1732.北朝鮮攻撃について



だんだん、北朝鮮攻撃の準備をしている米国、中国、ロシアの状況
が出てきている。これを検討しよう。   Fより

石油備蓄の放出をしないようですし、米国景気は減速状況になり、
大統領選挙にブッシュが勝つためにはオクトーバ・サプライズ
(10月の衝撃)が必要になっている。

しかし、イスラエルによるイラン核施設爆撃はイランの巧妙な核施
設隠しで実行が不可能であるし、中国製のミサイルがイランに供与
されているために、このミサイルでイスラエル全土を核攻撃される
危険があり、実行しない可能性が高い。とうことは、オクトーバ・
サプライズとして北朝鮮攻撃の可能性が高まっている感じがする。

米国の攻撃を阻止しようと、韓国は北朝鮮に首脳会談を申し込んだ
が北朝鮮から拒否されたようである。6ケ国協議で韓国首席代表を
務める李秀赫氏も残念そうに北朝鮮は変化がないと言っている。

米国は10月に北朝鮮をターゲットにした海軍の演習を行うことが
決まっている。9月の6ケ国協議で北朝鮮が米国の条件通りの核廃
棄を確約しないと、攻撃に変化する可能性が高い。中国やロシアも
軍事演習を10月に国境付近で行うとしているために、この時期が
もっとも可能性があるように感じる。

これに対して、北朝鮮はスパイ活動やクーデターを封鎖するために
、平壌の市内電話を不通にさせたり、中国からの観光客受け入れを
一時停止して対抗しようとしている。このような対応では攻撃は中
止しない。北朝鮮が自らの主張を取り下げて、米国案を元に検討す
る必要があるが、そうすると、北朝鮮への経済支援を減額される恐
れがでてくる。北朝鮮が行っている瀬戸際外交戦略がそろそろ、米
国と中国に見透かされて効かなくなってきている。

しかし、逆に北朝鮮の主張は、米国と中国の両者が受け入れていな
い。米国のブッシュは中国にアジアの覇権を渡しても、憎い北朝鮮
を潰した方がいいと考え始めている。ここに中国軍との連携プレー
をとる可能性があることを意味する。

韓国でも北朝鮮の龍川で爆発事故が起きた時、クーデターが起きて
北朝鮮に中国の傀儡政権ができると予想していたとのこと。
現実にそうなる可能性があるから、韓国の政府要人が夜も寝られな
い事態と認識したのであろう。この龍川の爆発事故は金正日委員長
が乗った北京帰りの列車が、龍川駅通過15分後の出来事であるこ
とが判明して、クーデター未遂の事件であったようです。それを一
早く、韓国の政府首脳たちはキャッチしていたのでしょうね。

すでにクーデター未遂の事故を起こしているために、金正日がのこ
のこと不注意に群集の前には姿を現さないような気がする。しかし
、中国はどのように動くか現時点では分からない。どちらにしても
中国は米国から北朝鮮の処分を求められている。

中国は高句麗が中国圏の国家であるとしたのは、北朝鮮は中国の本
土に取り込んでもいいという認識を世界に認めさせるために、歴史
見直しを仕掛けたが、韓国はその意図(北朝鮮併合)を知り、反撃
して中国のその目を封じた。このため、中国軍が北朝鮮に侵入して
も、北朝鮮の傀儡政府からの援助要請が必要になる。

韓国は、この北朝鮮と中国・米国連合軍の戦いには加わらない可能
性がある。すでに中国と韓国は北朝鮮問題を話し合い、どういう事
態になるか、韓国はある程度知っている。日本の小泉首相も北朝鮮
との正常化交渉を行おうとしたが、北朝鮮の対応が日本の期待した
ような動きをしないので、諦めた状態になっている。

このように北朝鮮を取り巻く諸国も救いの手を差し伸べているが、
北朝鮮の頑なな対応で手がなくなっている。行くところまで行くし
かない状態になっている。

ノストラダムスの予言では、ハルマゲドン前夜に北朝鮮と思われる
独裁政権が中国の陰謀で倒れるというシナリオが書かれている。
どうも、その感じが濃厚である。状況もその記述とソックリである。
ここは五島勉さんに解説してほしいですね。
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この時期のイスラエルによるイラン核施設爆撃の可能性について
DOMOTO 

