1888.戦略目標をタイトに



戦略目標をタイトに、、、そして、実現の現実性を考えるべきじゃ
。 虚風老  

わしゃ、時々いがみ合っている、互いの国粋主義者の前に、「鏡」
を置きたくなるわい。互いの罵り合いの論法が同じなんじゃね。
自分が怒ることを、相手にも仕掛けておる。そしてそれがもはや、
スパイラル状に感情論になっておって、理屈や、利益を考慮を考慮
した思弁から遊離しておる。
近頃の石原なんかみておると、そうおもうね。

雑誌、メディアなどを見ると、中国脅威論が花盛りじゃ。
実際に、中国とは、海洋利益線をはさんで、競合する可能性がある
し、中国内部の社会・経済構造不安は存在するのじゃろう。

だが、北朝鮮と同格に扱い、彼等が一緒のモノのように扱うのはど
うじゃろうか。古い冷戦・反共の思考から逃れていないのじゃない
かね。中国の核ミサイルが、日本を向いておるのは、そうじゃろう。
しかし、米国のミサイルはどこを向いておるのかね?当然中国じゃ
ろうね。

当然、ロシアも通常戦力はがた落ちしたが、核戦力は維持しようと
しているから、ミサイルは標的を向いておる。もしかしたら米国す
ら日本を向いている可能性はあるわけじゃ。
そして、米国の楯である日本に、中国が向けることは当たり前じゃ
ろう。(日本は米国の楯じゃが、楯は道具として、たとえ大事に扱
われるにせよ、しょせん本体「米国」を守るものであって、楯が無
傷であることを保証しないからの)

だいたい、核の抑止力というのは、相互確証的報復破壊能力による
、力(恐怖)の均衡のもとにあることを前提としておる。これは、
大国間での<全面戦争>を避ける狙いがあるの。
しかし、両者とも、権益の確保等、自分の利益は守り、獲得したい
わけだから、周辺国での代理戦争や、小競り合いはなくならないわ
けじゃ。
まあ、例えば、海南等付近で、米偵察機が強制着陸させられたとし
ても、そう簡単に戦争にはならんのじゃよ。

日本は近頃軍事常識に疎くなってきたからかえって、感情的に軍隊
を使おうという発想がでてくることを怖れるの。軽々しくすぐに軍
事でと考えておるほうが、平和惚けしとることになる。

ところで、軍事は政治の延長線上にあるわけじゃ。
政治は、複合する欲求の<調整>であり、それは様々な力学の合算
の結果として、現実化する。
外交はそれが国際間で行われるものであり、戦争は、当事者が、自
分の欲求を強制力(暴力)をもって成就することであるわけじゃね。

つまり、欲求(目的)が達せられない戦争は、戦闘に勝とうとも、
戦争としては失敗だということじゃ。
ここで、4つの形が出てくる。
<勝った戦争>。
相手に無条件降伏や、降伏条件を飲ますことができる。あるいは、
政権を排除、又は交代させ、自分の意志(要求)を実現させる。
<勝てない戦争>。
上記の内、戦闘では勝てても、目的達成という結果がでない戦争。
イラク戦争は、表面的に勝った戦争に見せかけているが、実情は、
「勝てない戦争」になっているわけじゃね。まあ、本当の目標がな
んなのかによるが、、、。
複数ある目的のうちいくつかを達していたとしても、戦費や、アメ
リカの威信の喪失と釣り合いがとれるかどうかじゃな。
<負けない戦争>。
 たとえば、敵が攻めてきて都市等を大規模に破壊されたとしても
、敵の欲求を飲まず、政府等の統治機関が可動しており、抵抗を続
けられる状態。(そのうち敵が去れば、勝ったとはいえなくても、
要求を飲まないか、軽微の被害ですめば、負けとはいえんじゃろう)
<負ける戦争>。
 相手の威嚇に対して、被害が軽微でも、相手の要求を大部分受け
入れる状態。

つまり、軍事の正否とは<要求の実現>にある。
だから、相手の政府を倒し、新しい政府(それもこちら側の要求を
受け入れる)を作らなければならない場合、面制圧・占領軍統治と
いう、膨大な軍事力が必要になるわけじゃ。
<軍事力>=<破壊力>という単純なモノではないんじゃ。

