1915.「ソフトパワー」論



メモの様な「ソフトパワー」論      アルルの男・ヒロシ
   
この本をネオコンとかを批判しているひとは凄く持ち上げるかも
知れない。しかし、ソフトパワーって言うのは判りやすく言えば
、「洗脳」ですからね。ナイはアメリカの国家戦略の観点から、
ソフトパワーとハードパワーをミックスした「スマート・パワー
」というものがあるとか言っていますが、もう一つ「マネー・パ
ワー」(資本の力)があることを意図的に書いていません。
これさえあれば何でも乗っ取りが可能であるというのが、近代資
本主義というシステム。アメリカがソフトパワーを効果的に発動
できるのも、マネー戦略がしっかりしているからですよ。 
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(Fのコメント)
日本もソフトパワー+ハードパワー+マネーパワーを付けて、世界
にアピールする必要があると思う。特に米ファンドから日本が狙わ
れているというが、それだけ日本への投資が有利なためである。
もう1つが日本の金余り現象がある。その金を投資ファンドが目を
着けているのだ。日本は世界的にもっとも、平均的に金持ちが多い
。80%以上の退職者が1000万円以上の退職金を持っている。
このような豊かな国は世界的もない。日本の物価が高いために、そ
のメリットが見えないだけである。世界に出れば、大きな価値があ
る。

ソフトパワーでも日本文化をクールと見る海外の人たちが増えてい
る。その観点からも日本を観光立国化させると見ている。特に都市
の綺麗さ、店の品揃えの豊富さ、日本食のおいしさ(ラーメン、カ
レーを含む)それとその類なき情報の多さなどで、どこにもない都
市文化を創っている。もう世界のどの都市より面白い東京になって
いる。

このため、世界から有名ホテルチェーンの進出があり、かつ年に5
回以上も日本に来る香港人、台湾人、中国人、豪州人などがいる。
この人たちが東京をジャパン・クールと宣伝してくれる。

日本が次にするべきは、大学のレベルを引き上げることである。特
に理数系の大学の能力を上げないと日本に世界から学生を呼べない
。それと一番遅れているのが国際関係、国際戦略などの学科のレベ
ルで、この基本的な学科のレベルを引き上げることだ。まともに国
際政治学科を持っているのは上智大学しか現在はない。国際政治に
は軍事がつき物であるが、この軍事学などを教える大学もない。
上智でも教えていない。これがソフトパワーの源泉であると思うが
不十分である。

マネー戦略の基本が、日本の円を世界で運用できることである。こ
のためには、シティーバンクのような世界ネットを張る必要がある
。この一番近いのが東京三菱銀である。世界的なネットとATM網
を構築して欲しいものである。日本人の持つ貯金を世界で使用でき
るようになれば世界的な投資が可能になり、どんどん退職者が海外
に出ているために、日本マネーの威力が世界に分かると思う。

ハードパワーを上げるには、個々の兵器のネットワーク化、システ
ム化をして米国のRMAと同様なシステムを日本独自で作る必要が
あると思う。軍事技術は苦労しながらでも獲得するべきである。
軍事はこれからは艦艇の数ではなく、艦艇の性能とデータリンク化
が必要であり、特に陸上自衛隊の装備は徐々に高度化する必要があ
る。

兵士の能力をUPさせるためには、筋肉増強ロボットとデータ処理
をするコンピータ化を必要である。この2つが結びついて、どうも
、ガンダムのような兵士像になる可能性が高い。この最先端にいる
のが、日本である。特に筋肉への指令神経から直接信号を採って、
それに同調して動く筋肉補助ロボットは世界的にも日本の筑波大学
しかない。これは軍事技術と見ても非常に面白い。兵士個々が相当
な能力を確保できるために、今までの戦争とは違うことになるよう
に感じる。兵士は重たい装備を相当なレベルなで持てることになり
、データリンク化・システム化が可能になる。

