1671.是非、精神世界の話を



1658そして日本が勝つを読んで     S子 

大変興味深く読ませて頂きました。実は日本が死守すべきものとし
て私はもうひとつ「日本語」をあげたかったのです。日本語には他
の国にないものがあります。私たちが普段話している言葉は言語脳
といわれる左脳で聞いていますが、虫、鳥の声や雨、風の音なども
ずべて言語脳である左脳で聞いているところに日本語の重要な点が
あります。

外国人は左脳では人が話す言語しか聞かず、この虫や雨のような自
然音は音楽とともに聞く右脳で聞いているのです。
このことが何を意味するのかというと、この地球に生きる全ての生
きとし生けるものとの共存を日本語という言語が果たしているとい
うことです。ここから日本人の自然観も生まれています。これは生
まれたときに使った言語でつくられる脳が、その後を大きく影響し
ます。詳細は以下を参照にしてください。日本語という価値の重要
さがわかります。

国際派日本人養成講座
「日本語が作る脳」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog240.html

「日本語と左脳」
http://www2.chokai.ne.jp/~assoonas/UC210.HTML

「株式日記と経済展望」2004年3月14日 日曜日
「日本人は文章を読むだけで外人より2倍頭を使っている」
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu66.htm
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(Fのコメント)
日本語は子音と母音が調和している。このため、51音を子音と母
音の組み合わせで表せることになる。このため、全音が音として、
調和している。

フランス語、英語は子音にシフトしている。スペイン語は母音に寄
っている。日本語のような言語はない。韓国語も文法的には似てい
るが母音が多い。

このため、日本語は綺麗である。そして、その音と日本の行儀、仕
草や感情が繋がっている。行儀を悪くしたいときには、日本語を崩
さないとできない。関西弁のように子音を多くするか、母音を多く
する乱暴な言葉にするか。

子音が多い自然な音でも母音が足されて、日本語として聞くように
耳ができている。このため、木立に立つと自然から声を掛けられた
様な気がする。私はその声を神々の声と認識している。英語で長い
こと生活とすると、自然の子音が英語の音に混じるため邪魔になり
、自然の音を消している。

日本語の世界では木々が話掛けてくる気がする。このような話が聞
けるために、木の精がいると思えるのです。そうすると、いろいろ
な所に霊魂を感じることになるのでしょうね。

特に墓に行くと霊魂が話しかけてくる。踏み切りでも死んだ犬や人
が話しかけてくるように感じる。ここから日本はお化けや自然の精
たちが、多くできるのでしょうね。そして、その感じた精や霊魂が
漫画になり、多くの物語になるようです。日本はお化けや精の種類
が多く、かつ人間に危害を加えないお化けや精が多い。そして、
それを感じることができる日本語を話している日本人??はすばら
しいと思う。

しかし、そのようなお化けや精を感じられない、欧米の常識に侵さ
れた大人とそれを感じる、欧米の常識に侵されていない子供という
物語ができるのでしょうね。このように宮崎駿の世界ができる。
昔は日本人全体が感じられたようですが、欧米の常識が蔓延り、日
本の精神文化が衰退したために、霊魂を感じられないことになって
いるようです。

この部分も日本は復活するべきでしょうね。日本の精神がより深ま
るはずです。霊魂を感じると、悪いこともできなくなる。

もう1つ、霊魂が永遠であると思い、霊魂のレベルを低める自殺を
しないことになると思う。他の生命をなるべく奪わないようにもな
る。

自分の霊魂レベルを、この生きている自分の人生の期間に高めよう
とし始め、より日本が住み易い所になり、霊魂を高めあう場になる
と期待している。そして、そのような高い霊魂の場である日本から
作られるものは癒しの要素を持つために、世界から喜んで受け入れ
られ、かつ他の霊魂レベルが低い所では作れないことになるでしょ
うね。日本から中国や韓国に行くと霊魂のレベルが低いと感じる。
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件名:是非、精神世界の話を。  

はじめまして。いつもコラムを楽しく拝読させてもらっています。
私は、ロサンジェルスに留学し、国際関係の勉強をしている22歳
の学生です。このコラムの読者には遠い精神世界の話とおっしゃっ
ていましたが、精神世界と社会、経済、戦略にはやはり深い関係が
あると思います。

この街でも、人間と自然との距離を感じ、自分自身、言葉にはでき
ない感情がよく沸き起こります。
同時に、S子さんの投稿やブータン王国のコラムを拝読し、感銘を受
けております。この社会を変える為には精神的変化が本当に必要だ
と感じます。

