1804.日本国憲法への殉死



「日本国憲法への殉死」
日本国憲法精神を体現するため、青年は自己責任でイラクに行った  

十返舎玉九

 イラクで武装集団によって人質となっていた24歳の日本人青年香田証生さん
の遺体が発見された。実に痛ましいことであり、心よりご冥福を祈る。

 香田さんを人質にとった武装グループは、48時間以内の自衛隊のイラク撤退
を要求したが、日本政府が青年一人の命によって自衛隊をイラクから撤退させ
ると、本気で思っていたのだろうか。

 青年一人の命と任務についている千人の自衛隊員の去就は、けっして同じ重
みではない。そんなことはこれまでのさまざまな人質事件からも明らかである
のに、どうして犯人たちはまったく罪のない青年を人質にし、殺してしまった
のだろうか。イラクの国民のためにもならない、無益な殺人としか思えない。

 青年を解放し、イラクの今日の姿をその目でしっかりと見てもらうことこそ
が、イラク国民と日本国民の将来のために最善であったのにと悔やまれる。

 私は亡くなられた青年とは一面識もないが、同じ時代を生きる日本人とし
て、彼の死の意味するところを考えてみた。

・ 対米敗戦国として共通の体験をもつイラク

 そもそも香田青年は軽々しく観光に出かけたように言われているが、彼は今
のイラク国内が危険であることを周囲から注意されていたのだ。それにもかか
わらず入国したのは、面白半分の観光が目的ではなかったからであろう。

 イラクと日本は、ともにアメリカとの戦争に敗れたという共通の体験をも
つ。2004年のイラク社会を体験し見聞を深めることは、青年がまだ生まれてい
なかった大東亜戦争直後のアメリカ占領下の日本を疑似体験することになる。
敗戦後、歴史を奪われた日本人にとって、今のイラクは失われた記憶を取り戻
すための糸口になる。

 2001年9月11日のニューヨークの世界貿易センタービル破壊テロは、なぜか
1941年12月8日の真珠湾攻撃と重ね合わせて報道されていた。湾岸戦争のとき
も使用された劣化ウラン弾の残渣による体内被爆と癌患者の増大は、広島と長
崎に落とされた原子爆弾の惨事に通ずる。そして、アメリカ式の民主主義がむ
りやり押し付けられる。

 このように昨年3月にはじまったアメリカによる対イラク戦争と日本の大東
亜戦争の間には、いくつもの共通点がある。
一方、そこには明らかな違いもある。

 ひとつは、イラクの国家主席であったフセイン大統領がアメリカによって逮
捕されたことに対して、日本の裕仁天皇は形式的ではあれ、その地位を守った
ことである。

 また、戦争終結が宣言された後、イラクではアメリカ軍や対米協力者に対す
るゲリラ活動が今もなお続いているのに、日本では本土決戦が起きなかった。

 これらの歴史の共通点と相違点を自分の目で見、自分の肌で感じることで自
らの思考を深めようとする日本の若者が、自らの責任で、自らの命を張ってイ
ラクに足を踏み入れることは、勇気ある行為として賞賛に値する。

 そこで見聞きして、感じたことは、飽食と娯楽に不満を感じている日本の若
者に、これからの自らの生き様について考える契機を与えてくれだことであろ
う。

・ 日本国憲法の平和主義を体現

 今回の香田青年のイラク入りを、平和ボケした日本の若者の無謀な旅行であ
るかのような報道も一部見受けられた。たしかに無用心なところ、準備不足な
ところがあったかもしれない。しかし、実際にイラクに行って、テレビも新聞
も伝えてくれないありのまま世界を自分の目で確かめようとしたのは、平和ボ
ケから目覚めるための行動であった。

 アメリカの占領政策があまりに巧妙だったから、テレビや新聞がけっして真
実を伝えないから、日本の中にいると私たちは世界の現実を知ることができな
い。

 イラクでおきていること、自衛隊のイラクでの活動に無関心なまま、お茶の
間に座ってテレビの前で、何もせず、何も考えずに、青年の行動を批判してい
る多くの日本人こそ平和ボケしているのである。

