1887.土木事業と防災



土木事業と防災

 近年地球的に気候が変わった。世界的に乾燥化が進むととも
に、時間当たりの雨の量も増加しているように感じる。今後わが
国の土砂災害は増加するだろう。

 わが国のインフラ整備は完了しっつある。今後は海面上昇や豪
雨災害にわが国の土木行政施策を移す必要がある。

 わが国は山が直接海に沈んだような地勢でもともと平地は少な
い。主な平地は河川の河口部に開けた沖積低地と、河川が荒れ狂
う扇状地平野がほとんどで、河川の氾濫・津波や海面上昇の影響
を受けやすい。

 このために経費がかかっても現在の土地を守るか、もしくは危
険な山間傾斜地の開発を行うしかない。現実にはこの両方を推進
する必要があるだろう。

 水際での護岸や防潮堤の設計基準値の見直しと、施設の嵩上げ
や、山際でも土砂災害対策に今後多額の費用が必要となる。

 問題は少ない予算をいかに効率よく使うかである。現状での問
題は一定の基準値を国が決めて、これに適合しないものは予算が
つかないことである。そして会計検査で、重箱の隅を突っつくよ
うなことをするので、道路や護岸施設は現況に適合しない、不経
済なものとなり、これが全国で繰り広げられる。

 たとえば、山間部の道路など、多少曲がりくねってもいいので
ある。山の中に歩道つきの立派な道路などなくてもいいのであ
る。絶対壊れないものなど馬鹿でかいものなど作る必要はないの
である。日本は土地が弱いので、山を切れば地すべりが起こる。
この地すべり対策に数十m当たり何億もの金がかかる。

 もっと安いものを作り、現場観測などで、もし災害の予兆があ
れば、通行止めにすればいい。そしてこの部分のみに最小限の対
策を行えばよい。

 土木事業を自治体の経費で行えば以上のような不経済な事業は
激減するだろう。人の金と思うからどんどん使う。そして会計検
査対策に精緻な設計を行い、これにも多額の費用を使う。このよ
うなわが国の土木行政構造は数十年前?十数年前?の日米構造協
議によるところが大きい。10年間で430兆円もの公共事業投
資が決定されたのだ。このために建設業界は設備投資を行って、
やむなく与えられた過剰な業務を体を壊しながらやってきた。

 そして突然の公共事業削減の嵐だ。二階にあがってはしごをは
ずされたようなものである。あ、横道にそれた。

 要するに国がなにかをやればろくなことがない。基本的には予
算形態を地方さらに市町村に回し、国または県はこれの調整機能
のみにして、何らかの方法で不均等是正を行えばよい。ついでに
東京一極集中から行政を地方に分散し、たとえば、東京が防衛・
外交なら大阪は経済とし、さらに各省庁を地方に縮小・分散させ
る。国家公務員を大幅に削減し、地方への支援部門とし、市町村
の充実を図る。組織は小さいほうがよい。(最近の風潮とは逆)

 市町村での事業も不足人員は民間のコンサルタントや定年組み
の安くて経験豊富な人材を活用すればよい。役所をスリムにする
こと。そして地域に適合した経済的な構造物を作ること、証左は
大学や民間の第三者がおこなうこと。致命的な欠陥がなければ、
少々壊れてもまた直せばいいのである。絶対壊れないものはない
し、絶対壊れないものは法外に高くつく。

 防災は待ったなしである。しかし予算が少ないので知恵で補う
必要がある。現在の行政では、この知恵という考えはない。すべ
て国が決めたマニュアルである。これではだめだということを述
べてきた。防災は避災でいこう。具体例はあるが、ここでは控え
る。
とら丸
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投稿: 「演歌 坂本龍馬」   

経済、国際情勢と日本を取り巻く環境もいよいよ混沌として参りま
した。昨今の幕末ブームも、大きな変化を乗りきって新局面を開い
たあの時代にヒントを得ようという現れの一つでありましょう。

そこで唐突ですが、この度、坂本龍馬と幕末をテーマに演歌を一本
書き上げました。何れは誰かプロの歌手に歌ってもらおうかとも考
えています。
もしこの歌に触発されて、時代の閉塞を破る機運がこの国に少しで
も生まれれば望外の幸せです。

■「演歌 坂本龍馬」

1.土佐の荒海、産湯の代り
  日々に励んだ 剣術修行
  たった四杯の黒船に 揺れるお上にゃ任せて置けぬ
  俺がやらねば 誰がやる
  坂本龍馬 怖さ知らずの脱藩郷士

2.攘夷、佐幕と色々在ろが
  細かい事は 気にするな
  日本を造るそのために 掛けた命は呉れてやる
  お龍おまんにゃ 心配掛ける
  維新成就の 維新成就の大勝負

3.硬い本など 柄ではないが
  国を思えば 苦とならぬ
  海舟、小楠両先生に 受けた教えは龍馬が血肉
  船中八策 表に掲げ
  大義を四海に 大義を四海に布かんのみ

作詞、作曲 佐藤鴻全
Copyright (C) 2005 Kozen Sato. All Rights Reserved.
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少子化・高齢化は本当か?
少子高齢化は本当だろうか?
少子高齢化が人口減少の原因では無い!地球規模の人口の壁と言う
人口容量に突き当たってるから文化抑制装置が働き、一定の豊かさ
を経験した世代の多くは、その日常の生活の水準を落とす事を嫌う。

最初の親世代が子供の数を住居の狭さや子供への学歴など教育向上
などの名目で産児制限を始める、2世代目の頃は兄弟2名とか1名
とかがもてはやされる。誰もが長子や一人っ子などの親世代へ扶養
の義務を負う世代が誕生し始めると そこでこの相続義務ある親世
代は事前に晩婚や非婚を選んだり非妊や中絶を選ぶから、出世数は
減る。

又、子供世代は高齢者の世話を拒否したり、年金負担を忌避するよ
うになる。子供世代が晩婚になるのは、寄生虫的(パラサイト・シ
ングル)生活者として心地よく勝手に自己肥大・自己実現を夢見て
安穏としていられる時代が続いてきたが、親世代がいよいよ貯金も
底つき始めるとそうも言え無くなるが・・・
晩婚に成るほど、条件が厳しく身勝手になり、相手が親を扶養しな
い者で勿論子供連れなどの再婚者を嫌うようになる。
金銭が相手にあることよりも、老親世代が付録で居ない事に子供連
れより価値がある方向に移って行く。
こうして 高齢世代の生活水準は’低下して死亡数が出生数より増
え始めるのは今年くらいからからである。
 