ただ、北朝鮮場合、条件が違うんじゃ。
北朝鮮に、相手を従わせる力はない。だから、目的が<切れたチン
ピラ>と同じになる可能性がある。「俺がやられるなら、みんなも
巻き添えにして死んでやる。」という奴じゃな。
先年、韓国の地下鉄で、火災があったの、あんな感じじゃ。
精神的に怖がりだという、金正日ならやりかねん。

今は、「俺が切れてもいいのかよ〜。」てな具合で、逆に土管に篭
って脅しとるわけじゃね。
     (ああ、北朝鮮の民衆もかわいそう…。)

戦略上必要なことは、北朝鮮と中国の間で、中国が、北の政権を中
国並みの開放までもってこらせることで、それを、中国に対してハ
タラキかけるのが、外交上の最重要課題なのに、影響力を自分から
削ぎ落とすのはおかしいじゃろう。いわば、戦略の選択肢を狭めて
おる。

中国とのアジアを巡る綱引きは、北朝鮮を片付けてからじゃ。そう
すると、劇的に政治環境も力学も、変化するじゃろうしの。
達成すべき、目標は少し、タイトに絞らないといかんじゃろう。
それは、当面は、北の核兵器を含む軍事脅威を取り除くことであり
、拉致等の問題を解決するために、北の内部改変を進めさせること
じゃ。

相手の顔を殴って、唾を吐きかけるだけなら、青二才だってできる
じゃろう。
それと、相手に言うことを聞かすこととは明らかに違うんじゃ。
感情の発露と、国権の最高の意志行使とは、顕かに分けられねばな
らぬ。

わしゃ、「仕掛ける戦争」も、「仕掛けられる戦争」もしたくない
んじゃ。
仕掛ける側は、自国を守る場合の何倍もの戦力と用意、戦費がいる
わけじゃからの。

だから、相手が、ここに「仕掛けても、勝てないだろうな」と思い
止まらせるくらいの防御や、脅されてもモノともしない国民の気概
が必要だと思うわけじゃよ。

                       虚風老
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農業特区 記事 MY   2005/01/25 19:33 
   
 国際戦略コラム 様              MYです。

2005年1月25日(火)静岡新聞 朝刊より
******************************
浜松市  「農業特区」きょう申請
地産地消  8社が参入予定

 株式会社が農業に参入できる「農業特区」の構想を進めている浜
松市は25日、国に正式に申請する。名称は「元気なはままつ農業
特区」。3月の認定、4月からの事業実施を見込む。

 浜松市が農地所有者から農地を借り、この農地を株式会社などに
貸し付ける方式を取る。これにより、地元で作った安心・安全な農
作物を地元で加工、販売、消費でき「地産地消」を推進できる。

 このほか、企業の経営ノウハウによる新しい農業形態や新たな担
い手確保、遊休農地の活用も期待され、農業の活性化が図られると
している。

 特区の範囲は同市内の農業地区域5949ヘクタール。参入を予
定する企業は次の8社。
知久、ミダック、丸文製作所、キャップ、浜松環境維持管理、培養
理化研究所、ヨシケイ、浜松冷機工業。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
農は、日本全体のことを考えながら進めるのがよかろうの 虚風老 
   
農業のことは、もっと視野を広げて色々と考えられてええと思うん
じゃ。農地所有者と、営農法人・会社の間に、自治体が入ること
は、以前から
ワシも主張しおって、法的な問題のクリア、農地の保全(会社が所
有した場合の、安易な転地を防ぐ)には、良い方式じゃと思ふ。
もっと、合鴨農法や、有用菌の活用などもあっていいんじゃろう。

収量が多いからといって、不胎化した種苗を使うのは、反対じゃがね。
農をあまり工的な発想に近づけると、<命>から遠ざかってしまう
からの。魂は、産土(うぶすな)、故郷の山河から受け継ぐんじゃ。
山を大切に、森を大切に、水を大切に、田畑を大事に、、、そして
海に抱かれて、わしらは、やっと生かされておるんじゃね。
                  虚風老
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解体の解体 その2 ぶらり旅兵   2005/01/24 20:49 
   
 
確かに、男女に関する、それなりの見識を持っているようには思い
ます…。がしかし、それならば、
なぜ下のような話になるのでしょうか?


