2040.フォトン・ベルトについて



フォトン・ベルトについて少し紹介しておきます。  Fより

温暖化の原因が、フォトン・ベルトに近づいているためであるとい
い見解を示す人たちがいます。そこで一応、フォトン・ベルトにつ
いて紹介しておきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フォトン・ベルトについて

フォトン・ベルトとは1961年にポール・ヘッセという天文学者
によって発見された巨大な電磁波の雲のことです。1996年には
ハッブル宇宙望遠鏡がその撮影に成功しています。フォトンとは反
電子(陽電子)と電子が衝突して生まれる素粒子のことです。
フォトン・ベルトはプレアデス星団に属している惑星系の公転に対
し垂直の角度で存在しています。太陽系はプレアデス星団の一番外
側の軌道上を公転し、12000年かけてプレアデス星団を半周し
ます。そのうちの2000年はフォトン・ベルトの中を通過します。
フォトン・ベルトは前にも示した通り、巨大な電磁波の帯です。
そのためこの中に太陽系が浸入したなら地球環境は激変するだろう
と考えられています。
太陽系は近年中にこのフォトン・ベルトに突入するだろうと言われ
ています。その正確な時期は学説によって異なりますが、遅くとも
2012年には入るだろうと考えられています。

太陽の黒点活動は近年になって活発化しています。これもまたフォ
トン・ベルトの影響によるものと考える説があります。太陽の黒点
活動が地球に及ぼす影響には停電、通信障害、人工衛星の軌道逸脱
、オーロラ、磁気嵐などがあります。世界各地で頻繁にオーロラが
観測されています。

対談@「フォトン・ベルト」がもたらす地球大変動
http://web.archive.org/web/20030124223144/http://www.naturaldiet.net/watanabe/dan1.html

 たまゆら76(平成12年11月号)で、太陽の黒点活動が、景
気循環や社会システム、ひいては文明の興亡に影響しているという
説を紹介した。
 2000年から2001年にかけて、太陽活動は極大期にあった。従来の
パターンからすれば、2001年でピークを打ち、その後は次第に極小
期に向けて収まっていくはずであった。
 ところが、黒点活動は沈静化するどころか、2002年を迎えたとた
ん、ふたたび活発さを増大させている。
 これは、史上かつてなかった現象であり、NASAは、「太陽の
黒点活動はいま、無秩序状態にある」と発表したそうである。
 黒点活動ばかりではない。地球には様々な形で「異変」と呼ぶべ
き不可解な現象が多発している。
 鯨が日本やアメリカなどの海岸に打ち上げられたり、イカが大量
発生するなど、生態系に異常が起きている。
 天変地異も多くなっており、韓国や中国、欧州などでは大雨によ
る被害が頻発している。
 極でしか見られないオーロラが、長野県やカリフォルニア州、テ
キサス州といった低緯度地帯で観測されたり、自然発火とみられる
山林火災も頻発している。南極の巨大な氷塊が溶け出したこともご
存知の方もおられるだろう。2002年3月に崩壊した「ラーセンB」
と呼ばれる棚氷は、厚さ22メートル、鳥取県とほぼ同じ面積に相当
する大きさだった。
 これらはだいたい、環境問題というワクの中で論じられるが、実
は、地球物理学とか地質学などの分野でも、これまで人類が経験し
たことのない異常な事態が起こっているのだ。
   