こうした環境下での人間が選ぶ避妊や中絶などの出産抑制行動や晩
婚や非婚行動、親世代の扶養の世話拒否や年金負担敬遠行動はいず
れも人間の意志的な行動であり集団に広がって行く。
今日までの社会の発展や経済の基盤は皆高齢者の貢献によるが、そ
ういうことは念頭には無い世代が増えて行く。
しかし少子というのは 著しく間違っているのです。
少産化というべき現象が起きているので、子供が減少しているので
は無い。考え方と統計の捉え方が時代遅れなのです。
統計では15歳以下を子供年齢として捕らえたり、出世数の減少を
混同している。少子化では無く増子化が進んでいたのです。
0歳から14才を子供と捉えて65歳以上を高齢者と捉えている。
現代では子供は25歳までが生産年齢に加えれない事情があるので
す。もう子供は大学院以上の学歴を必要としている時代になってい
ます。親世代が大學まで出て 社会に出ていたのが22歳から23
才で30才までには結婚していたが今は少々の学歴では通用しない
、大学院までとなると社会に出て働く生産年齢になるのが25歳に
なる時代なのです。

子供文化が大流行で、コミック、アニメ、ゲームのコアゲ文化が家
電装置と連結して景気を良くしています。
そして食玩なども隠れたヒット商品です。ミニミニ・レーコードの
ナツメロのおまけなどもあれば缶入り植物まである。
趣味やスポーツ・レジャー産業も盛んです。
又、昔の65歳と今の65歳は余りにも差が大きいと思われます。
栄養や管理した食生活などでとても健康で若々しい人々が圧倒的です。
75歳を過ぎ無いと高齢者とは言えません。
 
今は子供の数が25歳までとすると合点が行くのです。人口区分を
変えるだけで人口の統計は変わります。
社会構造も子供の分野では高学歴を親世代に負担させて変えてるけ
れども 親世代では早期に退職させれたりリストラさせれるから社
会が混乱してるのです。親世代に皺寄せをしているのです。
大学出て25歳から27歳までに結婚して30才までに 急いで子
供を2名産んで 25歳の大学院卒業まで育てるともう退職まで2
,3年の猶予も無いのです。此処まで子供に学歴とか望む仕事のた
めに教育にかかり過ぎて、核家族家庭では家を持つ余裕は出てきま
せん。又子供世代が晩婚を選ばず 親と同じ年齢くらいの25歳か
ら28歳までの結婚をするとしたら結婚資金の援助などで 親の退
職金は消えるのが現状です。それもかなり普通の家庭より恵まれた
環境の中ではです。

薄い厚生年金や国民年金などを遣り繰りして、なるたけ子供世代に
負担をかけたくないのが親世代です。
 
問題は人口減少が国力の減少とか活力の減少になるとか言う錯覚です。
考えると教育費が此処まで膨れ上がってるのも若者文化が氾濫して
るのも、子供により夢をかけてきた附けでしょうし教育産業などは
装置が増えて過剰な設備状況なのです。
又、老人医療が増大してるのは やはり奇妙な事なのです。
背景の医薬産業も医療機器産業もリハビリ産業など介護福祉産業も
成長してきています。
保険会社も色々な組合せで契約をテレビで宣伝して顧客の獲得をし
て成長していますしこれらの会社の株なども購入する顧客も増えて
それなりに新しい市場も開拓されてきています。
教育分野と医療分野は査察が入らないし 教師や医師という職業は
 生涯取得した免許がずっと継続されて安定した職業を維持できる
のは不思議の一つです。
異常に増加する費用の裏には利権と金銭の滞留が有るのです。
彼らにも免許の更新試験や監督省庁の査察を入れる必用があるのです。
はっきり言うと 今の高齢者の方々の中には大変健康状態が優れて
いて有識者の方々が多くいらっしゃいます。
地域の子供の教育をお願いしたい程立派な方々が大勢居るのです。
無料でボランテェイアで補助教員にでも出かけたいと言われる方も
いらっしゃいます。
今の80歳以上になる方々と世代が違い高学歴者が多いのです。
しかも年金もちゃんとかけてる方々です。
地域の教育や保育にこういう若手の中年の60歳以上の人達にお手
伝いしてもらえば 今の教育も保育も問題は無いのです。
又、介護の仕事でもこういう元気な方々の手を借りて地域振券の形
で活用すれば何も心配は無いのです。
昔の小学校も出ていないような健康にも問題が多い高齢者像とはか
け離れています。戦争前に生まれて日本のドン底の生活状態の中か
ら子育てや仕事に励み 日本を支えてきた方々ですし、ストレスも
多くて経済的にもご苦労された方々の世代です。
それでも大部分の方々はお元気で自分の身の回りも出来る人が多いです。
75歳までは今の時代では 中年なのです。少産化と中年増加時代
なのです。まだまだ 人口がピークに到達しても減少までには今は
時間がかかるのです。
そう簡単に寿命は縮小されないし、高額な延命装置に縛り付けたり
1回3万円もする心臓の電気ショック療法など無駄な医療を拒否す
れば済む問題です。末期患者にはホスピスなど安楽死問題も視野に
いれた医療改革は必要です。
中年増加時代と子供増子化が解決されて無いのが問題なのです。
 
少子化対策を幾らしても子供を産む数は減りつづけます。
総生産量が伸びない中での 一人当たりの消費量割る 総生産量の
結果として その国の人口容量が決定されてるのです。
日本の人口容量は今年1億2千7百万人で限界に到達してるのです。
先進国は全て人口抑制装置が働いてもう 人口増加対策は敢えて選
択しない方向に行きます。文化や政事や経済が成熟している国家で
欧米のような近事関係の中での7%移民でも国内は今騒然としてい
ます。
まして、日本の近辺周辺国は人口増大異常の爆発国家です。労働者
だけの移民では終わらない事になります。
飲み込まれてしまうでしょう。又皆様が度々 言われる子育て支援
の方法は欧米でも効果が少ない事が立証されています。
現在より 人口数が減る方向に向かう事を心配する必要は余り無い
と思われます。増えている子供人口を生産人口に移行させて高齢者
と思われてる人口を中年として産業構造を変換して行けばよいので
市。
社会が変わり自分の好みの生活をしたいと考える人達が増え続ける
のも仕方が無い事です。有配偶者になるたけ沢山の子供を産んで貰
う選択しか残らないのですが、この努力でも2000年の出世数
119万人を維持するには有配偶者が今後も変化しない有配偶者全
体の76,8%の出生数を維持するだけでも150%は上げないと
無理です。
加工貿易国家と言う枠内での総生産量の増加を目指さないと 人口
容量は減少するのです。もう 何度も言いますが一度上げた生活水
準の低下を望む人間は居ないのです。
一人当たりの消費量が減少する事は誰も求めないのです。
総生産量は 地球ノ工業文明の人口の壁に突き当たってるから 飛
躍的な次の文明まで50年はかかりますから頭打ちなのです。
むしろ、この人口減少をはっきり認めて逆手に取る国家経営を考え
ないと駄目なのです。文明の行き尽きから下降時期になると ます
ます文化が爛熟して退廃ムードも広がりますし 人々は非工業製品
や選択商品に一層欲しがる消費の増大が起きるのです。一人当たり
の消費量は伸びるのです。言い換えると贅沢指向になるのです。
又は向学心や探究心は増大するのです。旅行や観光や各種の講座の
受講や趣味への支出を求めるのです。
ルネサンスも江戸期の文化が熟成されたのその理由からです。
こうしてこの中から次の文明の種が育って行くのです。
だから 贅沢や趣味や文化が爛熟してる事を戒めても禁止しても無
理なのです。中に穏やかなる中庸のスローライフやシンプルライフ
を目指す動きも生まれてきています。其処に行き着くまでは試行錯
誤はあります。
しかし世の中は変化しています。日本の周辺国は人口増加や爆発国
家に囲まれているのですから同時に 良く考えて1国平和主義とか
軍備反対、戦争反対では済まされない。
 