21世紀の男と女 =互いの魂の成長を目指して= S子 から。

>この世に存在するあらゆる生物の基本は全て雌である。このこと
>は解剖学を専門にしている養老猛氏も指摘しているから間違いな
>いのだろう。だから人類の始まりも女であり女から分離して男が
>誕生した。このことから女は基本的に愛そのものの存在であるこ
>とがわかる。子供を産む機能が備わっていることも愛を具現化す
>るために女に与えられた役目である。

生物の基本が雌というのが、「物質」というものに限定されるなら
、それは雌が基本ということになるでしょう。ですが、それでは人
間を、ただの肉の塊と規定している事にはならないでしょうかね?
人類の始まりが女であるならば、この世に「神」が存在する余地な
どなくなってしまう。では、われわれの先祖はサルなのか?、と言
うことです。
しかも、イキナリ「女は愛そのもの」と飛躍してしまう。例えば、
女の肉体が愛を具現化する為のものだとするならば、そこから生ま
れるすべてのものが、愛そのものという事になる。ならば「女は…」
という言い方は、些かおかしくないですか?

もっとも、前後の関係を読めば、人間を「物質」そのものとは思っ
ていない、と言うことになるのでしょうが…どうもこれを読むと、
疑問を感じてしまうのです。

それから、ここです。
115 解体 S子 2005/01/02 13:55 から。

そして、これはあくまでも私の推測の域でしかないのですが、
この「男社会」の終焉とともに、新たな「女社会」の誕生を人類
は見ることになるのではないのか、というふうに私は思っていま
す。予想されている米国のヒラリー女大統領の誕生はそれを象徴
するようにも見えます。

 日本に現れると言われている新しい精神性は、「男社会」とはま
ったく異なった価値観を持った「女」であり、それが日本を救い、
いずれは世界を救うことになるのではないだろうか、と私は考えて
います。


「推測の域…」と言っていますが、『男社会』とはまったく違う価
値観とは、『女』あるいは『女社会』と言うことで、それが日本を
救い世界を救うという話になっている。で、その反対である『男社
会』は、「戦い、奪い、破壊しながら歴史を形成してきた、そして
終焉する」といっている。

ならば、『男社会』には、それ以外は存在しないのでしょうか?
それとも、それ以外は女性的精神でもって形成されている、と言う
ことなのでしょうか?あるいは、『男社会』の中に女も入っている
ので、「女も同罪」と思っているのならば、それは『男社会』なの
か?もし同罪と思っているのなら、なにゆえ「社会」ではなく『男
社会』なのか?

もしかすると、「男」が前面に出ているので、『男社会』というこ
となのでしょうかね?

しかしそうならば、女の意見は微塵も政治に反映されていない?世
の中の妻帯者は、妻の言うことはなにも聞きませんか?娘の意見は
何も反映されない?男は、恋人の意見をなにも受けいれませんか?
たとえば此処50年、政治に女は参加していないですか?非道な振
る舞いをする、女政治家は存在していませんかね?

あるいは、もしかすると「それを選択した男社会の責任だ」と、言
われるかも知れない。

それなら、それに何も言わなかった女はなんですか?傍にはいたけ
ども、なにも言わなければ責任はない?たとえ誰かが非道な目(男
も含まれる)にあっていても、それは女にはなんの関係もない?
それに、米国の大統領がヒラリーになったら、米国の戦略が素晴ら
しく変化するのですか?あるいは、自らの悪を告白し、愛そのもの
の国家にでもなるとでも言うのでしょうか?西太后やサッチャーを
持ち出すまでもなく、今の女が起こす事件は山ほどあるが、その原
因はすべて『男社会』にあるとでも言うのでしょうか?

それとも、『女社会』になったら、何もかもが全てうまくいくとで
も言うのですかね?

では、もし『女社会』になっても、「戦い、奪い、破壊」がなくな
らなかったら、それは『男社会』の責任ですか?例えば、それが
『女社会』の責任だとなるならば、「戦い、奪い、破壊」とは、
『男社会』とどう関係するんですかね?例えば、今現在の人類の罪
が『男社会』の責任だとなるならば、「戦い、奪い、破壊」を無く
すには、男の存在そのものを消さなければならなくなりませんか?