 (『フォトン・ベルトの謎』より) 
 地球だけではなく、太陽も異常な動きを見せている。黒点活動が
これまでの規則正しいパターンを無視して活発さを増しているだけ
でなく、太陽磁場も狂ってきているらしい。
 1901年以来、太陽の磁界はそれ以前に比べて230%も上昇
しており、最近の観測では太陽から放射されるプラズマの量が
1000%も増加していることが判った。
 地球の磁場も同様で、それは年々減少してきているという。
2000年前の地球の磁力は約4ガウスだったが、今から500年
前くらいから急速に磁力が衰え始め、現在では平均0.4 ガウス程度
になっている。やがて近い将来、磁力が0になるかも知れないとい
う予測も立てられている。
 地球全体というより、太陽系全体に異変が起こっているようである。
 いったい、宇宙に何が起こっているのだろうか?
この謎に、ひとつの「解答」を示したと言えるのが、「フォトン・
ベルト」の存在である。
フォトンとは、原子レベルにおいて、電子と陽電子が衝突した時に
発生する「光子」と呼ばれるエネルギーのこと。フォトン・エネル
ギーは、すべての生命体を原子レベルから変成させ、遺伝子レベル
の変容をもたらし、進化させるという。しかし、フォトンによる
そうした変革も、臨界点に達するまでは周波数の共鳴が起こらない
ので、一見普段と比較して何の変化も起こっていないように感じる
のだという。
フォトンが集まって構成される、超巨大なドーナツ状の帯が、フォ
トン・ベルトと呼ばれる存在である。われわれの棲息する太陽系は
、あと10年ほどでこの光子の帯の中にすっぽりと包まれることに
なる。
 地球が属する太陽系は、およそ1万1000年ごとにフォトン・
ベルトに突入し、2000年かけてフォトン粒子の帯を通過する。
そして、2万6000年におよぶ銀河軌道を完成させるのである。
 フォトン・ベルトに突入すると、これまでの物質次元のままでは
いられなくなるという。いわゆる、次元上昇という現象が起き、あ
りとあらゆる物資が変化する。意識とか精神というものも当然変化
する。また、この変化について来れないものは、淘汰されるーーー
ということが、あくまで仮説ではあるが、信じられている。
 現在マスコミはフォトン・ベルトのことについて一切口を閉ざし
て触れようとしない。実際には、何が起こるのかはその時になって
みなければ判らないにしろ、フォトン・ベルトと呼ばれる「光子の
帯」があって、今から十年後に地球がそこに突入するというのは事
実であり、また、それとかかわりがあるのかどうかは証明できてい
ないとしても、地球や太陽で、これまでの科学的知識や経験では考
えられないような現象が多発しているということも事実なのである。 

プレアデス星団 
 さらに言えば、フォトン・ベルトに突入することになる2002
年12月22日というのは、マヤ暦で予言されているところの「滅
亡の日」と不気味に符合する。ホピ・インディアンの予言にも同様
のものがあり、聖書やコーランにも、この大変動を示唆する記述が
ある。
 となると、私たちが非常に気になるのは、日月神示に記された予
言的部分である。
 「半霊半物質の世になる」とか「今までのような物質でない物質
の世がくる」とか、「何もかも三分の一になる」というような、
地球の未来に関する数々の記述は、何の比喩でもなく、やはり真実
をそのまま示したものということになるのだろうか。
 フォトン・ベルトに関することは、ニューエイジ系の精神世界の
人たちの間で以前から言われていたが、真正面からのことについて
書かれた書物はこれまでなかった。このたび、筆者の知人で、時折
拙著や本誌にもご登場頂いている渡邊延朗さんが出された『フォト
ン・ベルトの謎』は、その意味で実にタイムリーな本となった。
しかもこの本は、精神世界系にありがちなオカルトめいた内容とは
異なり、渡邊さんの幅広い人脈や情報網を駆使し、「科学的な事実
」をもとに検証した、精神世界とは無縁な一般の人でも読み応えの
ある内容となっている。
 本誌でもさっそくに「良書推薦」で取り上げさせて頂いた
(94/平成14年年5月号)が、もっと詳しくこの話を知りたい
と思う会員諸氏は多いと思うので、今回、渡邊さんにインタビュー
を申し入れたところ、ご快諾頂いた。
 より詳しい内容については、下記の本をぜひお読み頂きたい。

RESET
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4916029690/kokusaisenrya-22
フォトン・ベルトの真相
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883202666/kokusaisenrya-22
デイ・オブ・オメガポイント
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4916029771/kokusaisenrya-22
奇跡の日
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4916029844/kokusaisenrya-22

