを買い占
めに入っている元ゴールドマン・サックスのクリストファー・フラ
ワーズというユダヤ人が、ドイツの国有化されている、ランデスバ
ンクの幾つかに新生銀行と組んで買収を仕掛けようとしている。国
有化されていた、WestLB と Hanover-based NordLB という二つのラ
ンデスバンクの買収には、他に同じくユダヤ系のリーマン・ブラザ
ーズも参加していて、新生とリーマンの買収合戦になるもようです。

ドイツは全部で3兆ユーロもの不良債権を持っているといわれてお
り、ビジネスチャンスを虎視眈々と狙っている米英の投資ファンド
にとっては宝の山なのだそうです。

日本も金融立国をすべきだというような人も沢山いるようですが、
私は商品のような実体的な価値を生み出さない金融というビジネス
に過度に依存することは危険だと考えます。ハゲタカが入って経営
再建がうまくいったという事例も少なからずあるようですが、ハゲ
タカにとっては、一時的に経営を握ることで、その会社の秘密文書
やノウハウにアクセスできるということもあるので、旨味がある仕
事なのでしょう。隅から隅までその会社は調べられていて、外資の
中のネットワークで機密が流出しているのではないか。

それにしても、日本の血税を使って再生させた新生銀行が、ハゲタ
カの遺伝子を植え付けられて、海外で猛威を振るっている。これを
みると、アメリカからの「レンタル大臣」の竹中先生が推し進めて
いる郵貯民営化の真のアジェンダは、外資系金融機関の海外進出の
際の「タネ銭」確保ということにあるのかも知れない。民営化した
郵貯銀行は、融資を増やしすぎると独禁法の規制にかかってしまい
ますから(それでも竹中先生は“イコール・フッティング”という
のですが)、融資をしないで、郵貯資金をタネ銭に、米国債を買わ
せたり、海外で金融機関のM&Aに明け暮れるという考えなのでし
ょう。

(ちなみに、デヴィッド・ロックフェラー氏は、今年5月末で新生
銀行の社外取締役を退任している。シニアアドバイザーのヴァーノ
ン・ジョーダンも退任している。親離れができたと言うことであろ
うか?   )

J. Chris Flowers is a director of Shinsei Bank, Ltd. (formerly 
The Long-Term Credit Bank of Japan) and a vice chairman and 
the largest shareholder of The Enstar Group, Inc., a publicly 
traded company that invests in the financial services industry, 
including interests in the reinsurance runoff business. 
Mr. Flowers has been a director of Shinsei Bank since March 2000, 
following the purchase of the bank from the government of Japan 
by a consortium of international investors organized by Mr. Flowers 
and Ripplewood Holdings LLC. Prior to his work with Ripplewood 
and The Enstar Group, Mr. Flowers was a general partner 
at Goldman, Sachs & Co. While at Goldman, Sachs, he was a founder 
and head of the Financial Institutions Group, served 
on the Operating Committee, and led a team analyzing Goldman's 
IPO decision in 1998. Mr. Flowers earned his AB, magna cum laude, 
in applied mathematics from Harvard University in 1979
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今日、書店に行ったら、例のナタン・シャランスキーの「ケース・
フォー・デモクラシー」の邦訳版が出ていました。(邦題は『なぜ
、民主主義を世界に広げるのか』 ダイヤモンド社)このシャラン
スキーは、ソ連のウクライナ生まれのユダヤ人でソビエト共産主義
の収容所に入れられていた人です。86年には、国外追放されてイ
スラエルに移住し、移民政党を結成して、つい最近まではリクード
党のシャロン政権のエルサレム問題担当大臣を勤めていました。

このシャランスキーの本をブッシュが今年2月の就任演説で何度も
引用したことが話題を呼んで、新世代のネオコン派たちはまるでバ
イブルのように扱っています。確かに圧政でなければ良いのは当り
まえですが、シャランスキーがイスラエルの閣僚であったことから
も判るように、イスラエルの一種の被害者であることの立場を利用
した「ソフト・パワー」戦略であることもまた確かです。

そして、このイスラエルロビーが米英の市場主義者と民主化解放の
巨大な軍需・復興利権を作り上げているという風に私は読みます。
今年のビルダーバーグ2005では、シャランスキーが閣僚辞任後
まもなく参加しており、今後のアメリカの軍事戦略を占う上で非常
に重要です。

要するに国際金融資本は、ラショナルチョイスが通じないイスラム
諸国ではまず専制政治の追放と強制民主化教育を施したり、復興利
権を牛耳ることでビジネスを成立させ、日本のようにラショナル・
チョイスの真の意図を理解しないで、「近代化されたと学者達に思
いこませることが可能である国の場合は、ワシントン・コンセンサ
スや「アングロ・サクソン資本主義」を使って、ビジネスチャンス
をつくり出すという風に、コース別にラインナップされているとい
うことなのでしょうね。

さすがは、東インド会社から会社組織という資本主義社会の根本体
制をつくりあげた構想力のある民族のやることは違いますが、日本
も対応を考えないと飲み込まれてしまうでしょう。
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 『参院で否決された場合、内閣不信任』   
   
 目が離せない状況
 郵政法案は当初から、衆院より参院の方が厳しいとみられていた。与野党の議席差が衆
 院の3分の1程度にとどまるためだ。
衆院では47人の反対まで許容できたが、参院は18人が反対に回れば否決してしまう。
 参院で否決されても再び衆院で可決すれば成立する。だが、それには3分の2以上の賛
 成が必要。
今回の造反状況を当てはめれば不可能な情勢だ。参院での否決は事実上の廃案を意味し、
衆院解散という最悪の事態に直結しかねない。
衆院段階で法案を修正したのも、数の上できわどい参院の審議を円滑にするためだった。
しかし、参院の自民党幹部は衆院の結果について「野党は不信任案を衆院で使わず温存し
た。しかもあの票差。最悪の状態だ」と危機感を示し、公明党の参院幹部も「解散も覚悟
してやらないと危ない」と強い口調で話した。

 一方、民営化反対派は衆院本会議後、約40人が党本部に集合し、「これからが始まり
 だ」「参院では必ず勝てる」と気勢を上げた。
会合には、参院からも反対姿勢を明確にしている長谷川憲正、荒井広幸両議員らが出席し
た。
もともと民営化への反発は、全国特定郵便局長会などとの関係が深い参院の方が強く「本
音を聞けば参院に賛成はほとんどいない」(参院幹部)のが実態。薄氷の勝利で衆院を乗
り切った首相だが、参院のハードルは高くなっている。

 もし参議院で否決されて、衆議院を解散すれば、造反議員は公認されず、公明党の支持
 も得られない。国民的イメージも悪く自民党は大敗するだろう郵政三事業を民営化でき
 なかった小泉さんは総選挙後、自民党総裁を辞任し、首班指名の行方も不透明になり、
 政治的空白もおきるだろうし、国政は大混乱するだろう。
       Kenzo Yamaoka


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