実際、男女の違いの問題なんですか?もしかすると、人類が持つ悪
癖のひとつなのではないですか?

まぁこれらは、私の質問のようなかたちなので、S子さんの意見で
はありませんが、「男社会が…」「男社会は…」と言うときの「女」
は、一体どこにいるのか?と、いつも疑問に思ってしまうのです
よ。ですから、つい田○陽子氏などのテレビを想像して、「また男
性差別主義者のフェミかよ!!」と、怒りがわいてくるのです。


ですから当然、私の気持ち悪い発言は、S子さんに対する悪口にな
ってしまうので、ここに謝罪して撤回させて頂きます。怒りの勢い
を借りて言い過ぎました。私の間違いです。ごめんなさい。二度と
言いません。私こそが、イキナリで気持ち悪かった。すいません。
許してもらえないかもしれないが、忘れてもらえれば幸いです。失
礼しました。
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何が新しい価値観に必要じゃろうか? 虚風老 
   
 ぶらり旅兵さんは、
おそらく、真剣に考えられている方だと思うの。
ただ、三題話で、「神のお告げ」「男社会」戦争と破壊「後に女性
がいい社会」救いときたんで、日頃カチンときている、フェミニス
ト、、、というふうに、心のボタンを押されてしまったんだと思う
ど。

それに主張されていることは、すごく当然じゃとおもう。
たそかに世界は、男の責任に、一方的に押し付けられるモノではな
いし、(ただ、社会的決定権が、男に偏っていたことは事実じゃ。
今でこそあたりまえの女性の社会進出は、つい最近じゃし、何せ家
事労働が軽くなったのが電化後じゃからね、(家事をしておられる
かな?相当大変なもんじゃぞ。それに育児ときては、、、)戦前は
儒教的倫理によって、意見を言うこと自体を封じられたこともある
がね。まあ、日本は純然たる儒教国ではないから、あっというまに
変わったがね。)
また、おっしゃるとおり、女性が天下をとれば、すべて巧く行くと
いうものでもない。
おそらく、人類そのものも業の方が深いのじゃろう。

このコラムでも時々出てくるが、西洋は直線的で自然を支配するな
男性原理、東洋は円環・循環的な自然との共生を重んじる女性原理。
という言い方もするが、かと言って、東洋が、西洋より人を殺さな
かったわけでもないしの。
まあ、文化的思考パターンの比較による傾向性ぐらいにみといた方
がええじゃろう。

例えば、儒教などの古い規範(父性原理)には、長い間社会を支え
てきた秩序性があり、それらの、秩序性には、壊さなかった方がい
いものもあるし、壊されて当然なモノもある。
我々は、昔の秩序をそのまま取もどすことはできないのであるから、
好きにせよ、嫌にせよ、その空白を、新しい形で作り直さねばなら
ないわけじゃ。
価値と規範の喪失が、問題なのじゃが、相対性の霧のなかで、みん
な迷うておるからの。 

現在の<不安>というのは、食等の生物生存由来のものではなく、
社会由来のものなのじゃろう。価値観のゆらぎといってもええじゃ
ろう。自分の基準がないんじゃ。
楽しめるけど、目的性がない。(目先だけのスケジュールと、携帯
での軽い繋がりしかない)
ふつうある意味で、人間は、どこかに属していなければ<不安>を
もつ。(故郷とか会社とか家とかブループとかね)
(例えば、都市には無記名性の快さと、自由の不安がある。)
そして、自分を位置づける必要を持つものなのだ。
それを、アイデンティティ(自己同一性)と言うがの。
唄うと、{わたしがぁ〜、わたしであるようにぃ〜}ちゅう奴じゃ、、、
     音痴で、すまんのう。。。

つまり、価値の再構築を我々は迫られておるわけじゃけど、
西洋文明的なモノの未来に、明るさを持てなくなってしまっておる。
かといって、ジジババの時代じゃあない。新しい形が必要じゃ。

ならば、<環境>や、<共生>というキーから模索してみるのもい
いのではないかと、近頃では考えられておる。これは、女性原理に
近いとも言えよう。
男女の対立という視点ではなく、これからの社会の形、文明の形態
という面から、どうすれば、<生き残れるか>考えて欲しいの。