 まもなく自衛隊は、より軍事的な活動を行うことを求められるかもしれな
い。そのとき、自衛隊の銃口が向けられるイラクの民衆の中に混じった日本の
若者が、「イラクの民衆を撃つな。イラクの民衆には罪はない。イラクの民衆
を、大東亜戦争に敗れた日本人だと思え」と自衛隊員に向かって叫ぶこと、こ
れこそが戦後民主主義で教えられた平和を、体を張って実現することにならな
いか。生きておれば、香田青年はそのように行動したかもしれない。

 日本人よ、平和ボケから目をさませ。自分の目で世界をみつめ、自分の頭で
考え、自分の体を張って、国際社会の中で名誉ある地位を占めよう。
 
 香田青年は不幸にして一命を落とされたが、彼がやろうとしたことは、文字
通り日本国憲法の精神の実現であった。
(2004.11.1)
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Re: 国際戦略コラムno.1801.ブッシュ政権の今後

> 日本は、どうなるのか??ハルマゲドンになる前に自衛隊は日本に
> 撤退していると思うが、どうであろう。自民党は確信犯であるが、
> 自衛隊派遣に気持ちが揺らぐ公明党の責任重大である。撤退時期を
> 間違えないで欲しいと祈るばかりである。

日本が自分で撤退できるのであれば、とっくに撤退しているはずだし、
そもそも派遣しなかったと思います。

アメリカが日本にどのような指示を出すか。アメリカ軍が撤退する前に
日本の自衛隊が撤退してよいと考えているのか、最後まで付き合って
もらいたいと考えているのか。

日高義樹さんの本では、ブッシュ政権は、パウエル国務長官やアーミ
テージ副長官のように憲法第9条を改正してもらいたいと考えてはいな
いということなので、本当にそうなら、自衛隊はお役目ご苦労と年内に
帰国というシナリオになるのでしょう。

日高さんの本のとおりになって欲しいな。アメリカの使いっパシリとし
て、同胞が死んでいくのは、見たくないから。

でも、日本政府が12月から1年間派遣期間を延長するということは、
やっぱり、最後まで付き合うことが求められているのかなと思います。

ハルマゲドンという世界最終核戦争があと数年で起きるのかな。その
とき我々は、何を考え、何をしているのだろう。なかなかに恐いシナリオ
ですね。

その恐さに気づかないところが、平和ボケというのでしょうかねえ。

十返舎玉九
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Re:出会い系サイト攻略術 S子   2004/11/05 06:23 

> 出会い系に限らず、女性の心を動かすことは難しいものです。
少々ずっこけそうになりましたが(失礼!)、読んでいておもしろ
かったので少しだけコメントさせてくださいね。
女性にとって男性の心を動かすことは容易でも、その本心を掴むこ
とはとても難しいです。(笑)所詮この世には男と女しかない。「
君がいて僕がいる。」これがこの世界の全ての根本原理です。
宇宙は光という一点から全てが始まり、全てのものが表裏一体、相
対関係にあります。神がそのようにこの世界を創造したのです。
人間も同じです。ひとつのものが別れて男と女になった。だから最
終的には男と女がひとつになって新たな世界を創造してゆくことに
こそこの世界の意味があるのです。男と女の役割も本来は違って当
然で、それを互いに理解する必要がある。男と女は張り合うのでは
なくて、互いにあるがままを認め合う、理解し合う、ないものを補
完し合い助け合いながら、世界を創造してゆく。それだけです。
しかし、これがなかなか容易ではないところがミソです。愛には忍
耐も必要です。もしかしたら忍耐(受容)あるのみかもしれません。
(笑)でも忍耐の果てに見る「光」は平地では得られないものがあ
るかもしれません。男と女しかいない世界です。いつまでも互いに
仲良くしてゆきたいものです。スイマセン。少々遊んでしまいまし
た。 
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(管理者Tより)
BBSにこのごろ、頻繁に出会い系サイトの広告やアダルト系広告
、留学生へ商品のお勧めのようなものが貼り付けられるが、すべて
禁止しているし、そのような書き込みは消している。

しかし、今回S子さんが、それに応えていたために、消していませ
んし、このコラムに採用しましたが、禁止であることは変わりませ
んので、あしからず。
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国際戦略コラム様・久しぶりのコメント宜しく取り上げてください。
s_kiyoc@ybb.ne.jp

