1744.読者の声



高潮被害の増加              とら丸 

 近年温暖化による海面上昇で、高潮被害が増加する傾向にある。
当面人口密集地域沿岸低地帯の護岸かさ上げならびに、内水排水機能強
化の大樹規模な事業が必要である。

護岸かさ上げに際しては、近年の砂防工事による沿岸部の堆積土砂減少
と台風などの激化に伴う双方での汀線付近地盤の浸食で、現況護岸施設
自体も脆弱化しているので、数十年先に対する戦略的対応が必要とな
る。

戦略的対応とは、わが国の沿岸実態調査、特に人口密集地区。対策工法
の検討。被害の出やすい箇所から工事開始。高海面期に備えた都市計
画。

海面変動は数百年オーダーから数十万年オーダーまでの各種の波長があ
るので、一度海面が上昇始めると、数百年及び数千年はこの傾向が続く
と見なければならない。 
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Re:高潮被害の増加         堀田大作

> 一度海面が上昇始めると、数百年及び数千年はこの傾向が続く
> と見なければならない。

ならば、本当に効果的な戦略は、堤防などの高さを上げることじゃ
なくて、高潮が来るところから来ないところに引っ越すことだろう。

首都機能もさっさと高台に移転させたほうがいい。どうせ今の位置
は地震の危険性も大きいんだし。
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Re:高潮被害の増加           とら丸   

 > ならば、本当に効果的な戦略は、堤防などの高さを上げることじゃ
> なくて、高潮が来るところから来ないところに引っ越すことだろう。
> 
> 首都機能もさっさと高台に移転させたほうがいい。どうせ今の位置
> は地震の危険性も大きいんだし。

高海面に備えた都市計画ということだろう。物流の主力となる港湾
施設とか、物流基地、生産施設等は一気には移転できないだろう。

当面は護岸のかさ上げで対応せざるをえない。最終的には重要な施
設は高台にあげることになる。これが高海面に備えた都市計画であ
る。  
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中道路線に戻すためには       堀田大作
   
 軟弱化している最近の左翼を何とかしないと駄目だな。共産主義な
どと決別し、左翼の原点、つまり、「個人」に帰る必要がある。福
祉よりも自由を唱える必要がある。

ここまで右に傾いてしまった政府はそのままでは重すぎる。軽くし
てからではないとまっすぐにはならない。 
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Re: 国際戦略コラムno.1734.生命の原点を生きる
joe です。

> たとえば、地元の人たちといっしょに自警団を組織して、迫撃砲の
> 発射地点にすみやかに乗り込み、敵を生け捕りにする体制を作る。
> あるいは地元の人といっしょにパトロールする。とにかく敵が迫撃
> 砲を打ち込む隙を与えないことだ。

私の知り得る情報は、マスコミやこのメルマガなどの情報のみなので、
分析が間違っているかも知れませんが、今までの自衛隊の、攻撃に
対する反応は、非常に良いと思っています。

理由ですが、

一番最初の攻撃は、宿営地の約500M先に砲弾が2発(?)着弾した
というものでした。迫撃砲にしろ、榴彈砲にしろ、ロケランにしろ、
一発目が外れた後は、修正してから二発目を撃つものです。

同じ所に複数着弾しているというのは、相手の出方を見ている
ものと思われます(威力偵察というのがあるのですが、同様の
発想です)。

今まで、宿営地内に着弾したことは一度もありません。
全て、狙いをはずして撃っているものと思われます。
そして、根競べをしながら自衛隊の出方を見ているのだと
思います。