それが、真に戦略に<つながるモノ>になるはずじゃ。
             だから、論戦にも、どんどん参加して
くだされ。。。。
                 
こりゃあ、ホントに隠居の言い草じゃあ。       虚風老
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
解体の終焉 ぶらり旅兵 
 
虚風老さんのように、優しく包みこむように諭されると、自分が如
何に喧嘩腰でS子さんへ議論を吹っかけていたかが、よく分かりま
す。

正直にいうと、怒りがおさまって来て、虚風老さんの< 139 誤解
があるかもしれんが、、、
虚風老 2005/01/19 21:05 >を読んだあたりには、「自分は、こ
こに議論しに来たのか喧嘩しに来たのか?もしS子さんが、自分の
意見に賛成だと言ったとしたら…気持ち悪いなどと言った
自分は、S子さんにどう釈明するのだ?」と、自分の器の小ささと
思慮のなさに、些か愕然としていたところだったのです。

「あぁ…。私の言い方は喧嘩だ。しかも、他のフェミニスト連中に
対する怒りが、随分と入っているかも知れない。でも、まだ疑念が
…」ということで、また書いたのですが…。しかしやはり、「とに
かく、あの発言だけは謝らねば…」と思い、遅まきではありますが
、撤回と謝罪を書き込ませてもらいました。

そう言えば、善人面云々というのもありましたね。ついでのようで
スイマセンが、それも撤回して、謝罪させて頂きます。申し訳あり
ませんでした。S子さん。二度とこのようなことが無いよう気をつ
けますので、ご勘弁を。

ですがしかし…S子さんの文章が、男性に対する差別意識から来る
ものであるのか、そうでないのか、正直にいうと、S子さんが私の
意見に呆れてしまたからかも知れませんが、なにも返事がないので
少し疑念は残っています。
がしかし、虚風老さんの書き込みや、他の人の反応などを見てみる
と、S子さんの文章に疑念を持っている方がほとんど見受けられま
せんので(S子さんが信用されていると言うことですかね)、
「やはり私の思い過ごしなのかな」と、「私の読解力がないのかな
…」と、よく分から無くなってしまっています。

が、兎に角、いろいろとお騒がせしてしまいました。次にまた書き
込むことがあったなら、怒りで議論を吹っかけるような事のないよ
うに、自分をコントロールする訓練をしたいと思います。

それから…「解体の解体その2」ですが、ちょっと切り貼りを間違
えたところがありました。もともと文章のうまい方ではありません
が、さらに読みづらくなってしまっていて…すいません。
これも、次回に向けて精進したいと思います。まぁ蛇足ですが…。

あと、挨拶も書くべきでしたね。怒るとつい見境がなくなってしま
う。私の悪い癖です。

そして、虚風老さん。

親切に解説してもらって、ありがとうございます。大変、勉強にな
りました。あなたの的確且つ深い人間性により、無軌道にスピンア
ウトせずに済みました。人としての新しい形が、どのようになるべ
きなのか、これからよく考えていきたいと思っています。お世話に
なりました。

それと、家事育児は…していません。ですが、家事はやっていたこ
とがあるので、その大変さは理解しているつもりです。それに、女
性が大変なことも、少しは理解しているつもりです。男性が全面的
に正しいとか、なんの落ち度もない、とは思っていませんから。
ただ、一方的に言われる(言われたと思う)と、スイッチが入ってし
まうだけなのです。まぁ悪い癖だとは思いますが。
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推薦本 YS   2005/01/28 11:29 
   
 今話題のナタン・シャランスキーについて

アウシュビッツにも関連してきますが、
「旧ソ連〜イスラエル〜米国」にまたがるネオコン、ユダヤ、キリ
スト教右派人脈の一角。
これってまとめてジャクソン・バニク人脈と呼んでもいいかもね。

ジャクソン・バニク条項については、「最新日本政財界地図(18
) ふたつのハルマゲドン」参照。

Richard Perle: The Making of a Neoconservative
http://www.pbs.org/thinktank/transcript1017.html

Richard Perle: That's right. It put teeth into the idea of 
human rights and it was a tremendous inspiration to those 
who were fighting for human rights in the Soviet Union. 
Andre Sakharov, who wrote an open letter in support of it, 
"Natan Sharansky", who now is Deputy Prime Minister of 
Israel, then a human rights activist and ultimately sentenced 
to jail in part for his role in supporting Jackson-Vanek. 
They were all enormously encouraged by the fact that 
the United States was not only giving verbal support to the demand 
for human rights but was actually encumbering important interests 
in order to achieve that.