渡邊延朗 プロフィール
1948年、宮崎県生まれ。
20代の頃よりフリーランスのテレビ・ディレクターとして、「す
ばらしき世界旅行」「新世界紀行」「IBMスペシャル」「報道特
集」「ニュースステーション」など数多くの番組の演出を手がけて
きた。その間取材で訪れた国は30カ国以上にのぼり、政財界の要
人や世界的学者・研究者から、ロシアン・マフィア、KGB、超能
力者、闇金融業者までと幅広い人脈を有している。著書に『フォト
ン・ベルトの謎』(三五館)がある。

百匹目の猿現象加速化計画
http://blog.livedoor.jp/s88888888/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
国立天文台からの回答
「フォトンベルト」や「反地球(対地球)」ってあるんですか?
http://www.nao.ac.jp/J/QA/faq/a0906.html
答え)
 ありません。

 星や宇宙に関係することで、科学的な根拠のないものについての
ご質問をいただくことがあります。科学的根拠のないものにはさま
ざまなものがありますが、たとえば、「フォトンベルト」や「反地
球 ( 対地球 ) 」などがその例です。地球に未知の巨大な惑星が近
づいているというようなお話をいただくこともあります。 

 このようなものはたいてい、もっともらしい説明とともに紹介さ
れていますが、説明が具体性に欠けていたり、よく考えると説明が
矛盾していたりします。学問的にはまったく意味のない、荒唐無稽
なものです。 

 現在、そのような「不思議な」天体が、国立天文台をはじめとす
る世界の天文台やアマチュア天文家によって観測されたという正式
な報告はありません。
 また例えば、もし太陽系の中に、ある程度の質量を持つ天体が存
在すれば、たとえそれが太陽の向こう側などの観測しづらい位置に
あったとしても、他の天体の運動に影響を与えますので、長期間気
づかずにいるということはありません。 

 観測者の間で天体についての情報がやりとりされるときには必ず
、いつ、どんな機材でどんな観測をして、星座のどの位置に、どの
ような見え方のものが、どのぐらいの明るさで、(移動しているの
であれば)どちらにどんな速さで移動しているのかが報告されます
。それによって、他の観測者がその存在を確認することができるの
です。逆に、そのような基本的なデータのない情報は、信憑性が低
いのではないかと考えざるを得ません。

 皆さんも、見聞きしたことをそのまま鵜呑みにしてしまうのでは
なく、言われていることが妥当なのかどうかを検討してみたり、い
ろいろな意見を比べてみたりして、納得できる説明になっているか
どうかを、自分自身でしっかり考えてみる習慣をつけるようにして
ください。 
==============================
カンブリア爆発と科学論争   
   
 生命体は突如出現した/IDと進化論で米論壇二分
京都大学名誉教授 渡辺 久義  (世界日報掲載許可
米のテレビ・新聞で一大論議

 これまで何度かこの欄で紹介したインテリジェント・デザイン(ID)と呼ばれる科学
 革命運動が火をつけた形で、いま進化や生命の起源・人間の起源をどう教えるかといっ
 た問題について、CNNをはじめとする全米の多くのテレビを通じて論争が盛んである
 (これらはインターネットの動画でほとんど見られる)。

 わが国のいくつかの新聞やテレビも無視できなくなって、この大論争をニュースとして
 報道した。ちょうど八十年前の「スコープス裁判」――一九二五年、テネシー州の生物
 教師ジョン・スコープスが州法に反して進化論を教えたかどで有罪判決を受けた――を
 逆にしたような形で起こっているのだが、おそらく大多数の日本人には、アメリカの国
 論を大きく二分するこの論争の何が争点なのかわからないと思うので、日本人の口に合
 うように説明してみようと思う。