現在の社会環境で、さまざまなものに宿る”神”と言われるもの、
目には見えない崇高なもの、精神的な価値を忘れていく人々が多く
なっているのかなぁと日本のニュースを見つつ、思う事がよくあり
ます。

きっと、このコラムの読者の方々にも、S子さんの話に共感し、感銘
を受けている方が多くいるはずだと思いますので、これからも、い
ろいろなS子さんのお話を期待しております。
いつも、このコラムでいろいろな勉強をさせてもらい、本当に感謝
しています。
これからも、よろしくお願い致します。
Y
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(Fのコメント)
もう少し、精神面の話を増やすことにしましょう。今までは欧米文
化に侵されて、日本の伝統的なことや精神面を言うと封建主義とい
う反発が大きくて、どうしようもない状態であったので止めていた。
このコラムの当初の議論を見て欲しい。

このため、私のような者は、神?を感じるということを言わずに黙
って生きている必要があったのです。昔は神?を感じるというとバ
カやキチガイにされた。しかし、あまりにも日本の方向が間違って
いるために、1999年に神?に代わって、神?の意向で主張し始
めたのです。

そして、ほとんどは、このコラムの方向になっていると思うが、自
分の意見というより寝ているときや座禅しているときに、神が自分
に話しかけてくるので、その話を元にコラムを書いている。

それと、その話を事実で強化してくれるYSさんやコバケンさんが
いるために、納得できるコラムができていると思う。

また、S子さんのような精神世界の話を促進する媒介のような人も
出てきて、とうとう、このコラムも少しづつ方向が変わってきてい
る。今後も精神世界を触って行くことにしようと思います。
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猿の惑星、人類の惑星

 映画「猿の惑星」に登場する猿たちは、核戦争で亡びた人類に代
わって台頭した猿だと、ずっと思ってきた。核戦争を防ぎ得なかっ
た人類に代わって、猿が智恵をつけたのだと。
 ところが、今は、違った風に考えている。
 数百年先、未来の地球を支配している猿は、実は、人類が進化し
た姿ではないか、と。それは、次のように考えるからだ。

 あと数百年すると(もしかすると数十年で)、人類は20世紀末の
ような石油文明の恩恵をこうむることができなくなる。人口爆発、
異常気象、砂漠化、石油枯渇などのために、食糧が不足し、燃料が
不足することになる。
 すると、寒さを防ぐために体毛が発達する。おそらく太古の昔は
、人類にも猿と同じ体毛がはえていたはずだから、これは進化とい
うより、失われた形質が蘇るというべきであろう。もう暖房を必要
としなくなる。

 また、今の胃袋、十二指腸が発達して、食物を食べだめすること
ができるようになる。三度三度ご飯をたべなくても、何日かに一回
食べだめすればよくなる。歯も顎も昔に戻って、煮炊きしないで硬
いものを食べられるようになる。
 生きていく環境が変われば、おそらく2,3世代のうちに、かつ
てもっていた形質が元通りになって、類人猿と同じような姿格好、
生活スタイルになるのではないだろうか。

 こう考えると、気分が楽になる。もう何も思いわずらうことはな
い。生命エネルギーと生命記憶は、現代文明の愚かささえも、ひと
つのエピソードとして乗り越えて前進するのだ。酸性雨だろうと、
海洋汚染だろうと、なんでもござれという気分になる。
 そのような未来に、どのような文学や音楽や芸術が作られ、人々
(見た目は猿)の心を和ませてくれるのだろうか。考えてみるだけ
でも楽しい。
(得丸久文, 2004.6.20)
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皇族が公務を行うことはない

 皇太子殿下が、宮内庁か妃殿下のキャリアを無視した扱いをしたために、妃殿下の体調
が不良となり公務の見直しを求めているとの報道が有るが、だいたい公務員でもない皇族
が、公務などする必要が有るのだろうか。

皇族の地位は憲法第二条で皇位が世襲であるために存在しているのであり、天皇が象徴で
あって、国政に関する権能がなく、国事行為のみ行うのであり、その意味ではある程度、
国事行為が公務と称されてもいいかと考えられるが、国事行為は天皇が行い、他の皇族が
行うものでない。

皇族の公的行為と呼べるものは、天皇の象徴性を補完するための行為、つまり国民を激励
したり、犠牲者を追悼したり、また、国際親善に努められると言う程度だろう。

その程度の行為が、果たして公務と呼ばれるべきものかどうか疑わしいし、憲法も国民も、
皇族に公務員としての役割は期待していないのではないのか。 それにもかかわらず妃殿
下のかつてのキャリアを無視したとか、人格を否定したとかいわれるのは、皇族が高級外
交官か何かと勘違いされているのではないかと思われる。