 8月18日付けクリスチャン・サイエンスモニターでは、この数週
間のイラン・イスラエル間の緊張について、4人のイスラエルの専
門家の見方が取り上げられている(米英のアナリストの中でも同じ
見方がある)。
http://www.csmonitor.com/2004/0818/p06s01-wome.html

 それらによれば、マスコミによく引き合いに出される、1981年の
イスラエルによるオシラク原子炉爆撃のスタイルではイランの核兵
器開発は阻止できないといっている。

 オシラク原子炉爆撃では、当時のイラクが核開発力を1ヵ所に集
結させていたのを叩いたものだが、イランの核計画では、北朝鮮と
同様、複数の核施設を国内に分散させており、その中のいくつかは
地下施設。中でもイスファン(Isfahan)の核施設は地下50メート
ルに建設されており、2万平方メートルの広大な面積を持っている。
http://www.aei.org/news/filter.,newsID.19645/news_detail.asp

 イスラエル軍は地下の遠心分離機をどうやって破壊するのか、
また地下施設も含めて国内に分散したすべての核施設を見つけ出す
諜報作業は、かなり難易な事をあげ、奇襲的先制攻撃はあまり成功
を保証しないと述べている。

 また、イスラエルがイランを攻撃した場合、イスラム世界はアメ
リカが共謀したと理解し、アメリカも含めた西側への過激派による
テロを押し上げる事が述べられている。

 テロへのイスラム民衆の支持も当然押し上げられ、「共犯」のレ
ッテルを貼られる事になるアメリカにとり、イスラエルのイラン攻
撃は中東戦略上、イラク問題ではもちろん中東戦略として不利に働
く。

参照:
イスラエルの空爆によるイラン政権転覆の可能性
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/israel.3.html』
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「北に親中政権が登場するのではないかと眠れなかった」[朝鮮日報]

高建(コ・ゴン)前首相が「大統領権限代行として務めた今年4月、北
朝鮮の龍川(リョンチョン/竜川)で爆発事故が起きた時は韓半島情勢
が心配で夜も眠れなかった」と打ち明けた。 

 もし、金正日(キム・ジョンイル)政権が突然崩壊し北朝鮮に権力
の空白が生じる場合、中国が介入することになり北朝鮮に“親中傀
儡政権”が登場するのではないかという判断や、その場合韓国が北
朝鮮に影響を与えられる手段をひとつも持っていない現実を知って
いたためだという。 

 中国が北朝鮮地域を掌握する可能性が仮想シナリオの話ではなく
、国政の最高責任者が夜も眠れずに心配するほど深刻な現実だと考
えると、一般の国民も眠れないだろう。北朝鮮に突然の事態が発生
し政権が崩壊する場合、統一への道が開かれるだろうと期待するの
は実際の国際政治では通用しない、われわれの漠然とした希望に過
ぎない。 

 北朝鮮でどのような事態が起きるとしても、韓国が自動的に介入
できる国際法上の権限はない。「北朝鮮住民と領土は韓国国民と領
土」とした韓国憲法の規定は、国内法的効力しか持たない。 

 北朝鮮が急変する時、韓国が主導的な役割を果たすためには、国
際政治で現実的な影響力を確保しなければならない。もし、北朝鮮
政権が突然崩壊する場合、韓半島に直接的かつ間接的な影響力を与
える米国、中国、日本、ロシアの4か国のうち、韓国の介入を支持す
る国が1国でもあるだろうか疑問に思われるのが現状だ。 

 東ドイツ政権の崩壊後、英国やフランスがドイツの統一に反対し
、ソ連が手をこまぬいている間、米国は積極的に西ドイツの統一政
策を支持した。これがドイツ統一の最も大きな原動力となった。
まさにこの日のため、西ドイツが第2次世界大戦後の40年間米国の信
頼を取り付けるため全力を尽くしたといっても過言ではない。 