先ず何故ODAが世界でダントツなのか考えて見る事が必用です。
周辺国は地球ノ壁がある事に早晩気がつきます。
日本の人口が減少することは間違いが無い事です。農業高の工業安
の時代になっているのですから国家の総生産量は増えないのです。
現状維持の総生産量がゼロでも 間違い無く国民一人一人は豊にな
れます。人口が減るのですから(歴史が証明しています)・・・
人口を増やす心配をする人間は時代遅れなのです。
一人一人が生活が今より豊になれる人口減少を歓迎する必用がある
のです。1億2千7百万人が生活する以上の工業設備を維持してい
るのが不況の元なのです。
産業の転換を計る必用が在るし 今のODAも金銭では無く 人的支援
に変える方向で検討する必要が有るのです。
途上国に日本の技術者や’教育支援や医療指導者の支援方向に転換
して行くとか国内での今現在 生産従事していない増えている子供
をどうするか?元気な中年者の職業転換とか目先を方つけて 15
歳から60歳までが働く社会か 25歳から65歳までが働く社会
か 15歳から70歳まで働ける社会か総生産量が変わらない文明
の人口の壁なのですから’ 日本の生産従事者数をどうするか?
これで統計など変わるのです。
50年持てば 世界は変わるし日本も変わります。次の文明が始ま
るしマタマタ 放っておいても人口が増えます。
世界情勢が日本が平和を希求し続けても 喧嘩が嫌いで大嫌いでも
殴られたり、詰め寄られたりして巻き込まれるのと同じで、人口が
80億人を超えると地球ノ壁に突き当たるので騒然としてきます。
今は63億人です。1年に1億人以上確実に地球人口が増えている
のです。2005年から15年後には2020年前後には人口78
億人に単純計算ではなりますが1年1億人テンポより人口は増える
可能性があるから2020年に80億人に到達すると見込む方が良
いでしょう。
15年後くらいなるまで 出世数が死亡数より少なくなる事はない
でしょう。人口が1億2千7百万人くらいで居るでしょう。
今から今年生まれた子供が15歳になる時には若干人口が2百万人
も減るとは思えませんねー。
むしろ その時の日本の防衛の方が心配です。
何も重火器を持つ兵力の防衛ばかりでは有りません。自然災害や食
糧や日常の生活の治安・安全方面です。
国民 皆が総レジャーやら世界探検観光やらブランド品漁りやら爛
熟文化に浮かれて暮らす怠惰な生活態度です。
 
真面目に地道に生きてシンプルライフもスローライフも生まれて死
ぬまで実行し続けるだろう私から見ても、羨ましいなどと思わない
程 何とも哀れな末路で同情を禁じません。
目に余るまで行き着くまで 他人の意見に耳を傾けるもの好きはい
ない者です。親の言う事など聞かなくて当たり前なのですから我が
家と大違いナ事だけは確かだけど・・・資本主義で工業文明の終点
にまで来ると当然の現象なのです。
社会が成熟していない 経済情勢も不安定な’国々は益々激化して
衝突は起きるでしょう。
一番考える事は是からの15年までを真剣に考える必用が有るのです。
憲法問題は早期に改正するべきだし ODAは見直しするし 社会保障
費や教育問題には 其処へ携わる人的資源の使用方法に問題がある
、何時までも60年近く免許を有効として使う医療従事者はやはり
可笑しい。技術は古くなる。
社会情勢は20年で変わる。60年以上更新しない憲法や医師免許
など疑問も感じないのは頭が硬直している。
そして運が悪いことに 工業文明の頂点から下降する下り坂の時期
に生きている事が見えて無かった。
もう理解したら 上昇期とは思考法も舵取りも早く切り替えないと
手遅れになります。
 
教育は複数路線で15歳から生産ラインに着く人、 専門課程に着
く人、(スポーツ、特殊技能の取得など)今まで通りの高校進学し
て 18歳から生産ラインに着く人(芸能関係 遊芸芸人)22才
の大学出て各種の生産ラインに着く人、24才から27歳までかか
る大学院などの高等教育卒業からの生産ラインへ着く人と多数の選
択肢を用意する。
最も 自分で開拓して見つけて勝手に飛び込む人達も増えている。
何時までも他人を頼ってお膳立てを待つほど 恵まれた貴族など高
貴なお生まれでも無いと見切りをつけてる者は他人に指図など受け
たりしないから ささっと見切り発車して旅発つし’もう既にこう
いう人達は昔から居た。
平凡な普通の人達には国の政策は必要で切実です。
以下に何故 80億から90億人で地球ノ人口の壁があり 行き止
まり文明が発展しないのか?
色々な波動サイクルがあるが 人口にもこの地球が受け入れが無理
と言う容量の限界人口数が存在している。
 
1、食糧の限界は何処までか?
国連食糧農業機関(FAO)と国連人口活動基金(UNFPA)が1996
年に発表した「2050年までの食糧需給見通し」によると 世界
の人口は人口は95年から2050年までに72%増えると言う。
<53億人かける75%は38億千6百万人の増加で91億1600
万人と見込んでる>
ところが 現2005年で63億4千万人で1年に1億人増加する
から45億人の増加で107億人になる。
希望的観測の91億1千6百万人としても、是に見合う食料も75
%の増産が必要になる。
 
しかし経済成長を伴う世界の人口増加で途上国の食生活の向上は考
慮していない。単純な増加分として75%の食糧増産を計算している。
植物性食品に頼って来たカロリー摂取が 味の良い動物食品に切り
替わり牛や’豚を育てる穀物飼料の増加を促すしこの予測は実態と
はかなりかけ離れた予測となる事は理解出来る。
もっと食糧は増加させなければならない。
一方供給量の拡大は需給量の要求とは一致しない事も念頭に入れな
ければならない。
 