というわけで、ナタン・シャランスキーの本

The Case For Democracy: The Power of Freedom to Overcome Tyranny and Terror 
Natan Sharansky
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1586482610/qid=1106874951/sr=1-3/ref=sr_1_8_3/249-9944080-8764312
 
このあたりの文献から経済制裁に関する冷静な分析が
今の日本で出てこないのはなぜだろう。
かつてされる側の経験もしたはずなのに・・・

Economic Sanctions Reconsidered
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0881321362/ref=pd_rhf_p_1/249-9944080-8764312

The Sanctions Decade: Assessing UN Strategies in the 1990s 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1555878679/ref=pd_ecc_rvi_2/249-9944080-8764312

Economic Sanctions: Panacea or Peacebuilding in a Post-Cold War World? 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0813389089/ref=pd_ecc_rvi_3/249-9944080-8764312
==============================
アドルフ・ランニフ氏の「北方領土の決着、三島奪還」への反論 
                   小牧勇次郎 
   
 アドルフ・ランニフ氏の「北方領土の決着、三島奪還」に反論する。

>露国は、大陸国家(ランドパワー)であり、伝統的に「領土拡張」
>意欲に固執しています。経済政治的な損得とは全く無関係です。
>一方、日本は海洋国家(シーパワー)であり、現状では北方四島
>の価値は予想外に小さく、大局的な判断が欲しいところであります。

ロシアが「領土拡張意欲」に固執する国家だからこそ日本人の大部
分がロシアを信頼せず危険視するのである。ロシアにとって北方四
島の価値は辺境の維持管理コストとしてマイナスになっており、ロ
シア政府こそ大局的な判断から北方領土を全て日本に譲るべきであ
る。それどころか、ロシアは自国の国益のために全千島、あるいは
樺太やカムチャッカまで含めて日本への割譲を検討すべきである。

将来ロシアがEUへの加盟を希望する場合に、国境未確定部分が存在
すると加盟できなくなる。ウクライナに親欧米政権ができたことで
、ロシアは単独で長い国境を維持するという難題を背負わされた。
将来的には人口減少から国境管理が困難になり、EUやNATOに加盟し
てドイツやフランスなどの軍に国境を守って貰うという選択肢を考
慮する必要が出てくる。従って、日本はこのまま領土問題を先送り
すればロシアの方から領有権を放棄してくる可能性も十分ある。

このたびのロシアの北方領土問題での強い態度は、もはや強い態度
以外に日本に切れるカードがなくなったというロシアの苦しい状況
の反映であると思われる。中国との関係の深化はシベリアを中国に
深く依存させることになり、ロシアは中国と対立する政策を採るこ
とが困難になってしまう。

日本政府はロシアの強い姿勢の裏に隠された危機的状況を見抜いて
それにつけこみ、何としても北方四島の領有権を完全に奪還しなけ
ればいけない。 
==============================
日本の外交
愛知万博も迫り、福岡の家族皆殺しの判決が出たことでも、丁度 
前に読んだ本ヲ引用して意見を述べます。

「なぜ外務省はダメになったか」 村田 良平著 扶桑社 
¥1,524 2002年
1929年生まれ 京都大学法学部卒業 外務省入省 退官、外務
省顧問、日本財団特別顧問
彼は日本政府の主権の認識の絶無状態を憤っている。日本が主権を
侵害されても事実上黙認したり厳重な抗議を行わない事。
1、北朝鮮による拉致事件を長期に渡り放置して来た醜態。

2、瀋陽の中国総領事館での亡命者への庇護を見殺ししてテレビで
撮影された醜態。
不可侵権を有する日本総領事館への中国官憲の許可無し立ち入りで
立派なウィーン条約違犯なのに明白に身体を張ってでも止める事が
出来ないマヌケ面を晒す醜態ばかりか 現地官員の動転緊張感欠如。