 ドイツが統一を果たした過程からして、韓半島の決定的な瞬間が
統一につながるどころか、周辺4大国の熾烈な利害関係に巻き込まれ
、韓半島全体が危機に陥りかねないというのは決して仮想シナリオ
ではない。 

 その意味で、韓米間の相互信頼が動揺し韓米同盟の未来に確信が
持てない今、対米関係や対中関係など周辺4大国との外交全般が揺ら
いでいるのは懸念すべきことだ。現政権の中心部がこの問題で悩ん
でいるかどうかさえ疑われるだけに、国民の懸念は深まるばかりだ。
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高句麗問題、「適切処理」で合意=政治化回避へ外交決着−中韓

 【北京24日時事】中国が古代国家の高句麗を中国の地方政権と
位置付け、中韓両国間の外交摩擦となっている問題で、中国外務省
の孔泉報道局長は24日、訪韓中の武大偉外務次官が韓国側との間
で「双方は友好協力関係の大局から出発し、高句麗問題を適切に処
理することで合意した」と明らかにした。
 この問題では、中国外務省がホームページの古代朝鮮史欄から高
句麗を削除するなどし、韓国が猛反発。今回の合意で、問題は外交
決着が図られる見通しだが、韓国内の反中感情が収まるには時間が
かかりそうだ。 
(時事通信) - 8月24日21時1分更新
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異例の観光客受け入れ一時停止を中国に通告…北朝鮮

 【北京=藤野彰】北朝鮮が先週、中国人観光客受け入れの一時停
止を中国側に通告していたことが24日、明らかになった。

 北朝鮮側が政経両面で密接な関係にある中国に対し、観光客受け
入れ停止を一方的に通告したのは極めて異例。

 遼寧省丹東市の観光関係者によると、通告があったのは20日。
北朝鮮側は「第3・4半期(7―9月)の観光客受け入れ計画をす
でに達成したため」と説明しているという。

 一方、24日付の中国紙「京華時報」は、北朝鮮の国家観光総局
が遼寧省の関係部門に対し、「国内状況によりしばらく受け入れを
中断しなければならない」と連絡してきたとし、「停止は31日ま
で。9月1日から再開される」と伝えた。だが、丹東の観光関係者
は「情報はない。再開する場合は最低12日前に中国側の旅行社に
連絡してくるはずなので、再開は早くても9月中旬になるだろう」
と話している。

 中朝間では北京、瀋陽と平壌を定期便が結んでいるほか、北京―
平壌の国際列車も運行している。
(読売新聞) - 8月24日22時29分更新
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平壌の市内電話が不通 [日本経済新聞]

 【モスクワ24日共同】平壌発のタス通信は24日、平壌市内の電話
網が故障し、23日から市内電話がかからなくなっていると伝えた。

 国際電話はかけられるが、市内電話の不通のため、平壌駐在のタ
ス通信などの報道機関やロシア大使館を含む各国大使館では、朝鮮
中央通信社の配信も受けられない状態という。北朝鮮政府は故障の
理由について何のコメントも出していない。 (20:44) 
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北朝鮮とイランには外交圧力=核問題で先制攻撃示唆せず−米大統領

 【ニューヨーク27日時事】ブッシュ米大統領は27日付の米紙
ニューヨーク・タイムズ(電子版)に掲載されたインタビューで、
北朝鮮とイランの核問題への対応について、核計画放棄の期限は設
定せずに、外交圧力の継続で問題解決を目指す考えを明らかにした。
 同紙によれば、両国の核武装を「容認」しないと明言してきたブ
ッシュ大統領はこの中で、自身の忍耐に限りがあるとも、いつかの
時点で先制軍事行動を検討する可能性があるとも示唆しなかった。
(時事通信) - 8月27日17時2分更新
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次回6者協議「合意は困難」 韓国首席代表(ASAHI)