第二次大戦後の「緑の革命」で急激に」拡大して来た農地も昨今で
は殆ど開発し尽された。新たな耕作可能な土地は僅かしか残ってい
ない。アマゾン地域の熱帯雨林地域となる。
更に化学肥料の大量投入による土壌の劣化。害虫対策の増加による
化学農薬投与や高収量の品種などの改良生産の限界。過剰な灌漑施
設の建設による環境の悪化と土地の地盤沈下。
これ以上の食糧増産も又困難な状況が到来してる。
その上」幾つかの途上国の急激な経済成長は農業用地を工業用地に
、商業用地に、宅地に変えて農民を農地から離れさせている。益々
食糧供給源は減っている。
又 外貨稼ぎの輸出用の農産物の単一特化した大型プランテーショ
ン農業は 農産品の投機対象となり利益金の上下変動も激しく自給
率を著しく下げている。
この2050年の94億人分と見込んでいる間違った人口の需要量は
2035年度に理論上はなるが行き渡る事は無いであろう事が判る
。食糧の限界量は94億人分が必用とする2035年までが限界点
となる。
 
2、エネルギーの限界は何処まで?
国際エネルギー機関(IEA)が1996年に発表した「エネルギー
需給見通し」によると 現在の水準で需要が増え続けると世界のエ
ネルギー需要は93年時点の80億トン(石油換算)から2010年
には109億トンから118億トンになる。
このうち 経済協力機構(ODA)加盟の先進国の需要は年率1,4%
程度の伸びですが非ODA諸国(旧ソ連と東欧を除く)だけでも2010年
までに倍増する。
世界の石油需要割合も93年の28%から40%に増える。
このため現在の日量700万バーレルから2010年には9,200万
から9、800万バーレルへと増加する。
中東への依存度も今より40%から50%以上に高まる。
供給面では石油は98年度を起点として今後38年で 2036年
に枯渇する恐れがある。
嫌な事に94億人分の食糧の限界時点とエネルギー石油の限界時点
は2035年で限界に達する。
 
日本の石油鉱業連盟が纏めた石油埋蔵量に関する報告によると こ
の他の未発見分として18年が延期が見積もられてる。
それにしても2054年が枯渇期限です。
それまでは石油に依存することに成る。
50年しか猶予は無い。50年も猶予があると考えるかは主観の問
題ですが低コストで採掘できる量は次第に減少する。
2020年代には石油がガソリン、灯油が1,5倍から2倍になる
可能性が充分ある。
こう見ると 人口が80億人から90億人’になる2020年から
2030年が上限となる。
 
3、最後の注目は水の限界が何処までか?
水問題に関する国連の諸機関が纏めた「世界の水発展報告」
(2003年3月)によると 人口増加、水質汚染、地球ノ温暖化
などが原因で 21世紀半ばで深刻な水不足に見舞われる人口は 
最悪の場合60か国、70億人に達する恐れがある。と展望してい
ます。
水の消費量は過去50年間で倍増しており、先進国の子供は途上国
の子供の30から50倍の水を使ってるから今後 経済が発展する
程 水の需要は急増する。
そうなると水も人口80億人から90億人に’なる2030年が限
界点となる。
 
4、環境問題も深刻となる。
90年代は先進国のエネルギー消費の増加でCO2の排出量が9%も
増えて 結果1000年間で最も温かい10年間になった。
と「気候変動に’関する政府パネル(IPCC)」は述べている。
同パネルが纏めた三次報告書(2001年)によると世界が対応を
進めなければ 2100年の地球ノ温度は90年に比べ手最大5、8
度上昇する。海面も最大0、88m上昇する。
砂漠化や太平洋の海面の低い諸島国家は沈没して人間の住める環境
が急速に失われて行く。
このように食糧やエネルギーや水や環境と言う様々な分野から地球
限界を指摘されている。
 
だがこうした予測は特定の分野だけの展望で全部を統合した予測で
は無いから 食料やエネルギーにもし余禄があったら環境面での制
約が高くなれば’それが工業生産社会の限界となるし、逆に環境で
余禄があったとしてもその前に物質的な資源の枯渇が有る事も考え
られる。
そこで 工業の現在の発展波動を全体的に推定する方法が必要になる。
「システム・ダイナミックス」と言う 様々な因果関係を数十倍か
ら数百倍の方程式にして コンピューターでシュミュレーション思
考実験する方法がある。
この手法で実際の地球ノ未来をシュミュレーションしたニューハン
プシャー大學のD・メドウズ博士を代表とする研究グループの報告書
は ローマクラブの「成長の限界」グループを引き継いだ彼らの研究、
1992年にシステム・ダイナミックス・モデル「ワールド3」を
駆使して1900年から2100年の世界状況を予測した。
(限界を超えて)この研究では 13通りのシュミュレーションが
行われた。
もし何もしないで 何の対策も打たないまま 現在の成長の延長線
上を進めば2000年を過ぎた辺りで環境が汚染が著しく増加して
2015年以降から 食糧生産が減少し始めて 2020年には人口増
加も84億人がピークで人口減少が起きる。
2000年はとっくに過ぎた。2005年現在は確かに環境汚染は拡大
しています。
このまま進めば後15年後の2020年前後には大きなパニックが起こ
ると言うものです。
 
何とか80億人の2020年を無事に越えてこの人口を何とか維持して
安定状態へ持ち込める努力と対応を」しなければならない。
 
1、1995年」より 世界中で 1家族辺り子供2名になるような
産児制限を行う。
2、 目標となる一人当たりの工業生産を高を3500ドルとする。
この水準は90年代の韓国と同等で同年のブラジルの2倍に当たる。
3、食糧やエネルギー関連技術を積極的に取り入れて 資源の利用
の効率を高め 単位工業生産当たりの汚染排出量を削減して 土地
の浸食を抑制して一人当たりの食糧が望ましい水準に達するまで土
地の収穫量を向上させるような様々な技術を積極的に普及させる。
 
以上のような条件のもとなら 世界人口は80億人弱で安定化して
ほぼ1世紀は 物質的には望ましい生活水準を続けることが可能となる。
詰り一人当たりのサービスは1990年の水準を210%上回り 
全ての人に充分な食糧が供給され2010年以降の平均寿命は80歳強
で維持される。
又環境汚染は不可逆的に損害を出す前にピークを迎えて下降します。
再生不能の資源の枯渇も極めてゆっくりと進行して2100年まで
に元の資源量の半分が残る状態となる。
こうして世界は「均衡状態」が来る事が出来る。
95年から10年も経てるがまだ この前提条件がクリアされてはい
ませんが パニックを避ける対策としてはまだまだ有効となりうる。
この予測から工業の発展波動サイクルの上限は80億人と言う事に
なる。科学技術を駆使して来た現在の工業現在波動は「持続可能な
システム」に入るにはこの80億人が限界点となる。
このままでは100億人を超えるのが2050年で飽和状態に入る
予測は無理がある。
 
最悪のシナリオ
 
世界の人口がこのままで80億人から90億人を超えるラインからは
食糧、エネルギー、資源が大幅に不足する。2035年94億人な
る。環境の悪化、文化の不安定な国では飢餓、物質不足、が拡大し
て大量の餓死、伝染病の蔓延、などで生理的な自然の抑止装置が働
く。最悪の恐ろしいシナリオ。
 