これが、「攻撃に対する反応は、非常に良い」と私が評価している
理由です。

この先、自衛隊が少しでも強硬な手に出た時が、自衛隊側が
根負けした時です。その後は、正確に宿営地や作業中の隊員に
命中するように撃つようになるだろうと思います。

陸幕がどのように対応するか、見守っていた方が良いように
思います。
--
joe
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Re: 国際戦略コラムno.1731.米国の衰退原因と日本
有難うございます。
まさにそのとおりです。
早くこの事に国内の皆さんも気づいて下さい。
             橋口孝一
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件名:明智光秀の件に関する歴史的事実 ?; 
  私が町田市の玉川学園駅近くの(ぬぼこ山神宮)漢字のぬぼこ
が難しい字でパソコンに有りませんが中国地方の由緒ある鎮魂の神
石ノ上神宮に参拝したのは昭和34年ごろの事でした参拝よりこの
神宮を帝都に勧請され神仕えされておられる抜剣影山流の達人の老
先生にお会いするのが主たる目的でありました。
残念ながら前年にお亡くなりになられたとのことでしたが管理人の
留守居ノ方より先生の弟子たちに書き残した冊子を頂戴いたしまし
たが、その中に明智光秀並び従弟の左馬助光俊と先生の先祖との因
縁の記事がありました茲に一部抜採させて頂きます。

 ( 織田信長は南蛮寺を建て西教を盛にし国教を圧迫する、その
まま放置せばいかになり行くか、本国の神教を擁護せねばならぬと
明智光秀は天正10年6月2日正親町院に参内し (心知らぬ人は何
とも言はば言へ身をも惜しまじ名をもを惜しまじ)との一首の歌を
献じ本能寺に向かう、山崎の合戦に破れ小栗栖では土民の竹槍に倒
れた股肱の臣荒木山城守信行の身代わりにより辛くも落ち延び名を
荒深小五郎と変へて宮崎雲舟と記憶しておりますが〔先生の名前 」
  この先生の祖先の紀州宮崎城主隠岐守や京都の本願寺等とも連
絡し秀吉の聚楽第への途中をうかがつて果たさず後関が原の戦に東
軍に組し藪川
  にて討死にして果てた此れも国教擁護の犠牲者の一人だ。) と
以上の如き記事を信じて茲に抜粋させていただきました。
  ( 尚 ぬぼこやま神宮は数年前火災に遭遇したと聞き及んでお
ります、影山の字は明確ではありません間違えの場合は御許し下さい )
     道場主 川鍋 
jimbu@ayu
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件名:どうする6年連続「自殺者3万人」  

「自殺防止センター東京」創設者、西原由記子さんに聞く
孤立無援の人に“蜘蛛の糸”
苦悩に寄り添う姿勢が基本

 警察庁が先月発表した昨年の自殺者は三万四千四百二十七人と、過去最悪となった。三
 万人台は平成十年から六年連続で、交通事故で亡くなる人より四倍から五倍も多い。ま
 た、人口十万人当たりの自殺率の高さも日本は、先進国の中でも際立っているという。
 この問題にどう歯止めを掛けたらよいのか。「自殺防止センター東京」創設者、西原由
 記子さん(71)に聞いた。(聞き手・鴨野 守・世界日報)掲載許可済み

 ――昨年の自殺者の数値を見ますと、三十歳代の自殺が初めて四千人を超えています。

 原因の一つには、仕事の過重労働があります。先日の電話でも、「リストラで、これま
 で十人でしていた仕事を三人で担当し補充がない。すごい重労働で明日、会社に行きた
 くないんだ」という内容でした。私は思わず「じゃ、お休みになれば」と話したら、
 「休んだら、会社は派遣社員を使い、私は肩たたきに遭ってしまいます」ということで
 した。またいま一つは、働き過ぎて鬱(うつ)状態になってしまい、仕事を辞めざるを
 得ない、そして若いのに無職になって生活保護を受けている人などの場合は、税金泥棒
 だと自身をいじめて自分を追い詰めるケースが多いようです。

 ――相談を受けるボランティアは、自殺しちゃダメよ、と慰め励ますものかと思ってい
 たのですが、あまり自身の意見を押し付けてはいけないのですね。

 押し付けても何の役にも立ちません。大阪で電話相談を始めたころは、「死んじゃダメ」
 と叫べば叫ぶほど相手は態度を硬直化させてしまうのです。ある人の電話を受けながら、
 それだけ決意が固いのならしようがないな、と思い、「あなたの決意をご尊重申し上げ
 ます」と声を震わせながら語りましたら、相手が「分かってくれますか」と驚かれ、そ
 れまでカーッとなっていた調子がガラリと変わったのです。受け入れるということはこ
 ういうことかと悟りました。その時以来、いくら説得したくてもダメだと分かりました。