日中国交回復後過去に日本との間でこの種の抗議を受けた経験が無
い中国側と時間ズレガ起きて小泉総理の「日中それぞれ事情があろ
うからよく調査して 冷静且つ慎重に対処するべきだ」とのコメン
トは要するに事を荒立てしないで解決しましょう。日本の主権が侵
害されたと言う認識も無い、又中国に対する憤りも無い。
主相すら主権というモノの重大さが判っていない事を世界に晒した。

3、不審船の引き揚げに時間が無駄にやたらかかり過ぎた醜態。
自沈した北朝鮮船の引き揚げる方針がなかなか決まらなかったのは
 中国の排多水域(EZZ)に沈没したから中国側を刺激しないかと考
えられる。(たまたま海洋法の研究を行っていたので調べてみると
その結果、今回のような事案ではEZZの海底に沿岸国は’領土的な権
利や管轄は持たない’したがって日本政府による不審船引き揚げは
国際法上何ら問題が無い。>との結論を得た。

3点の特異性は これまた日本の異常性を示すものである。
力の行使は本来 悪である。日本人にも外国人にも1名の犠牲者も
出さず国際問題を処理しようと言う。
殆ど本能的な人間尊重の指向であろうが 是は普遍性を持つ者では
無い。憲法9条2項が手かせ足かせになている。
不正を見逃すとか公共とか更には国家の為の犠牲はなるべく避けた
いというきょうだ(怯堕)以外の何者でも無い。
上記の3点を挙げて 世界の何処の国でも国としての国体が有るな
らこういう態度を取る国は古今に見られない珍現象だと談じてる。

過去にも日本赤軍との緒事件で人命尊重の立場から テロリストの
要求を飲んだ。憲法(基本法)で祖国防衛と兵役の義務を想定して
テロリストを制圧したドイツとは対照的だった。
又 ペルー大使館での人質解放での 行動といい ペルーのフジモ
リ大統領の決断で突入解放と進み見事に解決した姿勢との違いは 
日本人はどうも思わない人種になったのか戸惑う。
さすがに 国の防衛にしろ 警察官の法執行機関にせよ個人にせよ
、自衛の権利は日本でも法的に認められている。
しかし その何れにも 通常の国に見られる以上の制約が法令や判
決によって課されて来た。

よく言われる隣国からの謝罪であるが、日本は連合国との間にはサ
ンフランシスコ平和条約の第5章8か条によって「請求権及び財産
」の既定に従って 法的な処理を行い 戦争中には独立国では無か
った 一定の東南アジアの国々とは賠償協定を締結した。
ところがドイツは 一切こういう事は行っていない。
ドイツは日本と比べて第二次大戦の責任を法的に行っていないのです。
連合国とドイツとの間には 平和条約は締結されておらず ドイツ
の行った賠償乃至 保障の大部分はナチス・ドイツのがユダヤ人に
対して(国籍を問わないドイツ系ユダヤ人も対象となる)及びユダ
ヤからなる特殊な国であるイスラエル国に対するモノである。

その上、 現に終戦時に生まれたシュレーダー・ドイツ主相は’自
分達の世代には 最早ヒットラー・ドイツの行った戦争や犯罪には
直接的には全く責任が無い’と言い切っている。

私達日本人も心の中の問題として日本の過去に犯した罪は忘れない
にしても もはやこれ以上の謝罪意識に囚われないようにしましょ
う。これは 今後普通の国として日本の進歩を遅らせると認識して
外交問題としての「過去」は清算されたと立場を持って21世紀の
外交を展開しなければならない。