1、大気・水質・土壌汚染や気候不順などの自然条件が悪化に触発
されて農業生産で 一時的に急激に激変する。
2、食糧’パニックは生活全体の供給不安を募らせるから実際の需
給バランスを超えて、資源やエネルギーにまで波及する。
  この為に世界中の国国は先進国と言わず途上国を問わず各地で
物資の奪い合いが起きる。
3、世界中の国々では自国民や自国の社会・経済を守る為にそれぞ
れの国の国境を強化して食糧、資源、エネルギーの
  確保に向かう。最もこれだけ発達してる世界では1国だけでは
閉鎖体制は取れないからブロック化する。
農業国と工業国。資源保有国と製品生産国。必然的にブロック化は
進む。
4、国際的なブロック化は既にあるが EU、NAFUTAで進展してるが
 その延長線上で一層ブロック化が’進む。
  次第に安全保障的な性格を強める。
5、しかし積極的な対応が出来ない途上国などでは国内的なパニッ
クの拡大につれてその圧力に抗し切れず
  他国への武力侵入や食糧・資源の争奪などへつき進むケースも
ある。
 
6、その時 これらの国の標的となるのは 直接的には周辺の食糧
、資源の余裕のある国であるが混乱要因が 工業文明’の’限界そ
のものである以上に より広域的には世界中に広がった市場経済シ
ステムや欧米主導の国際政事システムに向かって’行く。
  その結果、国際社会は工業波動を支える基本的なパラダイム、
詰り科学技術や市場経済システムにも動揺が起こり国際関係も一層
混乱する。
7、こいした混乱は先進国の軍事的な有力国の圧力で一旦は押さえ
れるが基本的には工業波動並びに文明システムの転覆を狙う過激な
運動として持ち越される。
 
先進国は人口が下降する。
だが全ての国々が混乱に巻き込まれるとは限らない。
文化が比較的安定してる国々では こうした事態を予め事前に予測
してるかのような対応をしている。
結婚抑制、 出産抑制、 自然死増加の黙認 過剰な医療での延命
措置は止める。尊厳死を認める。
もう30年も前から イギリス、北欧は人口停滞を経験している。
人口が増加してるアメリカや日本からはこれらの国々はどうしよう
もない衰退国家のように見えた。
「スエーデン病」とか「イギリス病」と」揶揄して来た。
これが成熟そのもの姿だったのがきずかなかったのです。
ヨーロッパを源にする工業文明によって 国家を豊にして人口を増
やして来た以上 いずれどの国も飽和点が訪れる。
国土の面積が狭く自然条件が厳しい国々では工業文明の活用によっ
て利用出来る人口容量が真っ先に飽和してきます。
北欧や西欧の国々は様々な人口抑制装置が作動して既に人口の下降
から停滞へと向かってる。
言い換えると進んでいたから真っ先に人口が減少し始め もうあん
ていした停滞期に入ってる状態なんです。
そこでこれらの国々では様々な工夫で新しい生活様式や新しい国家
経営の方向を作り出して未来へと歩き出してる。
 
スエーデンではGDPの実質成長率も95年から3%に回復している。
戦後最悪の不況から脱出してる。その後も安定的な成長軌道に乗っ
ている。
この背景には重工業から知識産業への積極的な転換がある。経済の
活性化と国民の福祉の効率的な実現がされてる。
イギリスも又97年にGDPの成長率を3%代に回復させている。
重厚長大産業から ハイテクやソフト産業の移行が進み30から
40歳台のビジネスマンが新しい中間層を形成してる。
旺盛な個人消費を支え始めている。この国でも 矢張り’人口停滞
を前提として経済成長とのバランスを回復する道が模索されてる
結局 人口停滞や環境の悪化などを前提として豊な国民福祉と適切
な経済成長を両立させると言う 全く新しい取り組みをしている。
 
 
失われた10年では無く 考える事を与えれた10年に変換する時
期が到来したのだ。
人口が1億2千7百万人となりこれから減少に向かう時代である認
識が出来た。
確かにバブル’崩壊から土地や株式といった「国富」が1千300
兆円も失われた。
そこに政事の混乱、行政の腐敗、財政の破綻に更に二度の大地震や
天変地異まで加わり 異常な犯罪の増加と治安の悪化と子供の非行
犯罪の低年齢化にイジメや自殺や 社会全体のけだるく閉塞感が漂
う時代でリストラに早期退職の勧告やら年金崩壊の噂まで憂鬱さが
漂う。
 
多くの先進国が人口増加の急成長の後に 人口容量の飽和に伴い 
人口減少へ向かい経済停滞に陥っています。
つまり先を走ってるから’真っ先に近代文明の壁にぶつかり 成長
と拡大型から 飽和と濃縮へと移行する運命を担ていた。
既に北欧や西欧は相次いで 「病」にかかっていた。90年代と21
世紀の始めの今 日本と南欧が人口容量のピークを向かえて共に人
口’が減少し停滞へ向かい始めてる。
わが国が’真っ先に「日本病」にかかっている。そのうち「イタリ
ア病」も「スペイン病」も発病する。
イギリスや北欧は文明の一周先を走っていたからそう見えていたの
でしょう。
この10年を失われた10年から 与えられた10年にする転換し
なくてはいけない。
 
人口が増加し続ける国々ーーー米国と中国とインド・インドネシア
などアジアの国々、先進国と言われるアメリカやカナダ、オースト
ラリアなどはまだまだ人口が増え続ける。
国土条件や自然環境に尚余裕があるから人口容量が増え続ける事が
可能な国です。アメリカは’5億6千万人になるまで増加を続ける。
同様に 中国、インド、インドネシアと言ったアジアの諸国は豊な
国土条件に工業文明を取り入れて今後も人口容量が急速に増加する
と考えるべきだろう。
更に南米も中近東もアフリカも国土条件の割りに工業文明が浸透し
ていないから人口容量が急激に増加する事はある。
工業文明は人口容量を増やすと同時にそれを利用する人間の生活様
式にも大きな変化を齎しますから大量生産 大量廃棄と言うアメリ
カ型のライフスタイルを世界中にばら撒きます。
このスタイルは経済成長と共に伝播して行きますから途上国の人口
容量が増えれば’増えるだけ消費量も廃棄量も増え続ける。そうな
るとこの文明は人口容量の地球ノ限界に突き当たり人口容量はもっ
と早く上限に達して飽和する。
 