 ――西原さんの著書には、「答えは本人が持っている」と書かれている個所がある一方
 で、当人もボランティアの方も、出口の見えないもどかしさを感じている部分がありま
 す。
 受ける相談員は、解決のない、答えの見いだし得ない相談であることを十分、承知して
 いる必要があります。混沌(こんとん)としていいのです。一緒に悩み、考える姿勢の
 ある人であって初めてこのボランティアは続くのです。

 ――自殺したいという衝動を抱えている人の悲しみ、苦しみを共有する、寄り添うとい
 うボランティア活動ですが、簡単ではないですね。

 「あなたの気持ち、分かります」なんて口先だけで言っても、「うそつけ!」と反論さ
 れます。分かろうとする努力だけなのです。私の場合、相談に乗っていると体が反応す
 るのです。例えば胸がキューンとなったりします。それで、「あなたの話を聞いている
 と心臓がわしづかみにされたような気持ちになるわ」と告げるのです。すると相手の方
 が、「そんなふうに聞いてくださいましたか」と変化が起きるのです。体の半身が硬直
 化したり、声も出なくなるという状態を、なるべく言語化して相手に語ることで、どん
 な思いで相談を聞いているかを伝える努力をしてきました。

 だから本当に、人が死ぬ、ということは孤立無援状態です。そこで、電話をかけてくだ
 さっているわけですから、まさしく「蜘蛛(くも)の糸」なのです。切れるかもしれな
 いのです。何とかそれを、もう少し太い木綿となり、あるいは細いけど絹糸になれるよ
 う互いに縒(よ)っていく、人と人のつながりを育てていく中で、人は生きていってく
 ださるのではないか、と思っております。

遺族をケアし連鎖の防止急務 政府は「今死にたい人」の相談に力を

 ──ただ電話相談だけでなく、緊急時には相手の自宅に向かわれたりしますが、決して
 警察などに勝手に通報するようなことはしない、とされています。

 英国で自殺防止の研修を受けた時、警察に通報することも含めて第三者に秘密をばらし
 てはいけない、と学びました。救急車を呼ぶときも、相手に呼びなさいと勧めています。
 それができない場合は、自殺防止センターで呼ぶのではなく、私個人が友人のために呼
 ぶという形で連絡をします。できるだけ秘密を守って差し上げる。実は、秘密を守れな
 い状況というのもこれまでありました。女子中学生が二人して自殺をする、という連絡
 を受けた時、私たちはその学校に電話をして対処してほしい、と頼みました。幸い、そ
 の子供たちを発見し、自殺を思いとどまることができましたが、そのことを報告しまし
 たら、国際的自殺防止活動を行う国際ビフレンダーズのアメリカ代表は、仲間入りに反
 対する、と言いました。しかし、同団体の創設者チャド・バラー氏は、「今、まさに死
 のうとする人を放っておくつもりか」と応援演説をしてくださり、私たちの会は仲間入
 りできました。通報は、倫理的状況を見て判断してきました。

 ──著書には、人間関係は家庭の中で育つが、なかなか家族でさえも自殺に気付いてく
 れないケースもあるようで、家族のコミュニケーション問題は深刻です。

 家族の会話を録音して聞いてみますと、よく分かるのです。省略ばかりで結論だけ。そ
 れで分かったつもり、言ったつもりの積み重ねで、大きな穴が開いてしまうのです。辛
 いことは、積極的に言えない。子供の場合、そのような話をしても、親は「なんてバカ
 なことを言うんだ」とか、小さい時からの経験で、どのような反応をされるか予測でき
 ているので、だから口を閉ざしてしまうというケースが多いのです。手紙も書かず、簡
 単にメールだけでやり取りする時代に、本当のコミュニケーションが欠如していること
 を痛感します。学校教育の中で、もう少し検討してもらいたい。

 ──健康や職場、財産、連れ添いなど人が大事なものを喪失した時に、精神的危機に陥
 る。中高年の場合、この健康と仕事を同時に失ったりする場合、極めてダメージが大き
 い。男性が自殺から抜け出すには、プライドを捨てろ、ということでしょうか。