だいたい皇族にキャリアなど必要無いのであり、特に妃殿下には、お世継ぎ誕生を多くの
国民が期待しているのであり、国際親善などどうでもいいのである。 もし、「皇室外交」
と言うものが本当に存在して、外交官としての自分のキャリアが生かされると思い皇族に
なったのだとしたら、それは大きな間違いと言わざるを得ないだろう。 「皇室外交」な
ど、そもそも存在しないのだし、あっても成らないのではないのか。

国際親善と言う意味での皇族の外国交際、交流と言うものは有るが、それはあくまでスポ
ーツや若者の国際親善と同じようなものであり、政治性を有してはいけないのである。 
政治的な外交は公務員である外交官や、政治家がすべきであり、象徴である天皇やその補
完者である皇族がすべきものではないだろう。

皇太子と結婚して、皇族になると言うのは外交官としてのキャリアもすべて捨て去って来
たものと思っていたが、妃殿下はそうではないらしい。 語学は堪能であるにこしたこと
はないが、国際親善に努められるだけなら、それほど必要でもないのである。 香淳皇后
のように、にこやかに国際親善に努められるのが良いのではないだろうか。

昔、大正天皇の御生母の柳原愛子が言ったとされる、「政治のような下々のやることをす
るように成ったら、皇室も終わりやな」と言う言葉にこそ皇室のあり方が有るのではない
だろうか。  
以上

大岡 越前の介  
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 みなさん こんにちは。 花野です。

 このほど、アメリカの写真家、Photo+text ジョー・オダネル(元米従軍 フォトグ
ラファー)さんは、アメリカの原爆投下を告発するとして、日本の被爆者団体に一枚
の写真を寄贈されその写真が、テレビで放映され、新聞でも報道されたそうですが、
みなさんご存知でしょうか。
 20日、日本共産党の比例代表、笠井あきらさんの支持を訴えにきた瀬古ゆき子
さんは、その写真をかざし、写真にはこう書かれています。 と、写真に書かれて
いる文を読み上げてくれました。その文はつぎのようでした。

 「焼き場の少年/ 1945年9月―佐世保から長崎に入った私は、小高い丘から
下を眺めていました。 10歳ぐらいの歩いて来る少年が目に止まりました。
おんぶ紐をたすき掛けにし、背中に幼子をしょっています。
この焼き場にやってきた強い意志が感じられました。 しかも、少年は裸足でした。
 焼き場のふちに5分から10分ほどたっていたでしょうか。 おもむろに白いマス
クをした男たちが少年に近づき、ゆっくりとおんぶ紐を解き始めました。
このとき、私は背中の幼子が死んでいるのに気がつきました。
 幼い肉体が火に溶け、ジューッと音がしました。 まばゆい炎が舞い上がり、
直立不動の少年のあどけない頬を夕陽のように照らしました。
炎を食い入るように見つめる少年の唇には血がにじんでいました。
あまりにもきつく唇を噛みしめているので唇の血は流れず下唇を赤く染めていました
。
 炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきまし
た。 背筋が凍るような光景でした。

 どなたが詠まれた俳句でしょう。 ■8月は6日9日15日。 アメリカは世界で
初めて原爆の威力を人間に試しました。 そこは広島と長崎でした。
 一瞬にして人も、屋根瓦でさえ泡状に溶けてしまいました。
即死しなかった者も焼けただれ、皮膚をひきずって水をもとめ、川にたおれこんで
川のふちに、人の骸の山をつくりました。
 やがて米・中・英・ソの占領軍が入ってきました。「焼き場の少年」は、長崎入り
した
アメリカ軍と一緒に来た、ジョー・オダネルさんという写真家が写した写真です。
 原爆による被害は、さらに放射能後遺症として貧血、白血病、内臓機能障害、白内
障、ケロイド、癌、全身衰弱などの慢性的症状で被爆者を苦しめ、長期間に
わたって次々と死に至らしめ、今日もなお続いています。そのため被爆二世への後遺
症の影響が心配されました。
 被爆者への後遺症は単に肉体的なものにとどまりません。家屋財産の喪失、家庭
破壊、生活能力・養護能力の部分的または全面的喪失などによる生活苦、貧困を生み
出し、被爆者を経済的にも苦しめ、さらに被爆者であることを理由とする差別(就職
、結婚、養子などの拒否)により被爆者は精神的にも苦しめられてきました。


 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる
戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久
にこれを放棄する。
□前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦
権は、これを認めない。
(日本国憲法第9条 戦争の放棄、軍備および交戦権の否認)

 ☆自民、公明、民主への投票は、この平和憲法を戦争ができる憲法に書きかえる
ことに賛成する一票になります。


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