2004/11/02 13:28:00 中国前副首相:ブッシュ・ドクトリンを株
式ニューヘットラインより

中国前副首相:ブッシュ・ドクトリンを痛烈に批判の記事を見た
「11/2」オリックス・ニュースヘッドラインの項目
内容まで全てここに掲示は控えますが米国大統領選を前にしてこの
全文はたしかに当を得ていると感ずる
大統領選で「フッシュ・ケリー」両候補の勝利に関わらず今回の中
国前副首相:ブッシュ・ドクトリンを見るにまつたく当を得ている
すなわち米国「ブッシュ」の行動は米国の為に無く全世界を混乱の
坩堝に貶めの行為と思う
良くぞ中国の中国前副首相のコメントをして頂いたが物で感激・正
しい物といまぞ思う

日本は米国頼みの外交経済各企業の事は日をみるに米国頼みである
ことは承知の上・各企業の社長も承知のはす
でも今回の「対イラクの事は」今後の世界を見ての日本の取るべき
道を考えると米国「ブッシュ」に頼らず
日本独自の政策を実行するべきと思うなにも「中国」のマネをと
日本政府はおもうが考えるべきと思う
何れは日本も自民党から民主党に衣替えする日が遠きあらずと考え
るが「私民主党フアン」として米国に対して
今の自民党の対応と違ったものが出来るか???不安である
「対中国政策も小泉で無く」民主党としての
政策が出来るか心配だ。 民主党の諸先生目を見張って考えて欲しい。

   04.11.02.pm2.10. 阪本 潔 s_kiyoc@ybb.ne.jp
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国際戦略コラム2004.. 11.02.米国大統領選挙を見て?

今日11月2日「日本」米国でわ選挙の投票真っ最中と思うが米国
「ブッシュ」が言っている民主主義が世界に立派に根ざしていると
豪語してるが今「日本時間PM11.35.」テレビにでているニュース
を見て驚く4年前の選挙で投票システムでトラブルがあり日本では考
えられない不正らしきものがあったあれから4年経ってまたしても
米国で同じ間違いが起きるとは「ふしき」とおもう世界に特に「イラク」
の選挙が来年1月に施行されるこれは米国「ブッシュ」指導のイラク
指導行政と見る、日本なら不思議に思う投票が始まって30分足ら
ずで「当選確実のコメント」がテレビ・ラジオ・で流れるこれは不
思議と毎度思っている日本の選挙も信用できない今回の米国の選挙
も4年間がなんだったのか世界をリードすると「豪語」した
「フッシュ」はなんと世界に説明するのか・結果が如何にあっても
米国の世界に対して「民主主義」なる物を立派に説明する事 望む。
国際戦略の諸先生のご意見を是非拝聴出来れば真に幸甚の至りと。

 04.11.02.pm11.45. 阪本 潔  s_kiyoc@ybb.ne.Jp
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回も国際戦略とほど遠いかも是非見て欲しい。ks_kiyo4

小泉自民党の丹波地方水害・新潟地方の地震災害に対する国家とし
ての責任を問う
   
前の項目で政府「小泉自民党」は何も出来いない・今回の災害で国民
の今後の事を考えて政府の地方自治の政府から地方への分権「三位
一体」とか平常時ならともかく誰が見ても災害自治体では災害者の
手当てに国のいち早い取り組みを必要としているはず

毎日の報道で小泉総理も知り尽くしているとかんずる、
今日11/4も震度5に近い余震があつた山間部の牧場
「牛1000頭」のニュースも同じ生き物として人間として助ける義務
を感ずる
 政府は此の際地方自治体では出来ない行政を政府が全て賄うから
万全の処置を取るようにと「コメント」
出来ないか米国のブッシュ再選を喜ぶ事よりわが国
「日本の災害」に対する緊急の処置・ 緊急対策-法の摘要を先に
政府は決定したとの事「漠然とし」の言葉としか思えない災害の各
自治体に 分りやすく援助を言うべきだ・過去に大企業の災害・
不良債権・等々に国費を費やしている・なるほど
 一般国民より納税は大きいかも・しかし今の国民は少なくとも幼
児から死亡者まで全て消費税なるものを納税している今回の災害など
はいち早く緊急対策発令だけで済まさず「災害自治体に」全権をま
かすとかしないととても災害対策は間に合わない災害者は「ボラン
テァ」だけを頼りに明日を憂いているはず「納税者に対する返礼」

小泉自民党よはっきり自分の言葉で災害者を安心させてあげる事を
望む。

 04.10.04.pm9.30. 阪本 潔  s_kiyoc@ybb.ne.jp


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