このように現在、日本は多方面的に覇権国家として必要な能力を手
に入れている。この手に入れた能力を有効に生かせる政治能力の方
が重要な気がするがどうであろう。
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鎮守の杜の思想をフランスへ       水屋神報166号より

 平成十七年二月二十日
  発行 五一五ー一五〇五 三重県松阪市飯高町赤桶
 二五〇七 水屋神社(〇五九八ー四六ー〇九三二)
  責任編集 宮司 久保憲一

水屋神社
http://www.ma.mctv.ne.jp/~mizuya-s/

 フランスに水屋神社の分社           宮 司

  かねてより私は日本の心を世界に発信する村の鎮守様を夢見、
目指して来ました。それもあながち夢でなさそうです。

  昨年師走に親しい知人の紹介でフランスのお坊さん夫妻が神社に
来られました。パリから二百キロほど南下した、ワインで有名なブ
ルゴーニュ地方に自分の寺を持っておられる融快、融仙という真言
密教のお坊さん夫妻で、奥さんは日本人ですが、ご主人はフランス
人の医師でもあります。毎年一〜二ヶ月、生駒山の寶山寺に修行に
来られているとのことで、修行の合間を縫っての参拝でした。寺社
めぐりが好きで、これまでも多くの神社を巡っておられるのです。

ところが、このご夫妻は水屋神社の杜がとくに気に入られた様でし
た。大楠の前からなんなか離れようとされません。神道のこともい
ろいろ私に尋ねられました。そうしてまた修行継続のため、生駒山
に戻られたのです。

 しかしまた、今年の正月明けにも神社に訪ねて来られ、フランス
の自分のお寺の境内(二町にもなる広大な元牧場)に自分の手で神
社を建てるから、なんとか分祀できないものだろうかと尋ねられる
のです。私は早速、普段ご交誼願っている鈴鹿の宮大工。石井久二
さんに来ていただいて、ご意見を聞き、あれこれ神社づくりについ
て相談しました。結局のところ、神社づくりは素人の到底手に負え
る物ではない。我々もお手伝いしようということになったのです。

   そこで、まず年内に「お祠」造りからはじめようと思います。
まずお祠と祭式道具だけは今年中にフランスに送り、 地鎮祭をす
る予定です。建立経過は水屋神社ホームページや社報で皆様にお知
らせ致します。

 建立資金については進行状況を全国の皆様に説明し、多くの方々
の理解と寄付金を募りつつ、着実に順次境内をに整えてゆきたいと
考えています。ヨーロッパのど真ん中に初めて日本の神社が日仏国
民の協力の下で生まれる。それもわが水屋神社の分社がー。なんと
すばらしい出来事ではありませんか。どうか温かい目で見守り、ご
支援ください。

   フランス水屋神社建立趣意書

 「神道」は日本民族の間に自然に生まれ育った伝統的神祇信仰で
ある。もともとこうした固有名詞は存在しなかったが、欽明天皇の
御時に伝来した仏法と比べ区別されたようである。『日本書紀』の
第三十一代用明天皇の条に「天皇は仏法を信じ、神道を尊びたもう
」とあり、これがわが国の文献に現れた「神道」という用語の初出
であるように思われる。

  そもそも日本は古代から「豊葦原瑞穂の国」と称されてきた。
気候が温和で、四季の変化に富み、 豊かな自然の中に生活した我
々の祖先は、そのやさしい恵みと、時に厳しい試練を与える大自然
に、人間を超越した霊力を感じ、森羅万象を司り、国土を創造し、
国や人を加護する神の存在を知り、これらの神々に感謝と畏敬の念
を捧げてきた。

  要するに神道の根本精神たる「敬神崇祖」こそが人種・民族・
宗門宗派を越えた、まさに「人類普遍の平和原則」であると確信す
る。

  昔からとくに「縁結び、子授け、安産、水の商売」に霊験あら
たか、近頃では「地球平和」と「水への感謝」祈願が多い日本の水
屋神社が、フランス・ブルゴーニュ地方はもとより、ヨーロッパ大
陸、ひいては地球の平和を願って日仏両国民の協力の下に、フラン
ス真言密教寺院・光明院境内に分社を建立する所以である。
    平成十七年正月        水屋神社宮司 久保憲一
        フランス水屋神社建立実行委員会会長 吉住 完
 