 IDに対する反対の立場は、米有力紙である「ワシントン・ポスト」の掲げる論説に代
 表されるであろう。その趣旨は「最近IDのようなものが全米に勢力をもつようになっ
 たが、こういう由々しき事態をほっておいてよいのか。それでなくとも大学院に進む若
 者が減っているというのに、これではますます若者の科学離れが進み、やがて米国は、
 科学において果たしてきたリーダーの役割を明け渡すことになろう」というものである
 (六月十四日付本欄のシンシア・タッカー女史のご意見もそうであった)。これはID
 とは、宗教勢力が仮面をかぶったもので、神を「デザイン」に置き換えただけの、「苦
 しいときの神頼み」をするエセ科学だとする解釈の上に立つものである。

 これに対して本紙の姉妹紙である「ワシントン・タイムズ」は、反ID派が公聴会をボ
 イコットしたことを咎め、「ダーウィニズムのような(穴だらけの)疑似科学が、唯一
 の公認理論として受け入れられ、他からの批判を軽蔑するような問答無用の体勢はおか
 しいのではないか。これでは科学の精神にも反し、若者の自由な探究を封じ、科学は停
 滞することになる」という全く正反対の趣旨の論説を掲げる。

進化論の限界からIDが登場

 なぜこのような意見の衝突が起こるのか、反ID側の誤解(曲解)も含めて、この現象
 をわかりやすくする例を一つあげる。

 生命史上のビッグバンといわれ、約五億三千万年前に起こったといわれる「カンブリア
 爆発」というものがある。これは、そこに至る先行生物の化石なしに、生物のほとんど
 の基本形態(門)が(地質学的に言って)突如として出現したという驚くべき事実を指
 していう。これはダーウィン自身も知っていたが、近年中国で保存状態のよい地層が見
 つかって、学界では否定しようのなくなった事実のようである。

 ところがこれは、漸次進化説をとるダーウィン進化論にとっては都合の悪い事実である
 ために、アメリカの生物教科書は、極力これに触れないようにしているのだという(こ
 れは実は、教科書の進化についての記述のウソや隠蔽の一例にすぎない)。この事実が
 ID派の科学者によって指摘され、今回の論争でも議論の的になっている(日本の教材
 にも、これについて事実を曲げた記述の例がある――NHKの高校講座「生命の誕生」)
 。

 ところで、なぜこれほどまで論争が熾烈であるかを理解するために、あえてダーウィン
 側に立って弁明すると、教科書が「カンブリア爆発」の事実を隠蔽するのは、教育上よ
 くないからである。それはちょうど、かわいい子羊が肉食獣や猛禽に食われる生々しい
 映像を、事実だからといって、子供に見せるのは教育上よろしくないように、教育上よ
 くないのである。教師は自然界のことを教えるのに、なだらかな因果関係によってすべ
 てが起こると説明するのが、子供の頭を配慮するよい教師であって、それを破ることが
 起こると言ったり、期待させたりするようなことは、教師としての資格を疑われるかも
 しれない。

 ダーウィニズムが、その明々白々の弱点にもかかわらず、これまで奇跡的に命脈を保っ
 てきた理由の一端はそこにあると思われる。しかし自然界の飛躍(不連続)を示す証拠
 や――ビッグバンそのものがそうである――「自然選択」などで説明のできぬ複雑な構
 造を示すものが、ダーウィンの期待とは裏腹に、学術の進歩によって減るどころかます
 ます増えていった。そしてついにダーウィニズムは持ちこたえられなくなり、ID理論
 のようなものが登場したと見るべきである。

「わからない」か虚構の説明か

 しかし人はここで頭を抱え込んでしまう――では現実に、どうやって各種の生命体が突
 然現れたのか?

 IDはこれに対して率直に「わからない」と言う。わからないことをわかったかのよう
 に言うより、「わからない」と正直に言う方が真理に近いという立場である。わからな
 ければ我々は不安である。だから、解釈を抜きにして言えば、いま我々の迫られている
 選択は、「わからない」不安を受け入れることができるか、それとも虚構の説明によっ
 て満足するか、というジレンマの選択だといってよい。このように言えば、わが国の無
 関心な方々にも問題の在りかと深刻さが理解されるであろうか。
     Kenzo Yamaoka


コラム目次に戻る
トップページに戻る