こうなると21世紀の国際社会をリードするのは 20世紀型の成
長・拡大型国家では無く 人口を減少させ停滞安定させる 食糧、
資源、エネルギーを抑制して かつ廃棄を減少させる国家と言うこ
とになる。
1、最も社会が発展してる国は北欧と英仏。
2 第二位が中欧、南欧、日本、東欧諸国
3 北米諸国と 東アジア、オーストラリア、
4 南アジア地域と中南米諸国
5  中近東や西アジア諸国
6 アフリカ諸国と太平洋の散在してる諸島国家。
これらの6つのグループは 近代工業文明の導入で各国の国土条件
が何処まで活用され 何処まで人口容量があるか狭い国土であれば
幾ら努力しても 直ぐに人口容量は満杯になる。
逆に’広い国土で有れば人口も急増して行く。しかし幾ら国土が広
くても寒冷地や高地や砂漠で人が住めない条件が多いと農業不適地
とか 工業立地にも不適当で人口容量は限界が早く来る。
人口容量に余裕が’ある国は若々しく荒々しい社会になり 一見停
滞してるような’人口容量の停滞に向かってる国は実は成熟した社
会になっている。人口減少国こそ先進国になっているのです。
新たな生活様式を模索してる国が先進国なのです。
少量生産 少量消費’ 少量の廃棄物で生活できる非工業製品の製
造と多品種’多様価値観のある’製品つくりをする苦へと転換して
いる。この21世紀型の国際リーダーシップは「濃縮国家」を巡っ
て展開される事になる。
この競争に’加わるのは現在のところ 北欧と英仏 それに南欧や
東欧諸国と日本になる。
 
人口容量に余裕が’ある人口拡大を続けるのはアメリカ、カナダ、
オーストラリアに続く中国などの大国は到底この濃縮’国家へ加わ
る資格は無い。
イラク戦争に勝っても世界の工場になってもそれで社会全体が進ん
でいるわけでは無い。
所詮は南米諸国や南アジア諸国と変わらない人口増加の資源、エネ
ルギー多消費する環境悪化推進する途上国に過ぎ無い。
まだまだ20世紀型の 成長・拡大国家なのです。
 
さて人口減少する国家が先進国と言われるが何故人口は減るのか?
何故人口は減るのか?
新聞では「少子・高齢化」と言われてるが 是は正しいのだろうか?
少子化はベビーが経る事ですが 高齢化とは寿命が延びて死ぬ人が
減る事ですが幾らベビーが減っても 死ぬ人が増えなければ人口が
減ることは滅多に無い。
2005年今年から人口が 死亡数が出生数を上回って人口が’減
少に向かうことことになっている。
死亡数が出生’数を超えると人口が’減少する。
 
出生数が減るのは 直接的には晩婚や非婚’を選ぶ人や 結婚して
も子供を作らない夫婦が増えている。
結婚適齢期の人達の間では 結婚したり子供を作るより 自分の好
みの生き方や暮らしを優先すると言う選択が増えている。
その上不況の影響も加わり益々出生が敬遠される。少子化と言うよ
り少産化と呼ぶべき現象である。
 
又死亡数も 現代の医療の天井に来たのです。
少産化の後ろには一人一人の個人の生活意識の変化が有るし経済環
境の悪化も有れば 更なる子供以上の負担が掛かって来ている場合
が起きている。
死亡も世界最高寿命での死亡数の増加は医学の限界が来たことにな
る。しかし高齢化は可笑しい。
従って少子高齢化では無い。少産化 寿命限界死の増加なのです。
寿命限界死が多数になると 病歴保持で長期に存命するから幾多の
問題が多発する。
 
本題の人口容量の限界の壁とは?
 
人口停滞の経験は過去に日本では人口容量の限界点を5回越えてきた。
その都度 石器文明 から縄文稲作  弥生稲作 集約農業と国土
の灌漑開墾 手工業と軽工業 近代重厚長大工業と進んだ。縄文時
代や江戸時代では無く現代で 何故人口の壁にぶつかるのか?
怪訝に思う人が多い筈です。取り分け経済学者やエコノミストの中
には「世界中から輸入できるのだから日本に食糧の壁は無い」
とか「科学技術をもっと応用すれば日本列島の自然環境はまだまだ
利用出来る」と主張する人が多い。
実はそういう考えが20世紀型で古い考えなのです。21世紀には
そういう考えは吹飛ぶのです。
 
現代の日本を支える人口容量には間違い無く壁がある。
人口容量には 全てのモノやサービスの供給量を言います。
一番基本になるのはやはり食糧です。
数年前に 農林水産省が’食糧’封鎖にあった場合の自給可能ナ量
を推計しました。
(食糧・農業・農村基本問題調査資料 98年6月)
それによると 穀物や魚類は輸入がゼロに成ると 国内の農地の生
産だけでは 国民一人あたり1760キロカロリーに落ちて行く。
現在の消費水準で8千4百万人分。農地の減少が進んで現在の8割に
なると1440キロカロリーで6千8百万人分で両者を平均すると
約7千6百人分で是は 終戦後の1946年の水準とほぼ同じです。
とすれば 現在の1億’2千7百万人の人口容量とは 食糧だけで
言うと 自給が可能な6千万人を基礎にその上に5千万人を乗せて
いる。ということになる。
 
19世紀から20世紀にかけては 近代工業文明の導入で土木技術
が国内の農業生産が拡大して人口容量を約7千2百万人から7千3百
万人に高めた。
だが食糧はその辺りが限界で国外へ進出せざるを得無いという太平
洋戦争の遠因ともなった。
しかし戦後になると 日本は国内自給の足かせを乗り越えて工業製
品を輸出して 食糧を輸入すると言う加工貿易に’かわった 。
極言すると生産性の上昇が’限界に達し始めた農地を積極的に工業
用地に転換した’農地に工場を建てて家電や自動車を生産して輸出
すしてその対価で食糧を買うと 元の農地で生産するよりもっと多
くの食糧が手に入る。
それが出来たのは勿論 日本の技術や商品開発力が飛躍的に高まっ
たからだけでは無い。
もっと大きな理由は 一部の工業先進国だけが高価な工業製品を生
産して 大半の発展途上国が農業を」担当すると言う爬行的な国際
構造が進んだからです。
こうした環境のもとでは 工業製品の価格が農産品より必然的に高
くなるので高い工業製品を売って安い農産品を買うのは極めて賢明
なほうほうでした。
戦後の日本はこうした方策を積極的に推進して本来なら7千6百万
人程度の人口容量を1億2千7百万人にまで伸ばしてきたのです。
 
逆転する農業の立場
ところが こうした生き方は今や限界に達してきているのです。
世界の産業分布では発展途上国の多くが工業生産の拡大を目指した
結果、 工業製品の供給が過剰になっている。
代わって 農産品は工業化に伴う労働力の減少や農業用地の縮小で
次第に供給不足に向かっていてそれに伴い価格も上昇している。
過去の半世紀で世界の穀物生産価格は 技術進歩による’生産の上
昇に連れて ほぼ一定して下落して来た。
1950年から1993年間で 小麦、トウモロコシ、米 の世界価
格は実質 それぞれ67% 83% 88%下落してきたQ。
期間により変動が’会っても 小麦価格は年に2%のペースで ト
ウモロコシが年に3%以上 米は年に45近いペースでそれぞれ下
落した。
93年以降この傾向が反転して 97年までは米、小麦、トウモロコ
シの国際価格は上昇した。
98年から2002年までは小康状態が続いてるが2002年の後半か
ら再び上昇の気配を見せている。
20世紀は穀物に代表される農産物価格が低下する時代だったが21
世紀は逆に上昇する時代になる。
既に工業製品の価格の下落は始まってる。
それだけでは無く21世紀は人口がが爆発的に増加する時代なので
す。確実に2030年以降は食糧、’資源、エネルギー、等の’需給価
格が高騰する可能性が高まっている。
「工業製品安の 農業製品高」の傾向が強まる。家電や自動車を売
って大量の食糧を買うと言う構造が壊れる。
是こそが我々の頭上にのしかかってる人口の容量の壁の実態である。
 