 男性は理想主義者で、女性は現実主義者。両方がマッチしてうまくできていると思いま
 す。やはり男性は理想を求めていて、「〜ねばならない」で生きていると思います。そ
 こに、プライドがからんでくるのでしょう。プライドは持つべきでしょう。ただ、プラ
 イドは男も女も同じです。先日も、ある女性の方から電話を聞きながら、プライドで押
 しつぶされそうになっているので、そのことを話したことがあります。

 ──自殺未遂者は自殺者の十倍おり、自殺した人のご遺族は自殺者の三倍から五倍と言
 われています。三万人が毎年自殺すると、その遺族が毎年十万人生まれ、十年で百万人
 となります。この対策は極めて重要な問題ですが、政府の取り組みは十分とは言えませ
 ん。

 まだまだです。政府の関係者に、自殺防止の現場や会合を見ていただき、民間の取り組
 みをもっとサポートしてもらいたい、という希望を持っています。フィンランドは自殺
 が右上がりの国で、遺族に鬱(うつ)状態の人が多かったのです。政府は、十年計画で
 自殺増加を防ごうと取り組み、民間の努力と合わさり、五年目にして自殺が減少したと
 いうのです。即効的な効果はなくとも、地道に取り組めば自殺は減少させることができ
 るのです。
 自殺した遺族は、周囲から責められたり、自分自身で責めたりして半分以上、鬱状態に
 なる場合が多い。そして、その遺族から「次なる自殺」が起きる悲劇を防がないといけ
 ません。家族が自殺したと第三者に言えずに自分の感情を押し殺したままでいると、す
 べての感情が低下してしまいます。そしてつらい気持ちでいると自殺した家族の気持ち
 が初めて分かり、共感して自身も自殺の衝動に駆られてしまうという悪循環に陥る事例
 がしばしばあるのです。

 ですから、泣いたり叫んだりして、なるべく早く自己の感情を思い切っり吐き出せる
 「安全な場所」が必要です。そして、自分の語った言葉を自分で聞いて整理したり、人
 に聞いてもらう。こうした「話し合う」「聞き合う」行為が結果として、一つの治療的
 側面を持っているようです。その点で、ある一定期間、遺族のケアは必要だと痛感して
 います。つらい体験を持たれた方が、私たちの活動に参加していただくととても強力で
 すね。

 ──自殺者に対して、社会的弱者とか負け組というとらえ方をする風潮があるのでは。

 やはり、役所の多くは、死んでいくのは個人の問題で非常に弱い人だ、優し過ぎたんだ、
 だから仕方がない、という認識があり、社会問題として取り組みがなされていないのが
 大きな問題です。政府がやっていることと言えば三億円を出して、十二月に一週間、フ
 リーダイヤルで「いのちの電話」が電話相談を実施することです。ただ、それだけでは
 不十分です。聞くところによれば、「いのちの電話」にかかってくる電話の30%は、
 自殺未遂経験者や死にたいと思った人からのもので、「今、死にたい」という人の電話
 はほとんどない。フリーダイヤルだから、どこからでも「ちょっと聞いてください」と
 いうたぐいの電話相談が多いようです。「いのちの電話」が自殺予防のために一定の役
 割をしておられますが、今、自殺を考えている人のための相談にも政府は力を入れても
 らいたい。日本は先進国の中で自殺が多いにもかかわらず、その取り組みは全く遅れて
 います。ですから、関係する省庁部局が集まり、年間三万人の自殺を社会問題と認識し
 て、大々的なキャンペーンを行ってほしい、というのが私の希望です。

 自殺防止対策が進んでいるイギリスには百カ所の支部がありますが、さらに人口二万人
 に一つの支部設立を目指しているとのことです。

 <メモ>西原さんは昭和53年、知人の青年の死をきっかけに大阪市に自殺防止センタ
 ーを開設。平成10年、設立した東京自殺防止センターはボランティア約50人が午後
 8時から午前6時まで年中無休で相談電話を受けている。緊急時には相談者の了解を得
 て訪問もする。著書に、『自殺する私をどうか止めて』。相談電話番号03(5286)
 9090。
Kenzo Yamaoka


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