 フランス水屋神社建立実行委員会 役員 平成十七年二月十一日
(同一役職内は五十音順に表記)  

会  長 吉住 完    医学博士・元三重県小児保健学会会長
副会長  丹羽 友三郎 文学博士・元三重短期大学学長・
                                         水屋神社崇敬会会長
特別理事 久保 憲一  水屋神社宮司・鈴鹿国際大学教授

 常任理事 石井 久二  宮大工(三重県神社庁御用)
 常任理事 須藤 忠   農学博士・(有)コスモインテル環境開発
                                                   研究所所長
 常任理事 中村 重行  日本野遊び協会代表・神職
 常任理事 南  英雄  運輸会社社長・道の駅「伊勢志摩」理事長
 常任理事 三宅 孝生  飲食店経営・水屋神社崇敬会理事
 常任理事 村瀬 登  水屋神社責任役員・製茶業
 常任理事 渡辺 一郎  石材店経営

 理  事 青空 好児  漫才師(本名 谷田部政視)
 理  事 窪田 英樹  The Japanese Spirit発行・編集人
  理  事 高橋 誠嗣  水屋神社責任役員
 理  事 龍村 仁    映画監督(地球交響曲) 
 理  事 美内 すずえ 漫画家(ガラスの城・アマテラス)
 理  事 ミネハハ   歌手(本名 松本美音)
 理  事 本澤 雅史  皇學館大学助教授(神道学)

 監  事 宮林 茂樹  国立鳥羽商船高等専門学校助教授

  御礼申し上げます
  ○白丁の佐々木一さんが神社正面にやはり今年も門松一対を奉
納してくださいました。親子二代にわたるご奉仕、頭が下がります。
  ○神社紹介の英文が水屋神社のホームページに掲載されました。
これはThe Japanese Spirit発行・編集人であり、水屋の杜講演会や
お水祭などでお話や、奥様の八雲琴を度々奉納演奏してくださった
熱烈な崇敬者・皆様お馴染みの西宮市の窪田英樹氏によるものです。
 先日はポーランドに、水屋神社の紹介のみならず赤桶産のお茶や
神事用黒米などもご紹介くださいました。これからもフランス語等
でもご紹介くださるそうです。とても頼りになる分社建立奉賛会理
事さんです。

     第十二回 水屋の杜塾講演会

 前号(一六五号)神報でご紹介したウクライナ共和国の大学院留
学中の志村伊織さんが一時帰国されます。
 この国がロシアから真の独立を果たせるかどうかを問う今回の大
統領選挙では氏は再決戦投票監視員をされ ました。十二月二十六
日付産経新聞大阪版にも大きく紹介されています。今回はウクライ
ナの現状や大統領 選挙を中心にお話を伺うつもりです。

   講師 志村伊織 国立キエフ・モヒラアカデミー修士課程在学 

一、日時  平成一七年三月五日(土)  午後三時より
一、場所 水屋神社社務所
一、参加費 無料


[追記 ]                  ご寄進について

なお、本趣旨に沿って三万円以上御寄進いただきました方々の御芳名
は、事業完成の際、境内に掲げ、また社史に留めて子々孫々に伝えて
いきます。


五千円以上        協力会員
一万円以上        賛助会員
三万円以上        奉賛会員
十万円以上        特別会員
三十万円以上       篤志会員
   フランス水屋神社建立実行委員会会長 吉住 完                  
                水屋神社宮司 久保憲一

久保憲一 mizuya@jiinja.or.jp
      mizuya-s@ma.mctv.ne.jp

宮司のページ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mizunoya/
日本世論の会三重支部ページ
http://www.ztv.ne.jp/mizuya/

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