文化的抑制装置が作動する。
こうした壁にぶつかると人間は文化が安定してる限り文化的な抑制
装置を作動させる。
 
         N(自然環境)*C(文明)       P(総生産量)
V(人口容量)=ーーーーーーー−−−−−−−−− == ーーーーーーー
         L(人間一人当たりの消費量)      L
 
この式を前提とすると人口飽和化と人口抑制’装置の作動プロセス
が説明できる。
 
1、P(総生産量)が伸びてる時はL(一人当たりの消費量)が伸び
ていても V(人口容量)は尚ゆとりがあるから 
  人口は増え’続ける余地がある。逆にいうと P総生産量の伸び
率が 人口の’伸び率’より大きい時はL一人当たりの消費量も伸び
る。このために自らの生活水準を落とさないで 親世代は子供を増や
す事が出来るし、又子供世代も高齢の親を扶養する事が’出来る。
 
2、P総生産量が伸びなくなった時にL個人の一人当たりの消費量が
尚伸び続けると V人口容量は益々増えなくなる。
逆にいうとP総生産量の伸び率が衰えて人口の伸びを下まわりすると
 Lの個人消費量も低下せざるを得無い。
 
3、P総生産量が伸びない以上 V人口容量を増やすには Lの個人消
費量を減らすしかない。
 そこで親世代は 自らの消費を詰り生活水準を下げて子供を’増や
すか 生活水準を維持して子供を諦めるしかない。
又子供世代は 自らの生活水準を下げて高齢者世代を扶養するべきか
 生活水準を下げて高齢者の世代の扶養を縮小するか選択を迫れレル。
 
4、すでにユタカ差を経験した世代の多くはその水準を’落とす事
を嫌う。晩婚や非婚’を選ぶ人や 結婚しても子供を作らない夫婦
が増えている。 
結婚適齢期の人達の間では 結婚したり子供を作るより 自分の好
みの生き方や暮らしを優先すると言う選択が増えている。
又子供世代は高齢者の世代の世話を拒否したり 年金負担を忌避す
る。高齢者の生活水準は低下して死亡数は増加する。
 
5こうした環境下で人間が選ぶ晩婚や非婚と言う結婚抑止行動 避
妊や中絶などの出産抑制行動も高齢者の世話の拒否や年金の負担の
忌避行動はいずれも人間の意思的で集団の中の行動として定着する。
 
そういう事なので人口減少が 不利では無い。次なる文明への種を
生み出せる優れたシステムの国であるということなのです。
大学院以上に進む優れた資質のお子様を多数優遇して新しい 文明
の種を育て貰い新しい経済価値を」生み出してもらえる環境つくり
を優先する方が国策で国益なのです。
折角 増えている子供数30才までのニートの開発なり 70歳まで
の元気な中年を生産ラインにつけて 女性にもドンドン社会へ出て
働いてもらえる環境つくりが急務なのです。
外国人の移民など いきなり700万人も1千万人も増加させるな
ど是が10年20年としても無理がある。家族も増えて日本社会で
受け入れるには 教育も全て変更しても採算は取れないばかりか 
何度も言うが周辺は人口数が膨大でヨーロッパ周辺国とは事情が違
う、彼らはアルファベット文字で宗教も共通で政治体形も資本主義
で共通なのですから、何もかも異質の外国人とは無理があるどころ
か 母屋を貸して庇を取られます。
そういう馬鹿な考えより 言葉もわかり高学歴で健康な国内の 
70歳までの方々の 力を貸してもらうのが順序です。
 
今はパソコンも有るし車も有るし機械の扱いにも慣れてるし 力の
いるような仕事など少ないのです。
むしろ言葉がわかり頭が良くて気が効いて仕事時間も自由な60歳
過ぎの方々の方が安心で優れた仕事をします。
実際に 会計事務や不動産や建築設計などの関係などもこういう知
的な方々の仕事は素晴らしいです。
アホナ外国人など怖くて 家の改修工事も 金融証券や保険の説明
などのセールスにもお断りです。ましてタクシードライバーなども
危険で恐怖を感じます。
今の保険にも加入しない無職の若者ドライバーより 住所も財産も
無い得たいの知れない車の運転手など誰が考えて危険です。まして
自宅訪問の介護など見知らぬ人以上に外国人は 敬遠されます。
自宅へ侵入を許すほどお人良しは少ないでしょう。公的病院内なら
ですが・・・
 
高齢者には誰でもなるのです。 嫌でも年月が経ると自動的に高齢
者と分類されています。しかし 何回も言いますが 高学歴で健康
で単なる中年化した高齢者も多いのです。75歳以上で無いと高齢
者とは呼ばないと思います。又今の80歳以上の方々のような戦争
前ノ栄養状態の悪い日々やストレス満天の子沢山の低学歴者世代と
は大分違うように思いますよ。彼らはボケたり寝たきりは少ない可
能性が有ります。
日本の80歳以上と70歳以上とは 今の60歳以上とでは親子世
代になり 栄養状態も学歴も歴史時間の背景と環境が違い過ぎてい
ます。パソコンに車の運転にバイクにスキーに水泳に世界観光旅行
に出かけているしまだまだ元気で驚くべき人が多数ですよ。あんま
り60歳過ぎという年齢で一纏めに考えて馬鹿にしていたら大間違
いです。

若いアホなニートと違い過ぎて 活発でお洒落でお金持ちで仕事も
バンバンがザラに居ます。
ボケ老人が’増大するなど戯言だとしか思えません。
あまりにも辛くて苦しくて惨めな生活を送らざるを得なかった’不
幸な老人世代だったのです。終戦、までの間に空襲、焼け野原 被
災、外地からの引き揚げ 身一つで家も無く仕事も無く廃墟の中か
ら立ち上がって生きて来た世代は苦しくて思いでも忘れたい人が多
いからボケるのです。
本人の努力では済ませれない時代を経てきてると思われます。
まるで ボケ世代と同じかそれ以上の辛い生活を送ってる人間ばか
りだから 高齢者はボケるというし寝たきり老人が増加するとか介
護保険が崩壊するとかは 疑わしい事です。
必ず不当な請求でそれで懐を肥やしてるのです。’
 