 北朝鮮の核問題を巡る6者協議の韓国首席代表を務める李秀赫(
イ・スヒョク)外交通商次官補は26日、ソウル市内で講演し、「
(11月の)米大統領選を控え(9月末までに開く予定の)第4回
6者協議で合意するのは困難だ」と述べた。 

 聯合ニュースによると、李次官補は「米国も大統領選を目前にし
て合意する状況でなく、北朝鮮も大統領選の結果を見守るというだ
ろう」と話し、ブッシュ大統領と民主党のケリー候補とのどちらが
当選するか不透明な段階では、包括的な解決策に合意するのは難し
いとの見通しを示した。さらに「次回はモメンタム(勢い)を失わ
ぬよう大枠の方向性を示し、第5回に備えるべきだ」と語った。 

 李次官補は6者協議の日程調整などのため25日まで訪中してい
た。 (08/27 00:28) 
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イ首相、南北首脳会談推進を示唆 [朝鮮日報]

 イ・へチャン首相が、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と北朝鮮の
金正日(キム・ジョンイル)総書記の南北首脳会談を推進しているこ
とを示唆した。 

 イ首相は27日、日本経済新聞とのインタビューで、「私は北朝鮮
核問題にある程度の調整のメドがつくのが重要だと考える。南北首
脳会談が再開されるとすれば、北朝鮮核問題の解決の糸口を探すこ
とのできる首脳会談になるのが望ましいと考える」とし、「北朝鮮
側の関係者らにもこのように話している」と述べた。 

 イ首相のこのような発言は、南北が「首脳会談を通じて北核問題
を解決しよう」という交渉をしていることを確認したもので、現在
首脳会談を進めていないとする大統領府の公式立場とは異なる。 

 イ首相はインタビューで、「私は大統領を補佐する際、首脳会談
を通じて一歩前進する首脳会談になるよう補佐している」と述べた。 

また、「2000年、金大中(キム・デジュン)前大統領の北朝鮮訪問
を隨行した後、北朝鮮の主要関係者が韓国を訪問した際に会ってお
り、今年、重要な方々が韓国を訪問した時も会った」と明らかにし
、「間接的ではあるが(私にも) 北朝鮮を訪問してほしいという要請
があった」と紹介した。 

 イ首相は「順番的に金正日総書記の韓国訪問が先に行われるべき
で、その後、首脳会談での合意を履行する形で、首相会談が開かれ
るのが望ましい」と述べた。 

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は先月、小泉・日本首相との韓日
首脳会談で「南北首脳会談を急ぐことで核問題が解決されるとは考
えない」と明らかにしたが、 イ首相はこの日のインタビューで、「
問題解決の糸口を探すことが重要だという点を北朝鮮に伝えている
」と述べた。 

 これに対し、?康珍(イ・カンジン)首相公報首席は「一般的な話
であって、北側に首脳会談を打診したり提案したのではない」と公式
に否認した。 

東京=東京=鄭権鉉(チョン・クォンヒョン)特派員 khjung@chosun.com 
キム・ホンジン記者 mailer@chosun.com 
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US To Attack N Korea At The End Of October? 
From Bill Smirnow
8-24-4
http://www.rense.com/general56/october.htm 
From John Whitbeck - 

Buried in an article in today's International Herald Tribune, 
without any particular emphasis, was a significant item 
of information: -- The United States has scheduled naval exercises 
off the coast of North Korea at the end of October. 

I can imagine only one explanation for a decision to schedule 
such naval exercises (by definition, optional) at precisely that time. 
Bush-Cheney-Rove wants to have the option, if Bush's election does not 
appear assured in the week prior to election day, to either 
(1) seek to provoke a genuine North Korean attack on an American ship 
-- and retaliate or (2) in good Gulf of Tonkin style, claim 
a non-existent North Korean attack -- and retaliate or 
(3) launch a frankly "preventive" or "pre-emptive" attack 
against North Korea. 

Where such courses of action would lead the region 
and the world cannot be determined in advance but, presumably, 
would be of limited concern to Bush-Cheney-Rove. 
Any of such alternative approaches to war would almost certainly 
assure the election of the Commander-in Chief on November 2.


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