1696.魂の成長について



ケン・ウィルバーに影響された。自分の魂、内的自分の成長を記述
してみたいと思う。    Fより

子供時代は無意識で、座禅としていたので、分からない。しかし、
昔から一人遊びが好きで、家に引き篭もっていたように感じる。
自分ともう一人の自分の会話で遊んでいた。絵が好きで、かつカラ
フルな絵を描いていたようだ。

自分の内面を感じるようになったのは、高校からでしょうね。この
当時、勉強もしないで黙然としていることが好きで、その時自分と
もう一人の自分が対話しているのを感じていた。本格的に宗教の本
を読み始めたのも高校からですね。もう一人の自分とは何かの疑問
からでしょうね。

本格的な座禅をし始めたのは高校からで、最初は座禅で座るのが痛
いらしいが、私は感じなかった。しかし、中学時代に黙然としてい
ると無性に涙が出てくる。これを問うと今後の地球の苦悩をもう一
人の自分が言うのです。それと体の振動が起きた。もう1つ、悪魔
の自分が、勉強をしないで遊ぶようにそそのかしに来るのも、この
時期だったようです。

そして、私の妻がクエーカー教の普連土学園卒業で、中学高校時代
は、週に1回沈黙の時間があり、最初は沈黙が苦痛であったが、
その内、体の振えを感じたという。クエーカーとは、振動のことで
、この体の振えを指しているのだそうだ。クエーカーは神道・仏教
と似ている面がある。座禅と同じような修行方法がある。クエーカ
ーとしての教会がない。集まりがあるだけ。絶対平和主義。そして
YSさんによると戦後、天皇を救ったのもクエーカーだそうだ。
横に逸れた。

私は、座禅をしているときに、ろうそくを立てる。その炎を見てい
る。この炎がいろいろな形に変化する。座禅をしてから30分程度
は、自分の心配や心に掛かることがどんどん浮かんでくる。これが
その内、尽きる。そうすると、周辺の音が全部聞こえるようになる。
小鳥の声、3軒先の家の子供がお母さんと話している声など、普段
聞こえない音が全て耳に入る。全ての音が聞こえる。普段の生活で
は、これらの音を無意識に消していることが分かる。
このときの自分の状態は、心が非常に済んでいる。何も心に浮かば
ない。これが心の空白の段階のようです。

この状態にして、徐々に丹田に意識を集める。その意識を炎に反映
させて仏像を思うと、そこに阿弥陀如来などの仏像が立つ。そして
マリア像を思うとマリアが現れる。この像と会話できるようになる。
たとえば、死んだ人を呼び出し、その人と話すイタコはこの状態な
のであろうと思う。これが無意識の意識化の段階のようだ。

その次が、自分の意識を丹田から頭の天辺から天に向けて、上昇さ
せる。頭の天辺まで意識を上昇させる。チャクラの開発をすると、
それぞれのチャクラ(内臓)機能が強化されるようだ。ホルモンの
分泌が加速されて、機能が増強される。また、自分の意識を拡張す
ると地球のレベルまで拡張する。このとき、地球の意志を感じる。
反対に、意識を小さくすると分子のレベルまで小さくなる。眉間の
チャクラに意識を集中すると、将来のことが見える。脳下垂体が、
どうも未来と繋がっているように思う。このチャクラに意識を集め
て、考えるとぼうとしたイメージが沸きかつ、会話するということ
を繰り返して、このコラムを作っている。
これが自己機能UPの段階。

ここからは、また開発できていないが、意識を自分から離す。座禅
をしている自分の姿を見る。意識を頭の天辺から上昇させて外部に
出す。ランナース・ハイの状態で自分を見る経験をしたマラソン・
ランナーが日本にもいるが、その状態。心と体の分離の段階。

そして、次の段階が空間に自分像を作り、この上に意識を移すこと
ができるようだ。そして、自分の像を、自由に飛ばして、好きな所
に行くことができるようになるという。または空間に漂うこともで
きるようである。ここいら辺になると、チベット密教の師でもでき
るのは、あまり居ないようですね。中国の仙人道でここまでできた
のは数人のようです。心とイメージ像の結合段階。そして、体と心
を再度、結合することもできる。縦横無人な行動、分身を飛ばすこ
ともできるようになる。

このような段階があると修行していた。この段階を確立するために
、大学・会社員時代に仏教書や仙人道の本を読んだ。残念ながら、
大学時代までは、多くの時間をこの修行に費やせたが、職業を持っ
てからは時間ができなく、あまり座禅の深いレベルにいけないでい
る。

また、10年前に麻原の地球崩壊の強い念を感じて、大津波のイメ
ージが座禅をすると見えるようになり、海辺の芝浦から引っ越した
のです。このように、強い想念は伝わる。現時点では大津波の感じ
がない。その発信元が分かったのは、オウム事件後ですが、麻原逮
捕された辺りからそのイメージが無くなったので気が着いたのです。

麻原を見ると分かる通り、修行と心の持ち方とは違う。多くの人を
殺すことができるのは、悪魔が取り付いたと昔なら言われていたこ
とです。現代心理学ではシャドウ(影)とペルソナ(仮面)の矛盾
の解消で、悪魔が麻原に取り付いたのです。
心の持ち方として、自然との一体感を確保し、いろいろなことがで
きるために、無欲感を持たないと社会的には危ない。犯罪者にもな
ってしまう。

そして、無意識の意識化までは、それほど開発に苦しまない。訓練
方法も確立されている。普連土学園での沈黙の時間など週1時間程
度のリラクゼイションで十分達成できる。それは宗教家の家ではな
い普通に生まれた私の妻でもできることで分かる。キリスト教の修
道院でもこの辺りまでは、達成しているように感じる。それが明確
な修行方法がないキリスト教でも奇跡を生み出しているように思う。

このような経験から、私たちは地球の神と繋がっていると思ってい
る。地球上の生きと生きるものが繋がっている。このため、動物な
どを無残に殺すと、日本では昔から、それが大きな祟りを引き起こ
すと考えられたのです。自分の食べ物にも感謝して食べなさいと言
うのです。

人間が自然の食物連鎖から解放されたのは、石油の発見で農作物も
機械や農薬で、自由に増産できたからですが、この石油が枯渇する
と、再度、人間は多くの生物の助けを借りて、食物やエネルギーを
得る必要になる。このため地球上の生きとし生きるものが繋がって
いる感覚を取り戻すことが急務でしょうね。ここで、このコラムの
主張全体が繋がったと思います。

米国の福音派がハルマゲドン(中東地域での核戦争)を起こし、
このため、中東地域の石油が積出しできずに、石油が不足して、石
油に代わるエネルギー・物質獲得が必要になり、このために農林業
を再度、復活させていく必要があるのです。その根底の思想として
、神道的な地球の生きとし生きる者たちが、調和しているという感
覚の再興が必要になっているのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www13.ocn.ne.jp/~quaker/
キリスト友会(クエーカー)は、17世紀の英国でジョージ・フォ
ックスなどによって始められました。礼拝は、静かな沈黙の中に、
参加者が共に神の働きかけをひたすら待ち望みます。各自が神と直
接交わることを強調し、信仰を生活の中で具体的に実践します。
生活は、「簡素」を旨としています。一切の差別を排し、非戦、非
暴力の積極的な「平和」の実践を強調しています。


コラム目次に戻る
トップページに戻る