老人や’医療費用が増えてるのならその裏には医薬産業が栄えて保
険業界が潤って利潤を追求する企業ばかりなのですから
国が製薬産業やら医療機器を経営してる訳ではないのだから 新し
い産業として 介護福祉企業も出来て利潤を得て社会がちゃんと廻
っているのだから 可笑しげな戯言が起きるのは誰かが中間搾取し
てるのです。
監督官庁も何もしない癒着構造で 国民の税金を使いたいだけ無駄
使いしてるだけなのです。
誰が何を言おうと政策で赤ちゃん応援お祝い金を送ろうとも 以前
の地域振興券と同じ無駄使いですよ。
自分の好きな生き方が選べるのですから、個人の自由だし 早婚で
折角 子供に恵まれても本人にその自覚が無くて虐待や遊びが優先
して子供を放置する事件が絶えないのですから、 子供を居る家庭
にお金を支援しても 自分達が遊びたい癖が治らず そのお金で却
って働かないで児童放置の虐待で 遊興費に使われるだけです。
きちんとした人々は そういう事にも頼らずともちゃんと4人も5
人も生み育てていますよ。
それも自分一人で核家族でも 夫の転勤なども乗り越えて全員 立
派な方々に成長させてる人々も沢山居ます。
根っからの子供好きの人も子供嫌いも居るし 又生みたくても産め
ない人々には子供支援助成金制度は辛いものがありますよ。
本人達は子供が欲しくて 毎月莫大なお金を病院に支払っているの
ですから・・・こういう不妊治療目的の高額な医療にもお金を支援
して欲しいともう運動していますよ。益々保険金は膨れ上がる一方
です。
 
こういう子供の数を云々する事事態が認識不足で愚かです。
もう統計から こういう日が来る事も計算から30年も前から判っ
てるのですから、大昔に境屋太一氏が「団塊の世代」という人口統
計を元にしたベストセラーを販売してから 今日を予測して行動し
ていた人が多数ですよ。
常識だし 机上の戯言は誰でも発言は自由ですが 子供育児支援は
重要でも 子供を産む事の強制は無理な事は以上の説明でご理解出
来たと思います。
今ある状態で あと15年後に世界人口が地球ノ壁に突き当たり 
社会が動乱し始めるからどう対処するか真剣に討議する
時期なのです。平和護憲などという 外国人からそれも世界史上 
例の無い 無辜の民間人に’武器も何も無い平和では無いが
戦時下で有っても 無防備の人間を一度に20万人とか15万人と
言う原爆と水爆を相次いで落とされた国から押し付けらた
憲法に価値など無いのです。復習されるのを怖がって押し付けて
日本人を主権の無い外国からいいなり馬鹿国家にしたのです。
 
 
イラクも石油が無ければ自国の兵士の血を一滴も流さない 安上が
りの原爆投下して終らせていあたと思います。
もう水爆も賞味期限切れが近いのが山ほど有る事だし ドカーンと
砂漠だらけなら 落として蹴り着いてるだけです。
日本人は 昔2発も戦争中は落とされてるのですから 別に驚く事
も無いのです。石油があるだけ ノンビリと金のかかる方法の戦争
ごっこしてもらえるのですから・・・中々停戦に持ち込まないで
ズルズルとあのような大きい被害を出すまでこの国の指導者は戦争
を継続し続けたのです。
 
何時までもしつこく 同じやり方を続けて弊害出ていても止めない
し益々利権構造が進み 世襲制度が定着して頭がボケてるなら救い
がありますが 交代させれるチャンスも無く 又 悲惨な結末が来
る恐れも有ります。
世界の他の国は
日本のように気前も良くないし たかりやでこすからいのは幕末か
ら明治期で歴史を読むと理解出来ます。
油断は 大敵。
油という石油エネルギーを中東に依存している日本は単独では 広
くて長いシ−レーンは守れません。
腹が空いた子供を沢山抱える隣国と 利己的でわがままでは有るが
それより気心知れてるし飢えとは無縁の同盟国と付き合うかは一目
量全です。
人口減少を嘆いたり 増加を考えるのは愚かなのです。人口減少’
国こそ先進国なのですから明日からどうするか考える事です。身体
や知能の弱い子供やら働かない子供やら出来そこないを増やす余裕
など無いのです。
人口が’減るほど国民一人当たりの生活は豊になるのです。
過渡期の現象で過剰設備やら産業転換は避けれません。何度もいう
けど工業文明が終ったし地球ノ人口の壁が15年で来るのです。
呑気に構えてる場合では無いのです、この憲法改正としっかりした
供えと毅然とした外交です。
スパイ放題も好い加減にしないと 企業の守秘業務は明日の日本の
食と交換する’大事な宝です。
国内で外国贔屓とかかぶれではすまないのです。中国詣での ODA
見返りバックキャッシングで銭儲けしていた政治家が
追放される時代が来ています。売国奴の追求して日本から出て行く
無駄金の管理をしないと本当に年金や保険が崩壊すると
社会が混乱します。親子の縁は切れないから社会保障がなくなる時
代は 金持ちとの結婚の玉の輿より両親の居ない気楽な男性を女性
は選びます。
 
杉田かおるさんはたまたま 相手がセレブであっただけです、彼女
は「玉の輿」結婚した分けでは無いと思われます。
幾ら大金持ちでも両親が生きてると自由が無いし 病人の介護では
遊び歩けないと働けないとか 折角のお金も使えません。
まして女性が40歳すぎてる中年の場合 幾ら金持ちでも 子持ち
か 病人老人持ちか予備軍か ハンデキャップはあるのが
普通です。今はお金など自分で稼げる女性が多いからお金より自由
に拘ると思います。
皆が勘違いして’玉の輿’と持ち上げるのはチガウナーでしょう。
それ以上に気宇な 稀な吉兆ですよ。
昔なら両親健全な家付きの由緒あるお家柄の輿入れが玉の輿でした
が 昨今はそれで不自由で誰も甲斐性の有る稼げる女性は嫁には行
きませんよ。
自分で好きな気楽な生き方を楽しむ方が堅苦しい家で 我慢など死
んでもしないでしょう。相手も伊達に中年まで居たわけでもなし
お金があるだけでは 今は絶対に結婚しないと言う謎解きがこれで
了解しましたよ。
高齢者が二人も居る家庭の跡取息子はお呼びでは無いなのです。幾
ら高学歴、高収入、家付きでも無い方々が多いのが
よく理解出来ました。理工系で真面目でダサいからだと思っていたが・・・・
 
考えると自分のほうにも高齢者が2名居るし相手も2名居るし ど
っちも跡取も在るし お金や生活には困らないが
何故か何故かが多い理由が なるほど納得でした。まー色々有る時
代ですが 急ぐ解決や問題と個人の領域で法律や政策では動かせな
い事案とは混同しない事が重要です。
(^o^)♪またメールします・・☆★☆
 
ようちゃん(^0^)/~~bye

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