ドイツについて需要なる記述が有ります。ドイツも日本も同じ敗戦
国ですが 再軍備も制限されていたが その中で国軍を作り選択性
ですが 徴兵制度かボランティアかを敷いていました。
湾岸戦争1990年の時に’ドイツは地中海の一番危険所に艦隊を
派遣した。ボン基本法(日本の憲法に相当)でNATO地域以外での派
兵を禁じているがその枠内で出来るだけのことをした。更にトルコ
に300人の兵員を派遣したり イスラエルにパトリオットを提供
したりもしている。この時 ドイツ国内の基地は全部多国籍軍に解
放している。それから90億ドルを支出した。
日本のように出し放しで会計監査院のような係官がワシントンまで
行きチェックしています。ドイツは又恥ずかしいと思い、1994年
には憲法裁判所が 特定の条件の元で海外派兵できるように憲法解
釈を変えている。
域外にも派兵する事が合法になった。
それからは コソボ紛争でも ドイツのトーネルード・戦闘機がNATO
の一翼を担って コソボ爆撃に向かっている。
ドイツでこれにゴーサインを出したのは シュレーダー主相で彼は
社会民主党(SPD)の党首です。
これを助けたのが 緑の党の重鎮であるフイッシャー副主相兼外相
です。ドイツは日本のように複雑な処があっても国としては一定の
う方向を持った国で、主権、を大切にしている。
2001年 9、11のテロ事件の後の シュレーダーが議会で演
説した事は素晴らしい気概に満ちたモノであった。
軍事的役割を拒否する事はいけない。
「ドイツが対テロの戦いに加わる事は一点の疑問も無い言い方をさ
せて欲しい」と言う演説をした。
これに比べて日本は 依然として国家そのものが 外務省だけでは
無く 政界 財界、言論界にも ハンデキャップ論(東京裁判史観
)が根強く残っている。−−日本のした戦争は対米戦争も含めて皆
悪かった。>と言うものです。
中国での日本の軍事行動の一部の非は認めざるを得無くても それ
以外は 帝国主義国間の争いに過ぎ無い。
それに日本は敗れ 植民地で会った東南アジア諸国は戦後 独立を
果たした。その結果、東京裁判で 一方的に糾弾された。日本が全
て悪くて連合軍は全て真白の潔白だと言う判決で如何に戦時中とは
言え 武器も持たない非戦闘員である日本国内の婦女子や老人を2
発の未知の爆弾で35万人も一度に大量虐殺した事は一言も触れら
れてはいません。
戦争は武器を持つ戦闘員 同士が戦うのは戦争と思っていた日本人
は驚きだった。歴史の上からもはっきりと記述される卑怯な行動は
言及されて良い。

今の日本人や日本の国は憲法を改正しても狭く浅く長い地形で有る
から 現代の兵器では国土が戦争に見舞われるとたちまち崩壊する。
国土が広くて深い地形では無いから全く現代戦には太刀打ち出来な
いし 国民意識からも 余りにも脆弱な社会体制からもそもそも他
国の脅威にはなり得無い。軍事力を少々増やして隣国の400万人
体制とは逆立ちしてもなれない。
他国と利害が衝突する場面は 此方が望まなくても来る 出会う場
面が何れはあるという認識が欠けている。
良い子にしてご機嫌’伺いや 朝貢や卑屈な何でもご無理、ごもっ
ともとは商人国家として土下座外交は国民に被害が起こる。
これ以上は真昼間に 日本の公道で日本人が外国人に’いきなり拉
致され外国へ連れ去られると言う恥ずべき失態ははお断りだと思い
ます。そういうことなら米国の51番目も州に’加えて貰う方が財
産も命も守ってもらえるなら喜んでそうした方が良い。

日本が他国を侵略すると言うデマを真面目に言いふらすマスコミや
偉い先生達の意見には 誰も止めさせないのも不思議だし、福岡の
親子殺人事件も何故 日本で裁判が出来ないのか?主権国家じゃ無
い国だと思うし」慄然とした。
このまま 愛知万博で中国からパスポートなしで ビザ無し渡航を
期間中許可するのは危険極まりない。
日本の警察では裁けないで帰還させるだけの処遇は困る。

国民の生命、財産を守るという最低限の使命のために警察庁・海上
保安庁・入国管理局などと協力しながら、不良入国者の帰属国に対
して、捜査協力の徹底、犯人の引渡し、不法入国者の強制送還費用
の当該国の負担等を強く求めていくことが肝要である。と関係省庁
に伝達して、今度は徹底してもらいたい。

本当に情け無い政府を持って不安で怖くなる。取る’税金だけは厳
しくしながら 政府としてまともな仕事をしているとは、到底思え
ない。今は大人しい団塊の世代も若い時はゲバ棒持って暴れ廻った
前科があるのだから・・・・
国民が何時までも大人しくしているとは限らない!

(^o^)♪またメールします・・☆★☆
 
ようちゃん(^0^)/~~bye


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